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【第3の知性】て言うねんけどな 知性に第1とか第2とか あんのんか?

< そらそやなあ 第3て おかしわなあ 団地の番号やないねんからなあ >

て思たらな、知らんかってんねんけど、あんねんなあ。昔からあるらしで。


ねんねんネンネン、エセ関西弁はこれぐらいにしておきまして、「知性」です。「知性」の話。


って言いながらもですね、知性って正体がなんなのか、よく分からないものですよね。


一般的に、知性っていうのは「高い」って表現されます。
反対に、あの人は知性が低い、なんていう言い方はしないんじゃないでしょうか。


その場合は「ばあか」とか、知性っていう語感から遠い表現をしているように思います。


「物事を知って、考えて、判断する能力」それが知性。
っていうのがオーソドックスな定義になるでしょうか。


知性そのものについて考えてみるなんてことは、ま、普通、しないですよね。


でも、名声的に、あるいは金銭的に成功した人を見て、その賢さにあこがれるっていうことはあるかもしれません。


いや、知性じゃないでしょ。あの人は運が良かっただけ。


っていう意見もあるでしょうけれど、運もまた実力のうち、その人の能力のうちっていう捉え方もありますね。


運がイイだけって評される人の大半は、成功した少数事案だけがピックアップされて、そのことだけが取り上げられる結果になるんですけど、たいていの場合、たくさんの失敗事案が1つの成功の隣りにあるらしいんですよね。


こんな言い方をしてしまうと、なんなんですけど、ヘタな鉄砲、ってことなんでしょうね。


じゃあ、誰にだって、って言えるかっていうと、さにあらず。


誰でも、何発もの弾を持っているわけじゃないですし、弾が外れてもへこまないっていうメンタルも、なかなか稀有なことだと思います。

 

 

 


次々にアイディアを出せるっていうのは、間違いなく才能、知性って捉えてイイんじゃないでしょうか。


仕事だけじゃなくって人間関係でもいっぱい失敗したけれど、iPhoneのビッグヒットで時の人に成って、知性の人って評された「スティーブ・ジョブズ(1955~2011)」


ジョブズは「物事の関連性を見つけること」それが知性の正体だっていう考えを持っていたんだそうです。


言葉で言い表せば、なんてことのないように受け取れるような言葉ですが、実践するのは、って言いますか、ジョブズのような視点で関連性を見つけるっていうのは、そういう才能、知性がないと無理でしょうね。


ジョブズAppleを追っ払われたタイミングだったか、戻ってきた時だったか、マックに付いてきたオマケ、Appleのステッカー「Think different」は今でも貼ってあります。


見つける関連性は、他人と同じじゃダメだっていうことですね。


知性、イコール、知識。じゃないですよね。知識を応用する才能が知性に近いんじゃないでしょうか。


外れても何発も続けて弾を撃てる人は、それだけの数の弾、知識を持っていて、続けて撃てるっていうことは知識を応用する術を知っているっていうことでもあって、やっぱり誰にでも出来るってことじゃなさそうです。


知性のタイプを表現する言葉に「ブックスマート」っていうのがあって、主に書籍から得た豊富な知識を言うんだと思います。


博識、っていう人が世の中にはいますからね。そういう知性がブックスマート。


で、このブックスマートに対して「ストリートスマート」っていうのがあります。


ストリート。つまり街なかでの経験から知識を得て、生活、仕事に活かしている人、っていうニュアンスだと思います。
体験の知性。


ブックスマートにしても、ストリートスマートにしても、膨大な知識、豊富な経験、だけではそれが知性って呼ばれるものには感じられませんね。


それぞれに、知識、経験をベースにして「考える」能力が優れていればこその知性、ってことになるんじゃないでしょうか。


そしてまた、両方の知性を併せ持っている人っていうのも、いそうですよね。
それが知性の高い人、なのかもしれません。

 

 

 


ブックスマート、ストリートスマートっていう他にも知性のタイプを分類している言葉、概念はいろいろあるでしょうけれども、最近知って気になったのが「第3の知性」っていう言葉です。


それがタイトルにもなっているわけなんですが、聞いたことあります? 「第3の知性」


なんで「第3」かって言いますとですね、小学校ぐらいの時だったでしょうか、誰でも受けたことのある知能指数テスト。
知能指数が「第1の知性」なんだそうです。


第1っていっても、重要とか大きいとか、そういうんじゃなくって、最初に触れる、知る、知性だから、ってことなんでしょうかね。


IQ(Intelligence Quotient)が「第1の知性」


アイキューって、たしかに言葉としての馴染みがある「知性」ではありますね。


ただ、これですね、子どものころの脳の、反射性だとか、そういう能力にだいぶ左右される計測方法だそうで、全然、決定的なもんじゃないんだそうです。


どうもね、普段の会話、居酒屋トークなんかですと、アイキュー、イコール、アタマの良さ、みたいな意味で使っていますけれど、そういう使い方している人って、アイキュー低い、ってことになるでしょねえ。って、知らんけど。


