ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【旅の恥はかき捨て】っていうのはさ 積極的に旅先で悪さをするっていうことじゃないよね

< 桃果樹園が観光客の悪ふざけで大損害を受けた事件 あれは犯罪として処罰しないとイカンでしょ >

はい。いつものごとくで焼酎バーでの話であります。


40代ぐらいの2人の女性がカウンターの端の方に陣取っておられました。初めて見る顔ぶれ。
1人はジーンズにセーター、もう1人はニットのワンピース。2人ともやせ形で小柄な感じ。2人ともホッピーを楽しんでいました。金宮ですね。


ジーンズの女性の声は低いんですが響くタイプ。聞こうとしなくとも聞こえてきます。なにやら怒りをぶちまけてている雰囲気でした。


「あたしの直接の知り合いじゃないけどね、知り合いのイトコではあるわけよ。それがね、大損害だったらしいんだよ。ビデオとか撮ってあるんだから追いかけて捕まえてさ、国外追放、入国禁止にすべきだと思うのよね。県とか国とかも助けてくれないんだから。大損害なんだよ」


「なんでヒトんちの桃を揺り落としたり、食い散らかしたりするのかしら。まだ熟してもいないのに」


「旅の恥はかき捨てっていう心理なんじゃないの。大型バスで50人からがやって来て、全員が乱暴狼藉するんだよ。信じらんないよ、まったく。しかも1回じゃないんだからね」


「1カ所でもないらしいよねえ。旅の恥はかき捨てねえ……」


このワンピースの女性の繰り返しの言葉が話の1区切り、って感じだったんですけど、何の話かは想像がつきます。

 

 

 


2023年、2024年にニュースになりましたし、SNSの動画もけっこうな数がアップされていた、あれです、あの事件。中国人観光客の迷惑行為。
桃農園に満員の観光バス1台で訪れた中国人観光客50人ぐらいが一斉に農園に入り込んで、桃の樹を激しく揺らして熟していない桃の実を落としたり、枝を折ったり、桃の実をかじり散らして地面に捨てていった、っていうアレです。


オールドメディアの報道では「迷惑行為」っていう表現でしたし「中国人観光客」っていうのもハッキリさせてはいなかったんじゃないでしょうか。


SNSでは「中国人観光客」って明示していましたし、「犯罪行為」っていう表現でした。


カウンターで怒りをぶちまけていた女性と同じ感情の日本人は多いと思います。迷惑行為とか悪ふざけっていう範疇じゃなくって、明らかに犯罪行為。
一種異様な集団心理的行動なんですけど、取り締まりの対象にはなっていないのが現実なようです。


ニュースとして客観的にとらえていた中国人観光客の行動ですが、農園の被害者に近しい人の声を、こうして直接聞きますと、なるほど、日本の治安を脅かす明らかな犯罪行為だなあって思います。実害、大ありですもんね。


オーバーツーリズムが叫ばれてからけっこう経ちますが、なにかしら有効な手立てを創設しないとダメなんじゃないでしょうか。


反日教育を受けて来た人たちだから、日本に対する根拠のない反抗心があるからなのか、原因はよく分かりませんが、例えば桃農園で明らかな犯罪行為を行った中国人観光客がもしそのままのメンバーで他の国、ヨーロッパに行ったとしても同じような犯罪行為を働くのでしょうか。


日本で生活している中国人は2025年時点で90万人ってされています。


もちろん全体像を知っているわけじゃないですけど、中華料理屋さんを営んでいる中国人は、とってもイイ感じの人たちで、コミュニケーションも良好にとれています。
彼らが日本の観光地へ行ったとして、なにかしら迷惑行為を働くとは思えません。


それは日本で暮しているからだとすれば、行き過ぎた悪ふざけをするのは観光客として一時的に日本に来ている人たち、ってことになるんでしょうか。


SNSでしょっちゅう取り上げられる中国人観光客の迷惑行為っていうのは、みなさんもよく見ると思います。


日本人にとっては必要以上に感じられる大声での会話。銀座辺りでの爆買いの頃には数十メートル離れたところを歩いている集団が中国人だって判るほどの声の大きさでした。こういうのも文化の違いってことなのかもですけど、まあ、中国の人たちは内蔵が丈夫なんでしょうね。

 

順番待ちの行列に割り込むっていうのもずっと取り上げられている迷惑行為ですね。我れ先にっていうのが行き過ぎちゃっている。


でもですね、割り込みする中国人を注意している中国人も見かけます。ただ、まあ、注意している人が中国人なのか中国語を話せる日本人なのかは判りませんけどね。


それと、道にゴミをポイ捨てする迷惑行為はかなり酷いレベルのものも動画になっています。数人の中国人観光客が歩いていった後は、日本の道路とは思えない量のゴミが溢れています。驚きです。


それとですね、ちょっと信じがたい迷惑行為っていうのが、道での排便! どゆこと!? なにしてんの!?


