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【東京「町」歩き】23区 江東区編 江東区の「町」はチョウかマチか

< 東京都23区 東部に位置する江東区には 46の町名があるのであります >

「【「町」の読み方】あなたが住んでいるのはチョウですか? それともマチですか?」で、日本全国の「町」の読み方について、ちと調べてみたわけですが、全体として「町」の読みは「チョウ」の方が多かったのでした。

 

でもこの結果は市部や区部の中の「町」は対象外としてのデータでしたので、差し当たって、東京23区の区部の中の「町」の読みについて調べてみようと思い立ったわけです。


市町村合併などによって失われいく地名も少なくない現状ですが、「チョウ」と読むか「マチ」と読むかという以外にも、「町」という字の付かない「町」というのもありますし、知らない町名、不思議な町名というのも少なくないだろうと思います。


東京都23区、第8回目は「江東区」です。

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江東区の面積は40.16平方キロメートル。23区の中で6番目の面積。人口が52万5千人足らず。


区の木はクロマツ。区の花はサザンカ


令和現在の江東区は、区内へ通勤して来る人の数の方が若干多くて、昼間の人口の方が夜より多い区です。


江東区はほとんどの地域が「海抜ゼロメートル」だそうで、南砂の辺りではマイナス3メートル。
運河の多い区ですが、災害対策だとかが重要な地域だと言えそうですね。


地元の人はなんてことないんでしょうけれど、たまに車で通りかかったりして、川の面と同じぐらいの高さの道路が塀で区切られていて、ん~? って感じますし、その道路からまた一段下がった場所に住宅が建っている状況ですからね。ますます、ん~? ってなってしまいます。


ちなみにオランダは国土の4分の1が海抜ゼロメートル。一番低い地域はマイナス6.76メートル。そういう国もあるんですけれどね。 

 


東京は、都心の産業、業務機能の分散という目的で「7つの副都心」というのを設けています。これ、案外知られていませんよね。副都心が7つもあるんですよ。


★新宿区の「新宿副都心」
ここはまあ知られていますよね。丸の内から移って来た都庁がありますもんね。


★渋谷区の「渋谷副都心」
再開発がまだ続いていますけれど、なんかね、いろいろと変わっちゃって、地下では迷ってしまいます。


★豊島区の「池袋副都心」


台東区の「上野・浅草副都心」


墨田区江東区の「錦糸町・亀戸副都心」


★品川区の「大崎副都心」


★港区、江東区、品川区の「臨海副都心


ということで、「錦糸町・亀戸副都心」「臨海副都心」の2つが江東区なんですね。これが江東区の昼の人口が多い理由だろうと思われます。産業が元気なんです。


23区の中で最も下町らしい地域、といいますか江戸情緒を感じさせてくれるのが、この江東区かもしれません。


時代劇にしょうっちゅう登場してくる「深川」「木場」は、この江東区です。


「【深川めし】 宮内庁選出「日本五大名飯」 400年続く江戸の味」でも触れましたが、「江戸前」というのを支えてきたのが深川なんですね。


徳川家康の江戸入府以来、どんどん埋め立て開発されてきた町です。
そんな中で生き残っている「深川めし」イイっすよ~。気取らない旨さです。


江東区内の大江戸線、各駅名に江戸の名残が感じられるのも、この町の魅力でしょうね。
東京以外の地域の人でも時代劇ファンなら、あ、知ってる、って思う駅名がいっぱいあると思います。


隅田川の東の地域だからってことで「江東区」らしいんですが、東京湾の方向に次第に面積を拡張しつつあるという、動いている区です。


江東区の「新木場駅」から品川区の「大崎」を結んでいる「東京臨海高速鉄道」という路線がありますが、1996年、平成8年の開通当時、カタカナの付く駅名が3つ続いていることが話題になったりしましたね。


ほぼ埋立地の地下を通っている「東京臨海高速鉄道」の駅は、
「新木場」「東雲」「国際展示場」「東京テレポート」「天王洲アイル」「品川シーサイド」「大井町」「大崎」
です。新木場から東京テレポートまでが江東区エリアですね。

 


で、「東雲」って、読めますか?


