ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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【ぼくらはみんな生きている】生きているから楽しいんだ! 生きる元気が欲しいのです

< 年齢を重ねれば疲労がたまるのは仕方ない のかなん でもさ >

「手のひらを太陽に」って、ちっさい頃みんなで歌いましたよね。


やなせたかしの作詞、いずみたくの作曲。ひらがなネームの2人が作った歌で1962年の発表だそうです。
半世紀以上前の歌なんですね。


1969年からは小学6年生の音楽の教科書に取り上げられていて、2022年時点では小学2年生の音楽の教書に掲載されているんだそうです。
ま、教科書の会社によって違うんでしょうけれど、半世紀経って、小学2年生のレベルが昔の小学6年生並になっているってことでしょうか。
む~ん、そういう比較をするジャンルのものなじゃないんでしょうねえ。


でも歌詞の内容からすると、さすがに21世紀のデジタルネイティブたちには、全然あさってのものに感じられちゃうかもですね。


学校教育って、先生方の労働問題もちっとも改善するような動きが報道されていませんし、子どもたちを健全に育てるっていう大前提が崩れちゃっているようにも思えます。
大人たちが間違いなく通り過ぎてきたはずの、天真爛漫であるべき小学校生活。


でも、あんまり記憶ないなあ、とか言いながらですね、アタマの中で歌ってみたんですね「手のひらを太陽に」


で、♪生きているから楽しいんだ~、って記憶していて、なんの疑いも持っていなかったんですが、調べてみたら「楽しいんだ」って歌詞は無かったんでした。
ま、かなり遠い昔の記憶であるとはいえ、けっこうショック!

 

 

 


最後までじゃないにしても、ちゃんと歌えます? 「手のひらを太陽に」


♪ぼくらはみんな生きている


♪生きているから楽しいんだ


だと信じて疑わなかったんですが、いきなり違っていたんですね。


♪ぼくらはみんな生きている


♪生きているから歌うんだ


そっかあ、歌うんだで始まるんだったんだあ、って感じ。


♪ぼくらはみんな生きている


♪生きているから悲しいんだ


あっれ~、いきなり悲しいなんて歌うんだっけ?
なんだか納得いかないです。全然聞く出来てないじゃんねえ。


生きているから、に続く歌詞は、「歌うんだ」「悲しいんだ」の他に、「笑うんだ」「うれしいんだ」「踊るんだ」「愛するんだ」なんでした。
記憶をたどって歌えるつもりでいたんですが、3番まであったことも知りませんでしたし、一番最初から間違っていて、結局「楽しいんだ」っていう歌詞もなかったし、深くショック!


まあ、それはそれとして、この「手のひらを太陽に」の歌詞は、「歌うんだ」「悲しいんだ」っていうところよりも、そもそもの「ぼくらはみんな生きている」っていう言葉にインパクトがありますよね。


やっぱり中学受験を控えているような年齢の、令和の小学6年生が歌うより、ようやく自意識が定まって来たぐらいの年齢、もしかすると小学2年生よりもっと若い、元気ハツラツな子どもたちが歌って楽しい歌なのかもです。


そっかあ、自分は今、生きているんだなあ、って、初めて生きて在る自分っていう存在を認識する。
ボキャブラリーもしっかりあって、自分は生きているんだなって、そうかこれが生きているってことなんだって、素直に感じられるお年頃。


♪手のひらを太陽にすかしてみれば


♪まっかに流れるぼくの血潮


っていうのがリフレインですよね。


オガキ様のころ、やってみましたよね。手のひらを実際に太陽に向けて、観察。
そうやって経験している人も少なくないと思います。

 

 

どうだったでしょうか、見えました? 自分の血潮。


私はさっぱり見えませんでしたね。もうちょっと大人になったら見えるようになるのかな、とか、そんなふうに捉えていて、そのまますっかり忘れて幾星霜。
あれ以来、手のひらを太陽にかざしてみるなんて、全然していません。1回も。


「手のひらを太陽に」の歌詞を書いた頃のやなせたかしは、朝のテレビ、ニュースショーの構成作家をしていたんだそうです。


アンパンマン」のやなせたかしですが、絵本として発表されたのが1969年、爆発的に人気の出た日本テレビのアニメ「それいけ! アンパンマン」の放送開始が1988年です。
最初から順風満帆じゃなかったんですね。


「手のひらを太陽に」の歌詞を書いた1961年には、マンガを描きながらいろんな仕事を積極的にやっていたそうなんですね。
構成作家としての仕事は順調だったらしいんですが、当時は劇画全盛時代。
自分のマンガの路線は受け入れられていくんだろうか、って悩んでいて、塞ぎがちだったみたいなんです。


ニュースショーの原稿を独り、冬の夜、眠くならないように暖房を使わずに書いていて、かじかんだ手のひらを、机の上の電気スタンドにかざして温めている時、自分の手のひらの指と指の間がきれいに赤いことに気が付いたんだそうです。水かきの部分でしょうね。ぼくの血潮です。