何のために計測するのかっていうのがイマイチ分かりませんが、日本以外だと、天才レベルのアイキューの子どもは特別教育みたいにして、分離するっていう話も聞いたことがありますね。


もしかすると日本でも同じようなことをやっているのかもですけど、自分自身も含めて、突然、そんな理由でどこかに引っ越しちゃったっていう人を知りませんし、そういう話を聞いたこともありません。
身の回りに天才がいなかった、っていうだけのことだったりするのかもですけどね。


アイキューは脳の発達に伴って変化するらしいんですけど、大人に対してアイキューテストしないのは、なんででしょ。


新たな天才発見、ってことになるかもなのに。
ま、天才だらけになっても困っちゃうかもですけどねえ。


そして「第2の知性」っていうのが「EQ(Emotional Intelligence Quotient)」なんだそうです。


初耳ですよ、EQ。「心の知能指数」なんていう言い方をするみたいです。


心の? ってことなんですけど、自己認識、社会性っていう対人関係のスキルの高さを言うみたいです。


人間は社会性を持った動物だから、ってことで、有った方がイイのかも、ってな感じの第2の知性。
ふううん。こゆのも知性って言うんですねえ。


で、それに続く現代的な知性が「第3の知性」


面白いことに、2つありますよ「第3の知性」
この先どっちかが第4、ってことに分類されるんでしょうかね。


まず1つ目。
CQ(Curiosity Quotient)「好奇心指数」っていうのが第3の知性っていう説。


ま、これはなるほどですよね。知的好奇心っていうのがなければ、新たな知識、スキルは身に付くわけないですもんね。
でもなんだか、知性って感じは薄いって気もします。


好奇心ね。
重要かもなあって思うところは、年をとってくると、何事にも興味をなくすって言うことでしょうか。


好奇心指数、ダダサガリになっちゃうといろいろとマズイのかもなあって思います。
でもまあ、知性って感じはやっぱり薄いです。


もう1つの「第3の知性」


PQ(Performance Quotient)「自己表現力指数」だそうです。


ん~。第3っていうか、ストリートスマートの言い換えなんじゃないの? っていう気もします。知らんけど。
こっちもやっぱり知性って感じは薄いです。


こういう人間行動のパターン分類みたいなことをしていったら、いくらでも新しい「知性」が出てきそうな感じもしますねえ。


主知主義」っていうことで知られる「ソクラテス(紀元前470年頃~紀元前399年)」


知性っていうと、ソクラテスを思い浮かべてしまいます。

 

 

無知の知、なんて言い方をしますよね。


「知らないことを知っていると思い込んでいる人々よりは、知らないことを知らないと自覚している自分の方が賢く、知恵の上で少しばかり優っている」


っていうことなんですけど、知性の本質って、こういうことなのかなって思います。


自分が何を知らないかっていうことを知っているっていうことは、何を知らないのかすら分からないっていうよりは知性的だっていうのには、素直に賛同出来ます。


ただソクラテスは、ストリートスマートではなかったんでしょうね。


アポロンの宣託の真偽を確かめるためとはいえ、アテナイ中の賢人って呼ばれていた詩人、政治家っていう権力者たちを次々に訪ねて、自分自身が最も知恵のある人間なのかを試して、どんどんその人たちの無知を証明して歩いたっていうんですからね。


ソクラテスの評判が上がるとともに、周り中からの憎悪も集めることになっちゃいますよね。


アテナイの国家が信じる神々とは異なる神々を信じ、若者を堕落させた」


って訴えられて、裁判で死刑が確定。判定に従って毒を飲んでこの世を去ったそうですからね。
毒ニンジンってことらしいんですけど、なんでしょね、毒のニンジンって?

 

 

 


2千数百年前の知性の人。
ずいぶん進んでいるはずの文明なんですが、自分の知性を考えてみますと、古代の知性人に全然及びませんですねえ。


って、競争しようってわけじゃ、もちろん、ありませんですけどね。


ところでですね、知性的な人っていうのは、独りでいるのを好むんだそうです。
ふううん、です。


第1、第2、第3っていう分類、妙な感じがします。