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【カピバラ大発生】って報道されてるけど 個体数が急増したってことじゃないみたい

< 動物園の人気者 ってイメージだけれど そだよねえ 野生なんだよねえ >

ニュースで、アルゼンチンでカピバラが大発生! とか言われますと、プロフィール写真がカピバラの当ブログといたしましては、ムズムズっと気になりますね。


寒いのは苦手なカピバラだそうですが、日本では北海道の動物園にも居るみたいですね。
旭山動物園とノースサファリ札幌。


ホントに寒い時期には公開していないとか、そういう対処をしているらしいですが、ま、日本の気候には合っているんでしょうね、47都道府県のうち40都道府県に居るみたい。
けっこうまんべんなく、全国的に居てくれているんですね。


令和3年時点で、青森県山形県福島県岐阜県京都府島根県佐賀県、以外に居ます。以外にです。


でもまあ、動物園の事情っていうのは、生き物相手だけに時々刻々変わりますからね、これで確定したってもんでもないですけれどね。

 


カピバラっていう単語は「細い草を食べるもの」っていう古語らしいです。細い草。なんでしょねえ。


ちなみに中国でカピバラは「水豚」って言うみたいです。ん~。河豚(ふぐ)っていう日本語も不思議ですけれどねえ。


和名としては「オニテンジクネズミ」
鬼かよ! って感じですが、ねずみとしては鬼大きいってことなんでしょう。


アルゼンチンで「モンダイ」となっているカピバラの大発生っていうのは、2000年あたりから開発されているノルデルタ地区の高級住宅街で起きていることらしいです。


ノルデルタ地区は元々湿地帯で、多くの野生生物が暮らしていた場所だったということで、苦情を言い立てている高級住宅街の住民とは違って、アルゼンチンの環境保護団体なんかは、カピバラたちは元々の生活圏に戻って来ているだけなんだよっていう見解みたいなんですねエ。


別に大量発生してるんじゃなくって、生活圏のモンダイ。侵入したのは人間の方。


日本でもこういう問題って普通にありますね。アルゼンチン固有、カピバラだから起きる問題ってことじゃないみたいです。


ニュースの短い報道文言だけだとはっきりしませんが、土地の開発から20年以上経ってカピバラが急に戻って来たっていうことじゃなくって、むしろ高級住宅の建築が進んで、人間の数が増えてきた結果として、遭遇機会が一気に増えて「カピバラ大発生!」ってことなのかもしれませんよね。


ノルデルタ地区に移動して来る人間は、アルゼンチンの富裕層なんでしょう。知らんけど。


ま、想像ですけれど、情操教育なんかもしっかりやっている文化層。知らんけど。


なので、初期のうちは、「わあ~、カピバラが居る~」ってな感じだったのかもしれません。にこにこ、フレンドリーなコンタクト。


でも、考え得る範疇においては、人とカピバラの出会いって、友好的ですよね、きっと。
インカ帝国の時代に既にカピバラを飼っていた記録があるそうですから、人間とカピバラの付き合いって、けっこう長いんですよね。


動物園のカピバラにしか接していませんけれど、人を軽快しないというか、懐っこい感じのカーイー奴です。
古代から可愛がられて、ある程度の共存関係にあって、うまくいっていた部分もあるんだろうと思います。


中型、大型のげっ歯類、言ってみれば大っきいねずみは、可愛い、っていう感覚を人は持っているんじゃないでしょうか。

 


日本に野生のカピバラが居るっていう話は聞きませんが、ヌートリアっていうのが居て、大ざっぱに言えばカピバラの仲間です。
カピバラよりは小さいですが、中型で、人懐っこいヤツ、みたいです。外来種


いま、このヌートリアっていうネズミがちょっと問題になりつつあるんですよね。


何処から日本に入って来たのかは不明みたいですが、西日本地域の川、水辺で急激に増えているらしいんです。
で、川縁の植生、昆虫に影響が出るんじゃないかってことみたいです。


まだ、特に被害らしい被害の報告は出ていないらしいですが、年に2回、5匹ぐらいの子どもを出産するということで、「大発生」が警戒されている状況。


でも、川縁の植物を食べているっていっても、護岸がコンクリートの川が多いだろうに、それでも増えてるの? 食べものあるの? って思ったら、「ヌートリアにエサをあげないで!」っていう看板があったりして、要するに、近所の人間が育てているようなところがあるんだそうです。


飼っているという感覚じゃなくって、可愛いからエサをあげてみる、ってことでしょうね。


ヌートリアの方も全っ然、人に対する警戒心とか無いみたいです。


川縁を散歩していて、あ、居たいたって感じで、エサをあげる。可愛いからね、なんとなくウレシイ感覚になっちゃうんでしょうね。
でも、ヌートリアのエサって、何をあげているんでしょう。植物ってことで、きのこの山たけのこの里???


