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【命を護る行動】今すぐに出来ること 今すぐにやっておくべきこと

< 情報利用の方法が生死を別ける 自治体から避難行動を促される前に知っておくべきこと >

地球温暖化っていうのが他人事じゃなくって、ホントに肌で感じられるようになった始まりが2023年の夏だったっていうことになるのかもしれません。


災害級の、っていう形容詞が付いている暑さです。そう表現するのが当たり前になっている異常な気温。


どこそこで40度を超えましたっていうニュースで、あんまり驚かなくなってきたここ数年でしたが、2023年の夏、いや梅雨頃からでしょうか、連日35度を超えるような日が続きました。


いやがうえにも日本の気象が確実に変化してしまったことを実感せざるを得ませんでしたよね。


コロナの危険が去ったわけでもない2023年の夏。
災害級の高気温。熱中症から身を護る手段を講じて下さいって、ニュースで盛んに言うようになりましたです。


暑い時期なのにインフルエンザの流行が報道されたりもしましたし、海面の温度が高いっていうことで、台風が大きく発達しやすくなって、季節風が北側にズレているせいで台風の進行速度が異常に遅くなって、雨と風の影響が長く大きくなっています。


地震のニュースの時もそうですが、わずか2日ほどの間に1ヶ月以上分の雨量を記録したりすると「命を護る行動をとってください」って報道されます。


数年前まではそんなセリフがテレビ、ラジオから流れることはなかったように思いますが、ここ数年は「命を護る行動をとってください」っていうのは、どちらかと言いますとヒステリックにさえ感じられるほど繰り返されています。


以前からニュースで言われていた「大雨にご注意ください」っていうのと意味としては同じなのかもしれませんけれど、最大級の言葉になっていますね。
3.11からの教訓ってことなんでしょうかね。

 

 

 


「命を護る」「大雨に注意する」どちらにしても、我々、個々人が何をしたらいいのか、何をすべきなのか、よく分かりません。


具体的なことは言わずに「命を護る行動をとってください」だけです。


災害情報専門チャンネルでもない限り、「命を護る行動」の具体にまで報道時間を割けないっていうことなんでしょうね。


ただね、原因が温暖化であるのか、そうじゃないのかっていうこととは切り離して、異常気象に対する防御、心構えは、個々人で、家族単位で真剣に取り組んでおくべきことになってしまっている地球環境なのかもですよ。


「命を護る行動」っていう具体を考えてみます。そんなことを具体的に、なんて考えたことないですよね。


首相官邸「防災気象情報と警戒レベル」を発信しています。

 

その中で「防災気象情報の役割」についてこう言っていますよ。


「主体的に避難行動を判断するための参考となる「状況情報」です」


この文の中で特に注意すべきなのは「主体的に」っていうところなんじゃないでしょうか。


情報はあるけれども、それはあなたがたが「主体的に」取得して自分自身がどういう行動をとるべきなのかを決める「参考」なんですよ。っていうことですもんね。


自分の身は自分で護りなさい。は~い、ってところでしょうかね。
でもまあ、そうだろうなって思います。そういうもんでしょう。

 

 

 


防災気象情報には警戒レベルが5段階、設定されています。


☆警戒レベル1


災害への心構えを高める必要がある、っていう段階。
気象庁が発表します。


っていうことは、テレビを見る、ラジオを聞くっていうことをするか、気象庁の「防災情報」ページを閲覧する必要があるっていうことですね。

主体的に情報を取りにいくっていうこと。


日本地図がエリア別に5種類の色分けで表示されています。


「発表なし」「注意報」「警戒」「特別警報・高潮警報・土砂災害警戒情報」「大雨特別警報」の5種類です。


都道府県を選択することによって詳細情報を確認できます。
でもこれ、警戒レベルとの関連は不明ですね。


気象庁の緊急会見とかを見ていて思うことは、説明する人によって分かり易かったり、意味不明だったりします。
情報の公開が上手だったり下手だったりする。


気象庁の職員さんたちは、気象予報の専門家であって、広報的な仕事は得意じゃないってことが、もしかするとあるのかもしれませんが、警報を発するにあたって、広報専門の人を用意する必要があるんじゃないでしょうか。


分かりにくい情報はかえって危険度を増してしまうかもですよ。


テレビ、ラジオで分かりやすく伝えようって工夫している気象予報士さんたちも多いですけど、メディアを通訳みたいに思っているところ、ありゃしませんか。気象庁さん。


まずは災害警戒情報の統一感を確立していただきたいです。早急にですね。
種類あり過ぎですし、情報取得に技術が必要なレベルじゃ役に立たないと思いますです。


こういうトコ、日本って弱いかもですよねえ。


☆警戒レベル2・警戒レベル2相当


避難行動の確認が必要とされる、っていう段階なんだそうですが「相当」ってなんなんでしょう。


どうも付焼刃的に警戒情報を作っているような感じを受けちゃいますねえ。


「大雨注意報」「洪水注意報」「高潮注意報」が警戒レベル2。


「氾濫注意情報」「気象庁「キキクル(危険度分布)」で黄色対象となった情報」が警戒レベル2相当、ってことで、気象庁なりの区分けがあるんでしょうけれど、なんで統一しないんでしょうね。

