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【ブラックホール】天の川銀河の中心もそうだったことが確認された件

< 太陽系が存在している天の川銀河の中心のブラックホール「いて座Aスター」の撮影に成功 >

へええ、ブラックホールってそういう存在だったんですねえ。っていう改めての認識。


ブラックホールの存在が理論だけじゃなくって、実際に撮影されて確認された最初は2019年のことで、もの凄い話題になって盛り上がりましたけど、実際のその写真、っていうのかデータ解析結果を見た記憶も、まだ新しいところですが、ふううんってしか感じませんでした。
映像からは凄さが理解できません。


天文学業界は騒然としていましたですよね。

 

 

 


理論的に証明されてはいたものの、確認は出来ていなかったわけですから、その嬉しさっていうのは相当なものだったんでしょうね。


でも、素人にはその凄さっていうのが、ちょっとね、素直には伝わって来なかったです。


2019年に撮影されたブラックホールは、地球からだと5500万光年離れている「M87銀河」の中心だったんですよね。


質量が太陽の65億倍、っていう巨大なブラックホール


ね、この辺から解りませんよ。65億倍、って、なんなん?


そして今回、国際研究グループが2022年5月に写真を発表した、天の川銀河の中心のブラックホール「いて座Aスター」の質量は、太陽の400万倍。


データの観測自体は2017年に行われていて、それから5年の解析作業の結果なんだそうです。


太陽の400万倍って、途方もなくデッカイと思いますけど、M87銀河のブラックホールは65億倍ですもんね、まさに天文学的倍数です。
なので、天の川銀河の「いて座Aスター」は極少ブラックホールってことになるんだそうです。

 

 

地球からいて座の方向に目を向けると、「いて座A」っていう天の川銀河の中心電波源があるんだそうで、その電波源の中心が「いて座Aスター」


太陽系から26000光年に天の川銀河の中心があって、そこにブラックホールがあります、ってことが、今回視覚的に確認されたってことなんですけど、そもそも、ブラックホールって、誰でも名前は知っていると思いますけど、なんなのか、よく解っている人って、かなり少ないんじゃないでしょうか。


っていうか、専門の研究家たちにも、謎だらけの「天体」らしいですもんね。


今現在で確認されている多くの銀河の中心には、ほぼ間違いなくブラックホールがあるらしいんですが、なんでそういう構造になっているのかは、まださっぱり解っていない。


1960年代の半ばぐらいから、ブラックホールっていう言葉が一般的に使われるようになったみたいなんですが、それまでは、崩壊した星「コラプサー(collapsar)」って言ってたんだそうです。
つまり、ブラックホールの存在はかなり昔から予想されていたってことですね。


フランスの天文学者ピエール=シモン・ラプラス(1749~1827)」は、18世紀後半に「十分に質量と密度の大きな天体があれば、その重力は光の速度でも抜け出せないほどになるに違いない」っていう推論を発表していたんだそうです。


後々「メートル法」の基準となる長さの尺度を提唱したことでも知られているラプラスですが、「ラプラスの悪魔」って言われている理論でも知られる「決定論者」でもありますね。


「ある時点において作用している全ての力学的・物理的な状態を完全に把握・解析する能力を持つがゆえに、未来を含む宇宙の全運動までも確定的に知りえる」
っていうのがラプラスの悪魔


ニュートンの物理学によって、いろいろなものが決定的に説明、立証され始めた時代の人ですからね、どこまでも推し進めていったってことなんでしょう。
でもブラックホール存在の予言は的を射ていたってことになるんでしょうね。

 

 

 


1915年に「アルベルト・アインシュタイン(1879~1955)」が、一般相対性理論を発表すると、ドイツの天文学者カール・シュヴァルツシルト(1873~1916)」が、アインシュタイン方程式から「シュワルツシルト半径」っていう特殊解を導き出して発表しているんだそうです。


「非常に小さく重い星があったとすると、その星の中心からのある半径の球面内では曲率が無限大になり、光も脱出できなくなるほど曲がった時空領域が出現する」


その半径が「シュワルツシルト半径」ってことで、ブラックホールの存在を予確実に言しているんですね。
でも、この「シュワルツシルト半径」って、現在では正しくないことが証明されているんだそうです。


天体物理学っていろいろ紆余曲折あるんですね。


数式を見たって、なんのことなのかさっぱり、なんですけどね。


1930年になるとイギリスに留学していた19歳のインド人「スブラマニアン・チャンドラセカール(1910~1995)」が、「チャンドラセカール限界」っていう理論を発表します。


「縮退した絶対零度の電子の圧力によって支えられる白色矮星の質量には上限値がある」


っていう「チャンドラセカール限界」は、「質量の大きな恒星は押し潰されてブラックホールになる」っていうことを言っていて、ブラックホールが存在することを指摘したんだそうですが、当時の科学界にあっさり無視されたみたいです。
ええ~!? っていうことが、ホントにあるんですね。


ところが、1939年、アメリカの理論物理学者「J・ロバート・オッペンハイマー(1904~1967)」が同じような理論を発表します。


「恒星の崩壊後にできる中性子星の質量には上限があり、超新星爆発の後に生成される中性子の核の質量がその上限よりも重い場合、中性子星の段階に留まることなくさらに崩壊する重力崩壊を起こす」


このオッペンハイマーの理論は、第二次世界大戦マンハッタン計画に参加するために途切れてしまったみたいです。


1965年になると、イギリスの数理物理学者「ロジャー・ペンローズ(1931~)」が、「ブラックホールの形成が一般相対性理論の強力な裏付けであることの発見」を発表して2020年のノーベル物理学賞を受賞しています。


「物質とエネルギーが充分に集まっている所ならどこでも時空に終わりが来る」

 

っていうことなんですね。


時空の終わり。


なんだか凄いことなんだなっていうレベルでしか理解できませんです。終わりって?


こうした理論は、ほぼ間違いなくブラックホールの存在を明言していて、しかも、そういう電波を受診していたものの、目視できる形で解析できていなかった。

 

ネコには見えている?

 

それを、写真という形で見せてくれたのが、2019年のM87銀河の中心であるブラックホール


そして、我々の天の川銀河の中心もまたブラックホールであるってことを見せてくれたのが、2022年の「いて座Aスター」の写真なんですね。


太陽の質量の400万倍っていうのが、天の川銀河全体の中でどれくらいのレベルの質量なのか、さっぱり分かりませんけれど、ブラックホールを中心にしてグルグル回っている、おびただしい数の天体、ダークマターダークエネルギーは、悠久の時間をかけて、徐々にブラックホールに吸い寄せられて、異次元の彼方の存在になってしまうんでしょうか。


でも、そうなったら、ブラックホール自体、どうなってしまうんでしょう。


ブラックホールのキャパシティを超える量の天体が存在する銀河だとしたら、ブラックホールがゲップして、もう食べられません、っとか、そういうことにはならないんでしょうか。

 

 

 


これがブラックホールです。って見せられても、実はなあんにも理解できていないんでした。


ブラックホールは「宇宙の穴」じゃなくって「天体」


はい。そこは理解いたしましたです。そこだけね。


宇宙はデッカイ神秘。ですねえ。