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【ネオ横丁】コロナが暴れたって しっかり生き残る 日本の呑みニュケーション

< 2000年代から広まってきた新しい吞みスタイル >

ってことではあるんですけど、要するに昭和に戻ってきているってことなのかもですねえ。
別に新しくはないでしょ。


〇〇横丁っていうのは、どこにでもある普通の呼称だと思いますけど、ここで言っている横丁っていうのは、ま、ザックリ言って「呑み屋街」っていうようなニュアンスですね。


全国区で知られている東京、上野の「アメヤ横丁(アメ横)」なんかは、飲食店もあるにはありますけど、生鮮食品だとか雑貨だとかのお店が並んでいるのが知られていますよね。
もちろん年末だけやっているわけじゃなくって、いつも賑わっている商店街、って感じでしょうかね。
呑み屋街ではないです。


呑み屋街としての横丁っていいますとですね、渋谷の「のんべい横丁」
そのまんまのネーミングですね。


昔は「流し」の人たちがたくさんいて、のんべい文化みたいなものを醸し出していたらしいですけど、ずいぶん前から流しの人たちって見かけなくなっていますね。渋谷だけじゃなくってね。
渋谷は何回目かの大規模再開発中ですが、この「のんべい横丁」はレトロなまま生き残りそうですね。

 

 

あとは、吉祥寺の「ハモニカ横丁」も呑み屋街として有名です。
ここは一時期通っておりましたです。


ま、戦後の闇市からそのまんま合法的な呑み屋街になった雰囲気が、平成、令和になっても魅力なんですよね。


名前として「ハーモニカ横丁」が正しいとか、いや正式には「ハモニカ横丁」って言うんだよ、とかね、他の場所で論争になっていたりするんですけど、どっちでもイイみたいですよ。
何よりの証拠に、この一角の看板に「ハーモニカ横丁」も「ハモニカ横丁」も両方あるんです。
要は、ここに集まる酒呑みたちが、呼びたいように呼べばイイんじゃね! ってトコでしょう。

 

 

 


昔ながらの呑み屋街、横丁っていう中に居酒屋チェーン店とかは入っていませんね。個人経営者が数店舗を運営しているってことはありますけれど、ま、ほとんどが個人店っていうノリです。


まあね、なにも横丁っていう名前がついていなくたって、個人でやっている呑み屋さんが集まっている場所は、どこにでもたくさんありますけれど、なんていうんでしょうか、横丁っていう呼び名が地元の人たちの愛着を繋ぎとめているような、気取らずに呑めるっていうような空気感を感じます。
アットホーム、っていうのを意図したネーミングなんでしょうかね。「〇〇横丁」


話はちょっとズレますけど、どこにでもある呑み屋さんの中には、今の若いもんは、ってね、ホントにそのままのセリフを言っているオヤジも居るには居ますけれど、少数派だと思います。


で、そういうオヤジが言うのは、今の若いもんは酒を呑まなくなった。会社の呑み会なんて全然参加しないんだよ。っていうことだったりします。
たしかにね、吞みニュケーションの終焉だとかね、メディアで取り上げられたりしたこともありました。


でもね、このブログでは何回も言っていますけれど、会社の忘年会だとか、歓送迎会って、そもそも、その集まりがつまらないんです。面白くないどころか苦痛でさえあります。


なんで参加しないの? とか言っているオヤジたちだって、その気持ちは経験しているはずだと思うんですよね。


会社組織の同僚、上司や部下たちにしたって、誰とでもうまくやっていけるっていうのは、仕事の上では重要ですし、我慢すべきところがないとは言えないですけど、気の合わない人っていうのもまたね、居るのも当然ですもんね。
そんな人と一緒に呑むのは、普通に考えてイヤでしょ。


酒を呑まなくなったんじゃなくって、苦痛なシチュエーションを避けるようになったっていう、極健全な生活欲求に正直になってきたって捉えるべきなんだと思うんですね。


若い酒呑みたちはちゃんとたくさんいて、それぞれ気の合う仲間たちとワイワイ呑んでますよ。
そういう呑み屋さんでは、利害関係も特にない「他人」との接点をとても上手にこなしていると思います。


酒を呑みに来ているっていう共通点がありますしね。


けっこうディープな呑みニュケーションをすることもありますよ。老若男女に関係なくね。

 

 

 


で、横丁じゃない店で、アラサーのオネエサンに言われたのが、


「この店がイイのは、ネオ横丁にいるのと同じノリで話せる感じなんで楽しいですよお」


だったんでした。


ふううん、ネオ横丁なんて言い方してるんだねえ、って思ったら、ちょっと前からブームみたいですね。
コロナがなければ、もうちょっとムーブメントっぽくなっていたのかもです。


「ネオ横丁ってどこにあんの」


「いろんなトコにありますよ。この前は立川行ってきたんです。ガレーラ」


ほほう、さすがネオってところでしょうか、ハモニカとかじゃなくって「ガレーラ」


「って、なに」


「意味はシンナイですう」


そですよね、そんなん呑むのに関係ないですよねえ。


「あれなんですよ、前に屋台村パラダイスがあった場所に、ついこの前出来たんですよ。行ったことないんですかあ」


ってあきれられてしまいましたけど、行ったことないです、すびばせん。
立川の「屋台村パラダイス」っていうのも名前は聞いたことありましたけど、行ったことないんですね。
そこがもうなくなって、「ガレーラ フードマーケット立川」っていうのが2021年12月にオープンしたんだそうです。


