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【PCR検査の精度】真陽性 真陰性 疑陽性 疑陰性 偽陽性 偽陰性

< PCR検査ってノーベル化学賞の成果ではあるんですけど >

コロナパンデミックの中、日本では第6波の新規感染者数がなかなか減らず、高止まりと言っていいような状況が続いています。


東京では2022年3月21日、春分の日を期限とした、どういう効果があったのか、あるいはどういう効果を期待したのかさっぱり分からない「まん延防止等重点措置」の全面解除が宣言されましたが、海外の国が制限解除に踏み切っているから、わたしらもそうしましょうかっていう空気感満載です。


日本ばかりじゃなくって、世界中が初めて体験する新型コロナウイルス禍なんですが、日本では医療体制の脆弱さや、運用システムの非効率さが目立っていますよね。
デジタル、ホントに弱かった。。。

 


さらに言えば、これは日本だけの問題じゃないんですけど、コロナの関連情報として知ることになったインフルエンザワクチンの有効性の低さ、50%ほどだっていう数値には驚かされました。


季節になるとインフルエンザワクチンの接種を「常識」として半ば義務化していたような組織もあったんですけど、接種しなさいって言っていた側は、その年に流行するインフルエンザの種類は「予測」されたものでしかなくって、そのワクチン効果も50%しかないってことを知っていたんでしょうか。


コロナの新規感染者数が高止まりしているのは、オミクロン株のBA1感染は減ってきているけれども、BA2感染が増えてきていることが原因しているんじゃないかっていう見方があるようですね。
ステルスオミクロンだとかいう言われ方もするBA2ですから、調べるのにも時間がかかるのかもしれません。


ただですね、そういう問題とは別に、多く報道されているのが「全く症状のない、熱もない、咳も出ない、体調も悪くない」っていう陽性判定された人です。
濃厚接触者は、検査なしでほぼ陽性者扱いですね。


メディアの出演者たちにそういう「健常体の陽性者」が多く出て、1週間の自宅待機っていうことで代役を立てたりとかして対処していますよね。
で、復帰してくると「全く症状はなかったんです」って言っている人がほとんどです。


これは今回のコロナ禍の初期の頃からありましたね。


世界中で行われているPCR検査ですが、これって「ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction)」検査の略だそうです。
鼻の奥の粘液や唾液を検体として、その時点でコロナウイルスが在るかどうかを調べるものですね。


ウイルスのRNA断片を数百万倍から数十億倍に増幅させて検出する方法で、アメリカのキャリー・マリスが1983年に開発、1986年から実用化されている技術だそうです。


キャリー・マリスはこの技術によって1993年にノーベル化学賞を受賞しています。
意外に新しい方法なんですね。

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日本でのPCR検査の実際について、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に関する検査について」で案内しています。

 

PCR検査の精度はおおよそ70%って言われているんですが、唾液PCR検査の精度が約90%だっていう発表もされています。


検査自体の実際については厚生労働省ばかりじゃなくって、各地の病院が独自に発表してもいます。料金も明示されていますね。


ただ、結果として「健常体の陽性者」が相当数出ているっていうのはどういうことなんでしょうか。


素人考えにはなりますが、PCR検査で判明することは、検体の中にコロナウイルスが存在しているかどうかなのであって、感染しているかどうかは判らないってことなんじゃないでしょうか。

 


コロナウイルスの空気感染を否定している専門家がいることは知っていますが、説得力を感じません。
空中を漂っているコロナウイルスを人は間違いなく吸い込みますよね。


ただ、感染するかどうかは、その粘膜に付着しているコロナウイルスの量によるんでしょうし、鼻や口ではなく、肺や呼吸器官にどれだけ浸食しているかによって決まるんじゃないでしょうか。


でも実際は、コロナウイルスを吸い込んだ人が体調に問題はないものの一応、念のためとか、その組織内の決めごととしてPCR検査をする。


その時採取された検体にコロナウイルスが存在していれば「新型コロナ陽性患者」って診断される。


鼻の奥にコロナウイルスが存在していたっていう事実と、呼吸器官がコロナウイルスに冒されているっていうことって、イコール、じゃないように思えますよ。
自己免疫機能で充分、その量のコロナウイルスに対応できる人も「感染者」です。


PCR検査で陽性反応が出た人が、必ずしも感染者じゃないっていう、けっこうあやふやな判定機能しかないんじゃないでしょうかね。
コロナウイルス保有者ではあっても感染はしていない「感染者」


PCR検査の精度が高まりましたっていうことは、好い方向のことみたいに喧伝されていますけれど、それは、ちょっとでも、つまり人の自己免疫機能で充分に対応できる少ない量のコロナウイルスでも検出できますよってことなわけで、いわゆる「偽陽性」「擬陽性」っていう「感染者」を増やす結果になっているんじゃないでしょうか。


PCR検査の結果が取り得るバリエーションをあげてみますと、「真陽性」「真陰性」「疑陽性」「疑陰性」「偽陽性」「偽陰性」「判定不能」の7つになろうかと思います。


このうち「判定不能」なんてことは無いんだろうと信じます。


「真陽性」っていうのは、PCR検査の結果として多量のコロナウイルスが確認されて、その人の症状も診断すれば外れることはなさそうです。


「真陰性」に関しては、検体の中にコロナウイルスは全く存在しなかったか、一定量未満であるっていうPCR検査の結果ってことになるかと思いますが、これは信頼度として何パーセントぐらいなんでしょう。
PCR検査の対象検体がその人の身体の中のコロナウイルス量を反映していない可能性は低くないように思えます。


陰性だった人が突然発症して亡くなってしまったケースもありましたですね。
在るのを証明するより、存在しなことを証明するのが難しいことはPCR検査に限らず、どんな問題でも同じでしょう。


これら以外の「疑陽性」「疑陰性」「偽陽性」「偽陰性」については、PCR検査だけの判定としては陽性か陰性か、どっちかハッキリと告げられるんだと思います。
でも、その判定に疑問がある。そういうことですよね。


「疑陽性」「偽陽性」のケースは、自分の感覚としては感染者じゃなさそうなんだけど、陽性者として養生して過ごすことになるわけですから、PCR検査ハズレじゃん! って思ったとしても、まあ、結果オーライってことで体調的に問題はなさそうですけど、自治体から発表される新規感染者数は増えます。


問題なのは「疑陰性」「偽陰性」ですよね。


陰性って判定されても実際に感染症状が出てしまうっていう恐ろしいことになります。
濃厚接触者も後から増えます。


何か医学的な裏付けを持って言っているわけじゃないんですけど、人類が初めて体験するコロナパンデミックで、拠り所に出来るツールがなっかたから、現行のPCR検査に頼らざるを得なかった。
1983年に開発された技術が古いものだっていう感覚にはなりませんけれど、21世紀の現実問題として、もはやレガシーなのかもしれませんよ。

 


もちろん、世界の頭脳がワクチン、治療薬に特化して研究開発を進めることは大正解だと思いますし、メッセンジャーRNAの発想だとかは素晴らしいです。


ただ、世界に、医療関係の博士が3、4人しかいませんってことは無いわけですから、全方向に、検査方法も含めて刷新していってほしいところです。


今回のコロナパンデミックがこれからの医療システムの発展のきっかけになってくれることを。


なんかね、「専門家」のカタガタが出てきて、あーだうーだ言っているのを見たり聞いたりしていますと、やきもきしていきます。


日本ってこんなに情けない国だったんでしょうかねえ。。。