 

「キキクル(危険度分布)」には、「土砂キキクル」「浸水キキクル」「洪水キキクル」「土砂災害警戒区域等」っていう情報が表示されます。選択して確認。


地形的な特徴が違うから、っていう理由で別けているのかもですけど、分かりにくいです。


これも気象庁の発表ですから、警戒レベル1と同じで、テレビを見る、ラジオを聞くっていうことをするか、気象庁の「防災情報」「キキクル(危険度分布)」ページを閲覧する必要があるんですね。


避難行動の確認が必要っていうことなんで、事前に自分自身の、家族それぞれの環境から、どういうふうに避難するのか、決めておく必要があるわけです。


順を追って考えていきますと、なかなか大変な作業になりそうですね、避難行動って。


☆警戒レベル3相当


地元の自治体が警戒レベル3高齢者等避難を発令する目安となる情報。高齢者等は危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル3に相当するっていうことで、これは自治体が発令する警戒情報なんですね。


地域の行政無線、広報車が訴えかけるっていうことで、レベル2までとは違いますね。
自分から情報を取りに行かなくとも、自治体が危険を知らせてくれる。それだけ危険度が高いんですね。


「大雨警報」「洪水警報」「氾濫警戒情報」「高潮注意報」ってことで、注意報から警報になっています。
「キキクル(危険度分布)赤」も参考にってことだそうです。


このレベル3からは自治体が主幹になるので「相当」ってことなんでしょうかね。


☆警戒レベル4相当


危険な場所から避難が必要とされる。
このレベル4からは、ホント迅速に行動に移す必要がありそうですよ。


「土砂災害警戒情報」「氾濫危険情報」「高潮特別警報」「高潮警報」「キキクル(危険度分布)紫」


ただ、「危険な場所」って、どこ? ってなりそうですよね。自治体の広報車が「危険な場所からは直ちに避難してください」って言って回って来ても、自分のいるココ、この場所って、危険なの? どうなの? って素人には分かりませんよね。


これについては、国土交通省国土地理院「ハザードマップポータルサイト 身のまわりの災害リスクを調べる」っていうサイトがあります。

 

全国の市区町村別に災害リスクを確認できます。


確認できるハザードマップの種類は、「洪水ハザードマップ」「内水ハザードマップ」「ため池ハザードマップ」「高潮ハザードマップ」「津波ハザードマップ」「土砂災害ハザードマップ」「火山ハザードマップ」っていうのが用意されています。


やっぱり、事前に知っておくべき情報って、たくさんありそうです。


内水」っていう聞きなれない言葉がありますが、これは、市街地域を流れている側溝や排水路、下水道だとかから水が溢れる水害のことを言うんだそうです。


自分が住んでいる場所。勤めている会社の場所。子どもたちが通っている学校の場所。
それぞれの災害のハザードマップの確認。結構な作業量になりそうです。


☆警戒レベル5相当


災害が発生又は切迫していることを示す。っていうことで、この段階って、もう警戒レベルじゃないですね。


既に災害が発生しているってことですもんね。それから避難活動するんじゃ、遅いです。


雨の量も風の強さも、これまでとはパワーが全然違って来ているのが現在の台風です。
ハザードマップで自分の住んでいる場所、勤めている場所、学校の場所を確認して、地域情報で避難場所を確認して、散歩ついでにそこまでのルートを家族とともに確認する。

 

 

指定されている避難場所自体についても、ハザードマップとかで確認して、そこが本当にその時の避難場所に適しているのかっていう確認も、しておく方がイイのかもしれませんよ。


そういう行動が、今すぐに出来る、やっておくべき防災対策ってことになるんでしょうね。

 

 

 


防災グッズも用意しておくことが必要でしょうし、ホントに大きな災害に見舞われた時は、スマホだとかの通信手段も奪われてしまう可能性が高いです。


家族全員が、危険を回避しながら集まる場所、落ち合う避難場所を決めておくっていうことも必要かもしれないですね。


実際に家族全員が揃うまでは、必ず、毎日、毎時間、そこにいるから、そこを確認するから、充分に身の安全を確保したうえで、必ずここに集まろうっていう約束。


家族がまだ誰もいなくとも、そこに集まるんだからねっていう約束。


今、暮らしている家や街が、無事でいられる保証はどこにもないんですからね。
避難経路とか、実際に歩いて確認しておかないとダメかもしれませんよ。


「命を護る行動」マジでやっておいた方が良さそうですね。