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ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【かえるくん、東京を救う】リターンズですか? 「8時にはみんなかえる」?

<あれから20年 かえるくんはまたしても東京を救ってくれるんでしょうか>

2021年7月4日投開票の東京都議選まで1ヶ月となった6月4日、小池都知事が「かえるシリーズ」宣言をしましたね。


メディアはすぐに、懐かしの名物番組、ドリフターズの「8時だヨ! 全員集合」を文字って「8時だヨ! 全員かえろう」と取り上げました。概ね、その「かえるシリーズ」宣言を揶揄するようなベクトルでしたが、なんだって東京都は、このタイミングで「かえるシリーズ」を、わざわざ作り上げて発表したのか、小さくない疑問を抱いてしまうのは致し方のないところだと思います。


「かえるシリーズ」には5人のかえるくんが居ます。ドリフターズのメンバーと同じ数ですね。


「8時にはみんなかえる」「職場からかえる」「お店からかえる」「寄り道せずかえる」「ウチで気分をかえる」
面白うそうなかえるくんは居ません。

 


「8時にはみんなかえる」
東京都心部は、もともとの住人の数が少なくないところへもってきて、昼の人口は10倍を超えると言われるほどの働き手たちが集まって来ている場所です。
時差通勤しましょう、だとか言っていましたけどね、この前までは。


さらにはテレワークしろって言っているくせに、なんだって帰りの時間を指示すんでしょうか。


都知事個人の頭の中だけで出来上がる宣言ってわけじゃないんでしょうけれど、都議会の人たちって社会人経験、無いんでしょうかね。


好きな時間に仕事を始めて、終了時間も自分で勝手に決められるって仕事、そんなにありゃしないでしょ。
遅くとも夜の8時には帰りましょうね。っていうのは今でも9 to 5が基本の「お役所仕事」にしか通じない掛け声になってしまいますね。


仮に職場の人間全員でこれを実現したとすると、朝の通勤も同じ時間に集中せざるを得ないわけで、おまけに帰りも朝と同じように混雑ですよ。
職住接近の人って、少ないのが現実です。密を避けましょうっていうのからは遠のいてしまうのが「8時にはみんなかえる」ではないでしょうか。


「職場からかえる」
どっから帰るっちゅうねん! みんな仕事で都心の職場に行っとんねん!


「お店からかえる」
都内のお店は、原則アルコール提供なしですよ。独りでごはんの支度をするのがしんどいときに、食べに寄ったり、テイクアウトで買って帰るようなお店の使い方がほとんどです。帰れって言われなくたってさっさと帰ります。
っていうか8時前にお店に行ける人って、そんな居ますか?


「寄り道せずかえる」
だ、か、ら~、8時過ぎたらやってるお店、無いですって。原則的にですけれどね。


「ウチで気分をかえる」
どうやって変えるっちゅうねん! かなり多くの人数はホントに真面目に自粛生活していますよ。でも、もう1年半経っていて、おうち時間の過ごし方はアイディアも出尽くした感じ。


どうもね、今回の「かえるシリーズ」は都知事が最初っから目のカタキにしている「夜の街関連の若者たち」を念頭に置いているような気がします。


ま、確かにですね「え? 今って緊急事態宣言中なんすか?」ってヤツも居ることは居ますけれどね。真面目に知らないんです。


ニュースなんて見聞きしないですし、自分たちの世代にコロナはただの風邪程度のもの、という誤った認識があることもホントっぽいです。直接の接点はありませんけれど、ちょくちょく、そう感じることがあります。


都知事、そしてそのブレーンの人たちは、そういった若者たちが興味をもって都の宣言に耳を傾けてくれるようにとの狙いがあったのかもしれません。
都議選を睨んでの行動としても、分かりやすい、親しみやすい人、グループであると、若者世代に判断されるという計算があったりするのかもしれませんしね。ワクチン接種より、まずは選挙。


そんなだとすると、ロジックに疑問を感じはしますけれど、気持ちは分からないでもありません。感染予防に何の意識も持っていない若者たちの中に、無症状の感染者が居ないとも限らないからですね。ま、居るから減らないんでしょうけれどね。


ただ、そうした心配をする必要のある若者は、ホントにごく一部だと思います。


そうした一部の人にターゲットを定めて提言を思いついたとして、なぜそれを全体に適用しようとするのでしょうか。


そもそもの考え方として、各種各様、ばらばらの生活活動をしている人々に対して、たった一つの指針で行動規制を計るということ自体が、ナンセンスではないんでしょうかね。

 


今回のかえるくんが、感染予防、感染者低減に寄与するとは思えませんです。かえるくんのせいじゃなくってですね。


とは、いいながら、今から20年ほど前、東京は、どうやら一度、かえるくんに救われているらしいんですよね。


気付いてました? って気付くわけはないんですがね。


2000年の早春に発売された村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」という短編集に収められた「かえるくん、東京を救う」です。


このとき東京は、地震の被害からかえるくんによって救われたんです。誰も知らないうちに、というのがこの物語の言いたいところだったんだろうと思います。
表に出てこない人の、人たちの、目立たない真摯な行動で、この世は守られている、地球は回っている。


東京に住むサラリーマンの片桐と、そこに突然現れたかえるくんが、東京直下型の地震を起こすみみずくんと闘って東京は救われたのですが、その準主人公ともいうべき片桐自身も知らないうちに東京の大被害は回避されるんですね。結果的に東京の日常は続いていて、片桐以外の人間は誰も、何も気付いていない。


