< 一年中食べますけど やっぱり秋から冬 春にかけてが ラーメンの旬じゃないでしょうか >
そんなに長かったら「旬」とか言わないんじゃないの?
そかもね。ま、夏にだってフツーに食べますしね。冷やし中華もあるし、ラーメンはマジで堂々たる国民食ですよねえ。
ラーメンに旬は要りませんです。いつでもいっぱい食べませう!
でもですね、総務省統計局の「家計調査」によりますと、2021年時点で最近の外食ラーメン消費は落ち込んでいるんですよね。
コロナ前の2019年と比べてみますと20%ほど減っているデータが示されていますけれど、まあ、これはコロナ禍での外出自粛、店舗営業の時間短縮だとか、止むを得ない事情があっての減少なんでしょうね。
20世紀末から続いていた「ラーメンブーム」は2010年代に入ってようやく落ち着いたようで、日本全国で見ますと、ラーメン屋さんの店舗数増加は止まって、少しだけ減少傾向だったんですが、今回のコロナ禍で急激に減っている可能性が大きいですよね。
まだコロナ禍の終焉が見えていない現段階では、統計データもまとめ切れていないのかもしれません。
実際、かなり減ってきているんじゃないでしょうか。
街を歩いていて、ラーメン屋さん、居酒屋さんが閉業しているのを見かけると、かなり寂しい気持ちになってしまいます。
ラーメン屋さんはね、みんなそれぞれのコダワリで工夫して、勝負! をしているわけなんですけど、都内の閉業したラーメン屋さんって、専門店が多い感じですね。
行列が出来ていたりしたラーメン専門店が、なんでだか閉業しちゃっています。流行ってたのに。
行列を作って並んでいた人たちが外出しなくなっちゃうと、途端に経営的に厳しくなるんでしょうかねえ。
ラーメン専門店って、なんでだか黒のTシャツをユニフォームにしている店が多かったイメージがありますけど、店の名前を染め抜いたTシャツユニフォームを作っていた会社も厳しくなっているのかもしれないです。
ま、Tシャツを作っていた会社は1社だけってこともないんでしょうし、ラーメン屋さんのユニフォームだけ対応しているわけでもないでしょうけどね。
なかなか出口の見えてこないコロナ禍ですが、いやあ、厳しいんだよ~って言いながらも頑張って生き残っているのが町中華ですね。
シンプルイズベストの、なんでもないしょう油ラーメン。メンマ、チャーシュー、ネギ。店によっては海苔とナルト。
メニューに書かれているのは「ラーメン」あるいは「中華そば」
たいていの町中華にはそれだけじゃなくって「塩ラーメン」「味噌ラーメン」も定番ですよね。
「半チャンラーメン」っていう最強のメニューもありますしね。
いや、もちろん、あれですよ。ラーメン専門店の中にもチャーハンもやってますよ、っていう店舗もありましたけど、メニューバリエーションは、やっぱりね、町中華の比じゃないですからね。
ラーメンだけでも「麻婆ラーメン」「もやしそば」「天津メン」「チャーシューワンタンメン」キリがありません。
一年のうち、何杯ぐらい食べますか? ラーメン。
評判のラーメン専門店へ出かけていって並ぶのもヨシですけど、たいていの街には住んでいる近くに町中華、ありますよね。
いや、家からだと15分も歩かないとラーメン屋さん無いんだよね、っていう人もいらっしゃいますが、あのね、歩いて15分ぐらいだったら近所でしょ。それぐらいは歩いたほうがいろいろヨロシイんじゃないですか。
ま、住んでいる場所によってラーメンロケーションはいろいろ違うでしょうけどね。
コロナ前のデータでは、日本にあるラーメン屋さんの店舗数は2万数千件。
なんかもっとあるような気がするんですけど、集まっているところと過疎になっている所があるってことなんでしょうね。
東京っていう環境だとなんでもかんでも集中しちゃっているんで、そう感じるだけなのかもです。
でもですね、日本で一番ラーメン屋さんが多いのは、ず~っと山形県なんですよ。
2012年っていう、ちょっと古いデータなんですけど、人口10万人当たりのラーメン屋さん店舗数っていうのがあります。なかなか興味深いですよ。
ざっくりと比較してみますと、ラーメン屋さんは東日本に多くて、西日本は振るわないっていう傾向があるみたいです。
