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【水うちわ】涼しさを感じ取る優雅な感性を失ってしまったのかもしれない 日本の夏

< そんなこと言ってられないでしょ! めっちゃ暑いでしょ! 毎年体温超えですよ! >

「アツはナツイねえ」なんてね、毎年1人は必ず言っていた暑苦しい夏のセリフですが、コロナ禍になってからは聞かなくなった気がします。


あまりにもバカすぎて、オヤジギャグにもなっていない言葉を、口にするのも憚られるような空気感がコロナにはあったのかもですねえ。


2023年春の時点でまだ終わっていませんけれどね。第9波って、来るの? ヤですねえ。
って言っているうちに、またやって来ますよ。そです、暑い季節がまたやって来るですねえ。


サクラが散ってしまえば暑い季節の御到来です。

 

 

 


異常気象って言われ始めたのがいつだったか、もう遠い記憶で、ここ数年は30度っていう気温を聞いてもあんまり暑い気がしなくなっています。
これまでの感覚、マヒ。30度でビビらないようになってしまっていませんか?


もちろん身体は暑いわけで、昭和人間としてはアタマの中の30度が変容しちゃっているような気がしています。


だってね、最近は40度を超えちゃっている地域がけっこうあったりしますもんね。


でもですね、調べてみたらですね、けっこう昔にも40度超えっていうのが記録されていたんでありました。


1933年7月25日、山形県山形市「40.8度」


これ昭和8年ですね。しかも山形県って、雪どころのイメージがありますけれど、40度超えです。


そのあとしばらくは40度超えって記録されていないみたいなんですけど、気象予報士森田正光さんが、「日本の最高気温の記録は46.3℃である」って言っておられますね。


46.3度!? おいおい、なにそれ? って感じなんですけど、それは1923年9月2日の東京、麹町での観測記録なんだそうです。


9月? そんなの聞いたことないよ、っていうのが普通のリアクションだと思いますけど、森田さんの記事の狙い目もそこなんでしょうね。


ちゃんと記録されてはいるんだけれども、気象庁の正式な記録からは除外されているからってことで、気象予報士ならではの調査と、それを確認できる資格(?)ってことなのかもですね。
森田さん、いろいろ顔パス、なんでしょか。


事の次第はこうです。


46.3度っていうトンデモナイ暑さを記録した1923年9月2日の前日、9月1日は「関東大震災」が発生した日なんですね。


今では防災の日に指定されていて、高層ビル、オフィスビルなんかでも避難訓練やってますよ。


ヘルメット被って、非常階段で避難場所へ移動させられます。
デスクの下にヘルメットが、デスクの数だけ置いてあるんですよね。


関東一円が壊滅状態になった大地震。建物の崩壊だけじゃなくって、死者の多くは火災による被害だったそうですね。


その火災の規模の大きさ、継続してしまった時間。その影響があっての46.3度なんだそうです。


当時の気象担当者が阿鼻叫喚の中で、気温観測を通常通りに行ったっていう義務遂行は驚愕ですね。
ただ、常にない条件での観測記録なんで、正式記録としては採用されていないってことだそうです。


関東大震災から10年後の山形市の40.8度だったわけなんですが、それから60年の間に40度超えは記録されていないみたいなんですね。


山形市の次に40度超えが記録されているのは、1994年8月5日、愛知県愛西市「40.3度」和歌山県かつらぎ町「40.6度」


60年も経っての40度超えですから、この時は「今年は異常気象ってやつだねえ」って受け止め方だったんじゃないでしょうか。


愛知県と和歌山県。近い距離とは言えませんけれど、地域的に高温になった気象原因があるのかもしれませんね。
気象条件って森田さんでも、なかなか難しいらしいですからね。


そしてその4年後、1998年7月4日、群馬県上里見町「40.3度」
関東で初の40度超えです。


でもまだあれです。なにか特殊な気象原因があって、ホント珍しく40度超えちゃったんですよねえ、って思っていたと思います。


だってね、空気が40度を超えているんですよ。
体温を計って40度を超えちゃったら、病院行くでしょ! 注射でしょ、クスリでしょ、氷嚢でしょ、ガリガリ君でしょ。オオゴトですよね。


