<気が付けば、から揚げ専門店ばかりになっている駅前商店街>
食ブームっていうのがありまして、誰が仕掛けているのか分かりませんが、次々と色々現れますよね。
駅前にあったタピオカ屋さんがつい最近閉店。まあこれは、そうなるだろうなあ、というような感じで受け止められました。
6店舗もありましたからね、駅近に。ブームとはいえ出店し過ぎかな。というのは地域の人みんな感じていたんじゃないでしょうか。
で、タピオカ屋さんが閉まったと思ったら、すぐに工事が入って、あっという間に出現したのが、から揚げ専門店「中津屋」
なあんの知識もナイ私は、ただ単に、ふうんと思っていただけでした。今度はから揚げ屋さんね、ぐらいにしか感じていなかったですね、この時は。
それから一週間ぐらいして買い物で駅前をウロウロして驚きました。
テイクアウトの寿司屋さんがなくなって、そこにから揚げ専門店。個人の喫茶店がなくなって、そこにもから揚げ専門店。
でもって、テイクアウト専門の焼き鳥屋さんが「から揚げ始めました」とノボリをはためかせているではありませんか。冷やし中華みたいなノリ? で、から揚げ。
なんなんだこれ。こんな狭いエリアにから揚げ専門店が3軒プラス1軒。しかもなんだかあっという間に店が出来て、営業を始めている。
あれですかね、から揚げ屋さんって準備とか、特有の設備とかが簡便なんですかね。
みなさんの周りにも急増してませんか、から揚げ専門店。
ちと調べてみますと2019年、20年、から揚げブームなんだそうです。しかも第2次ブーム。
なんとなく不思議な感じがします。そだったかな? ブーム?
好きですけどね、から揚げ。でも、ずっと前から身近な存在でしたよね。お弁当屋さんにもあったし、居酒屋メニューにも、町中華の定食メニューにもありました。
そのから揚げがなんだってブームという存在になったのか。なってしまったのか、というのが正直なところですね。
身近な存在なだけに、食ブームというのに悪乗りして、粗悪になっちゃったりして欲しくはないなと思うです。
中津屋という名前に何も感じず、中津という人がやっているから揚げ屋さん、ぐらいにしか受け止めていなかったんですが、中津って大分県の土地の名前だったんですね。
知っている人には、とっくに常識になっているようなことではあるんでしょうけれど。
から揚げの聖地なんだそうですよ、中津。
ブームとはさほど関係なく、から揚げの人気が高い土地なんだそうです。昔から。
ウィキによりますと、1990年秋にケンタが中津に初出店したらしいんですが、95年5月に撤退したということです。
別の情報では、中津のから揚げがアメリカに勝ったアと、地元で盛り上がったそうです。
そういう対決なのか? とも思いますがね。
いつ頃から中津でから揚げが支持されるようになったのか調べられませんでしたが、第1次から揚げブームは2009年で、大分県のから揚げ専門店が東京に進出して、メディアにとりあげられたことで一気に広まったんだそうです。
知らんかったです。
第1次ブーム直前の2008年は何があったか、覚えていますよね。
そうなんです、リーマンショック。やアな世の中になりました。
家庭のお財布状況が思わしくなくなって「弁当男子」なんて言われるサラリーマンが取りざたされたりしましたね。
この弁当男子の弁当のおかず。これがから揚げブームを後押しする一因になったことは間違いないでしょう。
で、今回の第2次ブームのトリガーは何かというと、少し前になりますが、あれです。
「ウィスキーがお好きでしょ♪」
これでハイボールブームが起きました。
で、ハイボールの組み合わせとしてピックアップされたのが、から揚げなのでした。「ハイカラ」って流行りましたね、あれです。
居酒屋さん、町中華にもポスターが張られて、みんなハイボールでから揚げ、食べましたね。少し遅れてそば屋さんにもハイカラブームが入ってきて、ちと違和感ありましたけれど、いまだにメニューにあります。
そば屋さんのから揚げも、ちゃんとから揚げです。天ぷらの具材がカシワってことじゃないですね。でも違和感。
まあこの頃はまだブームというほどではなかったように思います。感じませんでした、から揚げブーム。
やがてスーパーの総菜売り場でから揚げにチカラを入れ始めたり、モスバーガーにから揚げハンバーガーができたり、ローソンのからあげくんにバリエーションが増えてきたりして、19年、20年の第2次ブームになる流れです。たぶん。
似てるとこありますよね、第1次ブームと。
第1次ブームの時はリーマンショックでの軽い閉じこもり生活。今回はコロナ禍でのハッキリとしたステイホーム。
どうもね、ブームとして売り上げ増加を確保するのは、雇用も生むでしょうから悪いことではないと思うのですが、あまりにも専門店が多くなると、すぐに立ちいかなくなってしまうのではないかと心配にもなります。
店舗が多すぎです。
から揚げって令和になってからのファーストコンタクトってわけじゃない食べものなのにブーム。なんでだろ?
