ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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【木漏れ日】アルボラリス ウイスキー・オンザロックという上手なタメ息のつき方

< 酒呑みという生き方 変わらないものがあるからこそ変化できる その拠り所 >

東京に4回目の「緊急事態宣言」が出されたのが2021年7月12日の月曜日でした。


期間は8月22日までの6週間。オリンピックの期間を取り込んでしまえっていう、感染抑制効果に対しては根拠のない決定だったんだろうと思いますが、宣言開始から18日間が経過した7月30日に、8月31日までの延長が宣言されました。


そして8月17日。緊急事態宣言発出地域の拡大と、その期限を9月12日まで延長すると発表されました。


何のエビデンスも示さずに行動自粛を要請するだけという方法が、感染防止に効果があったと思っている人なんて居るんでしょうかね。
実態把握に適切な労力、税金を割いているんでしょうか。


批判するのは簡単だけれど、人類初経験のパンデミックにうまく立ち向かえる人なんて居ないんですよ、っていうのが現実なんでしょう。
それにしてもさ、って思わけでありますよ。


コロナ禍が内閣のせいじゃないってことは、その通りなんですが、もう1年半経過しています。
平時の決まり事や考え方で、やっぱり、パンデミックには対応できませんよね。


そもそも抑え込もうっていう態度が感じられません。


入院治療できるベッド数が不足してきましたので、重症以外の人は自宅で頑張ってね。っていうのはホント何も考えていないのと同じですね。
医療体制は有限なんですからって、それが担当大臣の説明になって終わってしまうという日本の現状は、なんだか、脱力です。


限られたハードウェア・リソースとヒューマン・リソースを、どう有効に役立てていくのか。前例にとらわれない、まさに緊急事態の対応を実現していくのが政治の役割。


でも、しょがないじゃん、って言われて、何も具体的に突っ込めない、代替案を提示できない野党っていう人たちの存在感の無さも、ガッカリします。


認識が甘かったんだよっていわれれば、ま、その通りなんでしょうけれどね。
急にね、三本柱とか言い始めましたけれど、内容は今までと変わらない、ってさあ、もうなに言ってんの?

 


もっとね、日本って科学的に先進国だと思っていました。


IT後進国なんて揶揄されながらも、ここまでアホなシステム的脆弱性を持っている国だとは考えていませんでした。
コンピュータ・システムの開発に予算だけは一丁前に取っておきながら、なんだこれ? っていう、ココアだったり、ワクチン接種の予約システムだったり。


科学分野で多くのノーベル賞受賞者を出していながら、日本製のワクチン、治療薬は全然出てこない。


イグノーベル賞を受賞しているエキセントリックな科学者だって少なくない国なのに、ユニークさもない。


でもね、ノーベル賞の受賞学者は、もう何十年も前の実績だからね。
そうなんです。
今はもう、21世紀の日本は、そうしたホントの先進国的なベースをすっかり失ってしまっているってことなんでしょう。


それを厳守することによって、どういう効果があるのか。提示できないまま、一つ覚えに繰り返される「人流抑制」
お酒呑むな~酒呑むな~の「アルコール規制」


もうね、我慢、自粛の限度を超えてしまったいる人だって、そりゃ出てきますよ。


オリンピアンたちの真剣勝負、成し遂げた喜び、適わなかった涙、そして、全員じゃないにしてもスポーツマンシップ、相手に対するリスペクト。
人間は活動する動物なんだっていう実感は、いつだって新鮮な感動をもたらしてくれます。
そんなのを間近に見ていれば、そりゃ、酔っぱらって窓からも落ちますよ。ダメダメだけれどね。


地球全体が十年一日の気持ちのままでいるわけじゃなくって、イギリスみたいに、思い切ったかじ取りをする政府もあれば、コロナ禍で新たに動き始める企業もあります。

 


コロナ禍での行動変容として、個人的には、4回目の緊急事態宣言の日から完全断酒を実行しています。


誰かさんがなんとかの1つ覚えみたいに行動自粛、アルコール制限ばっかり言っているので、よし、じゃあ、22日まで断酒してやろうじゃないの、って始めたわけなんですが、もう1ヶ月余りになります。


体調だとかに特に大きな変化は感じていなくて、少し体重が減ったぐらいなんですが、体重は夏バテで食べない日があるからなんだと思います。断酒の効果じゃないでしょ。ちょっと減っただけだしね。


