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【年の初め】っていうけどさ 「 1月1日 」って何の日なの?

< ライフスキル なんていう言葉もあって 従うべき習慣ってものもあるんでしょうけどねえ >

2020年の秋、渋谷のハロウィンは盛り上がりませんでしたね。
2021年のハロウィンがどうなるのかは、10月半ばの現時点では予想もできませんが、渋谷に限らず、日本でハロウィンが盛り上がってきたのはいつごろからだったでしょうか。


そんなに古くから浸透していたお祭りじゃないですよね。


10月31日、みんなで思いっきり仮装して集まりましょう。って、それ、なんなん?


たしか2016年だったと思いますが、偶然10月31日の夕方に渋谷、公園通りに用事が出来て遭遇したことがありましたが、まあね、楽しそうだからイイじゃんとはいうものの、そこを歩いている人、ほとんどが仮装していて、異様な感覚にとらわれてしましました。
ウィークデイだったはずですが、仮装せず、普通のスーツで歩いていると疎外感がありました。


仮装っていうものに、そもそも馴染みがないっていうのもあるんですが、渋谷のハロウィンに集まって来る人たちはかなり本格的なんですよね。


頭の上に何か被るだけとか、仮装マスクをつけるだけとか、そういうんじゃなくって、全身、目指すキャラクターになりきっちゃう仮装なんです。
まずその仮装グッズのクオリティに圧倒されますね。日常の風景じゃないです。
ま、だからこそ仮装なんでしょうけれどね。

 


東急ハンズなんかには昔からパーティグッズ売り場っていうのがあって、んはは、なんじゃこりゃ、っていうグッズが並んでいましたけれど、もうそういうレベルじゃないんですね。


自分で作るなんていう猛者も少なくないんだそうですが、仮装グッズ売り場も、相当賑やかになっているんだろうと思います。


でも、みんなけっこう費用もかけているように見えますが、ただ歩いているだけなんですよね。
まあ、当然店に入って飲食もするんでしょうけれど、渋谷の道路は店に入りきれない仮装キャラクターたちで溢れていましたね。


そういう仲間に入っていかなければ、楽しさが分からない種類の「アソビ」


仮装グッズの売り上げっていうのもけっこうあったんでしょうけれど、2021年9月に、ラバーマスクを製造していた代表的なメーカー、埼玉県の「オガワスタジオ」がマスク製造を終了するって発表しましたね。
注文が入らないから、ってことみたいです。


ハロウィンってそんな影響力を持つまでになっていたわけで、ちょっと驚きます。


ハロウィンっていうお祭りの存在は、日本でもほとんどの人が知っていたと思うんですが、10月31日だよ、っていうのは渋谷のハロウィン行列がメディアで取り上げられてからなんじゃないでしょうか。


それまでは、ああ~、かぼちゃだもんね、秋だよね。
ま、そんな受け止め方の人も少なくないレベルの浸透力だったと思うんですよね。


ハロウィンってあれでしょ、キリスト教の収穫祭みたいなもんでしょ。
そんな認識もあったりしたんですが、収穫祭、ハーベストとは関係がないみたいです。
さらに、キリスト教の行事でもないんですよね。


日本では「Trick or Treat(トリック オア トリート)」っていうイベント、子供のお祭りとしての認識もあります。
仮装した子供たちが、お菓子かいたずらかって言って、近所の家々を回るっていう遊びですね。


英語圏でのお祭り的なものではあっても、キリスト教と直接の関係は無いらしいです。
元々、古代のケルト人の祭事が起源だろうとされているみたいです。


かぼちゃをくりぬいて、お化けの顔を作って、中にろうそくを灯した「ジャック・オー・ランタン」がハロウィンを象徴するものとして有名ですが、古代ケルトでは10月31日が1年の終わりの日で、祖先の霊が帰ってくる日だったそうです。


祖先の霊と一緒にやってくる悪い霊を寄せ付けないように、コワイ者の仮装をしたり、ジャック・オー・ランタンの火を焚いたりしたっていうのが始まりだっていうことなんですね。