まあね、ブームが去ったとしても無くなってしまう食べものではないでしょうけれどね。
それと、専門店に限らずなんですが、最近のから揚げってデカイですよね。揚げかたとか進歩したってことなんでしょうか。これはイイことです。かぶりつく満足感、大きいです。
いつまでもお手軽お安く、身近な存在でいて欲しいものです。
で、ちとズレるかも、な話なんですが。
ザンギと竜田揚げ、一緒だよ、から揚げだよ、という派と、いいや、ちゃんと違いがあるという別物派、居ます。
ザンギはザンギ。竜田揚げは竜田揚げ。そういうこだわり、応援いたしますです。サカナの名前みたいに、土地によって名前が違うだけっていうんじゃなくって、ちゃんと違ったものであって欲しい気がします。
そもそもから揚げっていうには、鶏に限った食べものではないですもんね。ゴボウのから揚げとか、好きです。町中華にもあります。
あとは、そうそう、ナゲットって、あれはから揚げ? という問題もありますね。
ま、問題という種類のものではないかもですが。その他にフリッターっていうのもあります。
そんなこんなで、まだまだ色々あるから揚げですが、それはまた別の機会に。
<から揚げの身体に旨い満足度>
鶏のから揚げは、なんたって鶏ですから、揚げ物とはいえヘルシーなイメージですよね。
体育会系にもウケそう。
糖質が少なくて、コラーゲンたっぷり。揚げ物の中では少ないアブラ分。
から揚げダイエット、なんて言ってる人もいます。
でもね、やっぱり揚げ物ではありますので、ボリュームに気を遣う必要はあります。
すごく食べやすいってところもから揚げ人気の要因だと思います。ので、つい食べ過ぎてしまう、ことになりがちですので、ご注意を。
<から揚げの心に旨い満足度>
昨今のブームもあって、とっても手軽に食べることのできる食品、から揚げです。
仕事帰りに鼻歌交じりで、ひょいと買って帰るおかずの代表なのではないでしょうか。
それでいて満足感は大きい、ありがたい食べものです。
ストレスなく食べられるという流れは、心に負担、無いです。ただ、ボリュームに注意、ということですね。
<から揚げの酒のアテ満足度>
これが王道でしょう。
もちろんから揚げ弁当、から揚げ定食、イイです。モンクないです。でもやっぱり酒のアテがイチバン。
イイんですよ別に、ハイボールじゃなくたって。ビールにも合いますし、ワイン、焼酎にもバッチリです。
なんせ今はそば屋さんのメニューにもありますからね、から揚げ。
ホントに世界の鶏って、そんなにいっぱい居るんですかねえ。
<から揚げの酒の〆満足度>
ん~。〆には難しい感じですね。
呑んだ後に、最後に、から揚げ。たぶん、もう一杯注文しちゃいますね。
「メガハイボール!」
<からやま から好し から揚げの天才?>
一気に大手が乗り出してきているから揚げ業界。食べ比べするのもなかなかたいへんなくらいに、どんどん新しいから揚げ屋さんが登場していますが、ベストはどこですか?
ローソンのからあげくんも次々と新しい味が出てきますね。
全部を試した、という強者もいるかもしれません。
あなたのイチオシを教えてくださ~い。