「どういうあたりがネオになってんの」


「別に~。前と同じですよお。ガヤガヤ呑んだり食べたりするだけですからねえ」


なるほど、ネオっていう名前になったからといって、特に変化はないってことで、なんとなく安心です。


「あ、でもねえ、ネオ横丁は女一人じゃ行かないんです。なんとなく背中が不安な気がするんで、だれか友達と2人以上で行きますねえ」


ほほう、なるほどねえ。この話をした店にはお1人様でご来店でしたけどね。


ネオ横丁とか、ネオ屋台とかって言われている呑み屋街の「新しさ」みたいなものをあえてあげれば、屋根のある建物の中、同じフロアーにいくつかの個人店が軒を並べているってことみたいですね。
インドア呑み屋街です。


雨の日でも、濡れることなくハシゴ酒ができる。
たいてい、他の店との行き来も自由にできる。
これってまあ、新しいってことじゃないですけどね。


「屋台村パラダイス」もそうだったんだろうって思いますけど、屋台村っていうの、一時期流行りましたよね。
でっかいテントの中に焼き鳥屋台だったり、鍋だけのおでん屋さんだったりが両脇に並んで、客は他の店の客と背中合わせになるスタイル。
別の店の食べものでも、酒でも、会計を済ませてうえで持ち込みオッケーってやつですね。


オネエサンの言う「背中が不安」っていう気持ちも分からなくはないですね。


女性客が1人で呑んでいると、なにかとチョッカイ出したがるオヤジっていうのは、どうしようもなく一定数いますからね。
店の境の無い環境だと、どこからチョッカイが飛んでくるか分かりませんもんね。少なくとも、そういう危険性は上がる。ってことでしょうね。オヤジを代表して謝っておきます。すうびばせんねえ。(謝ってないだろッ!)


でもまあ、ネオ横丁っていうのが業界的な仕掛けだったとしても、そこに客が、酒呑みが集まって来るっていうのはイイことなんじゃないでしょうか。
アフターコロナの吞みニュケーションも大丈夫そうだなあって思えますしね。


「ネオ」っていうのはギリシア語で「新しい」ってことだそうですけど、英語で使う場合には「復活」っていうニュアンスで使われるんだそうです。


日本の横丁文化がなくなったってわけでもないでしょうけれど、「新しい」でも「復活」でも、横丁呑み屋街が賑やかになるのは、なんとなく嬉しい気がしてきます。

 

 

 


調べてみますと、けっこうたくさんありますね。「ネオ横丁」


渋谷の南隣り駅、恵比寿駅を出て駒沢通りを北へ行ってすぐの「恵比寿横丁」
2008年にオープンしたそうで、ここがネオブームの先駆けになったみたいですよ。


恵比寿っていえばガーデンプレイスがありますけど、その中にも2016年に出来た「恵比寿ガーデンプレイスBRICK END」
恵比寿はね、いろいろとアナバな街ですからね。面白そうではあります。


虎ノ門には2022年にオープンしたばっかりの「小虎小路」っていうのがありますね。
「小虎小路」の中には、ランチにも対応するっていう「ヌードル横丁」っていうのもあるみたいです。
そですか、虎ノ門ですか、って感じですけど、要は新橋のちょっと西へ行った場所ですからね。潜在的に酒呑みの多い街ではあります。


オネエサンお勧めの「ガレーラ フードマーケット立川」には10店舗入ってますねえ。


「あて鮨 喜重朗(12:00〜22:00)」
立川で人気の、和食と日本酒の店。


「Tamaya craftbeer(12:00〜23:00)」
焼き鳥の名店がクラフトビール業態で営業。


「VIGO OYSTERBAR(12:00〜23:00)」
ワインと牡蠣とタパスで人気の中野「オルガニコ」が出しているオイスターバー。


「GALERA PRESS COFFEE(11:00-23:00)」
ガレーラ入り口にポジションしているカフェ。


「TACO WASA TOKYO TACOS(11:30-23:00)」
メキシコ料理の「タチカワ ロコ」が復活ってことなんですけど、ロコ、行ったことありますう。旨かったですう。


「立川ちゃんぽん エビサワ(11:00-23:00)」
立川駅南口で人気だったちゃんぽんの店「ホットナンバン」の味を再現しているんだそうです。


「向日葵屋(12:00-23:00)」
吉祥寺で人気の居酒屋「ひまり屋」だそうですけど、立川ではヒマワリ? ってことでしょかね。


「OAK(12:00-23:00)」
立川の西隣り、日野のビストロバー。


「春巻のニューヨーク(11:30-23:00)」
餃子のニューヨークっていう居酒屋さんが立川にありますねえ。ここでは春巻きです。


「鶏だしおでん ねりもん(11:30-23:00)」
コラーゲンたっぷり、だそうですよ。


どのお店もランチ営業もやっていて、どうもね、へろへろの酔っ払いは似合わなそうな雰囲気でしょかねえ。
オネエサン、ここだったら、背中そんなに気遣わなくとも。


え? 大きなお世話。そですよねえ。
ガレーラねえ。立川駅からすぐですねえ。


そろそろ居酒屋でニギニギしく、とか思ってたら、また感染者が増え始めている2022年7月、なんでありますけどねえ。