再延長された緊急事態宣言が、ホントにはいつまで続くのか想定できませんが、断酒は22日までが一区切りかなって考えています。


23日からは家呑み解禁。店はやっていませんので。


準備はしてあるんです。単にボトルを買ってあるだけなんですけれどね。


スコッチ・ウイスキー「グレングラント アルボラリス」


1,000円スコッチオヤヂとしては、ちょっとお高めの1本。といっても2,500円。ヤッスイ方のスコッチです。
でも個人的には充分、贅沢を感じられるわけです。人間が安上がりですからね。はい。


これを扱っている会社がCT Spirits Japan(シーティー スピリッツ ジャパン)っていって、コロナ禍の2020年9月1日に活動を始めた会社。
ま、カンパリグループとの合弁ってことですから、主にはカンパリとの同期をとったアイテムを取り扱うことになるのかもです。


コロナ以前からの計画に沿った営業開始日ってことなのかもしれませんが、こんな時期にねえ、アルコール販売に乗り出しますかって思います。
がんばって欲しいなあと、そう思ったりもするんですね。


安くて満足できる酒は、どんな種類であっても、みんな、大歓迎ですよね。


グレングラントっていうのはブランドですね。スコッチファンならお馴染み。
で、「アルボラリス」っていうのは、ラテン語なんだそうで「木漏れ日」って意味だそうです。

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木漏れ日っていう言葉は、直接的に訳せる英語はないってされています。


ん~、でもラテン語にはあるってことなわけで、なんだか不思議な感じがします。
英語には直訳できないって単語、いくつもありますが、ホントなんでしょうか。


スコットランド、イギリス辺りって、庭作りとか、緑豊かな自然に接しているイメージなんですけれど、木漏れ日って概念、ないんでしょうか。
ないわけがない、って思いますけれど。


木漏れ日っていう名前のウイスキーだからって、外で、林の中に入って行って、木陰で呑もうってわけじゃなくってですね、普通に家の中で、いつものノートパソコンのデスクで、ロックでいっちゃう予定です。


特別な準備はしないです、って言いながらですね、1つ、製氷器を新調しました。


新調っていいますか、100均で買ってきた丸い氷が出来る製氷器。一度に3つも出来ちゃいます。


アテは、まだ何も決めていませんが、バタピーと6Pチーズぐらいでイイかなって感じです。


明るい時間から始めましょうかね。木漏れ日ですからね。


丸い氷が一筋溶けて、琥珀色のスコッチの中を流れ落ちていくのが見えて、コップの中の有限でありながら、悠久の時間経過ってやつを感じさせてくれるでしょう。
木漏れ日の中のオゾンを感じることはできませんけれど、東京のコンクリートの中で、自分自身を含めた無策無能の無力さを、ひと時、脇へ置き去って、ゆっくり、静かに味わいたいと計画しております。


木漏れ日ですからね。ってそればっかり。です。

 


どこか遠くへ出かけて行かなくたってイイんです。
木漏れ日を感じながら風に吹かれなくたって、イイんです。
そういう風景の中に居る自分を思い描く想像力さえあれば。


100均の丸氷ってすぐ溶けちゃうのかなあ。でもまあ、3つもありますからね。


騒ぐために呑みたい人もいることは否定できませんが、木漏れ日を想像で味わうために、感じるために、呑むような人種もいるってことをね、エライ人たちは考えて欲しいですね。


4回目の緊急事態宣言、どんだけ延長したとしても、デマンド・ハザードです。
もう効果を期待できないと思いますよ。


でもね、医療崩壊が現実のものになって、やっと、現場の真摯な意見が出始めたのも事実。
トップダウンからボトムアップに代わっていけば、ピークアウトも見えてくるんじゃないでしょうか。


コロナ禍ばかりじゃなくって、豪雨災害だとか、下を向かざるを得ないことが続きます。


何が出来るわけでもありません。


ただ、グラスの中を、溶けた氷の流れが、スコッチを掻き分けながら落ちていくのをじっと見て、少しずつポンコツになって、もう考えるのが面倒くさいなって、眠る、って夜を楽しむ予定です。
アンドレア・モティスでも聴きながらね。


せいぜい、投げやりな気分にならないように気を付けながら。


生きているのが面倒くさいって思わないように。