ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【クーリングシェルター】4月26日から2023年の「熱中症警戒アラート」の運用が開始されています

< 気を付けましょう って言われても何をどうやったらイイのか 実はよく分からないでしょねえ >

熱中症で緊急搬送っていうのがニュースになり始めたのって、そんなに昔のことじゃなくって、21世紀に入ってからぐらいなんでしょうかね。


昔は「日射病」って言ってましたけど、緊急搬送とか、そういうふうじゃなかったでうよね。
木陰で涼んでね~、とか、それぐらいで、死んじゃうような危険性を感じていませんでした。


地球温暖化なんですよねえ。
日本の内陸部で気温が40度を超えましたっていうニュースを初めて聞いたときは、ホント驚きました。


インフルエンザに罹ったりして高熱を発した時の温度ですからね40度って。
そんな高熱が外気の温度だっていうことは、外に出たらウンウン言って寝込んじゃう熱に囲まれちゃう状況なわけで、ちょっとね、無事でいられるような状況じゃないでしょ。


とかいってもですね、どこをどうすれば地球の温暖化がすぐに是正されるってもんでもありませんから、個々人で暑さ対策をするしかない、ってことなんですよね。

 

 

 


「暑熱順化」っていうことが盛んに言われるようになってきています。


本格的に暑くなる前に、積極的に暑さに慣れておきましょうっていうことではあるんですけれどね、やっかいなのは、このごろ、夏になる全然前、2023年の東京なんかでは5月に真夏日を観測したりしていますからね、慣れるっていう準備なんかできゃしない、っていうのが実情なんでありますよ。


20人とか30人っていう大人数が、一度に熱中症で緊急搬送されるっていうニュースもよく聞くようになってきています。
学校の催しごとや、体育の授業中にってことなんでしょうね。


学校だってしっかり対策、準備をしているはずなんでしょうけれど、あ、これは危険な状態になってきましたよ、っとかね、判断できるような「熱中症危険度計測器」みたいなものの開発、設置っていうのを環境省あたりが主導してやっていくべきなのかもしれませんね。


授業のカリキュラムをこなすことで精いっぱいで、熱中症のことは二の次三の次、なのかもしれません。


熱中症危険度計測器」みたいなものが出来たとして、学校での運用は問題ないでしょうけど、「熱中症弱者」っていう表現もある高齢者ですね、屋内でも死亡につながっていることも少なくないそうですからね、なにか具体的で分かりやすい対策が必要なんじゃないでしょうか。


ま、日本政府もですね、何もしていないってわけじゃないんです。


気象庁は2011年から「高温注意情報」っていうのを出していたんですよね。


熱中症っていうのが無視できないレベルで発症しちゃうようになったんで、なんか出来ることはないかっていう工夫ではあったと思います。


30度を超えたら「真夏日」ですよって言い始めたのはもっとかなり前でしょうけれど、だんだん、35度を超えちゃう日が多くなってきて、ん~、それじゃあ「猛暑日」って言うことにしましょう、ってことにした。


ところが地球の温暖化ってだけが原因なのかどうか分かりませんが、40度を超えちゃうような、昭和の頃を振り返って見たら考えられない、異常な気温も出てきちゃったんで、世間では気象庁に先んじるようなかっこうで「酷暑日」なんていう言い方も出てきました。


ま、40度いかなくたって、39度だって異常な気温だと思いますけどね。


熱中症は意識を失って、そのまま死亡につながることもありますから、エアコンをうまく使いましょう、なんてことのベース情報として気象庁から「35度以上になる猛暑日高温注意情報」が出されるようになったんだと思いますけど、熱中症は気温だけが要因じゃないよね、ってことになって、「高温注意情報」に対する注意喚起のバリューが落ちていったんですよね。


35度以上になっちゃう日が、特別じゃなくって、日本の夏のスタンダードになってしまったっていうことも関係しているんでしょう。

 

 

 


で、2020年、気象庁環境省が連携して「熱中症警戒アラート」っていうのを発表することになったんです。
聞いたことあります?


関東甲信を対象地域として実験的にスタートしたんですが、2021年からは日本全国が対象になっています。


熱中症警戒アラート」っていうのは、1954年からアメリカ軍で採用されている「暑さ指数(WBGT)」っていうのを取り入れて、より一層、熱中症に焦点を絞ったアラートなんです。


「暑さ指数(Wet Bulb Globe Temperature)」は人間の身体の熱収支を計測しようっていう指標なんですね。


熱収支? なんやねん!? ってことになるんですが、人の身体とその場の外気との、熱のやりとりのこと。


気温だけじゃなくって、湿度、そして輻射熱っていう日照りとその反射っていう熱環境の3つを測定して計算するみたいです。


日照りの場所では、湿度の値を7割、輻射熱の値を2割、そして気温の値を1割として計算。


屋内、あるいは日照りのない場所であれば、湿度の値を7割、輻射熱の値を3割として計算するんだそうです。


そうして出された「暑さ指数(WBGT)」の値が28を超えたら熱中症厳重注意! になります。
ふううん、です。


あのねえ、厳重注意はイイんだけど、そんなのどうやって計測すんの!?
ってことになりますよね、はい。


環境省は年度ごとに期間を決めて、日本地図の形で「全国の暑さ指数(実況と予測)」を発表してくれています。


2023年の発表期間は4月26日から10月25日ってなっていますね。


「パソコン用 環境省熱中症予防情報サイト」

 

