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【人新世】これ、なんて読むの? 別府の人たちはみんな読める? 千葉の人たちは?

< いろんなジャンルでいろんな研究が進んでいて 21世紀は新時代区分の分岐点なのかもです >

138億年前にビッグバンが起きたんだそうですねえ。


あ、そうなん? 知らんがな。
そらそうでしょねえ。宇宙の始まりってことですからね。んなこたあ誰だって知りゃあしませんです。


そゆことを研究してる、エライ人たち、アタマのよろしい人たちがいるんですから、とにかく138億年前に、ドッカーンってビッグバンなんです。
アンポンタンは異論を挟んじゃいけませんですよねえ。


んでもって46億年前に太陽系が出来て地球の誕生ってことなんです。
ふううん、そうなん? それまた知らんがな。なんでそんなことが分かんの?

人生100年時代とかいって、どええ、長くなったもんだねえっていう人間にとって138億年だろうが46億年だろうが、そんな変わらんでしょ。


人の一生と比較してどうすんですか。宇宙の話です。92億年も違いますよ。
そういうのが分かっちゃうのが「地質学」ってやつなんでございます。


地質学によって地球の「地質時代」っていうのが設定されていますね。例えば、ジュラシックパークのジュラシックっていうのは「ジュラ紀」のことでしたよね。あれです、ジュラ紀っていうのは地質時代の1つ。

 

 

 


地質時代の区分には大きな方から「累代」「代」「紀」「世」「期」っていう5つの階層があります。
ジュラ紀は「顕生累代 中生代 ジュラ紀」っていうことになっているんであります。


区分としての最上位、累代としては、


地球誕生の46億年前からを「冥王累代」


生物の祖先が現れ始めた40億年前からを「始生塁代」


大陸が安定し始めた25億年前からを「原生塁代」


動物種が大量に発生し始めた5億4100万年前から現在までが「顕生累代」


って言っているんですが、顕生累代が始まった5億4100万年前っていうのは、「顕生累代 古生代 カンブリア紀」で「カンブリア大爆発」っていうのがこの時期なんですね。
生物多様性が確保されて、地球が生命の星になったわけです。


4億8540万年前からの「顕生累代 古生代 オルドビス紀」にはオゾン層が形成されて、第1回目の生物大量絶滅。


4億1920万年前からの「顕生累代 古生代 デボン紀」には2回目、海洋生物種の8割以上が大量絶滅。


2億9890万年前からの「顕生累代 古生代 ペルム紀」には3回目、生物種の95%以上が大量絶滅。
しかしまあ、けっこう細かく分析分類されているもんですよねえ。


2億5217万年前からの「顕生累代 中生代 三畳紀」には恐竜が登場してきて、相関関係は不明らしいんですが、4回目生物種の76%が大量絶滅。
恐竜に踏まれちゃったんでしょか? ちゃうでしょねえ。


1億4500万年前からの「顕生累代 中生代 白亜紀」には小惑星の衝突で5回目の生物大量絶滅。
恐竜もいなくなっちゃったんですよねえ。


6600万年前からの「顕生累代 新生代 古第三紀 暁新世 ダニアン期」には恐竜に代わって哺乳類、魚類が幅を利かせ始めたようです。


2303万年前からの「顕生累代 新生代 新第三紀 中新世 アキニアン期」に、日本列島の原型が出来たみたいです。


533万3000年前からの「顕生累代 新第三紀 鮮新世 ザンクリアン期」には人類の祖先が誕生したってされていますね。祖先ですよ、そせん。たぶん二足歩行じゃない生き物。


258万年前からの「顕生累代 第四紀 更新世」は4つの期に分けられていて、その3番目、77万4000年前から12万9000年前までの時代が、2020年に国際地質科学連合によって認められた「チバニアン期」ですね。


「顕生累代 第四紀 更新世 チバニアン期」


千葉県市原市の田淵地区の地層が地質年代を決める基準になったっていうニュースは大きく取り上げられました。
元々は「地磁気逆転」の発生時期を特定する国立極地研究所の研究によって、発見の端緒があったそうなんですけど、そういう新しい根拠が発見されれば、もっと細かく地質年代が分類されていくのかもしれないです。


日本の地名が付いたのは初めてみたいです。「チバニアン

 

 

 


にしてもですね、地球の地磁気ってあれですよね、方位磁石が反応するヤツ。
針の赤い方が北を向きます。っていうその磁気の向きが反対になっちゃうって、不思議ですね。
磁力の極がSとNってなんなんのか、2つしかないのかどうかも含めて、そのうち、ちょっと調べてみようかと検討中であります。


地質時代の話に戻ります。チバニアン期のあと、


12万9000年前からが「顕生累代 第四紀 更新世 後期更新世期」


1万1700年前からが「顕生累代 第四紀 完新世 グリーンランディアン期」


8200年前からが「顕生累代 第四紀 完新世 ノースグリッピアン期」


4200年前からが「顕生累代 第四紀 完新世 メガラヤン期」


ってされていて、メガラヤン期の地層が最上部っていうことですね。つまり現代の地層。


で、今回のタイトルの「人新世」っていうのは、「顕生累代 第四紀 人新世」に新しくすべきだっていうまだ設定されていない区分みたいなんですね。


読み方は「ひとしんせい」あるいは「じんしんせい」


オランダ人の大気化学学者パウル・ヨーゼフ・クルッツェン(1933~2021)が2000年から提唱している区分なんだそうです。


これまでの長い期間、安定していた「顕生累代 第四紀 完新世」の期間は、人間によって変えられてしまっているんだから、今は、21世紀は新しく区分すべき時期に来ているんじゃないかってことですね。

 

 

 


人類は地球の上で、自然な世界に対して、これまでに、人類が現れる前からしてみると、短い期間に多大な影響を与えていて、今現在がそうだって言われている6回目の大量絶滅も、最大の原因は人類の行動だっていう説もありますからね。


過去に対する分析であることに変わりはないんですけれども、ごく直近の過去に対して、「世」のカテゴリを変えるべきだっていう、けっこう大胆な意見ですよね。
「顕生累代 第四紀 人新世」ってことです。


地質年代に新しい区分を加えるには、新しいエビデンスが求められます。


この「人新世」がエビデンスの1つに掲げているのが、なんと「プルトニウム


核実験で大気中に拡散されたプルトニウムは、自然界では起こるはずのないことで、その蓄積が地層的に発見されればその年代から先は「人新世」っていうふうに区分すべきじゃないかってことなんですね。


で、地球上でそういう地層の発見を目指していて、何カ所か候補地がある中の1つが「大分県別府湾」


地磁気逆転」の謎に関連して正式に命名された「チバニアン」と比較する意味はないんですけど、なんかね、核実験のプルトニウムの別府湾。
大分県は広島と長崎の中間点っていえる場所ですしねえ。

 

別府湾

別府湾の海底に、大分、あるいは別府にちなんだ名前が付けられて、新たな地層の名前になったとしても、なんか、人類ってさあ、っていうようなニュアンスを感じちゃったりしますねえ。


っていうかさ、そもそもプルトニウムが堆積しているっていう地層、大丈夫なんでしょか?


いろんな研究が進められているんですねえ。
6回目の生物大絶滅期。そもそも、地球全体にとってのワルモノらしい人類自体、生き残っていけるんでしょうか。


ちゃんと危機感持たないとヤバイのかもです。

 

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