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【エアロゾル感染】ちかごろ怪訝に思うこと

< 疫学関連だけじゃなくって 専門家連中って機能していないんじゃないでしょうか >

例えば、堀内詔子議員が2022年3月末でワクチン担当大臣を退任したんですが、4回生には無理だったんだよっていう意見が政府から出てくるのって、なあんかヤな感じです。


堀内議員は2021年10月4日からワクチン接種推進担当大臣と同時に、東京オリンピック競技大会、東京パラリンピック競技大会担当大臣を兼ねていて、3月31日をもってオリパラ大臣の期限を迎えるに伴って、ワクチン担当大臣も一緒に退任するわけなんですが、半年間の担当でしたね。


まあ、大臣ポストの争いだとか、その辺の事情なんてさっぱり分かりませんが、急遽設けられた役職に対して、任命されなかった他の議員さんたちって協力しないんですかね。


3回目のワクチン接種は思いのほか進んでいなくて、それはワクチン接種推進担当大臣のせいなんじゃないかって言われているんですけれども、なんかね、大臣のせいなんじゃなくって、国民の側にワクチンを積極的に打とうっていう意識が無くなってしまったからじゃないのかなって思います。


第7波が来るって言われるようになってきてはいるんですけど、国民が接種に積極的になれないのは、取得される情報があまりにもばらけてしまって、確信的にワクチンの効果を期待できていない結果なのかもしれませんよね。

 


3回目の接種効果については、ネットなんかだと明らかにフェイクだって判断できるような情報も散見されます。
効果が無い、副作用がハンパナイ、とかですね。


その国民に対する情報提供のキモがワクチン接種推進担当大臣なんでしょうから、結果的に堀内議員は職務を充分には果たせなかったと評価されても致し方のないところかもしれません。情報発信力が無い。
でも、そういう事態って誰か個人の問題なのか、1人の責任なのかっていう気がします。


コロナワクチンの接種を進めるにはまず、メーカーと交渉してワクチンそのものと、実際に接種する医療従事者をを確保しなければいけませんよね。そもそものインプットとアウトプットです。
このインアウトを担当してるのが厚生労働省


確保できたワクチンを日本全国の自治体に運ばなければいけませんが、これは国土交通省が担当。


自治体に運ばれた後、ワクチンの種類によって違いますが冷凍、冷蔵で保管する必要があるわけで、これは経済産業省が担当なんだそうです。


ワクチンを提供された各自治体は接種会場の準備、接種予約の推進、管理、整理をすることになります。これは総務省の管轄。


無事にワクチン接種を終えた後の機器廃棄は環境省の担当。


こう見ただけでも5省庁を通さなければ円滑なワクチン接種が実施できない国なんですね、日本は。
かの有名な縦割り行政ってやつ。


こうした複数の省庁をなんとか1ベクトルにまとめなければならないのがワクチン接種推進担当大臣ですからね、4回生じゃ無理だよ、なんて無責任な意見も出てくるんでしょうね。


たしかに素っ頓狂な受け答えしてましたけどねえ。地元では高く支持されてる人らしいですよ。
岸田総理は何を期待して任命したのかってことになります。


他の議員さんたちも、国民生活を守るためにってことで協力体制をとるより、派閥の論理優先ってやつなんでしょうかね。
薄口議員じゃあるまいし、政治の専門家たちの見識を疑います。


松野官房長官が兼任で後任にあたるそうですが、8回生ですね。
それにしてもですね、官房長官がワクチン担当を兼任するっていう人事配置。大丈夫なんでしょかね。
8回生ともなるとしっかり省庁間のパイプってもんが出来ているんでしょうか。ま、期待するしかないんですけど。


4回目の接種が現実的になってきているような感じになってきている中、厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の座長、脇田隆字医師が所長を務める「国立感染症研究所」は、3月28日付けのホームページで、これまで否定的に扱っていた「エアロゾル感染」を認めた内容をシレッと発表しています。


1月13日のホームページでは、感染経路として、


「オミクロン株感染で単一曝露など感染経路が確認された事例では、従来株、アルファ株、デルタ株同様、飛沫感染が疑われる感染が多かった。ただし、一部直接的または間接的な接触による感染の可能性や換気の悪い室内でのエアロゾル感染が否定できない感染、換気がある程度確保されていた医療機関外来の医療従事者の感染、屋内作業を密な状況で長時間行った時の感染、換気が悪い密な飲食店店舗内での感染が確認された」
「感染経路を評価できた事例は少ないものの、エアロゾル感染が疑われた事例の頻度が明らかに増えているわけではなく、従来より認識されていたエアロゾル感染が起こりやすい状況以外でのエアロゾル感染疑い事例も確認されていない。引き続き、感染経路を注意深く確認していく必要がある」


という記述を発表しているんですね。
パーパーパアパア、単語を並べているだけ。わざと解り難い表現してんのかッ! って感じもします。

 


