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【煮物 揚げ物 炒め物】内食シェフに欠かせないチャン鍋の鍛え方【万能中華鍋】

<内食にはもちろん 中食にだって活躍してくれるチャン鍋は人類最強の調理道具>

2020年の消費動向について正式なデータ公表はまだありませんが、発表を待つまでもなくだいたいの動向は見えていますよね。


首都圏の通勤混雑に大きな緩和は見られない、街の人出にも目立った減少傾向は見られないとはいうものの、日本人の生活全体として巣ごもり傾向が定着しました。


結果としてサービス業全般、特に外食業界が市場規模を大きく減らしてしまったんですね。
コロナが終息したあとでも、すぐには回復できないのではないかと心配する意見も散見されます。


閉店した店舗が少なくない現実があります。
こうしたことはデータが発表されなくたって、街の変化として実感できていることです。


中途段階であるとことわったうえで、ネットに公表されている業界ニュースなどをちまちま調べてみました。


総菜販売に代表される中食も、2020年の初め頃は好調といわれていましたが、その後内食に圧されて市場規模は減少傾向のようです。


外食、中食、内食という大きなカテゴライズでいいますと、
外食は大きくマイナス。
中食はマイナス。
内食はプラス。
ということになりそうですね。


こうした流れは2021年、希望的観測としてのコロナ終息後でも、すぐには変化しない傾向なのではないか。
いわゆるアフターコロナの新生活習慣になるのではないかといわれています。


内食。家庭内で調理して食べる生活スタイル。これが日本の食生活のスタンダードになるとして、うなだれてしまってはいけません。


作るの面倒だなあ、とか、ンまいもの作れないしなあ、という声はよく聞きます。作ったことないし、とかですね。


年代別の食事動向についてのデータをみますと、外食を減らしたというのは全年代とも同じようにみられます。
老若男女、外食をしなくなったのです。

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外食を減らした分として、テイクアウトが増えました。
最もよく利用しているというのは30代ですが、食事スタイルがテイクアウトへシフトしたのは全年代の傾向のようです。数値的に世代間の大きな差はみられません。


そしてデリバリーの利用は20代、30代が顕著に多い傾向がみられます。


感染者数の大半を占めるといったニュースが続いている20代、30代ですが、政府見解のように動き回る人ばかりではなく、やはり巣ごもり生活に徹している人数も少なくないということだろうことが見て取れます。


でもデリバリーです。自分では作らない。


共働きでの子育て世代でしょうからね、内食より中食傾向にあるのは、致し方のないこと。


ではあるのですが、20代、30代の数字の中には子育てという生活環境ではなく、独身の男女も多く含まれているわけです。


このあたりの細かく区分けされたデータは見つけられませんでした。
でも人数として少なくないはずの、20代、30代独身男女から多く聞かれる声が“内食の面倒さ”だったりするんですね。


だいたい、「ナベカマ、持ってないっす」という声が多く聞かれるんだそうです。


経済効果も考えて、徐々に内食へのシフトを考えている人数も多いのでは、というのは、調理道具の売り上げが一気にアップしていることからもうかがい知ることが出来ます。


全世代あげて、内食方向。


さて“徐々に内食へのシフト”という場合に必要となってくるのは調理器具。


最初に用意すべきは、なにか?
チャン鍋です。中華鍋。

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お湯を沸かせるのはもちろんですが、炒め物、揚げ物が得意ですし、目玉焼きだっていけます。
硬くなったロールパンなんかそのまま入れて、転がし炙ると、レンジでチンの何倍もンまくなります。


使い方しだい、アイディアしだいなんですね。万能です。チャン鍋。
ただですね、家庭で使う段になると、あまりよろしくない評判があるのも事実なんです。以前からよく聞かされました。