雑食的に居付いているのかもしれませんね。


全然種類は違いますけれど、千葉県浦安にもチョー人気のネズミさんたちが居ますよね。


舞浜駅を通っている京葉線に、遅い時間帯に乗ると、一両丸ごと、全員がねずみだったりすることがあります。ミッキーカチューシャね。
老若男女、みんなニッコニコしてますねえ。東京駅で外すんでしょうかねえ、


げっ歯類、人間との相性は決して悪くない動物です。


カピバラは一度の出産で最大7匹の子どもを産むそうですが、ネズミとしては少ない方なんでしょうね。


南米産の動物ですから、アルゼンチンには昔から暮らしていたんだろうと思いますね。


手付かずの自然が素晴らしい、とか言って、人間たちがカピバラテリトリーに入って来たのはつい最近、って状況なんでしょうね。


初期のうちはとっても友好的に接していた人間たちですが、次第にごみ置き場を荒らされるだとか、庭の草花を食べられるだとか、ん~って思っちゃう事例が出てきて、なんでこんなにカピバラが居るんだ! ってことになってきた。


で、ほら、ここ10年ぐらいの傾向として、世界的に多いのが山火事。


温暖化のせいだろうって言われていますが、森や林が燃えてなくなっちゃうと、そこで暮らしていた生き物たちは行き場を失ってしまうわけですよね。


オーストラリアの山火事で救助されたコアラが、救助隊員が差し出すペットボトルに必死に手を伸ばして水を欲しがる映像は、何とも痛ましいものがありました。


アルゼンチンでも最近大規模な山火事があったばかりってことで、そのこともカピバラが高級住宅地に出没する機会が増えた原因になっているのかもですよね。


温暖化も、人間が、人間の生活方法が原因だっていいますよねえ。
彼らは、直接人間に抗議をすることは無いわけですが、おそらく、思ってはいるでしょうね。


あんたがたさあ、ダイバーシティとか生物多様性とか言ってるけどさあ、実際問題、何してくれちゃってるわけ?

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カピバラとかコアラとか、割りあい人間が親しみを感じている動物だけじゃなくって、森や水辺に暮らす生き物たちは、いっぱいいるはずですよねえ。


SDGsの運動も、徐々に浸透してきてはいるんでしょうけれど、こういう行動をすれば、こういう効果があるっていうような、具体性を持った提言はまだまだ少ないです。
ま、何をしたらいいのか、自分で考えろよ、ってことではあるんでしょうけれどね。はい。


アルゼンチンのカピバラたちは、シッシッとかやられて、人間、ふざけんな! って思いがあるでしょうね。


いやあ、人間の方にも思いはあるんでございますよ。


地球にとって、人間っていうのはどういう存在なんだろうなあ、っていう漠然とした加害者感。


1970年代の半ばに「はじめ人間ギャートルズ」っていうテレビアニメがありましてね、そのエンディングソングなんですが、ま、カピバラたちは知らないでしょうけれど、「やつらの足音のバラード」
マンガ原作者の園山俊二センセの作詞、作曲はムッシュかまやつひろしの名曲です。


ドタバタギャグマンガの終わりに、なんとなくシリアスな歌で終わるっていうパターンの嚆矢だと思います。


♪なんにもない草原に かすかに


♪やつらの足音が聞こえた


♪地平線の彼方より マンモスの匂いともに


♪やつらがやってきた やってきた


ってことでですね、人間側にも、深くはないかもしれませんが、自覚めいたものはあるんであります。
そうだよねえ、人間って、そうやって、やってきちゃったんだよねえ。


この歌は、かまやつひろしがセルフカバーしていますし、きょんきょん、六角精児も、いろんな人が歌っています。
地球が生まれてから、人間が、のさばっていくまで、のさばりだす気配の歌です。足音ですからね。

 

イイ歌です。

 


アルゼンチンの高級住宅地、ノルデルタ地区でのカピバラ騒動は、今のところ駆除、だとか、そういう物騒なレベルでは無いみたいですが、人間の知恵ってもんの使いどころを、これからはホントに地球レベルで考えないといけないですよねえ。


20世紀後半から地球は「6回目の大絶滅期」に入っているんだそうで、アルゼンチンのカピバラ問題だけじゃなくって、森の樹木たちも含めて、自然との共存を実現していかないと、人類自体の絶滅が急速に近づいて来ちゃうんでしょうね。


何をどうすればイイんでしょうか。


カピバラもね、何か、しゃべってくれればイイのに。。。