ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

百貨店の次は【さよならコンビニ】そういう時代が もう始まっているのかもですねえ

< 百貨店・デパートの時代はとっくに終わっているらしいですけど 次は っていう話 >

百貨店っていうのが全て、業界ジャンル的にダメになってしまったのかっていうと、そうじゃないみたいですよね。


東京、池袋では、そごう西武デパートの斜陽が現実のものになってしまったような動きですが、同じタイミングで伊勢丹三越はバブル期越えの売り上げを記録していて、アケスケな対比を見せています。


そもそもの話になりますが、その名前からして、そごう西武であり、伊勢丹三越であることから見えてくるのは、そごう、西武、伊勢丹三越、それぞれの百貨店単体ではとっくに立ちいかなくなっていたっていうことなんでしょねえ。大丸松坂屋も同じことでしょう。


オピニオンリーダーとして一世を風靡していた観のあるパルコも、かつての華やかさを失ってからずいぶん時が過ぎています。


百貨店の需要が変わってしまったのは、日本総中流時代の終焉と時期を一にしているような気もします。


個々人が自分の財産に概ね満足していた時期がかつてあったっていうこと自体、今では実感できない人の方が多いのかもしれないですけど、そんな時代を経験しているんですよね、日本は。


百貨店業界自体、周りが行き詰っていく中で、伊勢丹三越が過去最高の売り上げを記録したのは、購買層を日本の富裕層に絞ったから、だそうです。そう分析されています。
売り上げの最高記録は、コロナの規制がなくなってインバウンドが戻ったからじゃないってことですね。中国人の爆買いが戻ったっていうニュースも聞きません。


伊勢丹三越の最高売り上げは、ターゲットを「みんな」から、富裕層に絞った結果なんですねえ。

 

 

 


リアル店舗の売り上げっていうのが全体的に、ネットに押されてダダ下がりだっていう話も聞きますが、ホントの高級品はネット購入っていうわけにいきませんもんね。


ネットで買った服が、実際着てみたらサイズが合わなかったとか、色味がモニターで見たのとは違っていた、なんてことはごく当たり前のように聞きますけれど、日本の富裕層って言われる人達が買うのって、たぶんおそらくですけど、まあしょうがないかっていうレベルの値段の品物じゃないでしょうから、ネットでは買い物しないんでしょねえ。


個人のこだわりっていうのにもしっかりした根拠があって、ホンモノを見極める眼力もおありなんだと思います。
なので、買い物で失敗なんてしない。実際に目で見て、触って、確認してから購入する。

 

百貨店側のホンモノを知っているバイヤーのセンスなんかも大事な要素になるんだろうと思います。


今の日本って、ホンモノが軽んじられているような空気感もありますけどねえ。


ホンモノは高いっす。ゼロの数が違っているような買い物。
そこに特化して成功したのが伊勢丹三越ってことなんでしょうね。


「デパ地下のお弁当」「デパ地下のお惣菜」っていう日本総中流時代に定着した観のあったアイテムもありましたけどね、百貨店には接点がないです、っていう人だって少なくないと思うですね。
デパ地下が百貨店のホンスジじゃないんですよって言われれば、ああね、って納得はさせられますけどね。


ちょっと高級なお弁当、お惣菜っていう「みんな」に人気のある売り物より、富裕層に好まれる品揃えがメイン。それが令和の百貨店、なのかもです。


昭和時代には「みんな」にとって、百貨店、デパートへ行くっていうこと自体がステータスだった感じでした。
ヨソイキで着飾って、家族そろって出かける場所。


催し物に歓喜して、大食堂のお子様ランチとか。ハレの場だったんでした。


もちろんそれも、その時代の百貨店の戦略に基づいたものではあったんでしょうけれど、時代がどんどん変わってしまったんで、戦略としても新しいものを採用しないと成り立って行かなくなった21世紀。


百貨店の競争相手が同業他社から異業種になってしまっているんでしょうね。


最大のライバルはコンビニ。ライフスタイルが変わってしまいました。


購買意欲の小さくない部分が近所で満足できてしまう。購買行動としてわざわざ百貨店に出向くってことをしなくなっちゃいましたもんね。


百貨店は戦略を変えないと客を呼び込めなくなったってことなんでしょねえ。
逆転現象が起きたのは、もうずいぶん前です。
そごう西武百貨店のオーナーってセブンアンドアイになっているんですもんね。

 

 

 


