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【ハーシス】新型コロナウイルス感染者等情報把握管理支援システム

< 日本のエライ人たち アタマのイイ人たちって ちゃんとコロナ対策考えてんの? >

アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学
ここ3年ですっかり耳馴染みになった大学の名前ですが、2022年8月26日、世界の新型コロナウイルス感染者が累計で6億人を超えちゃいましたって発表しました。
累計死者数は648万人超。


7月11日は「世界人口デー」で、発表されたのは、世界の人口は2022年11月15日に80億人に達するだろうってことでした。


この数値から計算してみますと、ざっくりと地球人の13人に1人はコロナに感染したっていうことになりますね。
こうした統計的な数値って、実測じゃなくって統計学に基づくってものなんでしょうけどね。


新型コロナの感染者数は、各国政府の発表値の統計なんでしょうけれど、ネットで調べてみてもジョンズ・ホプキンス大学の発表ばっかりが出て来ています。
別にジョンズ・ホプキンス大学を疑っているわけでもないんですけど、なんでこの大学に集約されているんでしょうか。


信頼できる数値を管理しているところが一カ所であるってことは、あれこれ要らん詮索をする必要もなくて便利なんですけど、発表されるデータの信頼性っていうのが、ジョンズ・ホプキンス大学そのものの信頼性とイコールになってしまっているような危惧を感じます。


集計される方のデータにどれだけ信憑性があるのか。


世界レベルで考えますと、日本の感染者数集計だって100%の信頼はおけませんし、日本より怪しそうだなあって思う国もね、少なからずあります。
集計する側の大学は、もうすっかりルーティンワークが整っているんでしょうけれどね。

 

 

 


ジョンズ・ホプキンス大学っていうのはメリーランド州ボルチモアにある私立大学で、1876年の創立。
世界最古の公衆衛生大学院があって、医学大学院は常に全米1位、あるいは2位をキープしているっていう、めっちゃ優秀な大学です。


メリーランドにはアメリ国立衛生研究所もあって、ジョンズ・ホプキンス大学との関りも深いんだそうです。


日本からも多くの人が在籍、留学していて、新渡戸稲造も留学生の1人だそうですよ。


そうした医学的な権威もあって、ジョンズ・ホプキンス大学の発表には何の疑念もありませんし、疑いを差し挟む余地なんてこれっぽっちもありゃしません。
ってことで、世界も信用しているってことなんでしょう。


ジョンズ・ホプキンス大学の労力には感謝ですし、迅速性なんかはさすがですねえって思います。


でも、なんか、世界はジョンズ・ホプキンス大学に頼り過ぎているんじゃないかっていう気がしちゃうんですよねえ。


例えば、WHOはパンデミック宣言をしてからここ3年、まだまだ気を付けて生活してくださいね、ばっかり繰り返していて、情報集約や感染原因の特定、変異株に対する感染予防だとか、世界を導いていく方向の情報をちっとも出してくれませんね。
求心力を持ってリーダシップをとれていません。


人類初のコロナウィルスに接しているわけですから、誰も明確な指針なんて出せないでしょ。っていうのは理解できるんですが、地球人はこのパンデミックに対してどういうふうに対処していくつもりで、その想定に対して今どの段階にいて、全体としてはうまくいっているのか、さっぱりお手上げの状態なのか、情報発信についてオピニオンリーダーであって欲しいって思うわけです。


ジョンズ・ホプキンス大学を筆頭にして信頼のできる機関を総動員して事態に対処しているんだって言うんだったら、それらのデータを受けて、取りまとめて発表する役割はあなた、WHOでしょ!


ま、ディテールを考えてみますと、かなり難しいことなのは想像に難くありませんですけどね。

 

 

 


日本では、6億人を超えたって発表されたのと同じ日に、感染者累計が1819万人を超えたっていう発表がありました。


この累計1819万人超えっていう数字の中には、おそらく複数回感染している人の数も入っているんでしょうね。
中には4回も感染している人がいるらしいですからね、自覚症状のない感染っていうことで複数回のカウントになっているのか、重くはなかったにしてもそのたびごとに高熱に見舞われるような症状があったのか、そういったディテールは何も伝わって来ていません。


そういうデータなんてとれていないんでしょうね。


東京なんて毎日数万人の新規感染者が出ているんですが、身の回りにコロナパニックみたいなものは起きていません。
なにか、感染しやすい、って言いますか、空気感染するとして、コロナウィルスの偏在みたいなことって無いんでしょうか。
いまだに空気感染を認めない専門家も少なくないらしいですけどね。


もちろん何かを知っていて言っているわけじゃないですけど、この先、感染者数が減っていったとしても、なんで減ったのか、これまでの6波についての分析とか、誰もしていないんですかね。