こういう行動を日本でだからこそやっているのか、世界中どこへ行ってもやっているのか。

 

 

 


14.1億人ってされている巨大な人口を持つ中国ですが、1990年代の後半から制度改革が始まって、2000年代には中国人民の所得が上がり出しました。共産党は団体旅行を解禁して2010年代以降、中国は世界最大の海外旅行市場に発展したようなんですね。


実は中国人観光客は日本を訪れた際の大声、割り込み、ポイ捨てなどのマナー違反、不適切な撮影行為っていうのは日本だけじゃなくってヨーロッパの国々でも報告されています。
どこへ行ってもやってる。


日本での爆買いブームが中国人観光客集団を意識し始めた最初だったと思いますが、経済的に潤う業界も多かったので、マナー違反が声高に叫ばれることはなかったように思われます。
その頃は迷惑行為をしていなかったのか、報道されなかっただけなのか。


コロナパンデミックで一時、中国人の海外旅行は下振れしましたが、2023年ごろからは世界的に再燃しているようです。お金持ちも多い国ですからね。


2025年末から中国共産党の指導によって日本にだけは旅行客が減少していますが、恒久的な現象になるとは思えんせん。


人びとの生活が豊かになるっていうのは、どこにも悪いところがないように思えますが、こうしたマナー違反、犯罪行為につながってしまうような、行き過ぎた個人主義とでもいったようなものはいったいどこから出てくるものなんでしょう。


中国の人口は14.1億で世界第2位。第1位のインドの人口は14.7億。


そのインドも急激な経済成長をみせていて世界観光が盛んになってきているんですね。
2025年、日本を訪れたインド人観光客は30万人を超えて過去最高を記録しています。


同じく2025年の訪日中国人観光客は900万人を超えていますから、インド人観光客がそんなに目立ってはいない感じでしょうかね。


2026年には中国人観光客が減って、インド人が増えるのかもしれないです。
インド人が反日教育を受けているっていうようなことはないでしょうから、なにかしらの損害を与えるような、悪ふざけのようなことはないことを期待します。


にしてもですね、マナー違反や迷惑行為って「旅の恥はかき捨て」っていうのとは違うと思うんですよね。


観光旅行で見知らぬ土地へ行けば、同じ国内でも外国でも生活習慣が違うわけですから、思わず知らずトンチンカンなことをやらかしてしまって、自責の念にとらわれるってことは普通にあると思います。


そんな時に、そんなに気することはない。知らなかったんだからしょうがないよ、旅の恥はかき捨てっていうしね。っていう使い方の言葉だと思うんですよね。


旅の恥はかき捨てなんだから、人の迷惑顧みず、なんでもやっちゃえ! っていうのは違うでしょ。そういう行為は逮捕です。


っていうか、道路で排便して逮捕された中国人女性っていうのがニュースになっていましたけれど、こういうのはなんだろうって思ってしまいますね。中国ではそれが普通なの? 理解不能です。


習慣の違いによるトンチンカンであれば、当人の恥ずかしさっていうのは、迷惑をこうむった側も充分に理解できますよね。
まあ、しょうがないね、知らなかったんだから。旅の恥はかき捨てだからあんまり気にせず、これからは気をつけて旅の続きを楽しんでね。


っていう平和な解決ができれば、オーバーツーリズムで眉根を寄せて出来るしわの深さも浅くなろうってなもんです。

 

 

 


少なくとも日本は旅人の迷惑行為を笑って許せる経験を持っていますからね。
十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」です。


この滑稽話は東海道を西へ向かって旅する弥次さん喜多さんが、道中で様々な迷惑行為やら失敗やらを繰り返していくわけですが、さもありなん、って感じで我が身を振り返りながら笑うっていうのが読者側の醍醐味ですよね。
爆発的なヒットです。


そういう免疫感情はあるはずの日本ではあります。


でもまあ、積極的な迷惑行為や、道で、突然排便するっていうのはご勘弁願いたいですけどね。


即逮捕できる法整備が望まれます。

 

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【スリープツーリズム】旅をする目的が「ぐっすり眠ること」っていう そういうトレンド

< 明るく元気に過ごすために眠りに救いを求めるのは世界共通の観念 能動的現実逃避なのかも >

このブログでも何回か「ぐっすり眠りたいよねえ」って話をしていますが、質の高い睡眠を求める気持ちは世界共通みたいなんですね。


しかも老年の男女ってことに限られたことじゃなくって、まだまだ元気なはずの30代、40代の男女も「ぐっすり眠りたいよねえ」ってことなんでありました。世界中みんながそうみたいなんです。


人類が何を目的に「ぐっすり眠る」ことを希求しているのかっていうと、朝、目覚めたら疲労感が解消されていて、スッキリクッキリ、明るく元気な自分になっていたい、っていうことをのぞんでいるんですよね。
ぐっすり眠れれば、活力に満ちた暮らし、が、約束されているはず。


斜めからの言い方をすれば、睡眠に人体の魔法を求めている感じなんじゃないでしょうか。


元気溌剌でいきたいっていうのは理の当然だって思いますけど、ぐっすり眠りたいっていう思いはある種の強迫観念みたいなものになっているような感じもあります。


そういう人類の気持ちに商機を見出しているムキもあることからも、ぐっすり眠ることを求める人が多いってことがわかります。


スマホだとか腕時計式のウェアラブルデバイスで自分の睡眠状況を管理している人って、かなり多いらしいですし、リカバリーウェアっていうのもけっこう支持されているみたいですよね。

 

 

身につけられるっていう意味でのウェアラブルどころか、衣類そのものが眠っている間に疲労を回復させてくれるっていう「リカバリーウェア」

TENTIALの「BAKUNE」

ワークマンの「メディヒール」

 

繊維にメーカーそれぞれの秘密があるんだそうで、かなり人気らしいんですよね。

 

 

 


考えて、工夫して、あらゆる道具をいろいろと発展させていくのが人類でありますからして、睡眠を満足いくものにしようっていう流れは世界的なものなんでしょうね。


で、今、勢いを得てきているらしいのが「スリープツーリズム」ってやつです。「睡眠旅行」
寝ながら旅をするっていうんじゃなくって、最良の眠りの場所へ向かって旅をする。


背景となっているのは、2020年からのコロナパンデミックで、世界じゅうが健康意識を大きく向上させたっていうことがあるんだそうです。
単に健康なだけ、病気じゃないっていうこと以上に、自発的、積極的に生きる「ウェルネス」っていう意識が定着。