将来に対する不安に押しつぶされそうになっている40過ぎのぼく。
そんなぼくにも、赤い血が元気に流れているんだ。ぼくは生きているんだ。


ってことで、


♪ぼくらはみんな生きている


♪手のひらを太陽にすかしてみれば


♪まっかに流れるぼくの血潮


っていう「手のひらを太陽に」の歌詞が出来たんだそうです。


♪ミミズだってオケラだってアメンボだって


♪みんなみんな生きているんだ


♪ともだちなんだ


っていう辺りは、さすが、やなせたかしですよねえ。


生きていることの喜びを、素直に感じて、みんなで、地球上の生き物みんなで生きていきましょう、みたいな歌詞なんですね。


ちっちゃいころは、どんなに暴れまわった一日を暮らそうとも、寝て起きれば、次の日はまた元気になれますからね。生きる喜びっていうのは、当たり前に自分のモノだったはずですよね。
生きているって素晴らしい!

 

 

 


でもほら、いつ頃からなんでしょうか。すっかりオトナになってしまいますと、疲労感がずっしり、取れない離れない回復しない。もうクタクタですわ。


赤い血潮、ちゃんと元気に流れているんでしょうか。とか思いません?


誰にでもおとずれることではあるんですけど、いつの頃からか、成長から老化に変わってしまう現実。
しゃーないなあ、ってあっさり諦めきれないですよねえ。


体力がメッキリ、目がすぐにショボショボ、髪の毛が急に細くなって、肌の張りが。


個人差があることとはいえ、老化なんて認めないって人もいて、虚しい抵抗をやってしまいがち、かもです。


人間だれしも「ぼくらはみんな生きている」っていうことの喜びの部分を忘れちゃってますねえ。


赤い血潮の生命力が落ちて行く。
運動能力の低下、っていうのが一番分かりやすい衰えでしょうか。


個人的には、ちょっと先の横断歩道。青信号の点滅。へっへっへ、もう走りませんよ。走るって、けっこうシンドイです。
もうキチャッテますねえ。


人間の運動は筋肉を動かすことによって機能していますが、筋肉を動かしているエネルギー源は「アデノシン三リン酸(ATP)」っていう化合物、核酸RNAなんだそうです。


食べものからエネルギーを摂取して、細胞の中のミトコンドリアがその人自身のエネルギーとして作り替えているっていう人体の仕組み。
ミトコンドリアの中ではクエン酸酵素の働きを利用しながら化学反応を起こして運動エネルギーとして貯めておきます。


このエネルギーが「アデノシン三リン酸(ATP)」


21世紀の科学は、どんどん生命の仕組みを解明してきているんですねえ。


「アデノシン三リン酸(ATP)」をたくさん身体の中に持っていれば、老化のスピードが遅くなって、病気にもかかりにくくなる、ってことまでは解っているみたいです。
厚生労働省もe-ヘルスネットで「アデノシン三リン酸 / ATP」の情報を公開しています。

 

「アデノシン三リン酸(ATP)」を作り出すために必要なのが「核酸


人体のタンパク質を作り出すためのアミノ酸の組み合わせ情報を司っている核酸が「DNA」
そのDNAからの指示を受けて実際にタンパク質を作り出すのが「RNA


これらを効率的に食べものから摂取すれば、老化しにくい身体になるっていう説もあるんですけど、その食べものがなんのか、っていう辺りが、まだ、一般的な食べものとして特定はされていない、ってところがミソなんでございますよ。


力説しているのをいくつか読みましたけど、ウソっていうんじゃないにしても、客観的で確実なエビデンス、ないです。示されていないです。


今のところ、効率を喧伝したサプリメントが出ているだけなんですが、食べものの中にDNA、RNAが数多くあっても、それが人体の「アデノシン三リン酸(ATP)」を作り出すのに、どれだけ効果的なのかについては、定量的なエビデンスが示されていないんですね。


動的平衡っていう身体の仕組みを考えますと、口から核酸を摂ったからといって、それが核酸として人体の中で再合成されるのかどうか、確認の仕様もないのかもですしね。


疲れが抜けないっていうのは、日本のオトナに共通した悩みだと思いますが、今のところ、うまく老いと付き合っていくっていう覚悟を持って、サケの白子だとか、なんだとか、アヤシイコマーシャルに引き込まれないことが肝心なんだろうなあって思います。


「アデノシン三リン酸(ATP)」の機能のところまではホントの話だと思いますけどね。

 

 

 


今のところは老化現象には逆らえないのでありますよ。

でも、


♪ぼくらはみんな生きている


♪生きているから悲しいんだ


真っ赤に流れる赤い血潮を、大事に大事に、生活しませう!
まずは気持ちを元気にして、前向きに、ウキウキ呑みましょう、ニコニコ食べましょう、遊びましょう。


いくつになったって、ぼくらはみんな、生きているんでありますよね~!

 

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