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【クラーケン】ってさ フランケンのお友達なの?

< ダイオウイカってのがいるんだから ダイオウタコだっているんじゃないの? >

世界四大文明っていうのは、みなさんご存じだと思います。
メソポタミア文明エジプト文明インダス文明中国文明がその4つだってされていますが、実はこれ、特に定説っていうものじゃないんだそうですよ。


国際的に通じる言葉じゃなくって、せいぜい日本と中国で通じるぐらいじゃないかってことで、おやや、そなんですかあ、って軽く、マイナス方向のカルチャーショックです。


まあ確かにね、初めて世界四大文明っていうのを知ったときに、ええ~、そのほかの地域にだって人は住んでいただろうし、独自の文明って、その地域ごとにたくさんあるんじゃないの? って思ったことを覚えています。


ただ、1つの文明地域っていう、その地理的範囲が広いのがメソポタミア、エジプト、インダス、中国の4つってことなんだろうなあっていう理解でした。


ある特定地域の文明と、隣り合っている地域の文明が出会うのは、平和的な融合っていうこともあるでしょうし、戦争っていうこともあったんでしょうね。
21世紀の地球上では、知られていない土地は完全にないでしょうし、知られていない文明っていうのもほとんど、全くではなくほとんど無いんだろうと思えますよね。


文明の違いっていうのは、地理的に近ければ次第しだいに、だんだん伝わっていくものなんでしょうけれど、完全に離れた土地同士の文明が出会うことって、普通の生活の中では起こり得ない気がします。


まあ例えば、島国である日本の文明が世界に発信されてから、どうでしょう、100年ぐらいしか経っていないんじゃないでしょうか。
日本っていう国の名前は知っていても、どこにあるのか知らないっていうアメリカ人が少なくないって話も聞きますしね。

 


異質な文明同士、世界的な文明の交流が一気に起こったって考えられるのが「大航海時代
これはヨーロッパの国々、とくにポルトガルとスペインの海外進出のこととして捉えられていますが、1つ、面白い説がありますです。


ヨーロッパから船出した大船団。その旗艦が持っていた世界地図ですね。
当時の地球全体を平面に描いた地図。
そこに、アフリカ大陸の喜望峰がちゃんと書き込まれている。


もちろん隊商が陸路、アフリカの突端に行き着いていた可能性はあっても、アフリカ大陸の形なんて誰も知らないはずなのに、精度は低かったにしても鋭角な喜望峰が書き込まれた地図を持っているのは、オッカシイでしょ!
ってことなんですね。


まだ誰も行ったことのない場所の地図って、誰が書いたん?


で、ここに1つの説があって、喜望峰を回って航海していた人物が実際に居るんですよってことなんです。


大航海時代っていうのは、年代は特定されていませんけれど、だいたい15世紀半ばごろから始まったってされていますね。


イタリアのクリストファー・コロンブスが航海をスタートさせたのは1492年。


イタリアのアメリゴ・ヴェスプッチ、第1回航海は1497年のことだとされています。


国籍のハッキリしていないヴァスコ・ダ・ガマも第1回の航海は1497年らしいです。


ポルトガル人のフェルディナンド・マゼランの航海は1519年の出発です。


もちろん、こうした有名人の他にもたくさんの航海者がいるわけでしょうけれども、そうしたヨーロッパ人に先駆けて地球上を広く航海していた人物が明の時代の中国に居るんですね。


鄭和(ていわ)っていう明の宦官武将です。


鄭和の第1回航海は1405年。1413年から1415年の第4回航海では、東アフリカに至った記録が残っているんだそうです。
その後1430年から1433年の第7回の航海を最後に、鄭和の死によって明の大航海は終わりを迎えたそうなんですが、大船団を率いていたそうで、地理的な情報はもちろんのこと、さまざまな世界情報が明に集まったことは間違いないってことなんですね。


で、この鄭和の大船団の中に、喜望峰を回ってアフリカ西海岸へ到達した分遣隊がいて、世界地図を書き上げていたっていう説なんですね。


だいたい100年ぐらい先行しているわけですから、あり得ないことでもなさそうな気がします。
明の地図が陸路のシルクロードなんかを伝って、ヨーロッパにもたらされた。のかもっていう説なんですね。


海のシルクロードって言われている航路は実際のものですしね。そっちもありそうです。


昔の中国ってホント凄い国なんだって思います。

 


で、まあ話は明の鄭和じゃなくってヨーロッパの航海人たちの方なんですけど、どんどん未知の国へ後悔していって、文明の交流ってことになるんですけど、海だってどこまで続いているのかなんて誰も知らないころですからね。


ポーランド人のニコラウス・コペルニクスが「地動説」を正式に発表したのが1540年。
ん~、地球が丸いっていうのは常識になっていたんでしょうかね。知らんけど。


地球には果てがあるって思っていて、海図に怪獣が描かれている時代です。


で、実際、いるんだよ海には、化け物、怪獣が、っていう話はヨーロッパを中心に、この大航海時代に広まります。


代表的なのが「クラーケン」っていうやつですね。

 


