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【だじゃれは世界を救う】だじゃれが広がれば世界は救われる! とイイですよねえ

< だじゃれで世の中に笑顔と希望を広げることを目指している 一般社団法人「日本だじゃれ活用協会」 >

1997年発表のウルフルズ「かわいいひと」

 

ビッグヒットじゃなかったみたいですけど、ベストアルバムにも入っているし、いわゆる「隠れた名曲」ってやつかなあって思います。


ウルフルズはイイ歌をいっぱい歌っていますよね。「バンザイ」とかね。


「かわいいひと」は、息子から母親に向けてのラヴソング。自分の母親に向かって、かわいいなんて言える感覚。特別でしょねえ。でも大事でしょねえ。テレの裏返しの裏返し。


ウルフルズは大阪のバンドですから「オカン」ですね。息子からオカンに向けてのメッセージソング。


かなりうまくいっている親子関係なんでしょねえ。普通、かわいいひと、なんて面と向かって親に言えないでしょ。


いや、言葉にすることはないにしても、みんな普通に、誰でも感情としてはそういうのあるでしょ、っていう気もします。とってもうまくいっている親離れ子離れ、なんでしょねえ。

 

 

 


ま、ともかく、好い歌でございますよ。


♪ごきげんさ~ん


♪もしもしそちら 調子はいかがですか


♪ぼくはグー はたまたパー いやチョキかも


♪なんちゃってねえ


って始まるウルフルズの「かわいいひと」


わざわざ説明するっていうヤボをあえて言ってみますと、「なんちゃってねえ」って言っているのは、その言葉の直前に「ギャグ」を忍び込ませているからですよね。
忍び込ませるって言ったって、こっそりじゃないです。堂々と言ってます。


「なんちゃってねえ」っていうのは、自分で言ったギャグへの「しょーもなっ」っていう自己フォローの決まり文句。


♪ぼくはグー はたまたパー いやチョキかも


これですね。ここがギャグ。


「ぼくはグー」の「グー」っていうのは「グッド」ですね。バッチグーのグー。

 

 

バッチグーなんていうのも古いですけど、通じますよね?


で、このグーをジャンケンのグーにかけて、「はたまたパー」っていうふうにジャンケンのパーに発展させているんですけど、このパーには「くるくるパー」のパーもかけてある、っていうのはちょっと考え過ぎでしょかねえ。


オカンにとってのやんちゃ坊主は、いつまで経ってもしょーもないくるくるパーっていう広がりがないとも言い切れない気が、ちょこっとします。


で、パーっていうジャンケンの流れから「いやチョキかも」


まあ、これで、このギャグ自体で笑いをとろうなんて考えちゃいません。と思います。
ウルフルズはこの「かわいいひと」で笑いをとろうなんて企んじゃいないでしょねえ。


ってことで、そんなに出来のイイ言い回しだと思っているわけじゃないんだけど、一応言い切ってみて、それだからこその〆の自己フォロー。


♪なんちゃってねえ


になっているのでありますよ。はい、説明なんてする必要もないところではありますが、お約束なんですよねえ。


で、ギャグなんですけど、オヤジギャグってうの、ありますよね。


そんなに面白いってことを言っているわけじゃなくって、音として似たような言葉を続けるっていう、あれ。


オヤジギャグって言いますけど、なにもオヤジに限ったものでもなくって、老若男女、好きな人って、実はたっくさんいるんですよね。いやホントに。


それなのになんでオヤジギャグっていうようになったのか。


それはですねえ、納得できるような、できないような、微妙な説がネットにはたくさんあったですよ。


イイとかワルイとか、そういうことは横に置いておいてですね、日本はオトコ社会でずっと過ごして来ていたわけですから、会社のベテランといえばオヤジです。オヤジだらけです。
そこがオヤジギャグっていうネーミングの由来になるんじゃないでしょうか。

 

 

 


たいていのオヤジは仕事内容を若い連中に伝えることが大事な仕事になります。
その時に、個人に対して、あるいはその場にいる全員に対して、厳しいことを言わばければならない時も多いです。