古代ローマによって追われていったとされるケルトですが、10月31日が一年の最後ってことは、11月1日が新年最初の日、元旦ってことですよね。


11月1日、新年あけまして、って、ずいぶん半端な元旦ですねえ、って思ってよくよく考えてみますと、1月1日って誰が決めたんでしょう。


例えば中国では今でも「旧正月」ですよね。東アジアの中国圏でも同様に旧正月


太陰暦の新年最初の日ですから、太陽暦としては、毎年同じ日にはならなくて、1月20日ごろから、2月20日ごろを毎年移動しています。


毎年変わっちゃうってオカシイでしょ、っていう感覚もあろうかと思いますが、基準が違うってことですからね。太陽暦にしたってうるう年とか、1秒更新とか、いろいろ調整してますもんね。


宇宙は人間の決めた時間に従ってるわけじゃないですし、宇宙の時間の正体を人間がハッキリ理解できているわけでもありませんもんね。


「雨水」っていう24節気を迎える直前の新月の日。それが太陰暦の新年、元旦。


太陰暦太陽暦太陰太陽暦とか、カレンダーにもいろいろありますが、古代中国、メソポタミアバビロニア、マヤ、とか、その仕組みはどれも正式に解明されてはいない感じですね。

 


今現在の1月1日は太陽暦グレゴリオ暦ってヤツですが、これは、ローマ教皇グレゴリウス13世が1582年10月15日の金曜日から使い始めたものだそうです。


ええ~、そなんですか。スタートがなんで10月なんでしょうか。


その理由は分かりませんが、グレゴリオ暦はそれまで使われていたユリウス暦が、どんどんズレていってしまったのを是正するために考えられたものですね。


じゃあ、その前のユリウス暦ッてうのは、なんなん?
っていいますとですね、シーザーさんなんですね。


共和政ローマ最高神祇官であり、独裁官、執政官のガイウス・ユリウス・カエサル


そのカエサルが紀元前45年1月1日から実施したカレンダー。それがユリウス暦
ってことはですね、1600年ほど続いたカレンダーってことですね。長持ちしました。そりゃズレも大きくなりますよ。


きょうから使い始めるからねえ、で、その日が1月1日。これは分かりやすいです。今から始まるんだから、きょうが1月1日ですよ~って。

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でも、1月1日って紀元前に、特に何かに因縁を持った日じゃなくって、ただ単にカレンダーが出来上がったから今からスタートねえ。なんでしょうか。


何か因縁みたいなものもあったんじゃないかって気もしますが、どうなんでしょうね。


グレゴリウスさんも1月1日そのものには変更を加えずに、10月15日、新暦スタートなわけですから、いろいろ混乱を少なくするためとはいえ、21世紀現在の1月1日って、特になんの根拠もないのかもですねえ。


地球上で1月1日はしっかり認められていて、どの国でも一応、新年です。でもお祝いは違う日、旧正月の風習を守ってま~す、って国や地域もたくさんあるってことですね。


ユリウスさんとかグレゴリウスさんとか、知らねえし。でもまあ、世界的に同じカレンダーを使っておいた方が、いろいろ便利だからね。儀式的なお祝いは別ですよ。


なんかね、不思議な気がします。

 


でもあれです。日本での新学期って4月ですけれど、地球規模でみてみますと少数派らしいですよね。多数派は9月新学期。


日本でも明治時代は9月スタートだった時期もあるらしいですし、今でも9月スタートは時々提案されていますよね。


ん~。社会常識っていうんですか、決めごと、決められた日。
春分の日秋分の日とかも毎年変わるっていうのは、結局、そういう習慣とグレゴリオ暦が合致していないからなんですよねえ。


なんだか、宇宙の神秘がこんなところにも影響しているってことに、気付いてしまったのでした。


まあ、決めごと、決められた日に従って生きていくって、悪くはないと思いますし、そうして生活していってイイんじゃないのって思いますが、決められた日って、けっこうね、根拠ないのかもです。


「この味がいいね と君が言ったから 7月6日はサラダ記念日」


俵万智さん、あんたはエライ! のかもしれないです。