世の中の平和は、誰も知らない誰かの活動によって守られていましたとさ、って話です。

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神の子どもたちはみな踊る」は文庫本になっています。いくつかの短編が収められた薄い一冊。未読の方は味わってみるのも悪くないと思いますです。圧倒的人気の作家です。もう読んでいる人も少なくないでしょうね。


今回の5人のかえるくんたちは、どうでしょう。やっぱり知らないうちに、誰も気付かないうちに、地震ではなくコロナ禍から東京を、首都圏を救ってくれるんでしょうか。
ゲームチェンジャーとされるワクチン接種ですが、まあ一応、進捗しています。これからさらに、その加速度を増すことが期待されるところですね。


そのワクチンとは別のものとして、かえるくんが存在しているってことはないんでしょうかね。
「8時にはみんなかえる」くんには期待できそうに無い感じですけれどね。違うかえるくん。

 


そういえばここ数年、秋になるとハルキストと呼ばれる人たちが集まって、村上春樹ノーベル文学賞受賞発表を待つというイベントが、国内ばかりではなく海外でも報道されていましたよね。


2020年はどうだったでしょうか。記憶にありません。


やっぱりコロナ禍で、密に集まるってことを避けて中止になったんでしょうか。それとも村上春樹が、そもそも候補に挙がっていなかったんでしょうか。
そこは何とも分からないところですが、コロナと戦っているかえるくんというのは、実はたくさん居るんだと思います。


都知事さん、そのスタッフさんたち。たいていの都民は「かえるくん」を言われれるずっと前から、もう1年半以上も要請内容を守って来ているんですよ。もうすっかり疲れ切っているんですよ。


まさに角を矯めて牛を殺すってことを、わざわざ宣言している結果になっていやア、しませんか。


名もない医療従事者たちが、それこそ物理的に身を削って検査や治療にあたってくれているんです。
もちろん東京ばかりではありません。日本全国、世界全体でそうなんだろうと思います。


そうした大勢のかえるくんたちによって、コロナ禍はやがて鎮まって、かえるくんたちも、救われた我々も、自然に日常に帰っていく。


でも、片桐の前に突然現れた巨大なかえるくんと違って、世界中にたくさん居る現実のかえるくんたちは、姿が見えています。活動も分かっています。


ワクチン接種を大きく進捗させるために、さらに多くのかえるくんたちがコロナと戦ってくれていますよね。


ただただ、感謝します。ありがとう。


あのさあ、都知事さん、スーさん。ちゃんとしようよ。

 

いつまで経っても初心者の【はてなブログ 最近のアクセス傾向】あれ? 表示がなんか変わったな と気付いて

<かなり低レベルのブログの話です とっても少ないアクセス数ながら 傾向に変化が現れたのでした>

いやあ、はてなブログを始めてから、もう半年も経つのに、アクセス数って月に1,000ぐらいです。
すくにゃあです。ブログレベルとして最下層ぐらいなんでしょか???

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んなもんではてなブログの「アクセス解析ページ」表示内容に変化はあんまり無い日々だったんですねえ。平和といえば平和。ぼ~んやり。


ところがある日、呑気な自分でも気づいてしまった変化が起きました。
はてなブログアクセス解析ページの「最近のアクセス傾向」のところです。


「アクセス元サイト」っていうのが表示されていますよね。自分のブログにどこからアクセスされたのかを確認できるデータです。


始めたばっかりの頃は「はてなブログ関連」からのアクセスが上位を占めていました。ああ、なるほど、こうやってすぐにアクセスを実感できることが、はてなブログの強みの一つだって、どこかに書いてあったもんなあ。という認識。


で、その「アクセス元サイト」の表示内容にだんだん変化が出てきまして、グーグルやヤフーだとかの検索エンジン系が多くなってきました。


ああ、そうね。グーグルのデータベースに登録されると、そこから検索されて、自分のブログに来てくれるようになるってことなんですよねえ、と実感。
で、いつの頃からか、検索エンジン系が上位を占めるようになっていました。


ま、イイ傾向なんじゃないの? ぐらいの感覚でいました。

 


表示トップのアクセス元が「はてなブログ」から「グーグル」に代わったのがいつだったかは覚えていませんが、徐々にグーグルのパーセンテージが上がっていくなあ、と眺めておりました。


確か10種類ぐらいの「アクセス元サイト」の名前が表示されていました。10個ぐらい、という認識しかしていませんでした。数をハッキリは確認していませんでした。


アクセス元なんて、それこそ山のように種類があるわけでしょ、としか思っていなくて、いろんなアクセス元があって、そのうちのトップテンを表示しているのかなあという推測。
でも今となってはその数を確認できないことになってしまいました。変わっちゃいましたから。


ある朝、いつも通りに「アクセス解析」のページを開いたら、おりょ?! 「アクセス元サイト」の数が6つしか表示されていません。

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少なくなっています。気付きます。なんか通信障害かしらん?
この時点では特に何とも思わず、スルー。


で、なんやかやと日常生活がありまして外出、数時間が経過。


帰って来てノートパソコンをポチっと起ち上げて、ポチっとはてなブログへアクセス。確認の意味もあって「アクセス解析」のページを開いたら、なんとさらに1つ減っているんですね「アクセス元サイト」の表数が。