その頃から「スリープツーリズム」を仕掛けたのが最高級ホテルの評価も高いハイアット・ニューヨーク。
「スリープスイート」っていうコンセプトを売り出したらしいんですね。
いろいろ考えるもんです。


そのアイディアは徐々に世界的に浸透していった、っていいますか、商売としての収支が合ったってことなんだと思うんですけど、日本のハイアットホテルも当然やり始めたでしょうし、ヒルトンお台場、札幌プリンスが続いて、そして、ナインアワーズがカプセルホテルの睡眠特化型プランっていうのを始めています。


2025年は「スリープツーリズム2.0」って呼ばれている年で、ホテルの宿泊環境がより一層「快適な眠り」に特化していってるってことなんだそうで、今年、2026年は新たな「スリープツーリズム」発展の年になりそうです。


でもね、あれです、特に日本の場合ですけど、なんとなく富裕層向けっていうのか、もしかするとミドルハイクラスのインバウンド向け、なのかもです。

 

 

 


たとえば2024年からスリープツーリズムサービスを始めたっていう「ホテル椿山荘東京」では、2026年12月25日までの期間「Sleep well ステイ」っていうプランと「睡眠脳波計測付きステイ」っていうプランをサービスしているんであります。

 

アンケートフォームに回答する形で予約を完了させると、検査キットが送られて来るので、自宅で睡眠脳波と血中酸素ウェルネスを計測するんだそうです。


「Sleep well ステイ」の場合は4晩の計測を自宅で、5日目に椿山荘東京にチェックインしてホテルの部屋で計測。


「睡眠脳波計測付きステイ」は1晩の計測を自宅で、2日目にホテルの部屋で計測。


チェックアウトの日に自宅での計測結果とホテルでの計測結果を踏まえて専門医の診察とアドバイスを受ける、っていうプランみたいです。


椿山荘自慢の庭園。都会の中にある静寂、あわただしさからの解放、っていうのがウリですからね、眠るための環境が違いますよ、ってことなんでしょう。


「Sleep well ステイ」の宿泊は「プライムスーペリア ガーデンビュー」っていう部屋が45㎡で1人1泊99,900円。


「プライムエグゼクティブスイート ガーデンビュー」っていう部屋が60㎡で1人1泊150,300円。


「睡眠脳波計測付きステイ」の宿泊は「プライムスーペリア シティビュー」っていう部屋で45㎡、1人1泊75,600円だそうです。


睡眠脳波の診察は別料金で8,800円。


ま、もともと高級ホテルではありますからね、こういうオネダンです。

 

 

 


カプセルホテルのナインアワーズが提供している「睡眠解析サービス」っていうのは、カプセルユニット内のセンサーが、寝ているあいだの体の動きや、いびきの音とかを測定して、睡眠レポートを送ってくれるっていうもので、利用料金は普通に1泊するのと変わらない設定で、店舗によって差はあるものの概ね4,000円から5,000円だそうです。カプセルホテルね。

 

料金的には雲泥の差がありますけど、脳波と寝相っていう測定の差。睡眠改善の効果についてはどうなんでしょうね。ま、やっぱり、違うんでしょうけどね。
椿山荘以外もいくつかスリープツーリズムのホテルがあります。

 

銀座「レムプラス銀座」

 

箱根「Hakone Retreat Före」

 

愛知県「風の谷の庵」

 

京都府「Six Senses Kyoto」

 

京都府「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」

 

福岡県「HOTEL GREAT MORNING」

 

鹿児島県「THE SCENE」

 

沖縄県「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」

 

スリープツーリズム。オタカイですけど、どこも行ってみたい、泊まってみたいホテルですねえ。


ただ、あれです。現代病って表現されることもある「オルソソムニア」っていう概念もあります。


さまざまな計測機器から得たデータに過度に依存して「快適な睡眠」を追求し過ぎることを「オルソソムニア」っていうんですね。


ギリシャ語だそうです。「正しい」を意味する「オルソ(Ortho)」と、「睡眠」を意味する「ソムニア(Somnia)」を組み合わせた言葉。
日本語風に言ってみれば「正しい睡眠症候群」って感じでしょうか。


2017年から言われ出したんだそうですが、「完璧な睡眠」を求め過ぎるがあまり「不眠」になっちゃう。
本末転倒。


あまりにも真面目に眠ろうとする。正しい、正解の睡眠を求める。
もしかすると日本人が陥りやすかったりするんじゃないでしょうか。


計測結果から離れることが「オルソソムニア」からの脱却につながるんだそうです。


スリープツーリズムねえ。


旅、旅行に何を求めるのか。
ガツガツ見て廻ったり、食べ歩いたり、っていうのも体力があれば、それはそれで楽しいんだと思いますけど、ぐっすり眠りに行く、っていうのもアリでしょねえ。


くれぐれも「オルソソムニア」にとらわれないようにしながらですね。


日本は静かだ、っていうのがインバウンドの評価だそうですから、日本の観光業界にとって、スリープツーリズムっていうのは真剣に取り組むべきことなのかもしれません。


オーバーツーリズムっていう状況になっているから、インバウンドマナーも悪くならざるを得ない、っていう意見も耳にします。
ぐっすり眠るために日本に来るんだったら、どうなんでしょ。静かにマナーを守るインバウンドが期待できる!