2003年時点でのランキングは、
第1位「北海道」35.15軒。人口10万人当たりの軒数ですよ。
第2位「栃木県」33.48軒。
第3位「山形県」31.66軒。
第4位「宮崎県」28.62軒。
第5位「鹿児島県」28.56軒。
ほぼ20年前のデータですが、北海道はさすがって感じでしょうかね。東高西低がはっきり表れています。しかも西日本っていっても九州ですね。でも福岡県はベストテンに入っていませんでした。
2005年のランキング。
第1位「山形県」33.61軒。
第2位「北海道」33.19軒。
第3位「栃木県」31.99軒。
第4位「新潟県」28.34軒。
第5位「鹿児島県」28.32軒。
2003年のベストファイブのうち山形県だけが軒数を増やしていて、他の県は減らしていますね。新潟県が上がってきました。
2007年のランキング。
第1位「山形県」34.44軒。
第2位「栃木県」32.06軒。
第3位「北海道」31.48軒。
第4位「新潟県」28.21軒。
第5位「宮崎県」26.92軒。
またまた山形県以外は減らしています。
2012年のランキング。
第1位「山形県」36.52軒。
第2位「栃木県」29.90軒。
第3位「北海道」28.96軒。
第4位「新潟県」27.94軒。
第5位「秋田県」27.35軒。
ベストファイブは東日本のみで占められていますね。鹿児島県が第8位にランキングされていますが、宮崎県はベストテンからも漏れてしまっています。
山形県だけがどんどんラーメン屋さんの店舗数を増やし続けているんですねえ。ずっとトップです。
10年前のデータで人口10万人当たりのラーメン屋さん軒数が30軒を超えているのは山形県だけですが、コロナ禍の生活になってこの数値がどう変わっているのか、アフターコロナになったら、また確認してみたいと思います。
近所にラーメン屋さんが多いってことが想像される山形県ですが、1年のうち外食する際にラーメンにいくらお金を使っているか、都道府県の政令指定都市を対象にして、2017年から2021年の平均を求めたデータがあります。
9年連続の1位が、やっぱり山形県なんでした。
5年間のラーメン平均支出額ランキング。
第4位「栃木県宇都宮市」9,403円。
支出額が多いのも東日本で占められていますね。
店舗数でベストファイブに名前を出していた九州勢は。
第26位「宮崎県宮崎市」6,134円。
第29位「鹿児島県鹿児島市」5,768円。
ちなみに「北海道札幌市」は7,013円で第18位でした。
東京も意外に低くてですね「東京都23区」6,373円で第25位。
宇都宮市が支出額第4位にランキングされていますけれど、これって、ラーメン餃子が市民食ってことなんでしょうかね。餃子の街ですもんね。
そんでもって唯一、支出額が3,000円を下回って第47位、最下位だったのは「和歌山県和歌山市」2,996円でした。
和歌山ラーメンって、コンビニのカップラーメンにもなっていたと思うんですけど、ラーメン人気、ないんですかね。それとも外食することがそもそも少ないとか、なんでしょうか。
和歌山ラーメン、和歌山県民に人気なし?
ラーメン1杯が800円平均ぐらいだとして、和歌山県の人たちって年に3杯から4杯しかラーメン食べないってことですからね、少ない、って感じますけど、東京も8杯強ぐらいっていうデータになります。
ま、ラーメンっていったって、いろんなバリエーションがあって値段もいろいろですから、実際にはもっと少ないんでしょうね。
とすると、食べる人はもっといっぱい食べているんだけど、ラーメンなんて見向きもしないっていう人も少なくないってことなんでしょうか。
ちと寂しい。。。
そりゃ、ラーメンが嫌いな人だっているですよねえ。
ってことで、日本のラーメンキングダムは「山形県」だったんですが、実は山形県民のラーメン好きたちがちょっと眉根を寄せているっていうニュースがあります。
2022年に発表された過去5年間平均ラーメン支出額で9年連続第1位だったのはヤッホー! だったんですが、なんと単年度、2021年、山形県のラーメン支出額は13,434円だったんですが、新潟県の支出額は13,734円で逆転されてしまっているんですねえ。
新潟県がトップ!