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で、この時点でやっと、やっとですね、考えてみました。


他の表示項目に不具合は見られませんよ。っということは、この、少なくなった「アクセス元サイト」の表示は正しいってことですよね。不具合はないって考えて、そもそも「最近のアクセス傾向」ってなんなん? という考えに至りました。


んはは、でしょ? はてなブログを始めたときに一応一通りのヘルプは読んでいるはずなんですが、なにせ、アタマがアタマなもんですからねえ。なあんも覚えておりませんわけです。


改めて「はてなブログ ヘルプ」を確認してみます。


最近のアクセス傾向にはこうありました。


「最近の1,000件のアクセス元を保持し、訪問数が多いサイト順に表示します」


あ、なるほど、対象データ数は「1,000」なんですね。なるほど、そゆことですね。
さらに、こうあります。


「データの保存期間は1ヶ月です」


これもまた、ほほうって感じですよね。データ有効の期間は1ヶ月なんですね。


アクセス数は1,000をアッパーとしてそのアクセス元サイトを限定するってことになりますが、例えば1日でアクセス数が1,000を超えるというブログオーナーもたくさん居られると思いますが、そういう場合はどう計上されるんでしょうかね。


一定時間ごと、あるいは1日ごとにその1,000のデータが更新されるんでしょうか。まさか最初の1,000がそのまま1ヶ月存続するってことはないんだろうと思いますけれど。


私のように月に1,000程度のアクセス数のブログの場合ですと、1ヶ月を経過してからは、1日ごとに対象となる日にちがズレていくんだろうと思われますね。対象期間としての1ヶ月がそうして維持されていくんじゃないでしょうか。


それとですね、ヘルプには記載されていませんけれども、表示される「アクセス元サイト」は、1ヶ月以内、1,000件のアクセス数の中で、1%未満のアクセス元はカットされるってことだと思うんですね。
それで表示数が減った、ということだと認識しております。


しかしですね、月度のアクセス数ってものを考えてみますと、かなりガックシきます。
サラリーとして表現してみますと、私の月収以上の収益を1日であげている人がたくさん居られて、そっちの方がフツー、なのかもなあと、、、ホント、ガックシです。


最新の「アクセス元サイト」を確認してみますと、
グーグル47%、ヤフー19%、ビング5%ってことで、検索エンジン系が71%。


はてなブログ18%、はてなキーワード3%で、はてな系が21%ってことになっています。
合計で92%ですから、残りの8%がその他ということになります。


その他って? と考えてみますと、はてなの他のサービスと、日本ブログ村ってことになるんでしょう。
それらがアクセス1%未満。以前は表示されていたけれど、今は1%を下回ってしまったので表示されない。

 


まあねえ、よく聞くのがアクセス数を増やそうとするんだったらSNSをやらないとダメだよって声です。


現段階では何んにもやっていませんからねえ。ツイッターって何者だ? ってなイメージです。
やっぱり始めた方がイイんでしょうかねえ。SNS。っていってもツイッターぐらいしか思い浮かばないんですけれどね。


でもまあ、あれです。ウジウジしていてもアクセス数アップの何か有効策を思いつくわけでもありませんので、めげずに続けていこうとは思うわけであります。


みなさま、よろしくです~。

 

【炭酸水】リフレッシュっていうのは シャキッとしたいんであって だら~っとしたいんじゃないですよね

<いつの間にか身近な飲み物として常備している人も多くなったという炭酸水は身体にイイのか>

オフィスフロアに数か所、飲み物の自動販売機が設置されるようになったのはいつ頃からだったでしょうか。


どこのオフィスにも必ずある、というものでもありませんですが、1フロア丸ごと、あるいは複数フロアにまたがって1社、であるような職場では、自動販売機が置いてあるのが当たり前になっていますよね。


なかなか面白いオフィスもあって、廊下に設置してある自動販売機と、オフィス内部に置いてある自動販売機では、同じ飲料でも値段が違っているということもありました。
もちろんオフィス内部の自動販売機の方が3割ほど安い仕組みです。ものによってはそれ以上の割引。


社外の人間であっても、プロジェクト参加などでオフィスに出入りしている人間であれば、その福利厚生の恩恵にあずかることができるのでした。3割以上安いっていうのはナカナカですよね。


もう20年ほどの時が経過しているかもしれません。
そのころ机を並べていた妙齢のスマートな女子社員。昼を席で食べることが多かった人です。


自宅から持ってきたお弁当を広げるか、朝にコンビニで調達してきたおにぎりを並べるのが常です。
そして、いつもオフィス内の自動販売機からお茶のペットボトルを、ゴットンと買っていました。
おーい、お茶。500ml、70円。


とある日、珍しくハンカチの上に広げたお弁当の脇に、透明の液体のペットボトルを並べていました。


普段から気軽に話をしている間柄でもありましたので、聞いてみました。


「あれ? お弁当に水?」
「そうよ。炭酸水。身体にいいのよ」

 


ふううん。ってそれだけのやりとりだったんですが、それが、お弁当、食事の際に炭酸水を飲むというのを目の当たりにした最初だったと思います。


ま、大きなお世話ではありますが、ごはんに水? と思ったのと、炭酸水を炭酸水のまま飲むの?
という小さくないカルチャーショックを覚えたような記憶です。


「身体にいいのよ」って言い切っておられましたですね。その時は、そですか。としか感じませんでした。

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それからけっこう時間が経過して、巷の居酒屋さんで「ハイボールブーム」が起きましたですね。