ここで国立感染症研究所の言うエアロゾル感染というのは、


「2m以上離れた長距離間での感染、又は感染者の不織布マスク着用が自己申告と他覚的な確認で確認された状況での感染」


っていうふうに定義されています。


「自己申告と他覚的な確認で確認された」っていうのが、なんだか回りくどくってよく分かりませんが、要は2メートル以上のソーシャルディスタンスを取っていたのにコロナ感染した場合と、ちゃんと不織布マスクしてたのにコロナ感染した場合をエアロゾル感染と定義しますよってことなんでしょうね。


しかも、エアロゾル感染じゃないかって疑われる事例の頻度が増えていないし、エアロゾル感染が起こりやすい状況でも感染は確認されていませんよってアナウンスですよね。
エアロゾル感染が起こりやすい状況っていうのがあるんだったら、そこのところを詳しく説明して欲しいところです。


ま、とにかく「今のところ」エアロゾル感染は日本では起きてないんですってことを言ってます。


これはこれで、あり得ないことじゃないとは思いますよ。
海外の国と、いろいろ諸事情の違い、生活習慣の違いっていうのもあるでしょうからね。


でも、初期の段階から国立感染症研究所には、なんでエアロゾル感染は起きていないって言えるのかっていう質問が寄せられていたみたいなんですよね。


世界保健機関(WHO)や他の海外の知見では「主な感染経路としてエアロゾル感染と飛沫感染を挙げ、接触感染は起きにくい」っていうのが2021年の春ぐらいから常識になっていた感があります。


でも国立感染症研究所はずっと「主な感染経路は飛沫感染接触感染」と言い続けてきました。


いま、飲食店には入り口にマシーンが設置してあって、手をかざすと消毒液が出て、同時に体温測定してくれます。
協力金が出ているとはいえ、店ごとの実費ですよね。


あのマシーン、寿命が短いものなのか、どの店でもリニューアルを繰り返していますね。
新しいマシーンでも体温はたいてい33度台か34度台で、異常に低い体温を検知してくれていますけどね。
人間が冷たくなってきているせいじゃないと思いますけど。


どれだけ意味があるのかってことになります。お金をかけてね。


で、3月28日のホームページでは、


SARS-CoV-2は、感染者の鼻や口から放出される感染性ウイルスを含む粒子に、感受性者が曝露されることで感染する」


って、いきなりコロナ感染の大前提から記述が始まっていますけど、「SARS-CoV-2」っていうのは、別ページに説明があって「COVID-19という病気を引き起こす病原体の名称はSARS-CoV-2である」
というわけでして、こゆとこが「専門家」ってことなんでしょうかね。ま、正しく記述しようとした結果、知らんなあっていう単語を使用するってことなのかもしれません。


でもね、こういうのって、結果としてアナウンス力低いってことですよ。ね。


これねえ、政府系のホームページに多いんですけど、政府組織内の報告書なら求められることなのかもしれませんけど、一般に公開する情報なら、ちゃんと広報部門に分かりやすい言葉に直してもらった方がイイと思いますよ。
伝わらない情報って、公表してないのと一緒でしょ。だからみんな読まなくなっちゃうんだよ。バーロー。と思います。

 


そして続けて、


「その経路は主に3つあり、


①空中に浮遊するウイルスを含むエアロゾルを吸い込むこと(エアロゾル感染)


②ウイルスを含む飛沫が口、鼻、目などの露出した粘膜に付着すること(飛沫感染


③ウイルスを含む飛沫を直接触ったか、ウイルスが付着したものの表面を触った手指で露出した粘膜を触ること(接触感染)である」


としています。


ざっと見たところでは、これまでの認識を変えた理由についての記述は見当たりませんでした。
感染経路のトップにエアロゾル感染を持ってきてますよ。


だって最初から空気感染なんて言ったらパニックになっちゃうでしょ、っていう心理があるのかもしれませんけど、素人考えでもコロナウイルスの大きさを聞けば、そらあ漂うよねえって思います。


接触感染を予防する手指の消毒はやらないよりやったほうがイイのは当然のことだとして、これからのコロナ対策として一番注意しないといけないのは室内の換気。
もしかするとパンデミック初期の段階からそうだったのかもしれない事実ですよね。

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都市部では難しい


これまで「従来株」「アルファ株」「ベータ株」「ガンマ株」「デルタ株」って来て今「オミクロン株」
ウイルスの変異なんて予測も出来ないんでしょうけど、AI予測でパターンの絞り込みとか出来ないんですかね。


国立感染症研究所厚生労働省の組織ですからね、どうも、ストレートに研究成果を公表できないような空気感にとらわれているんじゃないかって懸念を持ってしまいます。


濃厚接触者はオミクロン株に関しては数が多すぎるんで特定するのを止めましたっていう、大胆な方針転換を発表したあたりから、研究所の能力、腕力の使い方が間違っているような気がするなあって怪訝に感じているですよ。


このところメディア露出が多くなった脇田座長ですが、議員さんの真似事なのか、原稿を読んでいる姿しか印象に残りませんね。


第7波。来ちゃんうんでしょうかねえ。個人防衛の方法を再定義してみた方が良さそうです。


みなさん、まず換気ですよ。花粉飛んでますけど、換気です。


花粉によってコロナじゃないくしゃみはしょうがないです。目薬を差しながら無事にやり過ごしましょう。