ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

不思議な地名【女の都】【鬼が島】ってホントにある名前なんですよねえ

< 誰かエライ人が付けた名前なのか 昔から言われている名前なのか >

地名じゃないですけど、2020年3月に暫定開業した「高輪ゲートウェイ駅」


およそ50年ぶりに新しく出来た山手線の駅ですが、駅の名前が決定されたばかりのときは大ブーイングでしたね。まだ記憶に新しいと思います。


ネーミングは一応「公募」によって決められたっていうことになっているんですが、公募の結果が発表されていて、1位が「高輪」、2位「芝浦」、3位「芝浜」、4位が「新品川」と「泉岳寺
この5つの名前のうちであれば、どれに決まったとしても誰からも、どこからも不満は出なかったと思うんですが、「ゲートウェイ」っていうのがくっ付いて、駅近くの人たちの感想も「びみょ~」っていうものでしたね。


駅名撤回の署名運動まで起きたんですが、令和3年現在「高輪ゲートウェイ駅」のままですね。


まあね、今は国営じゃないです。JR東日本株式会社です。
どういうネーミングにしようがオレの勝手だ! っていう意思が感じられます。何のために「公募」したのかってことなんですよね。


カタカナネームは山手線に似合わないっていう反対意見が多かったように記憶しています。


公募した結果の中に「高輪ゲートウェイ駅」っていう名前は36件あって、順位は130位だったっていう結果発表だったんですが、ホントかよ、って気もします。


36件あったことにしただけなんじゃないの?
エライ人の意向を汲んで、下々の社員さんたちが36人、応募させられた結果なんじゃないのかって疑うのは、下司の勘繰りってもんでしょうかね。


ま、ホントに「高輪ゲートウェイ駅」がイイっていう人が36人いたとしても、1位の「高輪」は8,398件あったそうですからね、逆転採用に至るような数値じゃないですよね。233倍ですよ。


元々高輪は「高輪大木戸」のあった土地なんで、ゲートウェイです。って説明がありましたけれどねえ、JR東日本のエライ人。はずしましたね。失敗のネーミングだと思います。

 


JR東日本ってネーミングセンス悪いんですよね。悲惨なレベル。


思い出すのは、1987年の民営化に伴ってそれまで「国電」って言われていた電車の愛称を「E電」にしたんですよね。


なんじゃあ? って反応で、誰もそう呼びませんでしたね。イーデン? 変なの。。。


JR東日本は撤回したわけじゃないんですが、今でもJR東日本的にはイーデンです。
でも、一般的に「E電」は明らかに死語ですね。


「高輪ゲートウェイ駅」にしても、そう呼んでいる人は居ません。ホント居ませんよ。みんな「高輪」って呼んでます。看板とかの表記には残っていますけれど「高輪ゲートウェイ」っていうのも死語です。
本開業、グランドオープンは2024年の予定だそうです。


そういうパワハラ的に決められたっぽい名前じゃなくっても、ふううんって思っちゃう地名ってけっこうありますね。


東京近辺の交通情報で、渋滞の先頭地点としてしょっちゅう名前の出てくる「美女木ジャンクション


東京外環自動車道と2つの首都高速を繋いでいるジャンクションなんですが、読みは「びじょぎ」


何回も通っていますが「みめぎ」って読むのかと勝手に思っていたんですね。カーラジオのアナウンスを聞いて、へええ、そのまんま「びじょぎ」って読むのかあ、って妙な感心をさせられました。


埼玉県戸田市にある町の名前で、その一帯が鎌倉時代鶴岡八幡宮に寄進されたんだそうです。
で、鶴岡八幡宮流鏑馬を奉納することで知られていますけれど、その流鏑馬の駆ける馬の上から矢を射る「飛射騎(びしゃき)」っていう名前がだんだんに変化して「美女木」になったっていう説があるみたいですが、ちとね、苦しい感じですよね。


もう一つ説があって、江戸時代の「新編武蔵風土記稿」には、
昔々、この土地が上笹目と呼ばれていたころ、京都からそれはそれは美しい官女が数人やって来た。それを「美女が来た」っていうことで「美女来」で「美女木」になりましたア!


京都から埼玉に、美女が何しに来たっちゅうねん!


これまた説得力はどうもねって感じですが、少なくとも江戸時代、「新編武蔵風土記稿」が編まれた19世紀初頭には「美女来」っていう地名があったってことにはなります。


美女ねええ。すぐ帰っちゃったんでしょうかねえ。来たってだけの名前から「木」になっちゃってるんですねえ。

 


静岡県の海沿い、静岡市浜松市の真ん中あたりに「牧之原市」があります。
ここには「女神」っていう町と「男神」って町があります。
両方とも濁らずに「めかみ」「おかみ」っていう読みだそうです。


山岳信仰ってヤツなんでしょうね。両方とも山です。女神山には「帝釈山女神神社」、男神山には「男神社」がありますね。
男女が揃ってあるっていうのは珍しいんじゃないでしょうか。隣り合っています。


これは別に、誰か現代のエライ人が名付けたっていうんじゃなくって、昔からそう呼ばれていたって感じなんでしょうね。


長崎県長崎市の北側に西彼杵郡長与町っていう町があって、そこに「まなび野」っていう地名があります。


1991年、平成3年に名付けられたそうですが、これってなんだか、その時のエライ人がつけた名前って感じですよね。


「まなび野」で、何を学ぶんでしょうかって思ってマップを見てみますと、ほほう、ありますね、まなび野1-1-1っていうど真ん中に「長崎県立大学シーボルト校」っていうのがあります。
おおっ、そですね、長崎ですからね、シーボルト


で、調べてみますと元は「県立長崎シーボルト大学」っていう単独の大学だったみたいですが、2008年に佐世保にある「長崎県立大学」の「シーボルト校」になったみたいです。


県立長崎シーボルト大学」の開設は1999年だそうですから、「まなび野」っていう地名が決められた8年後。この大学が設置されることが決定されてのネーミング決定だったんじゃにでしょうかね。


で、長崎市と、このまなび野の中間には、なんと「女の都」っていう大胆な名前の町があります。
長崎のエライ人、なかなかやってくれます。


って思ったら、これは「めのと」って読むんだそうです。


乳母からきているのかもしれませんが、「女の都」っていう字があてられたのは昭和の後期のことらしいんですね。なんでしょうか、町おこしって感じなんでしょうか。


字面を見た人に「おんなのみやこ」って読んで欲しいっていう狙いが、絶対ありますよね、これ。


っていうか、どうせなら「おんなのみやこ」にしちゃえば良かったのに。


でもあれか、そうすると住みにくいですかね。
お疲れ様のサラリーマンオヤヂに「どこ住んでんの?」って聞いたら、
「へ? ああ、オレ、おんなのみやこ」

f:id:wakuwaku_nikopaku:20211012084208j:plain


ん~、完全に答えにくい町の名前ですね。「めのと」で正解なんでしょう。ま、土地の名前に正解なんて無いですけどね。

 


「おんなのみやこ」は幻でしたが、「鬼が島」っていうのはホントにあります。


島根県隠岐諸島は大きく分けて西側の「島前(どうぜん)」と東側の「島後(どうご)」がありますが、島後の南には小さな「神島」があって、島前の北側に、小さな「鬼ヶ島」があります。


隠岐の島は、島全体が鬼の住処だと言われていた歴史もあるそうですが、鬼と神って同じだよっていう説を感じてしまう島なんだろうなあって思うんですね、隠岐の島。


行ってみたい場所の1つです。隠岐の島。女の都も。


ゲートウェイは通りたくないです。はい。