って考えるのはアマイですかねえ。。。

 

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【日本の医薬品事情】たしか供給体制や新規開発力は世界トップレベルって言ってましたけどね

< 医療保険制度を維持していく方法としてジェネリック推進ってホントに正しのかっていう問題 >

カウンターのみの小さな焼酎バーなんですけど、ま、そんなに親しく話したりしたことはないながらも、アヤさんとマヤさんっていう、2人の薬剤師さんと顔見知りです。


2人は焼酎バーの近くの調剤薬局で働いている呑み仲間で、気取らない40代。
暑いね、寒いね、とかそんなレベルですけど、しょっちゅう声は交わしておりました。


で、先日、2人が先に呑んでいるところへ入っていきますと、


「どうもお世話になりました」


って2人同時に言うんですね。お世話なんかしているわけないですし、そもそもどういう意味でそんなことを言うんでしょう、って思って、ドギマギしていますと、女将さんがすかさず説明してくれました。


「今月で辞めちゃうんだって」


は? 2人同時に?


「薬局が閉業するんだって。もうこっちに来ることもないだろうから、ウチもお客さん減っちゃうんですよねえ」


あ! そゆことですか。
ここ数年2人の仕事は、調剤薬品を確保するためにあっちこっち電話しまくって、勤務時間が長くなるわ、結局いつもの薬を用意できなくってお客さんが離れていくわで、薬剤師クライシスが続いていたんだそうです。


閉業の予感もあって、とっても疲れた数年だったみたいです。2人とも何か別の職種を探すんだそうです。

 

 

 


ん~。薬剤師クライシスですか。そういう状況だったんですね。
医薬品が足りなくなっているっていうニュースは記憶していますが、実際にこういう影響が出るんですねえ。


その後、医薬品不足のニュースはあんまり見聞きしなくなりましたけど、日本の医薬品って今、どうなっているんでしょう。ちょっと調べてみました。


信じがたい医薬品事故が報道されたのは2020年の暮れのことでしたよね。


福井県のジェネリック医薬品メーカー、従業員800人程度で中堅規模の「小林化工株式会社」が薬の成分を取り違えて、服用した150人以上が健康被害を訴えて、うち2人が死亡しているっていう事件でした。


服用後に車を運転して意識障害で事故を起こしてしまった事例が20件以上ってされているんですからね、ものすごく衝撃的でした。


爪の水虫治療薬「イトラコナゾール錠50 MEEK」っていう内服錠剤の製造過程で、いくつかある薬の有効成分の1つが減って来たので補充する際、従業員が睡眠導入剤を混入させてしまったっていうものでした。


取り違えた成分の容器は形も大きさも違っているのに、なぜ間違えたのか。
そもそも薬の成分を途中で補充するっていうこと自体、厚生労働省の規定に反している。


小林化工の社内規定でも2人1組で製造作業にあたることになっていたのに、現場には1人しかいなかった。


作業記録には睡眠導入剤が投入された内容の記載があって、サンプル検査でも異物混入が認められていたはずなのに、そのまま「出荷」にいたってしまっていたっていうのが事実らしいんですね。


しかも驚くのはこの事実だけじゃなくって、小林化工は2020年までの4年間で5件目の自主回収事案だったっていうことですね。


イジワルな見方をすれば「常習犯」「確信犯」っていうことが言えそうなぐらいです。


小林化工は、この睡眠導入剤混入事件で2021年から116日間の業務停止命令、業務改善命令を受けたんですが、これは歴代最長の業務停止期間だったんですね。


厚生労働省はこの小林化工の事案を受けて、業務停止命令の期間をそれまでの最長110日間から180日間、約6ヶ月に引き上げたんだそうです。
このニュースソースでは、最長の業務停止命令期間が110日であるのに、実際に小林化工に下された業務停止期間は116日ってことになっています。


これって、小林化工が引き起こした問題が重大な社会問題であることに加えて、40年も前から二重帳簿の作成や製造記録の捏造だとかあったからだってされています。

 

 

 


なんなんでしょうね、これ。なんでこんな製薬会社が営業を続けていられたんでしょうか。
こうして調べてみますと、日本社会の闇の部分を見せつけられているような気もします。


小林化工っていう会社が特別に極悪だったんでしょうか。


この小林化工が起こしたショッキングな事件のあと、なんでだか製薬会社が次々に摘発されることが続きます。


なんだかみんなちゃんとやってないなあって思った厚生労働省がチェックし始めたら、小林化工だけじゃなかったっていう結果なのかもです。


「人のふり見て我がふり直せ」っていいますけど、製薬メーカー、とくにジェネリック製薬の会社みたいですけど、なにか、違反せざるを得ないような事情があったのかもしれないっていう見方もできるかもです。


2021年の小林化工の摘発に続いて、日医工、岡見化学工業、久光製薬、長生堂製薬、松田薬品工業、日新製薬。


2022年、共和薬品工業、中新薬業、廣貫堂。


2023年、小城製薬、沢井製薬、カイゲンファーマ。


2024年、アクティブファーマ、キョクトウ、タキザワ漢方廠。


2025年、長生堂製薬。


中にはよく目にするような名前もありますし、ちっとも改善されていないように思えますね。
日本の医薬品界隈ってどうなっているんでしょう。

 

小林化工は業務停止命令が明けた後の再建がうまくいかなかったようで、2023年に医薬品製造販売業の許可を返納して事業を終了しているようです。


その他の処分を受けた会社が、その後どうなっているのかについての詳細は分かりませんが、事業継続が出来なくなるリスクを理解しているはずなのに、厚生労働省の決めた規律に従うことができない。


日本の医薬品製造システムのどこかに大きな矛盾、理不尽な存在、空気感があるんじゃないか、っていうふうにも思えてきます。


キーワードとして「ジェネリック」っていうのがあるんじゃないでしょうか。


ジェネリックとは、新しく開発された薬の特許が切れたのちに、同一の有効成分、同等の効能を持った薬であることを、厚生労働省に認められた「後発医薬品」のことだっていうのは知られていると思います。