けっこう各地の地名だったり、物の名前だったりに出てきますからね、この字面に接している人も少なくないんでしょうけれど「シノノメ」ですね。
この漢字をファーストコンタクトで「シノノメ」って読めるわけないですよね。


「東雲」っていうのは平安時代から使われている言葉だそうです。


日の出とともに東の空の雲が紅く染まって見える様子、って意味らしいです。朝焼けってことでしょうかね。


で、それがなんで「シノノメ」やねん? ってことになるわけですが、「しののめ」は「篠の目」です。


って、それが答えなん?


いやいや、その昔。って平安時代の頃なんでしょうけれどね、篠竹ってありますよね、細い竹です。
庶民の楽器とされている「篠笛」を作る竹。庶民? そうなのか? って感じですが。


その篠竹を割いて、編んで、明り取り用の窓として使っていたらしいんですよ。和風のステンドグラスってところでしょうかね。


日が差してきて「篠の目」を通した明かりのように、優しい癒しのようですねえ、ってことで、東の空の雲の染まり具合を「篠の目」にたとえて「東雲」という字を「シノノメ」と読んだ、っていうヤヤコシイ謂れがあるのでありました。


地域としては「豊洲」に分類される東雲ですが、この地域は1923年、大正12年に起きた、あの「関東大震災」で大量に出たガレキを処理するために埋め立てを始めて、そうして出来てきたエリアなんですね。


東雲の北側に運河を渡れば豊洲です。中央卸売市場。


東雲のすぐ西側は「有明」です。テニスの森があるところですね。TOKYO2020のテニス会場です。


東雲の東すぐが新木場で、新木場の北側が「夢の島」です。凄い名前を付けてもんですが、夢の島のアーチェリー場もまたTOKYO2020の会場になりましたね。


東京のごみ処理埋立地、「夢の島」です。藤原新也の「東京漂流」の中にも取り上げられた土地。東京の風景はどんどん変わり続けています。


新木場から東京湾をまたいだ「海の森」っていう埋め立て島もまた、ボート、カヌーでTOKYO2020の会場でした。


こうして並べてみますと、かなり凄い土地なのが分かります。


「東雲」「豊洲」「有明」「夢の島」「海の森」これ以外には「若洲」「青海」っていう地名もあります。
新興埋立地のイメージを飾りたかったんでしょうかね。そういう名前のように感じます。


1980年ごろまでは工場地帯、倉庫地帯だったらしいですけれど、今はオサレな高層住宅街ですね。


豊洲から運河をうねうねと越えて北へ行くと、江戸時代の海岸線「木場」辺りへ出ます。新木場が出来る前の木場。今は内陸です。


木場の西側が「門前仲町」で、そのすぐ北側が「深川」


深川の北には「清住庭園」があります。紀伊國屋文左衛門の屋敷跡。らしいですよ。


深川の西隣りは「佐賀」っていう街なんですが、江戸時代の命名で、肥前国佐賀湊の地形ににているから、っていう理由で佐賀、らしんですが、その頃はってことなんでしょうね。今は港っぽくないですもんね。


この辺りに鍋島藩の藩邸でもあったんでしょうかね。その辺りの歴史は分かりませんでした。
ちなみに佐賀湊っていうのは、現在の佐賀県県庁所在地、佐賀市の港です。


しかしまあ、江東区の町の名前はみんな興味をそそられる字面です。

 


なんだかいろいろ詰まっている感じの江東区の町名の数は46。


「マチ 0」「チョウ 1」「町が付かない 45」でした。


「マチ 0」

ぜろ~。


「チョウ 1」
門前仲町
この結果、凄くないですか? マチがゼロで、チョウが1つだけです。
これこそが、古い地域だって証明になるのかもですよね。町政とかが始まる前からここで暮らしてんだよ俺らは、って感じがします。


「町が付かない 45」
「枝川」「木場」「塩浜」「潮見」「東陽」「豊洲」「青海」「有明」「東雲」「新木場」「辰巳」「夢の島」「若洲」「白河」「新大橋」「森下」「清澄」「高橋(たかばし)」「常盤」「三好」「平野」「富岡」「深川」「冬木」「永代」「佐賀」「越中島」「牡丹」「福住」「古石場」「毛利」「住吉」「猿江」「扇橋」「石島」「海辺」「千石」「千田」「亀戸」「大島(おおじま)」「北砂」「東砂」「南砂」「新砂」「海の森」


岩崎宏美岩崎良美小津安二郎勝新太郎佐藤江梨子須藤元気松坂大輔宮部みゆき


なんか意外といいますか、イメージ無いっていいますか、下町っぽくない人が多いような。。。

 

< チョウかマチか >

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