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【21世紀の緊急通報】デバイスのキャパシティって人間のキャパシティをとっくに超えてますよね

< 問題ですよっていうのにも気付いていない ヒューマンエラーっていうのもはばかられるレベルだったり >

パソコン、スマホウェアラブル端末。
どれも使わずに生活している日本人って、永田町方面以外にはいないでしょうね。
誰でもみんなデジタル社会の中で暮らしています。


でもですね、毎日、当たり前のように使っている人でも、しっかり使いこなせています、っていう人には出会ったことありませんですね。
しょっちゅう触ってはいるものの、その使い方は限られていて、どんな機能があるのか、とくにパソコンなんかですとOS周りのデフォルト機能を使うことは稀でしょうし、存在を知らない機能が山ほどありそうです。


持ち歩けるコンピュータであるスマホは、老若男女、今や日本人のデフォルトアイテムみたいになっています。
歩きスマホはやめましょう、なんてずっと言われていますけれども、やめませんね。歩きながらスマホから目を離さない人ってけっこういます。老若男女、います。


で、なにを見ているのかっていいますと、たいていLINE、メール、みたいですね。
なかにはゲームをしながら歩いているなんていうツワモノもいますけれど、LINE、メール以外では何に使っているかっていいますと、ニュースを読む、調べ物で検索をするっていうのがほとんどみたいですね。


スマホの機種を新しいものにどんどん更新する人がいるかと思えば、OSの更新もせずに、かなり世代の遅れた端末を使っている人も少なくないみたいです。


改めて考えてみますと、ほとんどの人がコンピュータを持ち歩いている世の中になっているわけで、デジタル後進国って揶揄される日本ではありますが、なかなか凄いことではあります。インフラ的にはですね。

 

 

 


スマホはポケットに入れたりバッグの中に入れて持ち歩いているわけですが、アップルウォッチっていうのも数年前から当たり前になってきていて、ウェアラブルってやつですね。腕に付けるコンピュータ。


お風呂に入る時でも付けていられますよって、サイヤ人か! って気もします。


コンピュータはアプリケーションっていう形で機能を追加できるのが特徴ですから、やっぱりね、新しい機種には新しい機能が追加されています。


ハードウェア的にも新しくなるたびに機能強化されているんですけど、それは容量の大きさであったり、速度のアップであったりっていう、今のところそういう方面で発展していますが、抜本的な機能進展っていうのはないですね。
カメラの解像度っていうのは別に、本体のコンピュータ的なハードウェア進化じゃないとしてってことですけどね。


コンピュータとしての変化はもっぱらソフトウェアの進化で、気が付かないうちに新しい機能が追加されているっていうことも決して珍しいことじゃないですよね。


スマホのデフォルトアプリケーションで、触ったことのないヤツっていうのもけっこうあったりしませんか?


気が付かないうちに、っていうのは表現としておかしいのかもしれませんね。買うときに、機種交換するときに、説明はされていて、それなりの設定もしているはずなんですが日常的には使っていないアプリケーション。
その機能についてはすぐに意識の外になっちゃうってことなんでしょうね。
意識の外で進化している。


仲間との話の中でスマホ機能の話になって、あれ? 自分のスマホにはそんなのないよ。って言うと、ちょちょっと操作されて、ほら、これのことだよ、なんてことが何回もあります。


へええ。
あのね、へええじゃないよ、ちゃんとどのスマホにも入ってんの。
はい~、すびばせん。


宝の持ち腐れ、っていうんでしょうかね。使わない、意識からも消えてしまっている機能っていうのがけっこうあったりするのが現状です。


ま、もちろんね、ちゃんと全部の機能を認識していて、しっかり使いこなしておられる方も多いんだろうとは思いますけどね、自分のスマホながら、説明してもらって、ふううん、ってなることは日常茶飯事であります。


そうなってしまう要因の1つで、最大の理由は、ちゃんと使うために、いろいろ調べるのが面倒くさい、ってことかもしれません。
1回設定したら、もう触らない。存在さえ記憶していない。


そんなふうに思える最新の機能が起こしている問題なのかもなあ、って思うニュースがありました。


緊急通報っていう機能の話です。


アップルウォッチSE、アップルウォッチ4、アンドロイド12、アイフォン14なんかには、それぞれの「緊急通報機能」が装備されているんだそうです。


ああ、そうだよ。入ってる機能だよ。っていう人も多いでしょうね。
でも、それ、ちゃんと設定してます?
買ったとき、お店で設定したままになってませんか。


本人の意図しない緊急通報が、警察、消防に入っていて、通報した端末の本人が気付いていないっていう事態が問題になっているんだそうです。
意図しない緊急通報ってことです。