これはですね、まず最初に、やるべきことをやっていない、という重要な問題があるんです。


チャン鍋を買ってきて、調理する前に、まずやっておくべきことがあるんです。
それが“チャン鍋を鍛える”“チャン鍋にヤキを入れる”と表現されている方法です。


聞いたことある、って人も少なくないと思います。男女ともに。


案外、これをやらずにチャン鍋を使って、全然ンまく出来ない。
ヘンな匂いがする、などとチャン鍋のせいにして、もう使わない、という人が多いように思います。


価格的に高価というものではありませんので、かえって諦め、見極めに未練がなくなってしまうのかもしれません。


でもチャン鍋っていうのは、しっかり、今のうちから“お友だち”になっておくべき調理器具の代表なんです。


家で使うチャン鍋は大きくなくてイイです。家庭用のコンロは火も弱いですし、小さめのチャン鍋で充分です。
独り暮らしならなおさらです。


3千円ぐらいの予算を見込んでおけば、余裕で探せます。単純な鉄鍋がイイです。


ナントカ加工してあるようなのは、コスパ的に“ア・ホ・カ”という結果になってしまっている話を散々聞かされましたです。

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チャン鍋には2種類ありますね。


両手鍋は火のあたる部分がいくぶん平たいので、火口の広いコンロ向きだと思います。


一気に全体を加熱する効率がイイんだと思いますが、一気にということはそれだけ技が必要となりますよね。
根本的な問題として、都市ガスのコンロでは強い火力が得られない、ということもあります。


中華料理のプロをなめちゃいけません。両手チャン鍋の調理は難しいんです。環境的にもね。


家庭用だと片手の鉄鍋がベストではないでしょうか。小さいヤツね。


で、チャン鍋の鍛え方です。


この作業自体を楽しみながらやれば、自分のチャン鍋で作るあらゆる料理がンまくなること請け合いです。


やってみましょう。


必要なもの。


★新しいチャン鍋と玉杓子★


チャン鍋は手に持って、売り場で振らなくともイイですが、ちゃんと握ってみて相性の良い鉄鍋を用意しましょう。
そうです、相性があるんです。


ずっと使う道具です。必ず自分と相性のイイ、お友達になれるチャン鍋があります。


右利きなら左手で握ってみることです。
玉杓子も同様です。チャン鍋を振る方の手と反対の手で握ってみます。


チャン鍋は単純な鉄の加工品がイイです。
いろいろ付いていない、ただの鉄がイイんです。


★サラダ油★


鍛える段階で使う油は口に入れませんので、古いものでもオッケーです。
ごく安い油でイイです。


期限切れのサラダ油が在ったりするときがチャン鍋の鍛え時。かもしれません。
台所の棚の奥を探してみましょう。


もちろん、普通の油でイイです。近所のドラッグストアで安売りされるのを待ってからでもイイです。


★時間★


小一時間はかかります。
あせってやるような作業ではありません。
時間の余裕のある時にやりましょう。


きょうは“チャン鍋、鍛えるぞオ”という覚悟も必要です。
でも鼻の穴おっぴろげる必要はありません。


★キャベツの葉★


キャベツのタマの一番外側の、普段料理に使わない部分でイイです。
2、3枚程度。


これは食べません。


★キッチンペーパー★


台所にない。いつもは使わないという場合は、ティッシュペーパーとか新聞紙とかでもイイです。


準備するのはこれくらいです。


さて、チャン鍋を鍛える実作業です。


これは友人である中華屋の息子が、昔、自分の店を新たに開店するときに手伝いに行ったときに教わったことです。


ウソはありません。


なんかね、詳細を知ってはいないのですが、新品のチャン鍋には科学薬品がコーティングしてあるんだそうです。


考えてみれば、このことはすごく納得のできることで、金物屋さんにぶら下がっているチャン鍋は、いつまでたっても錆びつきませんからね。
なんか塗ってあるですよ。たぶん。
錆びない鉄はありませんからね。


ま、今は金物屋さんじゃなくって、量販店とかになるんでしょうけれども、同じですね。なんかでコーティングされてる。


ので、これを取り除く作業が最初にやるべきとこです。


トイレに行っておきましょう。
落ち着いた気分で手を洗い清めます。


台所の換気扇を回します。


チャン鍋を空のままコンロに置いて火を付けます。火は全開で。
しばらくそのままにします。

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取っ手が熱くなることがありますので、つかむために台拭きだとか、取っ手に巻き付ける布を用意しておきましょう。
ま、なくたっていけますけどね。