「スマホ用 環境省熱中症予防情報サイト」

 

がありますよ。

パソコン用、スマホ用でURLを別けているあたりが、デジタル後進国ですよねえ。


表示される日本地図の左上に、各地域を選択できるメニューが並んでいますんで、自分の地域の、あるいは最寄りの地域、全国840地点の「暑さ指数(WBGT)」を確認することが出来ます。


しかしねえ、熱中症要因として一番注意しなければいけないのは湿度で、気温はそれほど重要な要素じゃないってことは、「高温注意情報」ってなんだったの? っていうふうにも思えます。


しれっと、じゃないかもですけど「暑さ指数(WBGT)」ってことに変更した。
ま、そういう切り替えは素早くサクッとやっていただく方が重要でしょうけどね。


世の中はどんどんかわっていくのでありますよ、ね。


でもまあ、2023年6月時点で、一応ツッコんでおきますとですね、政府広報オンライン「危険な暑さを事前に知らせるための「熱中症警戒アラート」を全国で運用しています!!」を見ますとですね、ん? って思うところがあります。

 

「暑さ指数が28以上になると熱中症患者の発生率が増えるため厳重な警戒が必要です。外出時は炎天下を避け激しい運動を避けましょう。31以上になると危険な熱さとなります」


って言っているんですけどね、


「アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなる日の暑さに「気づく」ために、各都道府県内のどこかの地点で暑さ指数の予測値が33以上になった場合に、前日の17時頃及び当日の5時頃に対象都道府県等に対して発表されます」


とも言っているんですよね。


31で危険なのに、なんで33以上にならないとアラートを出さないんでしょうか。
ちょとね、理解できませんですよ。


熱中症警戒アラート」なんですから、本来的に考えれば28で何らかのアラートを出さないといけないんじゃないでしょうか。


政府広報オンラインのこのページだけじゃなくって、他の政府発表でもそうなっていますから、単純な数値記載ミスってことじゃなさそうです。どうにもおかしな判断だなあって思います。


その辺の事情はよく分かりませんが、実際に「熱中症警戒アラート」が発出されたのは、全国で、


2020年、122回。


2021年、613回。


2022年、889回。


コロナ禍で外出機会が減っていたにもかかわらず、爆発的に増えていますね。


しかもこれ、「暑さ指数(WBGT)」がホントに33以上の時のアラート発出の数字だとすると、厳重な警戒が必要だっていう28以上でアラートを発出してたとすると、トンデモナイ数になっているのかもです。

 

 

熱中症警戒アラート」の発出基準っていうのが、イマイチ納得いきませんが、環境省は、2023年4月に気候変動適応法を改正させて、「熱中症特別警戒アラート」を新設したんでありますよ。


熱中症特別警戒アラート」の特徴は「クーリングシェルター」の設置です。


自治体ごとに公共、あるいは民間の施設を「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」として指定させるんですね。


そして「熱中症特別警戒アラート」が発出された時には、その「クーリングシェルター」を開放するよう指令を出すっていうことみたいです。

 

 

 


もうすでに「クーリングシェルター」を実施している自治体もあるんですよ。


神奈川県秦野市
蕎麦を食べに何回か行ったことのある、自然豊かなイイ感じの街です。


2022年の7月1日から9月30日まで、既に実施して実績を作っているのが「クールシェルター 暑くてクマったらここにクール」


「暑さや日差しから身を守るため、「ひと涼みしよう」という声かけの一環として、一部の公共施設や協力店舗を一時的な休憩施設 クールシェルターとして利用していただくことで、熱中症を予防しようとするものです」


ってことだそうで、なんだか「クーリングシェルター」よりも、利用しやすくってお気軽な感じの「クールシェルター」なように感じます。


でもなんで「暑くてクマったら」なんでしょ。


それはですね、たぶんおそらく、このために創出したゆるきゃらが「シロクマペンギン」だからなんでしょねえ。


「ピー夏」は、落花生とダジャレが大好きなシロクマペンギンの男の子。


「サクーラー」は、八重桜の帽子がチャームポイントのシロクマペンギンの女の子。


ピー夏は、寒いダジャレでみんなを涼しくするんだそうですよ。


え? いや、その、ん~。秦野市はがんばっておられるわけでありますよ。


環境省気象庁も、作ったりするんでしょうか、ゆるきゃら。


熱中症特別警戒アラート」「クーリングシェルター」の運用は2024年からの予定だそうです。


暑いのは、とにかく苦手です。

 

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com