<かつら ウィッグ にも あほ毛ってあったりするんでしょうか あほ毛は生きてる証拠?>
知り合いの若い課長さんと夕方の道で偶然出会いました。1年ぶりぐらいだったでしょうか。
何軒かの呑み屋さんで顔を合わせることのある人で、中堅会社の営業職だということは聞いていました。
テレワーク出来ない種類の仕事の人ですね。中肉中背のキッチリタイプのサラリーマンです。
ずっと宅呑み生活だったそうで、少し痩せてしまったようにも見えました。コロナ太りとは縁が無さそう。
街灯に灯りの入る時間帯。買い物途中のおばちゃんどうしのように、ちょっと立ち話をしました。
ま、酒の話とか、コロナの話とか、そんなんです。
営業職ということだからなのか、よくしゃべる人なんですね。ま、いつも通り聞き役に徹します。
7時までしか呑めないっていうんじゃ、意味ないですよ。だいたい7時前に店に入るなんて、一般のサラリーマンは出来ないでしょ。
と、まん延防止等重点措置にはご不満なご様子でしたが、急に、
「あほ毛が直らないんで、きょう、お休みします」
っていうメールを受け取ったという話をしたかと思うと、急に肩を落としました。
あほ毛? ってなんなん?
アラサー女性の部下らしいんですが、営業課長さんからしてみますと、朝からそんなメールを受け取ると、一日気合が入らず、疲労感倍増ですよ、ということなんでありました。
で、あほ毛? ってなんなん?
ま、有能博識な営業課長さんにもその正体は「よく分からない」んだそうでした。
3分ぐらいの立ち話だったでしょうか。それで、早く制限なく呑めるようになるといいですねえ、またねえ。で別れました。東京には制限強化の話が出てきていたりするんですけれどね。
課長さんとの話の内容として残っていたのが、結局、
あほ毛? ってなんなん?
ということだけだったのでした。
人前に出たくないから会社を休むという理由になるほどの激しい「寝ぐせ」ってことなんでしょうか。
「寝ぐせ」っていう昔からの言い回しを、今風にライトに表現した言葉? それが、あほ毛?
で、早速調べてみますと、
「まとめ髪の表面からぴんぴんと跳ね出てきてしまう短い毛をいう」んだそうでありまして、寝ぐせとは違うみたいですね。
まとめ髪、っていうのがそもそも正しく理解できていないのかもしれませんが、1本とか2本ぐらいの髪の毛がぴょんと跳ねているっていうの、普通じゃないの?
それが気になる。人前に出られない。仕事を休む。
ん~。このことだけを取り上げて、考えてみますと、それは別の理由があって休みたいってことのようにも思えますよね。
体調は万全だけれど、きょうは会社を休みたいので、頭が痛いという代わりにあほ毛が、という。
でもまあ、なんかキッチリしないと気がおさまらない。っていう感覚は分かるような気もしますね。あるジャンルのコマーシャルテーマにもなっています。
前髪が決まらないとお出かけ出来ない! とか、そんなのがあったような。
そういうのとは違うんでしょうか。あほ毛。
wikiさんによりますと、
「漫画系サブカルチャーの分野では、誇張された表現として描かれる、頭髪から勢いよく跳ねるように飛び出している一束の毛」
という解釈もあるようで、
「寝癖や癖毛によって理由付けされることもあるが、犬猫の尻尾のように自在に動かせて多彩な表情を生み出せる感情表現用の小道具になっていることまである」
だそうで、こういうことだとむしろ可愛いさアピールのアイテムにもなっているんじゃないの? って考えてしまいますが、当人からしてみるとそうもいかない、ってことなんでしょうかね。
まあね、アニメキャラの「犬猫の尻尾」のような、というぐらいにまとまったボリュームの髪が「あほ毛」になっているとしたら、それは、水でも付ければすぐにおさまるように思います。
そういうアピール意思のない、当人の言うことをきかない「あほ毛」という存在は許せないものなんでしょうね。
全く知識のないジャンルなんですが、ウィッグとかかつらってありますよね。女性用の。
レディースアートネイチャーとか、盛んに宣伝しています。
ああいうのには無いですよね、たぶん、あほ毛って。
本気で人前に出るのがはばかられるというのであれば、部分的なウィッグとか、そういうのを用意しておいて、言うことをきかないあほ毛対策として付けて出たほうが、生活的に安定した精神状態で居られそうにも思いますけれどね。
それとも、ああいうウィッグにも「あほ毛」という存在はあって、それは自分の毛以上に言うことをきかないものだったりするんでしょうかね。
そもそも、言うことをきかない毛だから「あほ」って言うんだと思うんですが、考えてみますと、髪の毛って意思があるんでしょうか。
ん~。どう考えても無さそうですよね。「あほ」って言われても、その毛自身は何も感じていないでしょう。
でもまあね、髪の毛って、大昔から人間にとっての重要部分ではあるわけですけれどね。
かつらやウィッグの歴史って長いですもんね。
人類史の長い歴史からすれば、パーマもつい最近の技術とはいえ、もう100年以上の歴史です。日本では「電髪」だとか言っていた時期もあるそうです。
髪にウェーブを付けるのがパーマの始まりなんでしょうけれど、くせ毛を真っすぐにするストレートパーマっていうのもありますよね。
髪の毛に関する悩みって、なんか、いろいろあるんですね。髪が無いのも悩みですが、あればあったで、様々な悩みが付いて回るものなのかもしれません。
その個人にとってのキッチリとした「完全な」髪というのがあって、そこから外れた「あほ毛」はプライドが許さない。ってもんなんでしょうかね。
まあねえ、個人的にはそこまでこだわらなくともイイんでないかいって思いますけれどねえ。
どんだけキッチリしていても、風に吹かれたら、それなりになってしまうもんじゃないですか。
風が吹いても、全っ然動かない髪型の人も、まあ、たまあに居ますけれど、あれは、ねえ。。。
だらだらし過ぎるのもいけないんでしょうけれど、キチキチし過ぎるのも疲れるでしょう。
特に今のコロナ禍での生活では、肩ひじ張らず、自分に対してもある程度フランクに対するのがよろしいんじゃないでしょうか。
寝ぐせヘアーっていう「髪型」も認められてイイんじゃないかって気もするです。
ま、あほ毛を気になさる美麗な方々、なにとぞ、お平らに。