ワクチン打ってるからじゃないの?
じゃあ、3回打ってんのに4回も感染しちゃってる人って、なんなんですか。


8月27日には新型コロナ感染者全数把握について、全国一律で行うっていう発表がありましたけれど、何をどうしていくのかっていう具体は全然明確になっていません。


医療機関や保健所の負担を減らすための方策として、報告対象者を絞り込もうっていうのがベースにあるみたいなんですけど、「ハーシス」のシステム自体を考えた方がイイんじゃないでしょうかね。


「Health Center Real-time Information-sharing System on COVID-19」で「HER-SYS」って言うらしいんですけど、感染者、濃厚接触者の情報を把握、管理するためっていうことで作られたシステムなんですよね。


濃厚接触者の扱い方も抜本的に変えないといけない段階でしょうし、そもそも追い切れるわけがないって途中で気が付いているんじゃないんでしょうか。
もう第7波なんですよ。


厚生労働省「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)について」によりますと、主な入力項目として以下があげられています。

 

医療機関か保健所が入力する項目です。


基本情報として「氏名、生年月日、性別、住所(所在地)、連絡先等」
「等」っていうのがハッキリしませんが、この情報って、それこそマイナンバーカードとか、免許証、保険証の番号を入力、っていうかスキャンしたら自動で入力できるんじゃないでしょうかね。
ネットワーク環境を整備すればすぐでしょうし、QRコードをそういうカードにデフォルトで付ければ済みそうに思いますねえ。


さらには「福祉部門との連携要否」
これは本人に確認する項目なんでしょうけど、こうした付帯情報ってそもそもかかり付け医でPCR検査が出来れば要らない、って言いますか、そもそも医療側が事情を知っていることになりませんかね。


「高齢者等である同居家族の有無」
このパラメータって大事なことではありますけど、自分が隔離されたら生活できない同居家族が居るっていうような場合に、誰がどう対処してくれるんでしょうか。
ただ単に悲惨さを計測すためのパラメータ?


検査、診断に関する情報としては、発病日、症状、基礎疾患の有無、検査記録っていうのがあって、その他に発生届の情報っていうのがあるんですね。
項目を見てみますと、


・患者の氏名


・診断分類(確定患者/疑似症等)


・症状(発熱、咳、肺炎像等)


・診断方法(検体採取日、結果等)、診断日、発病日

 

・感染経路・感染地域


・届出時点の入院の有無 等


もちろん入力した基本情報からの自動入力っていう項目もあるんでしょうけれど、1人の感染者に対して一元的に情報管理出来ていないような項目の羅列ですね。


その他には、入退院日、現在のステータスだとかの措置等の情報。


行動歴、接触者情報だとかの積極的疫学調査関連情報が主な入力項目になっているんですね。
これって医療機関のカルテとは別に入力しないといけないってことが、まったく余分な仕事になっているんじゃないでしょうか。


ハーシスのデータなんて、そもそも全数把握出来ていないんだから意味がないっていう声もありますが、パンデミックの感染者動向の把握が、完全じゃないにしても全数把握しようとすることの意味は大きいと思います。


感染者全数把握の対象者を絞り込んで医療従事者の労力を減らすっていう方向じゃなくって、ハーシスっていうシステムのマン・マシン・インターフェイスを根本から変更するほうのがベストだと思いますけどねえ。


そんな急にシステム変更なんて出来ないでしょ、っていう声は尤もだと思うんですけど、今は3年目、第7波なんですよね。


パンデミックっていうのを実際に体験して、医療業界はどう対処していくのか、どう関わっていくべきなのか。
今すぐにやらなければいけないこと、出来ることっていうのと同時に、近い将来の理想の体制はどういうものなのか、そこを考えているはずだって思っていたんですけど、今回の全数把握の見直しのニュースに接しますと、実はそんなことなあ~んも考えていませんよ、って感じがします。


把握すべき感染者情報のクリティカル項目、症状変化について管理する場合のクリティカルパスって、全く考えられているようには思えないハーシスの運用です。


日本だけじゃなくって、世界的にもそうなのかもですけど、刹那的にやってみているだけって感じがします。


医療現場のスタッフはイイ迷惑ってことになっていませんかね。
医療スタッフ、疲弊していますよねえ。

 

 

政府、医師会のエライ人たち。ホンキで考えてます?


「HER-SYS」彼女のシステムじゃなくって、自分のシステムとして考えてちょ!


医療従事スタッフの数の確保、育成っていう問題も大きいです。
民主主義社会の危機って、そゆとこにも表れているんじゃないでしょうかね。

 

 

 


ちなみに日本のデジタル庁、フロッピーディスクの運用を止めますって河野大臣が言ってましたよ。
そういう現状だったんですねえ。


ん~。疲れますよねえ。フントにも~。

 

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