新薬の開発には基礎研究から臨床試験なども含めて平均して9年から17年かかるとされています。
相当な時間と莫大な費用をかけて開発されるわけですが、その新薬の特許期間は出願から20年。


その20年間で開発にかかった費用と、次の新薬開発のための費用、会社の利益を確保するために、新薬の値段はそれ相当に高くなるっていうのは理解できます。そうじゃないと新薬は開発できないでしょうからね。


国民の健康を図るためになるべく安く、薬を提供すべきとする厚生労働省がジェネリックの利用促進に本格的に取り組み始めたのは2012年のことです。


ジェネリックは新薬と全く同じ成分っていうわけではないんですが、効能として同等のものがあるって厚生労働省が認めたものですからね、開発費用が新薬とは比べ物にならない分、安く利用できる。


膨らみ続ける医療費用の個人負担を減らせるし、国の負担も抑えることができる、っていうのが厚生労働省の言い分なんですね。
悪くはない考え方のようにも思えます。


ですが、2013年には5年以内に数量ベースでジェネリックのシェアが60%以上になるようにっていう目標を設けて、2020年までには80%達成っていうふうに目標を引き上げています。


2025年7月時点では健康保険組合の数量ベースで93.2%に達しているそうで、日本の医薬品はほぼジェネリックだっていえそうですね。凄い数字です。


現在では、2029年度末までには「金額ベース」で65%以上をジェネリックにするっていう目標を掲げているみたいです。


イケイケドンドンなわけですが、ここまで急激に製薬業界の内部システムが様変わりするっていうことは、どこかでなにかしらマイナス要因を生んでいるんじゃないかっていう心配が出てきます。

 

 

 


2020年の小林化工から連続しているジェネリック製薬の不正問題は、ちょうどコロナパンデミックの時期に相当しています。


つまり、コロナが日本列島を覆ってしまったら、咳止め薬、解熱薬だとかのニーズが爆発的に増えて、あっという間に不足してしまった時期に、多くのジェネリックメーカーが摘発されたっていうことなんですよね。


ジェネリックは初期費用が格安だとはいえ、特許がなくなるってことはどこのメーカーでも作れちゃうし、単価も高くできないんで、さほどの利益が望めないっていうこともありそうな気がします。


利益率が薄いとすれば、製薬メーカーは設備、人件費を削っていくことになりそうですよね。
2人1組でやる作業は、1人でやるっていう経費節減。


コロナで需要が急増したからといって製造ラインを増やすなんてことはできないでしょうし、人手も増やせないってなると、製薬会社としては、ブラックな働き方でなんとか供給を間に合わせようとするんじゃないでしょうか。


日本の製薬システム全体のクオリティが激落ちすることが考えられます。


小林化工をはじめとするジェネリックメーカーの不正は、そうしなければ生き残っていけない会社側の背に腹は、っていうことがあったのかもしれません。


日本の医療保険制度を維持していくための方法として、ジェネリックを推している厚生労働省は、2024年から、ジェネリックがあるにもかかわらず先発の医薬品を望む人に「選定療養」っていう特別料金を上乗せする制度を導入しています。


そこまでやるっていうのは、もはや保険制度の維持っていう目的から離れて、ただ単に国の費用負担を減らすっていう金銭だけの問題になって、思考停止しちゃっているんじゃないの?


そもそも、純粋にジェネリックを推進していけば、新薬を開発する製薬メーカーがいなくなっちゃうんじゃないでしょうか。


コロナ前まで言われていた日本の医療、医薬品事情は世界トップレベルってことだったんですけどね。
でも実際にはコロナのワクチン開発、治療薬開発に日本の製薬メーカーは完全に後れを取りました。


開発できなかったわけじゃなくって、遅れただけだっていう説明もありますが、開発システムの在り方自体が世界から後れをとっているんじゃないでしょうかね。トップレベルなんかじゃなさそう。


コロナパンデミック以来、ずっと不足が続いている医薬品事情は2026年度には解消するっていう見方もありますが、いやいや2029年までは無理だろうっていう意見もあるようです。


21世紀も4半世紀を過ぎて、政治を筆頭に劣化の一途をたどって来た日本は、そろそろ本気で変革に取り組まないといけない気がします。


厚生労働省も日本の保険制度のことだけを考えるんじゃなくって、人の生命、メーカー側の利益も含めてパースペクティブな視点から対処していただきたいところです。


アヤさん、マヤさんの顔を見られなくなるのは寂しいことであります。

 

 

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【春菊】関西はサラダ 関東は鍋 春菊の品種が違うみたいですね 博多春菊っていうブランドも

< 食べる風邪薬 免疫力アップ 自律神経を整える とかね けっこうイイ野菜みたいなんです >

ワシントンDCへの長期出張から帰って来たトミさんが、久しぶりに、半年ぶりでしょうか、馴染みの居酒屋さんに顔を見せたんであります。
ワシントンでの生活で一番困ったのは食事だったそうです。


行ったばっかりの時は分厚いステーキに感動したりして、けっこう満足だったんだそうですが、1週間を過ぎたあたりからステーキだけじゃなくって、サラダだとかサンドイッチだとか、すべての食べものがなんだかオオアジに感じられるようになって、一度そう感じてしまうと、もう一刻も早く日本に帰りたくてしょうがなった。


しかたないですよね、日本人なんですからね。日本食が恋しくなるのは当たり前。
トミさんがアメリカの首都でものすごく食べたかったのは、なんと「春菊サラダ」だったんだそうです。

