ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【泡盛の女王】が醸し出す 新たな【さあふうふう】

< SAKE×AWAMORI 「さけ かける あわもり」って読むらしい 福井の日本酒と泡盛のコラボ >

昭和の昔ね、「8時だヨ! 全員集合」っていうテレビ番組があったですよ。
ドリフターズですね。


「宿題やったかア」「歯、みがけよオ」とかね、エンディングまで含めて大人気でした。


1969年からTBS系列で放送が始まって、途中半年ほどの中断を挟んだんですが、1985年まで続いた小中高生にとっては観るのが必須の「ド定番」でしたですね。


最高視聴率50.5%っていう数字は日本のバラエティ番組史上最高。
正真正銘の「お化け番組」でした。


番組が終わって、当時の小中高生たちを「全員集合ロス」から救ってくれたのは、1986年から始まった後継番組「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ


令和の時代になってからは、全員集合よりも加トちゃんケンちゃんだなあっていう世代の方が多くなっているのかもですけど、1986年当時にはもう充分にオトナで、バラエティ番組とは距離をおくようになっていた世代もたくさんいるでしょねえ。


オトナにとっての土曜日の夜8時って、酒の時間になっていきますよねえ。


1986年ってバブル景気の始まりの年って言われてもいます。


居酒屋チェーン店、「養老乃瀧」「村さ来」「つぼ八」の御三家が一気に花開いた年でもあるんですよね。


ね、懐かしい店の名前でしょ。わいわい行きましたよね。
居酒屋ブーム。


つぼ八のホッケなんて、めっちゃデカくて安くて旨かったんであります。


次の日が日曜日で休みですから、土曜日の夜8時は酒の時間として定着していきますねえ。


みんなね、チェーン店とか、チェーンじゃない個人店とかの呑み屋さんへ顔を出すようになって、だんだんに酒の種類だとか呑み方だとかを覚えていきます。
自分なりの酒呑みスタイルが出来上がっていくんですね。

 

 

 


そういう酒呑み文化の新しいスタイルが始まった1986年に、沖縄県酒造組合が主催して始まったのが「泡盛の女王」


聞いたことあります? 「泡盛の女王」


ローカルイベントなんでしょうかね。泡盛、けっこう好きなんですけど、これまで知りませんでした。


主催、沖縄県酒造組合。
後援、沖縄国税事務所・沖縄県
協賛、JAL


ってことで、毎年の応募者の中から3人の「泡盛の女王」が選ばれる。


2021年にはコロナ禍の中で第36回の公募を中止したけれども、翌年から復活。
2024年にはめでたく第38代の「泡盛の女王」が選ばれています。


女性や若者層に、もっと泡盛に親しんでもらうために、何か具体的なシンボルを作ろうっていうことで1986年に始まったらしいんですが、かなり続いてますね。


これからも続けていっていただきたいです。


沖縄に行ったことはなくってですね、ずっと東京の呑み屋さんで泡盛を呑んでいるんですけど、実はね、沖縄料理専門店でもないかぎり、チェーン店や一般の個人店に泡盛ってあんまり置いてないんですよね。


置いてあっても1種類か2種類。


ひと口に泡盛っていっても1000種類以上あるんだそうですからね、とても全種類を経験することなんて出来なさそうですけど、個人的にはどうでしょう、これまでにいろいろ100種類ぐらいはチャレンジしてますかね。


オーソドックスな「残波」「久米仙」「瑞泉」「八重泉」だとかね、焼酎もそうですけど、今は臭みのないスッキリ系の泡盛になってます。


その中でも一番のお気に入りが「琉球王朝」

でもこれ、ちょとオタカイ。ちょとだけね。


沖縄料理専門店でしか吞んだことないです。旨いです。王朝です。知らんけど。44度。
なんとこの「琉球王朝」の誕生もまた1986年だそうで、ほえええ、って思います。


なんで東京の呑み屋さんには泡盛の種類が置いてないのか。


ん~。知らんがな! ではあるんですが、「泡盛ってムダに強い酒」っていうイメージがあって、二日酔いとダイレクトに結びついちゃうんで敬遠される、っていう話を店の人から聞いたことがあります。


「ムダに」っていうところが、なんだか納得出来ませんけれど、今のウイスキーブームにしたところで、その消費のほとんどがハイボールらしいですからね、強い酒っていうイメージは東京の酒呑みたちに支持されないのかもですねえ。


