ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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【エスニック】本来の意味とか知らずに浸透しちゃってる単語かもです

< いや もちろん 英語に堪能な方々は知ってて使っていたんでしょうけれどもね >

新型コロナ感染、第8波!


あんなあ、おまあが、そんなこと言うからまた来てまうねん。言うなッ!


とかね、他人ごとみたいに言っているメディア報道に虚しく突っ込んだりしているきょうこのごろなんでありますが、2022年秋、そうした報道とは全く関係なしに、急に海外の人たちが増えましたね。
一気にって感じです。地球全体が停滞ムードってわけじゃなさそうなんですよね。


で、ついこの前なんですけど、帰りの電車の中に居ましたんですねえ。分かりやすく居られましたよ。
西欧系のグループ。全員が壮年の7、8人でしたけど、まあ大きな声で賑やかだったんであります。
マスク着用率は50%ぐらい。話し声は英語じゃなかったように聞こえましたね。


で、聞くともなしに聞いている彼らの会話の中に頻繁に出てきた単語がありましてね、っていうか、そう聞こえたってだけのことなんですけど、「エスニック」っていう言葉が何回も出て来ていたように聞こえました。


そのグループとは何の関連も無くですね、そういえば最近聞かなくなった言葉だなあ「エスニック」って、って思ったんでありますよ。

 

 

 


エスニック」


随分前、20年前とか30年前にもなるんでしょうか、「エスニック料理」っていうのをよく耳にしました。
東南アジア系の料理を言っていたような言葉だったんですよね。


タイ料理とかベトナム料理が主だったような記憶ですが、そういう地域をエスニックって言うんですねえって思っただけで、何の違和感もなく受け止めていた言葉でした。


で、しばらくして渋谷とか下北沢辺りで耳にするようになったのが「エスニックファッション」


ほほう。東南アジア系の? って思ったら、ちゃいます、アフリカです。ってことだそうで、あれ? っていう印象でした。


食べものは東南アジアで、ファッションはアフリカなのね。「エスニック」


って、やっぱりですね、そんなんじゃないんでした。


エスニック」っていうのは、民族的なっていう意味だそうで、英語圏では少数民族を指すニュアンスが強いみたいですね。「ethnic minorities」って言って、マイノリティっていう言葉と対になって使われる。


ふううん、そなんですねえって思いますけど、「エスニック料理」とか「エスニックファッション」ってそういうニュアンスで言ってたんでしょうかね。
どうも、そんな感じは受けなかった気がするんであります。日本ではですね。


ま、「エスニック料理」はちょっとだけ経験しましたけど、「エスニックファッション」の方は、ふううんってだけで通り過ぎましたんで、なんの感慨もないんですけどね。


今さらながらに、よくよく考えてみますと「エスニック」っていう言葉、料理だとかファッションだとかよりも前に接していましたねえって記憶が蘇って来ました。


エスニックジョーク」ってやつです。


雑誌の記事をいくつか読んだ記憶がありますが、その時もとくに「エスニック」っていう言葉に関心を払うこともなく、ただそのまま「エスニック」を受け止めていたような、そんな記憶です。


エスニックジョーク」の場合の「エスニック」は、民族っていうより、民族性、国民性みたいな意味なんでしょうね。マイノリティっていうニュアンスは無さそうです。国民性ジョーク。
そっかそっか、って、今さらながらに納得であります。


ま、ジョークですからね。国民性を揶揄してしているわけですけれども、当たらずとも遠からず、っていうことではあるんでしょう。そうじゃないと面白がられることもないでしょうからね。
国民性。血液型占いとか、そういうのに近い楽しみ方、なのかもですね。


よく知られた「エスニックジョーク」っていうのがいくつかあります。


「この世の天国っていうのは、日本女性を妻に娶って、イギリス風の家に住んで、中国料理を食べながら、アメリカ人の給料をもらうことさ」


男性のセリフですね。こう言っているのは果たしてどこの国の男性なのか。それは謎なんですが、日本女性のイメージとして従順っていうのがあるのかもですね。


時代性っていうのも考えないといけないんでしょうけど、そういうイメージっていうのが普遍的にあるっていう事実をこの4か国の、現在の男性、女性がどう受け止めるかっていうのをじっくり考えてみるのも、また一興ですね。