 

 

 


ここで、話を聞いていた居酒屋さんの常連たちが全員「ん?」ってなりました。


どちらかといいますと春菊が苦手なわたしではありますが、春菊鍋が大好きっていう山本くんも初耳だったみたいでした。


「春菊ってサラダにして食べんの?」


聞かれたトミさんはトミさんで驚いた様子で問い返します。


「え!? 春菊サラダを食べたことないの?」


この問答は圧倒的にトミさんが孤立してしまいました。「春菊サラダ」トミさん以外、食べたことのある人はいなかったんであります。
みなさんはどうでしょうか、食べたことあります? 春菊サラダ。


まあね、居酒屋の常連たち5人ぐらいのデータで一般論を語るつもりはありませんので、はい、後からね、一応調べてみたんであります。


結論から言いますと、春菊サラダってごく当たり前に食べられていたんでありました。
でも関東辺りでは食べたことないっていう人も少なくないようなんですね。


そもそも春菊には「大葉(おおば)」「中葉(ちゅうよう)」「小葉(こば)」っていう種類があるんだそうです。


大葉は葉っぱが丸みを帯びていて、切れ込みが浅いのが見た目の特徴で、柔らかくってマイルドな香り、苦味も少ないタイプ。
西日本の春菊はこの大葉がほとんどで、サラダで食べっれることが多いそうです。関西では特に「菊菜(きくな)」って呼んでいるらしいです。


中葉っていうのは葉っぱの切れ込みが深くって、香り、苦味のつよいタイプ。
東日本ではほぼこの中葉を春菊って言っているみたいなんです。冬が旬ですからね、東日本の春菊の食べ方は、やっぱり鍋が主ですよね。


小葉っていうのは収量性が良くなかったそうで、今ではほとんど作られていないらしいです。


東日本と西日本の食の違いって、なにかと話題になったりしますけど、春菊の食べ方は鍋とサラダと、そもそも種類からして違っていたんですね。ちょとビックリ。

 

 

 


で、トミさんは九州博多の人なんですね。春菊といえばサラダが当たり前の人。
東京で暮すようになっても、奥さんもまた大分県の人だそうで、春菊は九州から送ってもらっていたんだそうです。
関東の春菊じゃあ苦すぎてサラダにはあんまりね、ってことみたいです。


ワシントン、っていうかアメリカでは春菊を食べる習慣はほぼ無いみたいで、「Chrysanthemum greens(クリサンセマム・グリーンズ)」って呼ばれているようです。


クリサンセマムっていうのはキク科の植物の総称で、春のガーデニングで花を楽しむ観賞用として定番になっているそうですけど、アジア人用に食品として扱っている店もないではないらしいです。

 

春菊の花

ま、トミさんがワシントンで出会いたかったサラダ用の春菊は、かなり真剣に探さないとないのかもですね。


前述したように春菊サラダなんて食べたことないんですけど、品種はどんどん工夫されて東日本でも春菊サラダが当たり前になる日も遠くないのかもしれません。


東日本が主流の中葉の春菊を、香りをマイルドに、苦味を軽減して、サラダ用に改良した「改良中葉しんぎく」なんていうそのまんまの名前のもありますが「お菊ちゃん」「フレッシュサラダ春菊」っていう名前のも出回っているみたいです。


さらにはですね、もともとサラダ用の春菊として人気のあった大葉春菊の「博多春菊」っていうのがあるんですが、2024年11月から「うまかろーま」っていう名前で売り出しているんですね。


は? ろ-ま? って思ったら、昔から小倉辺りでは大葉春菊を「ろーま」って呼んでいたっていう背景があるみたいなんですね。


ん~。昔から呼んでいたっていうのはイイとして、なんで「ろーま」?


それはですね、春菊の故郷が地中海地方、イタリア、ローマだから~。らしいです。
旨い春菊、だから、うまか、ろーま、なんですね。ろーまっていう呼び方、面白いです。


どっちかっていうと苦手っていう人も少なくない春菊ですが、まだまだ知らない食べ方もありそうです。

 

 

 


タキイ種苗株式会社の「野菜ランキング《大人編》」によりますと、

 

キライな野菜ランキング。


2023年第1位:セロリ
第2位:ゴーヤ
第3位:ケール
そして春菊は第5位にランキングされています。


2024年第1位:ゴーヤ
第2位:セロリ
第3位:モロヘイヤ
春菊はこの年も第5位です。


2025年第1位:ゴーヤ
第2位:セロリ
第3位:ケール
オトナが嫌いな野菜の上位ってほぼ決まった顔ぶれみたいですが、2025年の春菊の順位は、なんと4位に嫌われランクがアップしています。


でもねえ、春菊は「食べる風邪薬」なんて呼ばれることもある栄養豊富な緑黄色野菜。
リラックス効果も期待出来て、免疫力アップ、肌荒れ予防、疲労回復、むくみ改善、高血圧改善、消化促進なんかも期待できるっていう優れモノなんですよね。


冬が旬な春菊。鍋であれ、サラダであれ、栄養価が高くなる冬の時期に、意識して食べるのがイイでしょねえ。

 

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【縁切り】離れたい別れたいって思ってもうまくいかない人が多いらしい日本的村社会

< なかなか思い通りにはいかないのが「縁切り」ですが神社で他力本願っていうテもあります >

身の回りに他人(ひと)が不在だからこそ出会いを求める。縁っていうのを得るのも容易じゃない。


他人がいればいたで自分と合わなければ離れたいと思う。これがまたドライに出来ないのが我々日本人ではあるのですが、最近は「人間関係の断捨離」とかもいうらしいですね。割り切りたい、とは思っているわけです。