聞いたことありますよね。


古い図鑑なんかを見ますと「タコ」なんですよ、クラーケンって。
どう見てもタコのお化けの絵です。船をガオーッ! って襲ってるヤツ。


でもなんだか、時代が進んでくると「イカ」になっちゃいますね。なんででしょ。
イカになっても、ガオーッ! は変らないんですけれどね。


別名「ハーヴグーヴァ」って言われたり、幼生として「メデューサの頭」っていうのがいるんだよっていう説が伝わっているクラーケンですが、スコットランドの「ホグワーツ魔法魔術学校」の池にいましたよね。なんだか心優しい感じのでっかいイカ。あれ、クラーケンでしたね。
ほら、あれですよ、ハリー・ポッター


日本だと「海坊主」がクラーケンにあたるかなって思いますけど、海坊主って、やっぱりタコでしょねえ。


日本の海坊主も、やがてイカになっちゃうかもですけどね。
いや、タコでもイカでもなくて、坊主なのボーズ、ってことではありますけれどね。


今、クラーケンがタコからイカになっちゃった理由としてあげられているのが「ダイオウイカ」の存在です。


かなり前から見つかってはいるんですよね。ダイオウイカね。
そもそも巨大怪獣が居るっていう噂の元になったのがダイオウイカなんじゃないかってことみたいです。


NHKスペシャル」でダイオウイカの動画が映し出されたのが2013年。ネットで見ました。
深海に何が居るのか、まだまだ未知の世界の海の中です。


全長18メートルっていう記録もあるそうですからね。マッコウクジラに絡みついている絵もあながちあり得ないことでもないのかもですねえ。


日本でもけっこう打ち上げられていて、何回もニュースになっています。


2019年、福井県小浜市の漁港で体長6メートルのダイオウイカが腐敗した状態で見つかって話題になりました。


で、2022年4月20日小浜市の同じ漁港で体長3.35メートルのダイオウイカが生きた状態で発見されて、あらビックリ!


生きた状態でダイオウイカが見つかるのはかなり珍しいそうです。
そりゃそうでしょねえ。深海、400メートルから900メートルで暮らしているらしいダイオウイカですからね。
海面に上がって来るなんて、意図した行動じゃなさそうですよね。


4月20日のダイウイカは弱っていて、発見されて間もなく死んじゃったみたいですけど、ちょっと、ひっかかるねっていう話題になっているのは、発見される頻度です。


なんで同じ港で、っていうのが気になる。3年前にも見つかったばかりなのに。
なんかさ、地震の前触れとかじゃないの!?


そういう噂って、誰が広めるのか、まことしやかに言い伝えられるんですよね。


まあ、パニックになるって程の信憑性は感じないものの、やっぱりね、気になることは気になりますですよ。
地震、このところ多いですしね。


昔からそういう噂っていうのはあって、深海魚が打ち上げられると、何か良くない天変地異がある。
ホントかよっ! ってことなんでありますよ。

 


ん~、じゃあ調べてみましょうか、っていう奇特な方がおられました~。


東京学芸大学、地球物理学非常勤講師の織原義明さんって人。
東海大学海洋研究所に在籍していた2011年から本格的な調査を始めたそうです。


地震の発生と関係があるって言い伝えられているのは8つの魚種。
海の深いところで何かしらの変化があって、それを感知した深海魚が浅い海まで上がって来るんだよ、っていうような説を検証してみましょう、ってことですね。


その8種っていうのは「リュウグウノツカイ」「サケガシラ」「テンガイハタ」「タナベシャチブリ」「シャチブリ」「アカマンボウ」「ユキフリソデウオ」「テングノタチ」


ほぼ、知らんがなっていうおさかなさんたちです。リュウグウノツカイはニュースになってましたけど、ダイオウイカ、クラーケンは入ってないんですね。


その8種の深海魚が発見されたっていうニュースを1928年から2011年までの間で探して、「336件」確認。
83年間で336件ってことは、年平均として4匹以上発見されているんですね。
ま、年平均とか、そんな数字に意味はないでしょうけれども、けっこう発見されているんですね。


で、その336件の発見の日から30日の間に、発見された場所から半径100キロメートル以内を震源とした、マグニチュード6以上の地震発生を調査。


結果、該当したのは2007年7月、マグニチュード6.8を記録した「新潟県中越沖地震」のみ。


この時の魚はどうも、地元ではユウレイとか呼ばれることもあるっていう「シャチブリ」みたいなんですがハッキリしません。
まあね、いずれにしても深海魚が打ち上げられることと地震の相関関係は、無いよ、ってことで、良かったです。


そりゃそうでしょねえ。深海魚は海底にへばりついているわけじゃないでしょうし、真っ暗な海中で地球の変化とか、感じ取るのはなかなか難しそうに思えます。


それにね、地震と関係しているのってナマズでしょ。
そう聞いてますけど、織原センセ、その辺はどうなんでしょ?


ナマズって、ガオー! って言いそうなヤツに思えますけど。

海じゃないけどねえ。