「山崎」のハイボールなんてのが出てきまして、グラスに山崎なんて書いてありましてね、なんだかイラっときたことを覚えておりますね。
ま、呑んでみれば旨いです。モンクなく旨いですが、そりゃ旨いのが当たり前ってもんで、もったいない感じがあったんですね。山崎、響クラスのウィスキーとなりますと、ストレートか、せいぜいロックでやって欲しいなと、ま、世代的な感覚だとは思いますですが。


で、そのハイボールブームの時、思い出したんですね。


「炭酸水。身体にいいのよ」


お弁当の脇に並べられていたころは全然ブームとかでは無かったはずですが、ハイボールブームの頃にはコンビニの飲料棚に「炭酸水」が並ぶようになっていました。


酒のスーパーなんかには前から置いてありましたけれど、コンビニの飲料棚に炭酸水が並んでいるっていうのは凄いです。完全に売れ筋だということでしょうからね。


少し経つと「炭酸水レモン」とかも出てきました。メーカーも複数。
炭酸水ブームっていうのが、いつのまにか来ていたんでした。
強炭酸として「ウィルキンソン」が人気復活って感じでした。自宅で炭酸水を作る「ソーダメーカー」なんてのも出てますしね。


最近ではさらに、飲料として確固たるポジションを得た炭酸水です。
コロナ禍の宅呑み事情っていうのもあるんでしょうね。


自宅でウィスキーや焼酎を割るときに、炭酸水。レモン風味なんかがあると、なんだか店っぽい感じがイイのかもしれません。
個人的にはスコッチのロックにチェイサーとしてセブンの炭酸水をいただいております。レモンじゃない方。
ま、つまりは炭酸水をそのまま飲むわけですね。


炭酸水の売り上げはどのメーカーでも右肩上がりが続いているらしいです。


ここでまた思い出すのが「炭酸水。身体にいいのよ」という、あのお言葉です。

 


ホントなのかな。っていうわけで、かなりの時間経過の後にではありますが、調べてみました。


いきなりの結論。
「炭酸水は身体にイイ」みたいです。


研究結果として「炭酸水が体に入ると血行をよくして疲労物質を取り除き、病気や老化の原因の1つとされる活性酸素の働きを抑制する効果がある」とされています。


炭酸水を飲んでから食事をすると、まず炭酸で膨満感があるので、食事の量が減ってダイエット効果がある、という話も聞いたことがあります。


こっちの方はどうでしょう。
これにも医学的な検知が出ているようです。


「食前に炭酸水を300~500ml飲むとおなかが満たされて、食べ過ぎ防止になる」


ほほう、ホントみたいですよ。と思ったら、


「食前に炭酸水を100~150ml飲むと、胃が刺激されて食欲が出てくる」


だそうでございますです。


どうでしょうか。ダイエット効果を期待して炭酸水を飲んでいるという人も少なくないかと思いますが、食べる量を減らす効果が期待できるのは、300~500ml飲んだ後ってことです。


例えばウィルキンソンのペットボトル1本を一気に飲んだら、そもそも食欲とか無くなるような気がします。
全然食べないんだから、ダイエット効果バツグンじゃん、というご意見もあるかもしれませんが、それだと、たぶん後から普通の食事をすることになって、時間的にも食べない方がイイような時間帯に食事することになってしまって、かえって良くないような気もしますね。


でも、チョットだけ飲んで食事すると、食欲旺盛。食べ過ぎにつながっちゃうかも、ってことです。
ボリュームのコントロールが難しそうですね。でっも考えようによっては「つぶしの効く飲み物」ってことでもあります。使い方次第ってことですからね。


ただ、さらに別の検知では、


「満腹感というのは、つまり胃が拡大することなので、胃の弱い人は摂取し過ぎないように」


というものや、


「就寝前に飲む習慣があったりすると歯は少しずつ溶かされてしまう可能性がある」


というのもあります。


ま、イイことばっかりってわけにはいきませんですね。やっぱりね。

 


でもまあ、概ねオッケーな飲料じゃないでしょうか。コロナ禍で自粛生活の今は、毒にも薬にもなりませんってヤツを求めるタイミングじゃないような気がします。


っていうかですね、割り物にしたりせずに、そのまま炭酸水を飲むのって、ダイエットのためとかじゃなくって、スッキリしたい! ってだけのような気がします。


ゴクゴクっと飲んで、スカアーッ! としたい。


ストレスコントロールの1つ。おきらくごくらくの実現ツールとしての炭酸水です。


ふううって、ため息をつく方向のコントロールじゃなくって、オッシャ! って気合を入れるときのスッキリ感。そっちの方ですよね。


調べていくと、炭酸水には「天然炭酸水」と「人工炭酸水」があってとか、炭酸じゃなくって水の成分としてのミネラルがとか、いっぱい情報は出てきますけれど、そっちの方にはあんまり期待していませんです。


シャキッとしたい。これから寝ようって時に炭酸水、いきません。まだやることが残っていて、元気が欲しいようなとき。もう一回背筋をピンとさせたいとき。なんだか溜まっちゃってるかなあってとき。