断捨離ね。
デジタル社会になって容易になったわけじゃないけれど、だいぶハッキリと縁切りを意識できるようになってきているのかもしれません。


断捨離っていうのが浸透したのって2010年ごろからでした。やましたひでこさんが「断捨離」っていう本を出したのが2009年の暮れで、あっという間に広まったってことは、実はみんな普段の生活からしてもっとスッキリしたいって思ってたってことなんでしょうね。


ヨガの思想「断行」「捨行」「離行」にヒントを得てホントの自分を生活の軸に据えようっていう考え方。


自分の生活や家の中に入ってくるいろいろなものをホントに必要かどうか、自分軸で判断する。不要だと思うものは断つ。これが「断」
余計なものを買いこまないってことなんでしょうね。


家の中を見回してみて、これは使ってない要らないってものを積極的に捨てる。これが「捨」
要らないって判断する自分の価値観が確立できていないと意外に難しいのがこれなのかもです。


思い出の品だから、ならまだいいんですけど、これは高かったからとか、友だちが好きなものだからとか、自分軸でないものへの執着から離れる。これが「離」ですね。


意識的には「離」が最初にあって、次に「断」の心づもりがあって、「捨」を実行するって感じなのかもですねえ。


断捨離に取り組んでいる人って意外に多いみたいで、時々ポストに入ってくるチラシに「不用品買取センター」なんていう名前を見かけたりもします。
誰かの不用品が他の誰かの要り用だっていうこともあるんでしょうから、けっこうイイコト、ではあるんだろうと思います。

 

 

 


この断捨離界隈は全部「物」に関する流れですね。物質です。


「人間関係の断捨離」っていうのは、もちろん、「人」「者」に関しての「縁切り」ってことです。


「物」の断捨離と、「者」の断捨離に共通していることがあるとすれば、それは、自分自身がスッキリしたいっていう気持ちでしょうか。


清々しい気持ちで生きていければ、なんにせよ、プラス志向の人生になるんだろうと思います。誰しもそう考えているんでしょうけれど、「縁切り」っていうのはなかなかに難しいものですよね。
特に日本人は、ってことになるのかもです。


3.11以来、いろんなシーンで広く使わているLINEですけど、2026年初頭で月間利用者数、IDの数ってことですけど、日本で1億を超えているそうです。


2025年の暮れに新しいバージョンに乗り換えないと使えなくなりますよってアナウンスがされて、利用者数に変化があるか注目されていましたが、とくに影響はなかったみたいですね。


日本、台湾、タイ、インドネシアの4国が利用の中心なんだそうですが、日本では10年ぐらい前から「LINEから抜けたい」「LINEを断捨離したい」っていう声も大きくなっているっていうニュースをよく聞きます。


GoogleのAIさまに聞いてみますと、利用者の3割から6割の人がLINEのやりとりにストレスを感じて、抜けることを考えている、っていう答えが返ってきました。
3割と6割って、雲泥の差がありますけど、実際にLINEグループを抜けた経験のある人の数もまた3割から6割ってことみたいです。


利用者の年齢層によってもLINEに対する意識はかなり違うだろうと思いますけど、学生の3人に1人は抜けたいLINEグループがあるって答えているんですよね。


どうでもイイような内容の通知ばっかりくることがストレスなっているから、っていうのがその理由。


こうしたLINEによるストレスの種類が、社会人、中年層になってくると、人間関係の気まずさが抜けたい理由のトップにくるみたいです。


これ、分かりますよねえ。別にLINEをやっていなくたって、人間関係の気まずさってその辺にいっぱいあります。
お気に入りのお店なんだけど、なんかやたらと親し気に話しかけてくる人がいて、断れずに応対はするんだけど、勘弁してほしいって思う人間関係とか。苦手だなあっていう人。


なんといっても縁切りっていえば、夫婦、恋人、友人関係が断捨離したいメインになってくるでしょうね。
人間関係って難しいです、よねえ。


LINEから抜けるときは「通知をOFFにする」「トークを非表示にする」だとかで、「〇△□が退会しました」っていうアナウンスを避けながら自然消滅を狙うっていう方法がスタンダードだったりするみたいです。


LINEはコミュニケーションツールですからね、ツールと距離をおけば、とりあえず断捨離、縁切りができるってことですね。面倒ですけど、しょうがないってところでしょう。

 

 

 


これがリアルな人間関係の縁切りですと、OFFにしようがないところが面倒なんであります。


でもですね、LINEなんかよりリアルな人間関係こそ、必要とあらば断捨離すべきではあるんですよね。


一緒にいると疲れる人。
何に対しても、誰に対しても不満ばっかりずっと言っていて、聞かされているこっちのやる気が押しつぶされる人。
損得勘定だけで生きているようなギスギスした人。
他人に対するリスペクトがなくって男でも女でもオレサマ族な人。


そんな人が、まだ付き合いの浅い友人レベルならともかく、恋人だったり、夫婦だったりすると、真剣に対処が必要になります。
一緒になってみないと分からないことも多いですからね。


特に男女関係なんかですと、縁切り問題が事件になったりとか、ゾッとしないことも少なくないです。


ま、人間関係ですから個人の責任ですべてに対処しないといけないわけなんですけど、ここで紹介したいのが日本最強と思われる「縁切り神社」です。
それは京都市東山区にある「安井金比羅宮」

 

 

縁結びの神さまっていうのは、目出度い方向ですからいろいろと神社側もお寺さん側も宣伝したりしていますけど、逆方向の縁切りをアピールするのって、そんなにないんじゃないかって思ったら、なんかけっこうあるんでした。