とっても重要な機能なんですけど、意図しない緊急通報にならないように、そのぞれの端末に合わせてもう一度確認しておくのがイイんじゃないかと思います。


例えばアップルウォッチの「転倒検出機能」

 

 

アップルウォッチを装着している人が転んじゃうと、そのことを感知して「ひどく転倒されたようです」っていうメッセージが警告音と共に表示されるんだそうです。
ウェアラブルならではの機能ですね。


「ひどく転倒されたようです」っていうメッセージが出た時点で、装着者がとれるアクション選択肢は2つ。


画面に表示されている「SOS緊急電話」をタップして緊急通報をする。


もう1つは「大丈夫です」をタップする。


転ぶっていったって、いろんなシチュエーションがあるでしょうからね。ホントに動けなくなっちゃうようなときは、とっても助かる緊急通報機能だと思います。重要機能なんです。


ちょっとつまづいたダケ、だから「大丈夫です」っていうんであれば、何事もなく平常通り。

 

 

 


じゃあ問題ないじゃん、ではあるんですが、アップルウォッチを装着して転倒した場合、あり得るシチュエーションが、あと2つあります。


1つ目は、転倒して意識を失ってしまっているっていう重篤なシチュエーション。


この場合、いくらアップルウォッチが警告音を出したとしても気付きませんね。リアクションをとれません。


するとアップルウォッチは1分間、装着者の動きを観察します。
装着者が動いていないって判断すると、今度は30秒間、手首を叩く動きをしながら警告音を発します。


警告音は最大音量で、もし近くに人がいれば気付くレベル。
でも周りに誰もいなければ、意識を失っている人はそのまま放って置かれます。


30秒が過ぎると、アップルウォッチは装着者の現在位置情報を添えて自動的に「緊急通報」をしてくれるんですね。


単独で重篤な状態になってしまっている時には、まさにイノチヅナ。一刻を争うことですからね、迅速な処理だと思います。こんなことまでやってくれるようになっているんです。なかなかですよね。
アップルウォッチ、人命救助です。


で、問題なのはもう1つのシチュエーション。


「転倒検出機能」が働いて、警告音が鳴って「ひどく転倒されたようです」メッセージが表示されているのに、そのことに気が付かないケース。


そんなことってある?


スキー、スノーボード。これって転ぶことが当たり前なスポーツですよね。


ゲレンデには音楽が流れていますし、耳には防寒具。それにアップルウォッチを付けている手首もスキーウェア、手袋だとかで覆っていますよね。
警告音は聞こえにくくなって、振動も伝わりにくいってうことは充分に考えられます。


転んだあと、起き上がって、近くで休憩、っていうのって普通にありそうですよね。
そうするとアップルウォッチは1分30秒後「緊急通報」しちゃいますよ。


問題っていうのは、おそらくこのシチュエーションで、2022年の暮れ、新潟県、長野県で緊急通報が多発したんだそうですけれども、消防本部が折り返し確認をすると、「なんともありませ~ん」っていう状況。


本人も折り返しの連絡を受けて初めて、ああ、そういう機能設定をしていたんだっけ、っていうことなんでしょうね。


新潟県、長野県。ゲレンデ、いっぱいあって、緊急通報もいっぱいっていうニュース。


なんともないんだからイイでしょ、じゃ済まされないことになっちゃうんですね。


消防本部も人数が限られているでしょうし、折り返しの連絡がつかなければ、まさに緊急操作活動ですもんね。


デジタルの機能は進歩しているっていえば進歩しているんですけど、デジタル機能を利用しているはずのアナログ人間がコントロールしきれていない。


んなこと言ったってしょうがないじゃん! 気が付かないんだからッ!


まあね、重要な機能が安易に機能しちゃうっていう面もあるのかもです。


でもまあ、重要だからこそ機能をオフにするっていう解決方法じゃなくって、デジタル側も、そしてアナログ側も歩み寄りながら、21世紀に相応しい機能を育てていくっていう意識が必要なのかもですねえ。

 

 

 


あ、個人的にはそういう機能、使っておりません。
スキー、スノボもやりません。
だって、雪山って寒いじゃん。
そうそう、そもそもアップルウォッチ、持ってないですう。