プシッてフタを開けて、ズバーっと飲んで、カアアーッ! てスッキリしたいから炭酸水です。


強炭酸が好みです。強くスッキリしたいです。


2021年6月29日。サントリーの「THE STRONG 天然水スパークリング」が発売されます。

 

「五感に着目した、新!炭酸水 バキバキ共刺激。6/29激誕! 強炭酸水」だそうです。
「五感に着目」っていうのがどのぐらい期待できるのか楽しみなところです。


ガッツリ飲んでみてから、ここでまた感想を追記してみたいと思います。


終わりの見えないコロナ禍の生活。かてて加えてオリンピック、やるのかよ! という不安感。呑みにも行けない閉塞感。みんなそうだと思うんですが、単純にスカアーッ! とさせてくれる強炭酸飲料水。


仲良くしたと思います。


でも、近所でちゃんと6月29日に売り出すかなあ、と、そこが心配。

 

【太陽の船 月光の船】 いつものカレンダーは 「日曜始まり」? 「月曜始まり」?

<壁に貼るのは日曜始まりで 手帳は月曜始まり だったりするのではないでしょうか>

後々、語り草になっちゃう年になるんだろうなあと思われる2021年ですが、祝日が移動されていることを認識されていますか? 


2020年の暮れに「内閣官房 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局」から発表されています。「2021年の祝日移動について」

 

①海の日。毎年7月の第3月曜日の国民の祝日ですが、2021年は「7月22日 木曜日」に移動されています。


②スポーツの日。毎年10月の第2月曜日の国民の祝日ですが、「7月23日 金曜日」に移動。
2021年7月23日は、そうです、オリンピック開会式の日です。


前の【天国と地獄 その2】でも触れましたが「体育の日」は2020年から「スポーツの日」って名前になっているんですよね。


2021年は、海の日、スポーツの日、土曜日、日曜日と4連休! ってことになります。


そして③山の日。毎年8月11日の国民の祝日ですが、2021年は「8月8日 日曜日」に移動されているんです。
2021年8月8日はオリンピック閉会式。


どうなるんでしょうかね。オリンピックが中止になったら国民の祝日も、またまた移動になるんでしょうか。どうしてもヤルっていうことみたいですけれどねえ。「安心・安全」って言葉がお題目になってしまっている感じです。


病床使用率とか、姑息に数値を変化させてますね。こんなタイミングでパラメータを変えるって、ねえ。

 

 

 


ところで祝日の移動ですが、使っているカレンダー、どうなってます?


移動された祝日が反映されたカレンダーになってますか? 私の使っているカレンダーは、全然なっていませんね。例年通りのカレンダーのままで、7月の第3月曜日、7月19日の月曜日が祝日、海の日になっています。


8月11日の山の日も同様に祝日です。


でも2021年は7月19日も、8月11日も祝日じゃないです。移動されていますからね。休みじゃないですよ。


カレンダー通りじゃないってことです。そういう事態が発生しています。
だってさ、発表されたのが暮だからね。12月21日。間に合わないっしょ。


年の暮にはカレンダー、もう刷り上がっているのが普通ですよね。たいていの家庭にあるカレンダーは、移動された祝日が反映されていないと思います。


まったくねえ。問題の根源はコロナウィルスで、ガースーが悪いんじゃないんだけれどね。何もかも、あまりにも後手ごて。オッソイよ。


日本のエライ人たちって、カレンダー表示がどうだとか、国民の祝日がどうだとか、知るかアッ! ってわけでもないんでしょうけれど、さして興味が無さそうな感じに見えますね。


そういう風に見えてしまうところが為政者として、どうなんでしょ? って思うところです。政権与党だけじゃなくって野党だってナニしてんだかよく分かりません。


今回はカレンダーにこだわってみているわけなんですが、昔はものすごくこだわっていたという歴史があるんですよね。暦ですね。


現在の日本では、国立天文台「暦計算室」が国家事業として暦を編纂しています。

 

歴史的には国を統べる天皇の役割だったわけで、陰陽師の活躍なんかも知られていますよね。


その暦について、天皇の定める暦ではなく、奈良時代から関東で使われていた「三島暦(みしまごよみ)」を採用すべきだとして揉めた人物がいます。国を統べるという権力について、必ずしも絶対性を認めないという強権を発動する人。誰あろう、あの織田信長です。


暦は国民生活のベースになる情報ですからね、こだわりもあったでしょうし、権力を主張する道具としても有効だったのかもしれません。

 

 

 


暦、カレンダーっていうのは、当たり前ながら世界中にあるわけで、何から何までいろいろと種類があるみたいなんですね。


で、タイトルの、カレンダーは「日曜始まり」なのか「月曜始まり」なのかという問題です。


日本では両方ともアリ、らしいです。


壁掛けのカレンダーは日曜始まりが多いみたいですが、手帳ですね、ビジネス手帳とか。これは見開き1ページで1週間というレイアウトだと、圧倒的に月曜始まりだと思います。どうですか? どういうの使ってます?