縁切りって大事な問題なんですね。


江戸時代、幕府公認の縁切寺として夫との縁を切りたい女性が駆けこめば、寺が保護して離縁成立まで面倒を見たっていう「駆け込み寺」
とくに有名な駆け込み寺が、千姫のはからいで幕府公認となった「神奈川県鎌倉市の東慶寺」「群馬県太田市の満徳寺」だそうです。


この2つのお寺さんは江戸時代前から駆け込み寺として存在していたみたいですけどね。幕府公認になった。千姫さん、なかなかやってくれているんですね。


ま、江戸にしかない、なんてことはないでしょうから、全国にあったんでしょうね。今でもその地域では縁切寺として認識されているんじゃないでしょうか。


神社の方には「日本三大縁切り稲荷」なんてのがありまして、数としてはお寺さんよりずいぶん多そうな感じです。


「栃木県足利市の門田稲荷神社」

「東京都板橋区の榎木稲荷」

「京都府京都市の伏見稲荷大社」

の3社が三大縁切り稲荷だそうで、神社の方は確実に全国展開ですね。悪縁切りだそうです。


でもまあ、ご利益があったからなのか、本朝第一の縁切り神社っていえば圧倒的に京都市東山区にある「安井金比羅宮」ってことになっているようなんです。


「安井金比羅宮」に祀られているのは崇徳天皇、源頼政、大物主神。


大物主は日本神話の神さまですから、各地の神社で祀られていますよね。
特に縁切りに威力を持っている神さまってことじゃなさそう。


源頼政(1104~1180)はどうでしょう。
平安末期の実在の武将です。


平家の専横に反発して以仁王と結んで挙兵したんですが、計画段階で露見して充分な準備も出来ないままに戦うことになってしまって、敗れて自害しています。


その恨みが、源頼政の祟りとして祀られているんでしょうか。でも、それだと同じような死に方をしている武将ってたくさんいそうです。


調べてみますと、たしかに源頼政の祟りっていう事実はあったんですけど、戦いに敗れてっていう種類のものじゃなかったんでした。
この源頼政は、「鵺(ぬえ)退治」で知られている武将でもあったんですね。


病弱だった第76代近衛天皇(1139~1155)を悩ませていた、頭が猿、胴が狸、手足が虎、尾が蛇という「鵺」


退治を任された源頼政は弓で射落とします。
1153年のことじゃないかってされていますが、いつのことだったのかハッキリしません。


「鵺」は退治したのに、その2年後に近衛天皇は17歳で早世しています。


鵺退治そのことと縁切りって、直接の関係はなさそうです。


この辺りの事情は不明なんですが、鵺は妖怪で、祟りをなすってされていたんで、退治した後、バラバラにして笹の小舟に乗せて川に流した。
川の沿岸で鵺が祟りをなしたんで、様々な地域に「鵺塚」が作られたんだそうです。


兵庫県芦屋市にある鵺塚が知られていますけど、広い地域にいくつかある、あったらしいです。


祟りをなす鵺から守ってもらえるように源頼政を祀った、っていうことなのであれば、それもまた縁切りとは関連がなさそうです。


っていうことは、崇徳天皇ってことになりそうですね。


崇徳天皇(1119~1164)は第75代の天皇です。つまり近衛天皇の直前の天皇。


平安末期といえるこの時代、政が停滞して、天皇の治世も順調とは言えなかったんですよね。
わずか5歳で即位した崇徳天皇は、父親である鳥羽天皇から譲られたわけですが、鳥羽天皇は崇徳天皇を自分の子どもではなく、祖父にあたる白河天皇の子どもだってことで「叔父子」って呼んでいたっていわれています。

 

 

 


1141年には鳥羽上皇によって近衛天皇に譲位させられます。


鳥羽法皇が崩御する際にも、面会に行った崇徳上皇を断ったっていうエピソードが伝わっています。


結果として貴族たちの政争に巻き込まれる形になった崇徳上皇は、1156年、保元の乱を起こしましたが、敗れて、讃岐に配流されます。


「思ひやれ 都はるかに おきつ波 立ちへだてたる こころぼそさを」

 

っていう歌を詠んで、1164年に罪人とされたまま隠岐で崩御されます。


しばらく年数の経った1177年に、京都で延暦寺の強訴が起こったかと思うと、安元の大火、飢饉、鹿ケ谷の陰謀だとかが立て続けに起こって世の中が乱れたんですが、これは崇徳天皇の恨みによるものだろうってされて、平将門、菅原道真と並んで「日本の三大怨霊」に数えられているんですね。


その崇徳天皇が配流されるときに、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切るために参篭されたっていうことで、縁切りの祈願所としての信仰を集めたんだそうです。


江戸時代になって讃岐から祀っていた神々を勧請したのが安井金比羅宮。縁切りの最強神社っていうことになっています。


「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」


っていう歌を遺してもいる崇徳天皇。


ただね、安井金比羅宮は良縁を結ぶ神社でもあるんだそうですよ。

 

高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬の形をしている「縁切り縁結び碑」って呼ばれる巨石でがあって、その碑の亀裂をくぐるっていう祈願方法が有名ですよね。


本殿に参拝して「形代(かたしろ)」をいただきます。
形代に切りたい縁、結びたい縁の願い事を書いて、それを持って鳥居側から裏へくぐって悪縁を切って、裏側から表へくぐって良縁を結ぶ、っていう方法です。往復2回くぐったら、碑に形代を貼り付けます。


24時間参拝可能ですよって神社側はアピールしています。縁きりの願いってシビアなものがあるんでしょうね。

 

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