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【宮崎辛麺】明星チャルメラの発明品じゃないらしいです

< つい最近出てきた袋麺かと思っていたら 宮崎県のソウルフードってホント? >

つい最近ですよ、聞いたのは。「宮崎辛麺」ね。


♪宮崎辛麺 知名度無えけど てげ かれー うめー
♪オッケー
♪日本人好みの辛味にするのは たまごたまごたまご
♪イー これストレス社会に イー
チャルメラ 宮崎辛麺


ってやつですよね。コマーシャルは他のバージョンもありますけどね。


言い表しているのは「知名度無いけど」っていうことと「ストレス社会にイイ」ってことでしょうかね。
そこに反応しておりますです。


ハデーな感じじゃないし、かといってこれまでのチャルメラのコマーシャルイメージとも違っていますよね。


知名度無いけど」っていうことに関しては、何も考えずに、新商品なんだから、そりゃそうでしょ。ぐらいに受け止めていたんですが、よくよく考えてみれば、「宮崎辛麺」ですもんね。
宮崎っていう県名が入っているってことは、宮崎県のラーメン?


なんで宮崎県にしたんでしょ。とか思って調べてみますと、ああら、そだったんですか。宮崎県のソウルフード。へええ! そんで「知名度無いけど」ってことなんですね。


明星チャルメラが宮崎県のソウルフードをインスタント麺に仕上げました、ってことだったんですねえ。

 


知る人ぞ知る、ってことなんでしょうけれど、全く知りませんでしたよ「宮崎辛麺」
宮崎県発祥の辛いラーメン、ってことなんですけど、宣伝写真でどんぶりの中身を見てみますと、あれ? って思いますね。
台湾ラーメン」みたいだなあって感じです。


宮崎辛麺はまだ食べたことないですけど、台湾ラーメンは何度も、いろんな店の台湾ラーメンを食べたことがあります。
もちろん、見た目だけじゃ違いは分かりませんよねえ。


でも、いかに名品、明星チャルメラであるにしても、一発目に食べてみるのであれば、袋麺じゃなくってやっぱりホンモノにチャレンジしたいです。


で、実際の宮崎辛麺の画像をいろいろ見てみますと、なあんかね、麺が冷麺みたいに見えますよ。


本場、延岡の宮崎辛麺の麺は「コンニャク麺」って呼ばれているんだそうです。
でもコンニャクを使っているわけじゃない。そば粉と小麦粉。


ん~。そば粉を混ぜると冷麺みたいになるの?


冷麺って、ルーツは現在の北朝鮮らしいですね。
ってことでよく聞く「韓国冷麺」っていうのは特にルーツを謳っているもんじゃないってことですね。
ふううん、です。


本来は、寒い冬に、暑い部屋の中で食べるものだったそうですが、現在の日本では主に夏の麺ですよね。冷やし中華と同じタイミングで出てきて、レーメン始めましたって感じです。
で、その麺はっていうと、ほほう、やっぱりそば粉が主原料なんですね。


かなりコシがあって、透明感の強いイメージがありますが、そば粉って透明感に寄与しているんでしょうかね。
つなぎに小麦粉を使ったり、緑豆粉やじゃがいもを使ったりと、地域によって特徴があるみたいです。


日本で冷麺っていえば、なんでだか「盛岡冷麺」ですね。
1980年代ぐらいから有名になりました。


本場の盛岡冷麺は食べたことないですけど、近所のファミレスで食べた盛岡冷麺は、ホンモノかどうか分かりませんが旨かったです。
盛岡冷麺の麺は、小麦粉、片栗粉、じゃがいもを使ったものだそうで、基本的にそば粉は使っていないみたいです。


なんで岩手県の盛岡で冷麺なのかっていうのは、すでに知っている人も多いのかもですが、北朝鮮生まれのヤン・ヨンチョルさんっていう人が、盛岡で始めた飲食店のメニューが始まりらしいですね。


特に朝鮮料理を勉強したわけじゃなかったヤンさんの独自の工夫から生まれた盛岡冷麺は、今ではすっかり盛岡名物ですね。


本場の盛岡冷麺もそのうち、ぜいひ食べてみたい一品ですが、盛岡には「わんこそば」「じゃじゃ麺」もあって、「盛岡三大麺」って言われています。
一回の旅で、3つとも。ん~。1日じゃ無理ですかね。