で、考えたのは「月・火・水・木・金・土・日」って曜日を数えるときって「月」から始めるなあってことと、そもそも「月・火・水・木・金・土・日」ってなんなん? ってこと。


日本の曜日は、古代の中国で発展した天文学を、平安時代の初期に遣唐使が「宿曜経」という密教経典として持ち帰ったものが基になっているらしいです。


暦、カレンダーって、まともに考え始めると、ムッツカシイです。


古代中国の陰陽五行説の五行は「木火土金水(もっかどこんすい)」肉眼で見える太陽系の惑星の名前です。それに太陽と月を合わせた七曜(しちよう)から取って一週間ですね。


それはそれとして、日曜から始まるにしても月曜から始まるにしても「月・火・水・木・金・土・日」っていう曜日の順番ってどういう理由でそういう順番なんでしょ?


となると、後付けの理由はいろいろあるようなんですが、信頼できるレベルの話としては「昔からそうだから」ってことになってしまう感じです。


なんとなく尤もらしいのは、古代エジプトの「プラネタリーアワー」という考え方です。


ちょっとね、複雑ですが、みていきましょう。


プラネタリーアワーでは、1日を24時間に分割して、天動説に則って、地球を守護している天体は1時間ごとに交代していると考えた。


天動説では、地球を取り巻く天体は近い順に「月」「水星」「金星」「太陽」「火星」「木星」「土星」と並んでいるとしています。「月・水・金・日・火・木・土」って順番です。


そして地球を守護している天体が1時間ごとに代わるその順序は、地球から最も遠い「土星」から始まる。


なので「土星:1」「木星:2」「火星:3」と1時間ごとに代わっていって、24時間目には「火星」が来ます。と、翌日の1は「太陽」です。


この順番で進めていくと、「土・日・月・火・水・木・金」という順番になります。


これが今に伝わっている、という説なんですが、今の曜日の順番は揃っています。

この説に従えば古代エジプトの曜日の最初は「土曜日」ってことになるんですね。


ま、そうだったのかもしれませんけれどね。現在のイスラム圏では週の始まりは土曜日だということです。


世界のカレンダーっていうのを調べてみますと、ほほお! そなんですか、ってことにビックリします。


ユダヤのカレンダーでは、曜日を使わず、土曜日を「安息日」とする以外は1から6までの数字をあてているそうです。ユダヤ歴でもキーは土曜日みたいですね。


諸外国の日月の流れっていうのは、1週間という単位が普通なんでしょうね。


日本は1か月が基本単位の文化ですが、アメリカなんかでも週払いが基本だったりとかしますし、やっぱり国によって歴史的な文化ってかなり違うんですね。


で、日本の曜日の基になった中国の暦なんですが、現在の中国では日曜日が「星期日」で、月曜日は「星期一」火曜日は「星期二」っていう表現で、土曜日が「星期六」ってことだそうです。


ってことで、中国では月曜始まりが多いということです。「星期日」はアンカー。でもキーとなるのは日曜日ってことなんでしょうね。


ドイツ語の水曜日は「Mittwoch(ミットゥヴォッホ)」といって、週の真ん中という意味。太陽系にちなんだ呼び方じゃないんですね。週の始まりは日曜日。キーは水曜日。


ロシア語でも「スレダー」といって、同じように真ん中という意味だそうですが、週の始まりは月曜日。


曜日という概念自体通じない文化の違いってことになるのかもです。


キーとなる曜日が同じでも、週の始まりは日曜日だったり月曜日だったり。


総じて日曜日始まりの国が多いみたいですが、ヨーロッパには月曜日始まりの国も少なくないようです。
今では気にしている人も居ないでしょうけれど、いろんな歴史があるんでしょうね。


古代の暦として有名なのは、エジプト、バビロニア、中国、マヤとかでしょうか。


古代には日本と全く交流は無いでしょうが、現在では意外に文化交流を盛んにしている国が、エジプトです。
早稲田大学理工学研究所が遺跡発掘でチームを組んでいたりしていて、活躍が何度も報道されていますよね。


1987年に早稲田大学エジプト学研究所が電磁波レーダーで存在を確認した「クフ王第2の船」が有名です。


クフ王第1の船」は1954年に発見発掘されています。「太陽の船」と呼ばれていますね。かなり完全な形で発掘されたらしいです。
それから30年以上経ってからの第2の船の発見。

 

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発見した早稲田大学には、もう1隻あるはずだ、という強い信念があったといいます。
なぜそう思ったのか。


古代エジプトの信仰を集めていた太陽神「ラー」は、昼は「マアンジェト」という名の船に乗り天空を航行し、夜は「メセケテト」という船で冥界を移動すると考えられていたという歴史的事実があるから。


王の船は2隻あるはず。


で、実際に大きな船が大王クフのピラミッド近くから発見されている。
近くにもう1隻、という発想は希望的観測、では無かったことが証明されたわけですね。


でも不思議なのは、既に発掘されている第1の船が「太陽の船」という名前だということです。


「マアンジェト」と「メセケテト」という船の名前が残っているのに、その名前で呼ばれていません。


でもあれでしょうか。昼の船とされる「マアンジェト」という名前は「太陽の船」というエジプト語なんでしょうか。
でもですね、そうだとしたら第2の船は「メセケテト」ってことになるわけで、夜の船です。


エジプト語はさっぱり分かりませんが「月光の船」ぐらいの呼び方をしてもいいんじゃないかって気がしますけれどね。そういう方が盛り上がりません?


