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【海苔クライシス】世界中で藻類の爆発的大増殖「藻類ブルーム」が起こっている中で日本の海苔が

< コロナ禍の影響なのか世界中で急速に進む微生物研究 メインターゲットは藻類 >

世界の海、湖では今、藻類(そうるい)の大増殖が頻繁に起きているんだそうです。
藻類の大増殖を「藻類ブルーム」なんて言うんだそうですよ。


なんだかカッコイイ感じもしちゃうような呼びかたなんですけど、けっこう深刻な被害もあって、生態系を揺るがすような事態にもなりかねないってことで、深刻らしいんです。


藻類が水面を覆ってしまうと、水中に太陽光が届かなくなっちゃいますからね、水中植物の光合成が妨げられちゃって、植物だけじゃなくって、サカナ類だとかにも大きなダメージ。


藻類ブルームによって環境が大きく変わっちゃって、そこで生活している生物の大量死が危惧されているっていうんですね。


それがあっちこっちで起きている。
地球が藻類に支配されてしまう。生物多様性、危機!
ヤバイじゃん!

 

 

 


ってことで、研究されているのが、その一気に増殖しちゃうほどの藻類のパワーを、むしろ逆に人間生活に、地球環境に役立てちゃいましょうっていうことなんですね。


例えば、ある種の藻類を食料に利用することを考えれば、藻類を培養するのには土地を必要としないこと、淡水を必要としないこと、肥料を必要としないことっていう、大変ありがたい特徴がある。


ってことで、21世紀、80億人を超えて増加を続けている地球人の食料問題を解決してくれる可能性が高いっていう期待が出来る。


へええ、って思いますけど、ま、昆虫食っていうよりは、全然、抵抗ないかもですね。


藻類って言われても、ピンッとは来ていませんけどね。海苔ぐらい。


藻類の研究はいろんなジャンルで進んでいるらしくって、今、大きな問題になっているマイクロプラスティックですが、このマイクロプラスティックを取り除くのに役立つ藻類っていうのが2021年に特定されたらしいんですよね。


多くの水生生物が取り込んでしまうことが問題だってされているマイクロプラスティックですから、藻類がそれを保持する働きをしてくれるんであれば、利用の仕方によっては海洋環境に好影響をもたらしてくれそうです。


藻類が保持したマイクロプラスティックを、その後、どう処理するのか。そっちの方が難しい問題なのかもしれませんけどね。

 

 

 


藻類の研究っていうのも、まだまだこれからっていう分野らしいんですけど、微細な、凄くちっちゃい藻類は、二酸化炭素、窒素、リンだとかの化学肥料の成分を固定化する働きも確認されているんだそうです。


さらにはですね、バイオ燃料をかなり高い効率で作り出すことも出来る。


実際にドイツでは藻類から作り出したバイオ燃料でドローンを飛ばしているんだそうですよ。
可能性っていう段階じゃなくって、実際に利用され始めているんですね。


近い将来としては飛行機の燃料に使えるんじゃないかってことでですね、そうなりますと、飛行機から排出される炭素量を80%ぐらい減らせるだろうっていう目論見。
イイですねえ。


もっとあってですね、地球温暖化の原因として取り上げられる、牛のゲップ。


あれは、人間のために大量飼育されている牛がゲップで吐き出すメタンガスが地球温暖化の原因になっているっていう問題なわけですが、カギケノリっていう藻類を飼料に混ぜて食べさせると、4つある牛の胃袋のうち第1胃の環境が変わって、結果、牛が吐き出すメタンガスの量を80%以上減らすことが、ニュージーランドで確認されているってことなんですね。


牛の健康状態に変化はないのかどうか、そこまでは確認されていないのかもですけど、人工肉になかなかシフトしにくい人間の食文化を考えますと、カギケノリっていう藻類の利用は広まっていくのかもです。


カギケノリ? 知りませんけど、海苔?