 


冷麺と辛麺で、同じような麺を使っているっていうのは面白いことですが、たぶん宮崎辛麺も店ごとに違うんでしょうね。


あれ? 宮崎辛麺の本場は延岡、冷麺は盛岡。似てますねえ。
アニ言ってんの? 岡しかあってないじゃん。似てへんわイッ! そですね、はい。閑話休題


延岡辛麺は「株式会社桝元」ってラーメンチェーン店が発祥らしいです。


辛麺自体を考え出したっていうよりは、流行らせたってニュアンスの方が強い感じみたいです。
2007年ごろから延岡辛麺のブームを作っていったみたいですが、その前からしっかり存在していたみたいです、辛麺。


呑んだ後の〆に辛麺っていう文化がいつごろからあったのかは不明みたいですが、これはもう、すでに延岡文化、宮崎文化ってことなんじゃないでしょうかね。


呑んだ後の〆に辛い麺っていう文化は、その土地独自の辛い麺っていうのがそもそも無いと浸透しませんよね。

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〆に何を選ぶのかは十人十色ですが、東京近辺ですと、家系ラーメン、牛丼、回転寿司ってところでしょうかね。
選択肢の中に辛い食べものはないように思います。


あ、オレ、〆はカレーだけど、っていう人もいるかもしれませんが、辛麺はカレーとはちと違う種類の〆だろうと思いますね。


辛いのを食べて汗を出して、アルコールを抜くっていうような根拠薄弱な免罪符は、メタボ気味の酒呑みには大きな依存感を持ちそうです。
そうしたローカル文化に目を付けて、発展させたのが延岡辛麺「株式会社桝元」ってことなんでしょう。


延岡辛麺を宮崎辛麺に地域拡大させて、さらに全国へ向けて広めて、明星チャルメラの商品に組み入れさせたエライ人は、「株式会社桝元」代表の長曾我部さんていう人。


ええ~! 長曾我部っていったら戦国時代に四国をほぼ制圧していたお殿様じゃないですか。その家系?


その辺までは分かりませんが、なんかね、元々はクラブだとかアルコール関連の仕事だった人みたいです。で、アルコール世界から見た〆っていうものに商売の食指が動いた結果が「延岡辛麺」「宮崎辛麺」なのかもしれません。


長曾我部元親って武将、ファンですけどねえ。幕末に日本を動かした坂本龍馬土佐藩山内家の家臣としては、長曾我部家由来の郷士として生活していたんですよね。ま、ラーメンには関係ないことですけれどね。

 


さて一方「台湾ラーメン」ですが、名古屋発祥の辛麺ですよね。


こちらは、台湾人の郭明優さんが名古屋で開店した店の賄いメニューとして、台湾メニューの「担通麺」を模して作った辛麺なんだそうです。


台湾ラーメンは、刻んだ唐辛子、ニンニク、豚ひき肉、ニラ、長ネギ、モヤシの具材で、しょう油ベース。


で、宮崎辛麺は、刻んだ唐辛子、ニンニク、豚ひき肉、ニラ、溶き玉子で秘伝のスープ。


秘伝のスープって、どこの店でも言いそうですけどね。
やっぱり、ほぼ差が無いですね。


溶き玉子っていうのが大きな違いに思えますけれど、東京で食べたことのある台湾ラーメンの半分ぐらいは溶き玉子でした。
具材の違いは店の工夫の範囲内、って感じだと思いますね。


でもあれです、決定的な違いは麺ってことになりそうです。


台湾ラーメンは普通の中華麺です。普通のっていっても、やっぱりこれも店によってけっこう違いますけれどね。


なんて言いますかね、コロナ禍の規制が緩和されて、少しずつ外へ飲食に出かけても良さそうな雰囲気になって来ましたけれど、本場の宮崎辛麺、台湾ラーメンってところまで足を延ばすのはまだね、ためらわれます。


でもですね、とりあえず明日、近所のスーパーで明星チャルメラ「宮崎辛麺」探してみようかなあ、って思ったりもします。


ま、普通に売っているでしょうね。具材は何が入っているんでしょうか。
溶き玉子は、自己責任ってやつでしょうね。


なんかねえ、やっぱりホンモノの、宮崎辛麺、延岡辛麺、いってみたいですねえ。