でも、現場では「クフ王の第2の太陽の船」って呼んでいるみたいなんですね。太陽の船が2隻。


太陽の船」と「月光の船」でイイんじゃないでしょうか。


エジプトばかりじゃなくって、世界中沸き立ちますよ。でも、予算がつかないのか、許可が折りないのか、まだ発掘されていません。エジプトってそんなことばっかりやってるイメージがあります。


なんか、古代の夢を示してくれる何かが、一緒に出てきてくれたりするとイイんですけれどねえ。

 

 

 


ということで、日本の移動された祝日からカレンダーのことを考えて、今現在の日本の為政者たちの業を考えると煮詰まってしまいそうなので、ロマンの方向の話にしてみました。


日月は巡ります。オリンピック、パラリンピックはどうしてもやるみたいですが、来年以降、2021年の夏を振り返って、世界は何をどう考え、どう伝えているでしょう。


どちらさんも、無事に過ごされますよう。

 

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【ちまき】と【柏餅】 もしかするとルーツは一緒なのかも

<5月5日 端午の節句はコイのぼり ってパターンですけれど 食べものは なに?>

季節感とか年間行事っていうのは、どんどん様変わりしてきていますよね。


5月5日って子供の日でしょ。こいのぼりだねえ。
今ってこれですよね。端午の節句とか、あんまり言ってないです。


でも5月になると和菓子屋さんには柏餅が並びます。それが常識だと思っていたんですが、大阪のオッサンが言いました。


「カッシワモチ? なんやそれ。端午の節句にはチマキやないかい!」


へ? って感じだったんですが、話を聞いてみますと、関西ではそうらしいんですね。ちまき


でも柏餅の「カ」と「シ」の間に、小さい「ッ」は要りませんよ。


ウェザーニュースの2018年の調査「端午の節句の「ちまき」包まれた中身が東西で違う!」によりますと、

 

北海道から関東、甲信地方のちまきは、中身が「おこわ」

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東海地方から九州地方、沖縄では、中身が「団子」

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鹿児島県では「灰汁巻き」という独特のちまき、なんだそうです。

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「せいくらべ」っていう歌がありますよね。
「♪ちまき食べ食べ兄さんが 計ってくれた 背の丈」ってあれです。


この詩を書いた海野厚(うんの あつし)さんという人は静岡県の人です。ウェザーニュースの調査によって見てみると静岡県は関東圏に入っています。ということは、この兄さんの食べていたのは中身が「おこわ」のちまきだったことになりますね。


「♪柱の傷は おととしの」ってことですから、片手にちまき、片手に釘かなんかを持って弟の背丈を記録したってことなんでしょうね。


で、同じウェザーニュースの情報からすれば、件の大阪のオッサンが子供の頃食べていたのは、中身が団子のちまきってことになります。


ちまきの色々を知ったのはずいぶん後のことでしたので、直接、団子だったかどうかはオッサンに聞きそびれたのでありました。


ま、それはいいとしてですね、ちまきってそんなに食べたことないんですね。


存在は知っていましたけれど、食べていません。子供の日端午の節句。何かその日の特別な食べものって、あったかな? っていう記憶です。こいのぼり、菖蒲湯、ぐらいでしょうかね。食べものの記憶はないです。


ちまきなんて子供の日と結びついたりしません。むしろ大人になってから10回ぐらいでしょうか、食べましたね。


今はもう、残念ながら閉じてしまった居酒屋さんのアテにあったんですね、ちまきが。
ササの葉で三角にくるんである「おこわ」でした。小さいやつ。甘じょっぱい味付けで、ちょっとずつ齧ってアテにしていました。


たぶん自家製じゃなくって冷凍ものだったように思います。旨かったですが、たまにしか食べませんでした。


中身が団子のちまきっていうのは、その団子の中身に餡が入っていたり、団子自体が甘かったりしているそうで、やっぱり甘いんですね。こっちはアテになりそうにない感じです。


ウェザーニュースの情報で初めて知ったのが鹿児島県の「灰汁巻き(あくまき)」という存在です。
写真で見てみましたが、なんだかちまきっぽくない感じがします。


ま、ちまきっぽいってなんだよ、って言われれば、なんとも応えようが無いんではありますけれどね。馴染みが無いですから。


「灰汁(あく)に漬け込んだもち米を竹の皮で包みこみ、さらに灰汁で炊き上げたもの。砂糖醤油や黒砂糖、きなこをつけて食す」


という説明なんですが、灰汁って何の灰汁なんでしょうか。そこまでは分かりませんですね。


でもこれも甘くして食べるんですね。ササの葉で巻いてありますから、ちまき、ってことになるんでしょうか。

 


ん? ちまきの「ち」ってなに?
と、調べてみますとササの葉に限らないみたいですね。


ルーツである中国では、ササ以外には「センダンの葉」「マコモの葉」「アシの葉」でくるむというのもあるようです。
地域の特徴というより時代によって違っているような感じもします。2世紀ごろからある食べものみたいですよ、ちまきって。


でも、ちまきの誕生逸話って、もっと全然前にさかのぼります。


紀元前3世紀、戦国時代の中国で楚の国の政治家、詩人として活躍した「屈原」という人が、自分の策を入れられず国の将来をはかなんで入水自殺したそうなんですが、その命日が5月5日。


楚の人たちは愛国の詩人と呼ばれた屈原の霊を慰めようと、5月5日に竹筒にいれた米を川に流すという風習をつくっていたということなんですが、なんと300年ほども後の後漢の時代に、ある人の夢に屈原が現れて、