グッタリです。大人が40度超えちゃったらアタマ、パーになるっていう説もありますし。
そういう温度の空気なんですよ。異常です。

 

 

 


でもね、21世紀になって2007年8月16日、なんと岐阜県多治見市「40.9度」、埼玉県越谷市「40.4度」、群馬県館林市「40.3度」


同じ日に3カ所で40度超えを記録したんですよね。
この辺りから、なんとなく記憶しています。40度超え。


そしてまた2013年には山梨県甲府市「40.7度」勝沼市「40.5度」、四万十市西土佐江川崎「41.0度」の3カ所で記録。


四万十市西土佐江川崎の「41.0度」は歴代3位の記録です。


でもってですね、2018年からは毎年、日本のどこかで40度超えを記録しているんですよね。


2018年は全国6つの地域で40度超えを記録していて、埼玉県熊谷市で歴代1位の「41.1度」を記録しています。


さらに岐阜県金山町、現在の下呂市美濃市では「41.0度」で歴代3位の記録に並びました。


2019年には3カ所で40度超え。


2020年には5つの地域で40度を超えて、静岡県浜松市では「41.1度」を記録して歴代1位に並びました。


2021年はコロナ禍で経済活動が抑えられた影響なのか、山梨県勝沼市で「39.7度」が記録されましたが、ま、40度とさして変わらないような気もしますね。
体温超えですしね。


2022年は群馬県桐生市で「40.4度」だったようです。


暑さの基準が40度にあるわけじゃないんですけど、40度以上になると「酷暑」って言うようになって来ていますね。


酷暑っていう表現が気象庁が正式に認めているのかどうか分かりませんが、今までの「猛暑日」っていう表現の範囲を超えちゃったってことなんでしょうね。


ちなみに、
最高気温が25度以上の日が「夏日」


最高気温が30度以上の日が「真夏日


最高気温が35度以上の日が「猛暑日


35度なんて、なんなの!? って思っていたら、40度を超える日がどんどん増えてきている最近の日本なわけです。


日本陸軍創始者大村益次郎(1825~1869)」は、博覧強記の人だったそうですけど、元々は長州藩の村医者なんですよね。


酒と豆腐が好きだったっていうところには、とっても共感しているんですけど、医者としての評判がすこぶる悪い人なんです。


そもそも治療の前段階からして、村人が、センセ、暑いですねえって声をかけると、


「夏は暑いのが当たり前です」


って感じで、本人は大真面目、だったそうです。そゆ人、だったんですねえ。


大村センセ、そゆ時はね、そうだねえ、暑いねえ、とか、そんな返答がよろしいんではないかと、はい。


江戸時代って気象庁なんかないですからね、どれぐらいの気温だったのか分かっていませんけれど、まさか40度を超えるような日はなかったでしょうね。知らんけど。


物理的にアタマデッカチの大村センセが、40度を超えるような陽中に出たりなんかすると、倒れちゃうでしょ。これまた知らんけどねえ。


歴代3位の最高気温「41.0度」を記録している岐阜県美濃市


昔から暑い土地だったのかどうかは分かりませんが、美濃には伝統工芸品として「水うちわ」がありますね。

 

 

雁皮紙(がんぴし)っていう高級和紙で出来ていて、水に浸してから扇ぐっていう、室町時代からあったらしい、純和風のクーラーですね。


昔からあこがれているんですけど、ちょとね、オタカイんでございますよねえ。


伝統工芸品ですからねえ、そゆことなんででしょうけれども、お金を拾いでもしないと買えないかなあって、弱気になってしまいますです。


扇風機、エアコンが普通に使われるようになるまでは、海外からも注目された和風エアコンなんだそうですよ。

 

 

 


電気を使いませんからねえ、とってもエコな「水うちわ」なんですけれども、岸田さん、国で買い上げて、マスクじゃなくって「水うちわ」を配っていただけると、大助かりかと。はい。


地球温暖化と、ヒートアイランド現象に、真っ向立ち向かうには「水うちわ」っていうのをG7で、一発、ぶちかましてみてはいかがでございましょ!

 

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