ところがですね、2020年代に入って、どうやらその勝ち組だったはずのコンビニにも、購買層の変化が見られ始めているみたいなんですよ。


ざっくり言えば若者世代、Z世代のコンビニ離れ。


店舗の数が多過ぎて、コンビニは過当競争なんだろうなあっていうのは、かなり前から言われてきたことですけど、地域に密着していたはずのコンビニから、若者世代が離れていってしまっているっていうのは、けっこう由々しきこと、なんじゃないでしょうか。


コンビニが立ちいかなくなっちゃって店舗数が減っていってしまうと、コンビニエンス度が下がっちゃいますもんね。コンビニがコンビニじゃなくなっちゃいます。


多過ぎるだろって言いながら、減っちゃ困るねっていうアンビバレントな気持ちの利用者は少なくないと思います。


コンビニも戦略を考え直さないといけないタイミングが来ている、のかもしれないです。


日本で最初のコンビニっていうのは、1969年に大阪に開店した「マミー豊中店」なんだそうです。半世紀以上前です。さすが商人の町、大阪、なのかもです。


続いて1971年に札幌で開店した「セイコーマート
まず最初に地方で、新しい小売りスタイルのコンビニエンスストアが生まれていたんですね。


1970年代は都市部を中心に全国展開のコンビニが開店し始めます。


1973年「ファミリーマート」が埼玉県狭山市にオープン。


1974年「セブン-イレブン」が東京都江東区豊洲にオープン。


1975年「ローソン」が大阪府豊中市南桜塚にオープン。


1980年「ミニストップ」が横浜市大倉山にオープン。


こうした有名店以外にも日本中コンビニだらけって感じになったですよねえ。


ファミリーマートは1994年に「ブルマート」を、2010年に「am/pm」、2018年に「サークルKサンクス」の有名店を始めとして数多くのコンビニ店を買収して拡大の一途をたどっていったんですよね。


日本のコンビニは既に飽和状態になっている感じはしますけれど、来客の年齢層をみると、中年層より上の世代が主になっていて30歳未満がかなり減ってきているんだそうです。


そういう現象ついてのZ世代の意見も紹介されていて、コンビニ商品は単価が高い、っていうのが1番にあげられています。
その他には、健康志向の食品が少ない、1人用の商品が多くてシェアできない、だとか、まあ、なんといいますか、今時な意見で、ふううんって感じですねえ。


すごくごもっともな理由ではあります。
ただね、ダメだってあげられている理由が全て、それをウリにしていたコンビニの特徴なんであります。


でもこういう意見って、聞かれたから応えているだけっていうふうにも思える感じもしますけどね。


なんにしても、百貨店の場合と同じで、日本の客層ってうのは、百貨店世代とコンビニ世代っていうのが、境界はかなり曖昧であるにしても、ハッキリ分かれているんじゃないでしょうか。


子どもの頃にコンビニがなかった世代は、成長するにしたがってどんどんコンビニが出来ていって、おお、こりゃホントに便利ってことになって、知らずしらずに購買行動がコンビニ中心に。


生まれた頃にコンビニが当たり前に街角ごとに在った世代にとっては、コンビニの建物はごく当たり前の風景でしかない。あって当たり前。それが世の中なわけで、コンビニ店舗にコンビニエンスなんて感じない。


なので、高くて健康志向じゃない食べものがメインの前世代向けの店、っていう感覚で捉えられているのかも知れませんよね。


1970年代、80年代に10代、20代、30代だった世代って、2020年代にはみんな50代以上になっているっていうことを考えれば、今現在の調査で、昔は20代の利用者が多かったのに、今は50代以上がメインになったっていうことって、そのコンビニ世代がそのまま年をとってきているってことになりますもんね。


利用する客層が、そのまま年をとったっていうこと。


もちろんコンビニ利用だけで生活しているっていう意味じゃなくって、生活の中にコンビニが自然に入っている世代と、全然そうじゃない世代がいるってことなんじゃないでしょうか。


コンビニ世代ド真ん中のオヤジとしては、コンビニの在り方が百貨店のように変化していく時が来るとは思えないんですけど、そう遠くない時期に、コンビニが店舗数を一気に減らしていくような事態がやって来ないとも限らない、のかもですよねえ。


百貨店の時代は百貨店世代とともに終わって、コンビニの時代はコンビニ世代とともに終わる。

 

 

 


でもまあ、百貨店もコンビニも消えてなくなることはないように思いますけど、次に来るのって、どんなんでしょ? やっぱりネットになっていくんでしょうか。


世代ねえ。。。


2023年時点で、日本人の10人に1人が80代以上だっていう発表がありましたよね。


まあねえ、イイもワルイもなく、世の中って変わっていくもんなんでしょうねえ。

 

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com