「供物は悪い竜に食べられてしまうので、蛟竜が苦手とするセンダンの葉でふさぎ、魔除けの五色の糸で縛って、川に投げ入げよ」


と告げたんだそうで、これがちまきの起源になったという。


ん~、って感じですね。夢のお告げを広めたその人って、お米屋さん? なんでしょうかね。


そもそもこの伝説自体、怪しいとする意見もあるみたいです。

 


屈原さんの伝説の虚実とは関係なく、ちまきが日本に伝わったとされるのは10世紀、平安時代


作り方として、
「もち米を植物の葉で包み、これを灰汁で煮込む」
と記された書物があるようです。


灰汁の持つ殺菌力や防腐性を用いた保存食だったろうということなんですが、これって鹿児島の「灰汁巻き」ですよね。


日本に伝わった、その作り方が時の都、京近辺ではなく鹿児島県に残っている。


それとも、中国からの伝わり方といいますか、その伝達ルートが北九州から瀬戸内海を通って大阪、京都、だったのではなく、九州は九州でも南の鹿児島から九州を北上して瀬戸内海を東進したのか。


あるいは、中国から直接日本へ伝わったのではなく、沖縄、当時の琉球王国を経て伝わったのか。その辺りは想像すらできないことですが、古来からの製法が鹿児島で純粋培養されているってことなのかもしれません。


こう考えますと、がぜん食べてみたくなりますね、灰汁巻き。


でも灰汁巻きってネーミング。ちまきの「ち」は、その種類は違っても植物の葉っていうものをさしていると考えて良さそうですが、灰汁巻きの「灰汁」って、材料といいますか製法ですね。


写真で見ると、ササの葉にくるんである物もありますが、何にもくるまずに出されることもあるみたいです。


元から灰汁巻きと呼んでいたのか、それとも、伝統的に作り方が伝わっていく過程で灰汁巻きと言うようになったのか。そういうところは、今じゃ誰も、ってことでしょうね。はい。


ちまきの「ち」ってそもそもは「チガヤ」っていう茅(カヤ)で巻いていたので「茅巻き(ちまき)」と書いていたというデータもあります。


巻いているのが何なのかっていうのと、その物の名前っていうのは、もはや直接的な関係は無いんでしょうね。


5月5日と屈原さんんとちまき端午の節句に因んで言えば、関東地方というか東日本ではもう1つあります。
そです「柏餅」


柏餅の歴史はちまきに比べますと、案外浅くてですね、18世紀、江戸時代の後の方です。


柏っていう植物は、新芽が育つまでは古い葉が落ちないらしんですね。それで家系が途切れない、将軍職のお世継ぎ問題が起きないように、子孫繁栄っていう縁起を担いで江戸で生まれたってことらしんですね。
でもこれ、なんだか眉唾な感じですよね。


餡を挟んだ餅を柏の葉で包む。お世継ぎが途切れないように縁起を担ぐというのなら、大奥の中での風習ならば理解できるような気もしますが、なんで町民の間にまで広がったんでしょうか。
将軍様の存在が江戸の職人やおかみさんたちにとって、そんなに身近とも思えませんけれどね。


それにそもそも、柏餅って包んでいる葉っぱは食べませんよね。剥がしてポイです。
縁起を担いでいるのは餡餅の方じゃなくって、葉っぱですよね、柏の。なんか、辻褄が合わないような気がします。お世継ぎ、ポイっです。


それに甘いお菓子ですからね、男よりは女に喜ばれるような気もしますし、5月5日の端午の節句とは関係が薄そうにも思います。


実際、5月4日から5日にかけてを女の日として、祝う習慣の地方もあったようですからね。
4日の夜の菖蒲湯。一番風呂に入るのは、その日だけは一家の長として権威を与えられる女性。


軒に菖蒲をずらりとぶら下げて、その家の中は女だけしか入ることが出来ない決まり事。「女の家」という習慣だそうです。
田植えに供えての「山の神」にまつわる行事だったのかもしれません。


そんなときの祭りごととしての食べもの。それが柏餅だったかもです。女の家の山の神の甘い食べもの。

 


でもって、参勤交代によって柏餅が日本国中に広まったということなんですけれど、柏がそんなにどこにでもあるものじゃないので、地方によっていろいろな葉っぱを利用したり、様々な工夫をしたりしていたらしくってですね、実は呼び名もいっぱいあるんです。


「しばもち」「ちまき」「かからだご」「おまき」「だんご」「いばらもち」


おりょ? どこの地方の呼び名なのか分かりませんが「ちまき」っていうのがありますよ。


餡餅を葉っぱでくるんだら、そりゃもう、ちまきやんか。っていう土地があったんでしょうね。柏の葉っぱじゃなくたってちっともかまわない。というのが「カシワモチ」


逆の方向から邪推してみればですね、もともと江戸、東日本にも甘い餅の「ちまき」があって、そんでもって、おこわの「ちまき」もあって、両方ともずっと伝わって来ていたものを、18世紀になって、どこかのお調子者が、子孫繁栄を願いまして、とかなんとか、葉っぱを柏にかえてちまきとは別の名前の柏餅っていうのにしつらえちゃった、ってことなのかもしれませんよ。


理由なんて全部後付けで、元は一緒だったのかもしれないじゃないですか、ちまきと柏餅。


ん~。で、結論として、灰汁巻き、食べてみたいです。