ま、いろいろな地球の危機に役立つ、他の種類の藻類が新たに見つかるかもしれませんし、化学精製から離れて、自然物を利用した科学の応用っていうことも進んで来ているんでしょうね。


さらには、ある種の藻類が人間の免疫系を刺激するっていうことが確認されていて、COVID-19のウイルスが自己複製して増殖していくのを抑制する効果があるんだそうです。


こうした人間の免疫系に対する藻類の働きかけはHIV治療なんかにも効果が期待されているみたいなんですね。


2019年からは宇宙船に藻類が持ち込まれていて、宇宙飛行士の吐き出す二酸化炭素を酸素に変換する強力なチカラにも期待が大きいんだそうです。


オートバイ、自動車の分野で日本を代表するメーカーの本田技研ですが、ジェット機、ロボットだとかあらゆる技術分野で活躍していますよね。

 

そのホンダには「先進パワーユニット・エネルギー研究所」っていうところもあって、そこではカーボンニュートラルの研究が進められているんですね。


CO2の排出を減らすっていうカーボンニュートラルから、さらに進んで、今空気中にあるCO2を吸収して、別の物質に変換して再利用しようっていう研究。


さすがホンダでしょねえ。凄いでしょねえ。


世界の自動車事情は、おそらく電気自動車に変わっていくんでしょうけれど、飛行機なんかはね、電化するのってかなり難しいらしいんですよね。


そこで、ホンダが目を付けているのが、やっぱり、藻類なんだそうです。
藻類から新しいバイオ燃料を作り出そうってことですね。


こういうのもやっぱり、国際競争、メーカー間の熾烈な競争があるんでしょうけど、ガンバレ、ホンダ!


ホンダが考えているのは、バイオ燃料ってだけじゃなくって、バイオ樹脂だとか、自動車の部品も藻類を利用して作れないかっていうこと。


いやあ、その研究内容の詳細については、さっぱり分かりませんけれども、ぜひ世界に先駆けて実現していただきたいですねえ。


前進あるのみ! 本田技術研究所「先進パワーユニット・エネルギー研究所」お願いいたしますです、藻類。


って、なんだか、地球全体にとって、イイことの方が多そうな藻類なんですけどね、1つ、気がかりなことがあるんであります。


海苔ですね。日本の海苔。


みんなよく食べていますよね、海苔。
1つの種類じゃなくって何種類かが集まって出来ているんだそうですけど、藻類です、海苔。


ここ何年も、スーパーの棚から姿を消しているのが、もみ海苔です。
キザミ海苔はあるんですけど、もみ海苔がいませんよ。
ま、土地とか店舗によるってことなのかもですけどね。


海苔が不漁だっていうニュースを、このところ毎年聞いているような気もします。


世界的には「藻類ブルーム」なんていう大増殖が起きているっていうのに、海苔は生産量がダダサガリ


藻類にもいろいろ種類があって、藻類同士での生存競争だとかがあるのかもですけど、なんだかモヤモヤしちゃいます。


大増殖の藻類の中で、なんで海苔だけが。


いや、もちろん、海苔っていう形じゃなくたって食べられる藻類が出てくるのは有り難いことですし、バイオ燃料になる藻類の研究っていうのも、地球レベルで大事なのは分かるんですけどね、海苔なんです。


藻類っていえば海苔でしょ。大好きなんですけどねえ。
復活してくれるんでしょうか。


海苔の生産量日本一の佐賀県。沖合の有明の海の海苔が、色落ちっていう状態になっちゃって、これじゃあ出荷出来ません、ってことらしいんですよね。


佐賀県有明海漁協の発表では、半減っていう事態になっちゃってる。


海苔は藻類ですからね、やっぱり海中の窒素、リンを栄養として吸収して、あの黒々とした色合いになって、風味旨味を蓄える。


窒素、リンは山から川の流れで運ばれてくるんですが、2022年の秋から雨が少なくって、海苔の生育に充分な量が流れてこなかった。
さらに赤潮も出て、プランクトンに栄養素を食べられちゃったもんで、って言ってるんですけどね、海苔の不作不漁って、今年だけじゃないでしょ。ずっと続いてるでしょ。

 

 

 


バイオマス産業都市さが」を標榜している佐賀市さん、藻類の中でも海苔に注力していただいて、なんとか日本の海苔文化を守っていっていただきたいです。


地場産業としても大事でしょ。海苔。
何卒よろしくお願いいたしますう。


旨い軍艦巻きって、ネタも大事ですけど、巻いてある海苔が旨ければ、何をのせてもイケルんですよ。


ホンダさんもご尽力いただけませんでしょうか。ね。海苔。

 

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