単年度でもこれまで8年連続第1位だった山形県ですが、新潟県に逆転されて第2位。
9年連続第1位っていう安定感は得られなかったんですねえ。
こりゃ大騒ぎ、って思ったら、概ね好意的に受け止めているみたいで、餃子争いの宇都宮市と浜松市みたいにお互いに競い合ってご当地ラーメンを発展させていこうっていう気持ちみたいです。
こういう競争っていうのはなんかイイですね。
お隣同士の県ですしね。お互いがお互いをリスペクトです。
でもあれですよ、2022年に餃子購入金額で日本第1位になったのは、宇都宮市でも浜松市でもなくって、宮崎市だったですよね。
ラーメンだって、どんどん新興勢力が我こそは日本一ってことで、どこが細工は隆々って企んでいないとも限りません。山形県と新潟県をおびやかすのは、秋田県?
とすると日本海側の3県が日本のラーメンベルト、ってことになるのかもです。
作る方、売る方としてはアタマを働かせてアイディアの出しどころになるんでしょうけれど、食べるのが専門の側としては、どんどん工夫してね! って無責任にみんなを応援するでありますよ。
ただね、「山形ラーメン」って連続第1位の輝かしい実績を積み重ねているわりには、失礼ながら耳にしたことないです。全く知りませんでした。
山形県っていえば、っていうランキングをめっけました。
「山形県 旅めしランキング」
山形県に旅で訪れた人が、これイイね、ってやったランキングみたいです。
第1位「芋煮」
第2位「だだちゃ豆」
第3位「米沢牛ステーキ丼」
第4位「板そば」
第5位「冷たい肉そば」
第6位「玉こん」
第7位「赤湯からみそラーメン」
第8位「米沢牛丼」
第9位「米沢ラーメン」
第10位「酒田ラーメン」
なるほどなランキングですよね。
にしても、第5位の「冷たい肉そば」から4種類の山形ラーメンがランクインしています。
やっぱりねえ、山形ラーメンって旨いんでしょうねえ。でも聞いたことないです。
「板そば」っていうのは聞いたことありますねえ。
乾麺の蕎麦も山形の「とびきりそば」っていうのが売り上げ第1位みたいですからね。蕎麦も有名です。
山形県内では蕎麦屋さんとか定食屋さんで、普通にラーメンメニューがあるんだそうですよ。
ってことはですね、ランキングデータのラーメン店舗数より、かなり多い数の店でラーメンが提供されていることなのかもです。
「冷たい肉そば」って、日本蕎麦と中華麺を使った「冷たい肉中華」っていう2つがあるんだそうで、2つとも違って両方旨い! ってことなんでありますよ。
くう~、食べてみたいです。両方ね!
親鳥を使うっていうのが特長だそうで、鶏肉のカタさが歯応えがあってイイんだそう。
へええ、です。親鳥のカタさがウリ。
そのほかにはネギぐらいがメインの具材で、その名の通りタレ、スープが冷たいわけじゃなくって、常温。
それが「冷たい肉そば」「冷たい肉中華」
ん~。山形県って通過したことしかなくって、何かを食べたことがないってことに、今さらながら気が付きました。
「冷たい肉そば」「冷たい肉中華」の本場は山形県西村山郡河北町。
最寄り駅は「さくらんぼ東根駅」
東京からだと新幹線つばさで163分、12,250円。
3時間かかりませんねえ。イっすねえ。本場の板蕎麦も食べてみたいですしねえ。
山形県、穴場かもです。新潟県のラーメンも気になりますよねえ。日本は充分に広いです。
常温の「冷たい肉中華」ねえ。どんなんかなあ。山形県かあ。
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