天国っていう表現をされた理想の生活に対して、


「この世の地獄っていうのは、アメリカ女性を妻に持って、日本のウサギ小屋に住んで、イギリス料理を食べながら、中国人の給料をもらうことだね」


日本女性とアメリカ女性の比較っていう意味では、男性にとっての都合の良さ悪さが象徴的に言われていて、ますますこう言っている男性が何人なのか、どこの国の男なのか知りたくなります。

 

 

 


アメリカ、中国、イギリス、日本っていう4か国に絞って言っているジョークってところには、今に通じるセンスがあるかもしれませんね。


まあ、日本女性は素晴らしいけれども、ウサギ小屋に住んでいるってことになります。マッチ箱っていう表現もありましたね。


イギリスの家は素晴らしいけれども、食べものが不味い。


中国料理は世界一なんだけれど、給料が安い。


アメリカの給料は高くて最高なんだけれど、アメリカ女性は扱いにくい。

 

 

まあね、半世紀前のジョークって感じもします。


こんなのもありました。


「最強の軍隊は、アメリカ人の将軍、ドイツ人の将校、そして日本人の兵隊だ」


そして、
「最悪の軍隊は、中国人の将軍、日本人の参謀、ロシア人の将校、イタリア人の兵隊」


この最強の軍隊と最悪の軍隊っていうジョークにはいくつかのバリエーションがあるらしいんですけど、共通している国は日本だけだっていう特徴があるんですよね。


日本の兵隊は一兵卒がとても優秀で強いんだけれども、日本の参謀、将軍は最悪だ。


これは「大本営発表」とかやっちゃってた事実を考えてみれば、その通り! っていうことに落ち着きそうな言い分なんですが、このジョーク、日本人が考えたんでしょうかね。
日本のエライ人たち、ロクなもんじゃないんです、昔から。


イタリアの兵隊はすぐに最前線から逃げ出しちゃうっていう言われ方をしているんですけど、考えようによってはイタリア人の兵隊が一番正しいっていうふうにも言えそうです。
愛国心はあるけれども、外国人を殺してイイわけはないっていう判断だって言えそうですからね。


中国、ロシア、日本。エライ人たち、ヘンだよねっていう本音8割のジョーク、なのかもです。


最後に、最もよく言われる沈没船ジョークのロングバージョン。


豪華客船が沈没しそうになって、男性客たちに飛び降りてもらわないといけないシチュエーション。
船長は各国の男性たちを説得しなければいけません。


アメリカ人男性に対してこう説得します。
「あなたはここでヒーローになれる」
アメリカ人男性は、ガッツポーズをして海に飛び込みましたとさ。


次にイギリス人男性に対してはこう説得します。
「あなたは紳士だ」
イギリス人男性は、うなずいて海に飛び込みましたとさ。


ドイツ人男性に対しては、
「あなたは、飛び込まなくてはならない、それがルールだ」
ドイツ人男性は納得して海に飛び込みましたとさ。


日本人男性に対しては、
「あなた、飛び込まなくていいんですか? ほかの日本人男性は、みんな飛び込みましたよ」
日本人男性は、ささっと左右を見渡すと、慌てて海に飛び込みましたとさ。


中国人男性に対しては、
「海に美味しそうな魚がいっぱい泳いでますよ」
中国人男性は、上着を脱いで、それを網代わりにして海に飛び込みましたとさ。


次に韓国人男性に対して言おうとした時、副船長がそれを止めましたとさ。
「何故止めるんだ?」
「やめておいたほうがいいです。韓国人だと、後で服が濡れたじゃないかって、謝罪と賠償を請求されますよ」


普通の、って言いますかよく聞く沈没船のエスニックジョークは日本人男性が飛び込むところで終わるんですが、この長いバージョンには中国人男性と、韓国人男性が加わっていますね。
ま、このジョークも前のと同じで、この豪華客船はどこの船で、船長たち船員はどこの国の人なのか。

 

 

 


そこに何を求めるってわけでもないんですが、エスニックジョークを聞いて、そうかもなあって思っちゃう人は、男女の別なく、相当数居るんじゃないでしょうか。


ジョークを言っている人。そしてジョークのターゲットになっているのはどれも男性だっていうところがヘーワに落ち着いて語り継がれる要因になっているのかもですけどね。


ターゲットが女性だとどうなるか。
誰か気の利いた人がチャレンジしてみてもイイんじゃないかって思いますけど、語り継がれることは、無くって終わるんでしょうかね。
どう?


ジョークになってないだろ! っていうエスニックジョークも、無くはないんですけどね。


鼻で笑ってスルー出来ない人。これもまた一定数、居るんだそうですよ。
ジョークですよ、ジョーク。