< ずっと酒のアテとしてお付き合いがあるんですけど 変化に気付いていませんでした >
「お疲れさんでした。こんばん、あれでっか、宅呑みでっか?」
「はいお疲れさん。そうでんがな、宅呑みいきまっせ。ちゃあんと刺身買うてありまんねん」
「ほう、そらよろしな。あたしもな、バナナ買うてありまんねんで、バナナ」
バナナ? まあね、酒のアテなんてものは人それぞれ、好きずきですからね、なにか意見すべきものでもないのであります。
ホント、人によりますね。
独り暮らしのオヤジでも、ちゃんと料理する人もいまして、酒のアテなんかでもけっこう凝ったものを作ったりなんかして、外でなんか呑めたもんじゃないですよなんてね、そんなことまで言っている人もいるんです。
私はっていいますと、最近はとんと作りません。家で呑むときは、たいてい外で呑んできて物足りない時ぐらいなもんでして、コンビニで缶酎ハイとか、缶のハイボール。それと乾きモノですね。
「バタピー」「ベビーチーズ」「ポテトチップス」ってな顔ぶれを適当に。
それとですね、目についたら買わないとおさまらないっていうのが「おっとっと」
前はね、箱入りの「おっとっと」でしたけど、今は5連の袋入りがお気に入りです。
テーブルの上にティッシュペーパー拡げてですね、そこへばらばらとバタピーと「おっとっと」です。
んでもって、本を読みながらとか、ミュージックビデオ見ながら、ハイボール、缶のままやりながら、つまむわけです。
ですんで、実は「おっとっと」の形とか気にしていませんでした、しっかりとは見てません。
指でつまんでポイっと口に入れて、うむ「おっとっと」ね、とか、バタピーね、って感じです。
そうは言いながらも目には入るわけですね「おっとっと」の形状は。
で、ついこの前、ん? って思ってよくよく見たら、どうもこれ、ペンギンちゃうか?
っていうのに気が付いたんです。
海の生き物ではありますが、前からいたっけ? ペンギン?
1982年の発売開始らしいんですよね「おっとっと」
2022年で40年になるわけですから、けっこうな歴史です。随分長いお付き合いになっているわけですねえ。
「おっとっと」って「おとと」ってことで、サカナ、魚介類の形でしたよね。
いつの間にペンギンとか出てきちゃったんでしょ。知ってました?
おやつで食べている人にはとっくにお馴染みになっている動物おっとっと、なのかもですけど、ちょっとね、軽くカルチャーショックでした。
で、もう1つ新しい袋も開けてティッシュペーパーに拡げてみて、観察。
サカナもいますけど、動物もいろいろいるんですねえ。へええ、いつからこうなったん?
ま、サカナもそうなんですけど、動物はますます、これなんだろう? って形ですね。それが「おっとっと」の正しい楽しみ方みたいなんですけどね。
あれえ? これってフォーク? なわけないよねっていうのも見つけましたよ。
ん~。これはもう調べてみるしかないですね。ってことで「森永のおっとっとページ」へ。
なんだかページのコンセプトがよく分からなくって、定量的なデータ収集が出来なかったんですが、「おっとっと」の形には「うみのなかまたち」「だいちのなかまたち」っていうのがあって、その他ってことで動物キャラもいて、あとですね「ひみつのなかま」っていうのもいるみたいです。
なんかいっぱいいるんですねえ。
で、フォークかって思った形は「だいちのなかまたち」のうちの「くわ」みたいです。
へええ、そっかあ、です。「くわ」もはや生き物じゃないのもいるんですねえ。
ま、うみのなかまなんだろうと思いますけど「潜水艦」に遭遇したこともありますからね、ホントいろいろみたいです。
で、動物キャラは、どうやら2012年に登場してきた「おっとっとサファリ」からのスタートみたいなんですけど、だいちのなかまたちはいつから登場してきたのか、ちょっとねデータを見つけられませんでした。
で、今回あれこれ調べてみるきっかけになったペンギンなんですが、あれは動物のなかまってことじゃなくって「うみのなかまたち ひみつのなかま」っていうグルーピングになるみたいですね。
ってことは前々から居ましたよってことなわけで、希少すぎて出会っていなかったのか、単に気付かずに食べていたのかわかりませんねえ、ってことなんでありました。ショック!
「公然の」ひみつのなかまには、「とと丸」もいるんですねえ。「おっとっと」のキャラクター、鯨野とと丸くんですね。どうですか? 出会ったことあります?
いつもねえ、確認しないでお口にポイしてますからねえ、せっかく出会っていても気付いていなかったりしそうです。
その他にも「イカリ(錨)」っていうのもありますよ。どうですかね、これも「フォーク」みたいに見えちゃいそうな気もしますけど。
「イルカ」ん~、これはなんだか普通に出会っているような。
「タツノオトシゴ」あれ? これ、しゅっちゅう入ってない? って思ったら、タツノオトシゴかと思っていたキャラは、どうやら「いつものなかたまたち えび」みたいですねえ。
「クリオネ」ん~。これは出会っても謎の形かもです。
「潜水艦」「ペンギン」も、ひみつのなかまたち、なんでした。
動物キャラにも、ひみつのなかまたちがいて、「アルパカ」「ウサギ」「ゴリラ」「リス」「ワシ」
なんかあんまり、ひみつっぽくない仲間たちですよねえ。
今、おっとっとは、うすしお味のスタンダードおっとっとと、コンソメ味のベジタブルおっとっとがあるみたいです。
いつも行っているドラッグストアでは、ベジタブルおっとっとって見たことないです。
まあ、なんにしましても、21世紀のおっとっとは、魚介類だけじゃなくって、動物、野菜もいて、生き物じゃないのもいるわけですから、なんでもありな状態みたいですね。
基本的に0歳児から小学1、2年生くらいの子どもがお父さん、お母さんと、これなに? って言いながら食べるお菓子っていうのがおっとっとの楽しみ方らしいですから、酒呑みオヤジが脇からなんだかんだ言うべきものじゃないんでうよね。はい。
で、おっとっとに合う酒は何かってことになりますとですね、これはもう、何でも、ってことでイイんじゃないでしょうか。
ところで、おっとっとっていう名前なんですが、「おとと」っていう幼児語からっていうのはどうやら後付けらしくって、お菓子の名前を何にしようかっていう会議、打ち合わせが行われていた酒の場で、酒を注がれた人が「おっとっと」ってやりますよね、その声が面白かったんで「おっとっと」にしようってことになったらしいです。
ホントかどうか分かりませんが、呑みながらの会議。1982年、イイ時代かもですねえ。
っていうことですので、おっとっとを酒のアテにするっていうのは、なんとも正しいことなんであります。
知らんけど。
スーパーおっとっとっていう、商売用のおっとっともあるらしいですけど、おっとっとをアテに出している店って、行ったことあります? 聞いたことないですねえ。
酒場のカウンターで、酒呑みオヤジ同士が「これなあに」っていうのには、はい、お目にかかりたくないです。