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天才奇才【山田風太郎】が愛した酒のアテ【チーズ肉トロ】 これいけます

<アツアツをちょい食べ 旨い家庭の味 実は冷めても旨い>

自ら主張したことはないらしいですが、食通としても有名だった山田風太郎氏。
氏の晩酌はウィスキーをボトル三分の一、ロックでやるのが定番だったとのことです。お好みはサントリー。銘柄はなんだったんでしょう。寡聞にして知りません。
(コロナブックス「作家の酒」の写真を見るとROYALのようです)
その晩酌のアテとして少なからぬ回数、テーブルの上に乗ったのが「チーズ肉トロ」

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「正しくは肉のチーズトロというべきだろうが、語呂の関係でチーズの肉トロと呼んでいる」
のだそうで、我が家で愛用する料理、として紹介されています。


山田風太郎オリジナルレシピの扱いをされているんですが、「わたし食べる人」であったような氏が、食べ物にこだわっていたとはいえ、酒のアテとか自分で考えたりもするんでしょうかね。
ま、もちろん、そういうアイディアがパッとヒラメキそうな人ではありますけれど。


若いころから自宅での酒のアテにするためにンまいものを作ってもらう目的で、奥さんに有名料理を食べに行かせたという。
そんなエピソードを持つ人ですから、食べる物には相当強いこだわりがあったんでしょうね。間違いないです。たぶん。


そんな山田風太郎家の晩餐のテーブルに、長年に渡って何回も乗った、チーズ肉トロとはどんな料理なのか。ですよね。


なんかね、氏が残しているレシピって、かなり素っ気ないんです。こんなです。


【半身棺桶 ちくま文庫
「薄い牛肉で、例のとろけるチーズ(国産で結構)を包んで焼く。大食で無い私の場合、焼いたものは掌大の大きさで十分である。これに生野菜をそえ、すったニンニクと醤油で食う。ただそれだけである」
踏む踏む、という感じですが、

 

後年では、
【あと千回の晩飯 角川文庫】
「例のとろけるチーズを薄い牛肉で握りこぶしの半分くらいに包み、サラダ油で焼いたもので、これをナイフで切って食う」


簡潔というか素っ気ないというか、ん? ですよね。


実際に作ろうとしてみるとツッコミどころいっぱいですよね、このレシピ。
まあね、レシピとして記しているものではないですから、非難されるべきものではないんですけれどね。


おそらくという範囲を出ない話になるんですが、実際に作ってはいないんだよね、風太郎センセ。最初から最後まで作ってるのは奥様。その奥様なりのレシピの工夫とか、さっぱり。なはずの風太郎センセが書いちゃっているんだから、そりゃ、こんな感じにならざるを得ない、んでしょう。


いや、まあ、こだわって作るようなシロモノじゃないんだから、適当にやってみればイイではないですか、キミ。とか言われそうではありますが。ひょーひょーとした言い様で。


でもまあ、あの書き方で、料理人だとか主婦だとか、勘どころのある人には何の問題もナイんでしょうけれどもね。
奥様。山田風太郎夫人。きっと料理上手なんでしょう。美人さんだったらしいです。関係ないけど。


で、実際やってみますと、案ずるより産むがやすし、ですね。ンまいです。
いろんなバリエーションでいろいろンまいです。


肉はバラでも細切れでもイイですし、牛じゃなくたってイイです。豚でもンまいですし、鶏だってなかなかです。

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チーズもピザ用でも、とろけるスライスでもバッチリです。
国産で結構などとおっしゃいますが、国産チーズ、それがンまいじゃありませんか。


こぶしの半分ぐらい、という形を考えると、山田家のチーズ肉トロに使われていたチーズはピザ用の細かいヤツではないかと想像します。外国産というのもピザ用であれば、さもありなん、ではないでしょうか。

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ちゃんと作る人は、生野菜、あったほうがイイと思います。


付け合わせのニンジン、じゃがいもとかを肉と一緒に炒めてもイイですしね。野菜を一緒に、というところに、山田風太郎夫人の気遣い、というか愛情があるんでしょうね。


タレはニンニクしょう油じゃなくたってイイです。巻く肉に合わせて用意、です。
ま、ニンニクはチューブもありますからね、ニンニクしょう油、なかなかイイですよ。
でもウスターソースでもイイです。ケチャップでも、マヨネーズしょう油だって。
肉料理に合うタレはなんでもオッケーなんだと思います。たぶん。お好みで。


焼く段階でチーズが流れ出てしまうと、洗い物が大変になりますので、肉はしっかり巻いた方がいいです。
でも、チーズの焦げた匂いは食欲にプラスではあります。

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これはアスパラ


小麦粉を付けて肉をカリカリになるまで、チーズがはみ出さないようにしながら焼くと、すんごくンまいです。
アツアツで食べるのがベストですから、少量作る、のがコツだと思います。