チャン鍋から煙がのぼり始めます。


そうしたらチャン鍋をひっくり返して、内側に直接コンロの火をあてます。
今度もひっくり返したまましばらく置きます。
火は相変わらず全開。


煙はのぼり続けます。


チャン鍋全体に火が直接当たるように、時々位置を変えながら、炙ります。鍛えます。


またチャン鍋を正規の方向に戻して、底から焼いていきます。鍛えます。


そして内側、また底から。繰り返します。


新品のテカりがなくなって、鉄の顔になってきます。
余所行きの顔じゃなくなるんですね。


鍋肌が赤くなるぐらいがイイんですが、家庭用のコンロではなかなかそこまでの火力はないかもしれません。
30分ぐらいはかかります。


もう友達っぽくなってきたなと感じたら、元々の鉄っぽくなったら、火を止めて、チャン鍋に水を流して洗います。


こすりません。ただ水道から水を流しかけて洗うだけです。


けっこうな水蒸気が上がります。換気扇を回すのを忘れないようにしましょう。
なかなかプロっぽい瞬間ですよ。


チャン鍋の水気を切って、またコンロにかけて火を付けます。全開。
さっきと同じように両面を焼いて、鍛えます。
10分ぐらい時間をかけます。


また水で洗い流します。


もうすっかり鉄の、イイ顔になっているはずです。お友だちです。
今度は玉杓子を、チャン鍋同様に2回ほど鍛えます。丁寧に、鍛えます。


チャン鍋をまたコンロにかけて火を付けます。


火で水気が完全になくなったら、サラダ油を多めに入れます。


玉杓子でサラダ油をすくいながら鍋の中で回して、チャン鍋の内側全体にかかるようにします。


チャン鍋の鉄肌に油が馴染んでいきます。

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この字面で感じるより、けっこう危険な時間になります。油は相手がプロだろうが素人だろうが関係なく“熱く”なっちゃいます。


目を離してはいけません。


まずトイレに行っておくべきという話をしたのはこのタイミングで油から離れないためにです。


チャン鍋の中の油に火がついてしまうとパニックになりがちですが、万が一、マンガイチですよ、火がついてしまったら、素早く火を止めて用意してあるキャベツの葉っぱをかぶせましょう。


延焼を防いで、油が冷めるのを待ちます。


消火器とか、使いません。が、用意はしておきましょう。
普通に目を離さなければ、そんな事態にはなりません。


鍛える作業を続けます。


チャン鍋の中のサラダ油が熱くなり過ぎないうちに、火を止めて油をボールだとかに空けます。
熱いですからね、充分に気を付けて。


チャン鍋の内側を拭きます。
油を馴染ませる作業です。


キッチンペーパーだとか、新聞紙で鍋肌に油を擦り込むような気持ちできっちり馴染ませます。


まだ続きます。


すっかりイイ顔つきになったチャン鍋をコンロにおいて火を付けます。
空けておいた熱い油は遠ざけておいてください。


今度は普通に炒め物をする程度の量のサラダ油を敷いて、キャベツの葉をちぎり入れて、普通に炒めます。普通に振って炒めます。


ここからは全部、普通にです。


鍛えたチャン鍋の肌をキャベツが心地好く滑るはずです。


ま、食べるためではありませんので、適当なところで終了です。


チャン鍋と玉杓子を洗剤を使わずに水洗いして、作業終了です。


次回から調理に使う時も、チャン鍋はキッチリ熱してから油を入れて調理しましょう。


内食にしたからといって、食生活クオリティがダウンすることはないようにしたいものです。


自分でちゃんと鍛えたチャン鍋です。ンまい料理を約束してくれること、間違いなしです。


チャーハン、いってみてください。
玉子と好みの具材、ごはんを用意しておいて、鍛えたチャン鍋で一気に炒めます。
自分の腕前にきっと満足できます。
自分で鍛えたチャン鍋は、一生使えます。

 

特に中華料理専用というものではありません。


誰かを呼んで料理するときに、さりげなく自慢できちゃうかもしれません。


ま、それは、保証しませんけれど。ね。