その点、日本酒は何かで割って吞む人なんてほぼいないでしょうから、ダイレクトに日本酒そのもので勝負出来ているのかもしれませんね。


日本酒についていろいろウルサイことを言う人もいますが、人気は根強いものがあります。


日本酒ファンの女性ってかなり多いですよね。


ジャポニカ米から醸造されるのが日本酒で、タイ米から蒸留されるのが泡盛です。


日本酒は全国的に広まっているのに、泡盛は充分に広まっているとは言えない気がします。


ところで、純米酒以外の日本酒には「醸造用アルコール」が入っていることをご存じでしょうか。
本醸造っていわれるやつで、ラベルにしっかり書いてあります。


え? 日本酒なのにアルコールが入ってるの? って思う酒吞みっていうのも少なくないんだそうですけど、ま、どういう成分だろうが、どういう造られ方をしていようが、要は旨けりゃイイの、自分にとって旨けりゃ!


っていうのが大正解ではあります。

 

 

 


日本酒に「醸造用アルコール」をいれるっていうのは、江戸時代初期から行われていた伝統的な製法なんだそうです。


なんでわざわざ日本酒にアルコールを混ぜちゃうのか。


それは、日本酒のアルコール度を高めることによって劣化を防ぐ。つまり酸化しにくくするための工夫なんだそうです。


江戸時代の醸造用アルコールは米焼酎酒粕から作った粕取り焼酎で、当時の甘い日本酒をシャキッとさせる、背中に入れる柱の役割りってことで、「柱焼酎(はしらしょうちゅう)」って呼ばれているらしいです。


今現在の醸造用アルコールはほとんどが専用の甲類焼酎。


ま、そもそも日本酒の造り方も進化して来ているんで、酸化を遅らせるための醸造用アルコールっていうよりも、香りの調整の役割りを期待されているらしいですね。


日本酒、焼酎、泡盛に限ったことじゃないでしょうけれど、酒は日々研究されて進化して、次々に新しい銘柄が出てきていますよね。


そんな中、日本酒にいれるアルコールに泡盛を使ってみたら、どうだべか!? って考えてチャレンジした2人がいるですね。


かつて東京農業大学酒類学研究室で、普段から普通に酒の話をしながら過ごしていたっていう2人。


山廃仕込で知られる福井県の日本酒「福千歳」
その田嶋酒造の杜氏「田嶋雄二郎」


泡盛をホワイトスピリットとして世界に認識させようっていう「尚MIZUHO」を開発して、泡盛の老舗メーカー瑞穂酒造の商品開発室長であり、酒類の企画販売会社OneSpirit代表の「仲里彬」


ま、時間をかけていろいろ試行錯誤があった「日本酒 × 泡盛」、2022年の初夏頃(たぶん)に完成したのが「SAKE×AWAMORI(さけかけるあわもり)」


全体量のうち12%ぐらいが「尚MIZUHO」だっていう大吟醸酒クラスの酒だそうです。
そのテイストは「いちご」
日本酒ではあまり感じることのないフルーティさ、ってことでしょねえ。


人気は上々! らしいんですけど、2024年時点では福井県沖縄県での限定販売。
福井県のボトルはシブイ黒。沖縄県はブルー。

 

どっちのでもイイから吞んでみたいですう。


尚はですね、「尚ZUISEN」を呑んだことがあります。
福千歳も呑んだことあるですけど、「SAKE×AWAMORI」呑んだことないです。見かけたこともないですねえ。


ま、全国的に出回っている酒じゃないんでしょうから、しかたない。のかなあ。


こうなったらですね、泡盛の女王さんたち、福井だけじゃなくって日本全国へ、

「SAKE×AWAMORI」とともに、沖縄限定泡盛とかも全国展開していくような、そんなご活躍を、ぜひとも期待いたします。

 

 

 


沖縄県では昔、気持ち良くほろ酔い加減になることを「さあふうふう」って言っていたらしいんですが、なんだかイイ響きの言葉じゃないですか。


死語にしちゃわないで、新たな「さあふうふう」文化を全国に伝播していっていただきたい、泡盛の女王さんたちなんであります。

 

さあふうふう。
はじみていやーさい。(よろしくおねがいいたします)

 

 

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com