 


なんかね、あっさりイイカゲン、と言いながら肉はシッカリ巻く、というのがチーズ肉トロのンまさのヒケツだと思うです。


付け合わせに風太郎センセのおっしゃる通りに、野菜を添えれば、けっこう豪華な感じのおかずになります。
フォークとナイフじゃなくたってイイです。箸で充分ンまいですよ。

 

<チーズ肉トロの身体に旨い満足度>

とろけるチーズ100gは1000mlの牛乳から出来ているといわれています。
なので、カロリーは高いですよね。


でもですね、とろけるチーズ、いろいろ身体にンまいものも持っているんです。


まず、ビタミンB2
これは、脂質、糖質、たんぱく質をエネルギーに変えてくれるオトモダチです。


カルシウム。
これはですね、日本の特に男子は不足しがちなんだそうです。骨にイイだけでなくイライラを解消してくれるオトモダチ。
この表現、栄養学とか、そういう方面の権威の方たちが使っているのでそのまま使ってしまいましたが、なんかズレてるんじゃないかと思うんですね。

 


イライラっとすることはするんだけど、それが解消されますよ、ってな感じに受け取れてしまう文言なんですが、ホントは、イライラせずに済みますよ、ということなんだろうと思うんですがね。
ま、なんにしても、カルシウム、大事です。


乳酸菌などの善玉菌。
これは特にとろけるチーズの特徴です。
他のチーズだと製造中に死滅しがちな乳酸菌が多く含まれているそうです。
善玉菌が豊富だとはいえ高カロリーなとろけるチーズですから、大量のパン、パスタ、ごはんなどの炭水化物と一緒はエヌジーってことですね。

 

<チーズ肉トロの心に旨い満足度>

オシャレな感じでナイフ、フォークでというのも気分がイイものです。
でも、そうじゃなくたってイイです。箸でつまんでかぶりつく食べ方も、満足感大きいです。


ふにゅっとはみ出そうとするチーズを、アチッ、アチッと味わうのは何とも言えず、食ってるぞってな気持ちになって、満足です。
とにかくンまいアテですよ。

 

<チーズ肉トロの酒のアテ満足度>

しっかり満足な味ですから、少量、3個ぐらい、アツアツで食べるのがサイコーなんですが、実は、冷めてチーズがとろけていない状態になってもンまいです。


ワインは赤だけじゃなくって、白だってイイ感じです。


ウィスキーもイイですね。合います。
今はね、ジャパニーズ・ウイスキーが手に入りにくくなっています。ROYALとかも品薄。


でも、代わりに、というわけでもないんですが、スコッチが安くなっていますね。

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最初から酒のアテとして作るときには、チーズを少なめにするとイイ感じになります。


ゆっくりね、落ち着いた気持ちで呑みたいじゃないですか。ね。そうしますと、冷めちゃうわけですよ。自然に。


そうなったとき、チーズがうるさく感じられないレベルで少なめに。そうそう、こういう調節が可能なのは、ピザ用のとろけるチーズ。
これねえ、それなりのスーパーとか行ってみますとですねえ、めっちゃありますよ、種類。
外国産も含めてね。

 


外国産のとろけるチーズ。パッケージの牛がリアル過ぎてンまそうに感じられない、という難点はありますが、香りが様々違っていて、楽しめます。


小袋のを買ってきて、チーズ肉トロに使った残りは、ピザトーストとかに、さっさと使ってしまって次々に新しい、未体験のいろんな国のとろけるチーズ、いってみましょう。

 

<チーズ肉トロの酒の〆満足度>

〆のディナーとか、イイでしょうけれど、身体のところでも言いましたように、炭水化物と一緒には良くないそうです。


呑んでなければカロリー的にはオッケーだとは思いますけれど。〆だと、やっぱり単品にはなりませんよね。パンとか、ごはんとか、一緒にいきますよね。


それ、良くないんだそうですよ。難しいところです。

 

山田風太郎氏はチーズ肉トロをアテにサントリーROYALのロックだったそうですが>

何をしながらやっていたんでしょうね。


普通にテレビを見ながら? 風太郎センセには似合わなそう。
ビデオとかDVDとか、お気に入りの映画とかを見ながら? そういうタイプにも思えないなあ、って単に個人的判断なんですが。
やっぱり本とか雑誌とか読みながら? ん~、静かにやるのはこれが似合ってますかね。

 


でも、奥様も時々晩酌に付き合っていたらしいですから、本ではないんでしょうかねえ。


家呑みのとき、何しながらやってますか?


なあんにもせず、ただただ窓外に目をやりながら、夜を見ながら、とか、やれたりするのもカッコイイかもです。
やっぱりテレビ? ですか?

 

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