で、厳しいと思われるよりは親しみやすい性格だと思われたいのが人情ってもんですよね。


そこに、「くだらないギャグ」を言おうとする下地ができる。


さらにはですね、オヤジって言われるような年齢にもなりますと、ある言葉から連想できるボキャブラリーも相当に増えていますよね。なが~く生きてますからね。
で、親しみやすさの演出として同音異義語がアタマにパッと浮かびます。


そして決定的なことは、脳内にボキャブラリーは増えているものの、そのアタマの前頭葉、ここが衰え始めるのもオヤジって言われるような年齢層の特徴。


前頭葉っていうのは感情をコントロールする役割りなんだそうで、そこが衰えて来ているオヤジは、アタマに浮かんだ同音異義語がそのままポロっと口に出る。


その「くだらないギャグ」こそがオヤジギャグってことみたいなんですね。ほぼ反射作用。


前頭葉の衰えっていうことに関して男女に差があるものなのか、やっぱり男社会の中でオヤジが目立っていた結果なのか、くっだらねえ~っていうギャグのことをオヤジギャグと言うようになって定着しているんでしょうかね。
おばさんギャグって、言わないですもんね。


で、ここでもう1つ、オヤジギャグっていうのとは別に、ダジャレっていうのがありますよね。


オヤジギャグって、ほとんどダジャレと同じ意味で使っている言葉のような気もしますが、どうなんでしょうね。


ダジャレっていうのは、ほぼ言葉の韻をふんだ表現で、同音異義語を連続するものだって言えそうですが、オヤジギャグの方は「ガチョーン」だとか「アイーン」だとか、単語以外の要素でウケを狙うようなところがあるのかもしれません。


集合論的にムリヤリ言ってしまえば、ダジャレはギャグの中に含まれる種類のものなのかもしれないですね。
ま、同じようなもんなんでしょうけどねえ。


ダジャレ、言います? 思わず出ちゃったりしてます?


よく知られているダジャレっていえば「布団が吹っ飛んだ」


みんなが言う、っていうんじゃなくって、目にすることが多い、っていうイメージですけどね。


Dr.スランプの中で、馬鹿博士(うましかはかせ)が「布団が吹っ飛んだ。うぷぷぷ」って言ったのが最初らしいです。


Dr.スランプの連載は1980年から1984年ですけど、そういう初出のことなんか知らなくったって、誰かが「布団が吹っ飛んだ」って言っているのを見たり聞いたりすれば、オヤジギャガーはたちまち自分のものにしてしまいますでしょねえ。


ちなみに「布団が吹っ飛んだ」のダジャレはDr.スランプの作者「鳥山明」が考え出したものじゃなくって、電影少女の作者「桂正和」が作り出したものなんだそうです。
2人とも人気のマンガ家さんですけど、そういうダジャレの交流があるんでしょうねえ。


ダジャレは漢字で書くと「駄洒落」なんですけど、「駄」な「洒落」ってことですよね。


今回調べてみて初めて知ったんですけど、洒落の「洒」って「酒(サケ)」っていう字じゃないんですね。
「シャ」と「シュ」で、違う漢字。


シャレっていうのはだいたいカタカナで書いていましたし、漢字表記は「お洒落」なんかでよく見てはいるんですけど、「おさけらく」って書いてあるんだとずっと思っておりましたです。


「洒」っていう漢字は「酒」っていう漢字の横棒が1本ない字なんですね。


酒はシュって読んでシャに近いし、オシャレっていう表記の中に酒が入っていても全然違和感ない、っていいますか、完全に酒っていう字だと思い込んでおりました。ちゃうんですねえ。


「布団が吹っ飛んだ」「ネコが寝込んだ」「電話に出んわ」「トイレに行っといれ」


だとかね、お洒落な言葉遣い、ではあるのかもしれないけれども「駄」なレベルであるのがダジャレです。
駄菓子の駄ですね。


駄っていってもですね、シャッチョコ張らないシャレ、っていう理解でイイんじゃないでしょうか。


ダジャレ好きって人、意外に多いですしね。

 

 

 


ところで、9月1日が「だじゃれの日」だって、知ってました?


9月1日が関東大震災の起きた日で防災の日だっていうことは、みなさんご存じだと思いますけど、だじゃれの日でもあるんですねえ。


正式に認められているだじゃれの日を決めたのが、その名も「一般社団法人 日本だじゃれ活用協会」なんであります。

 

2014年に設立された「日本だじゃれ活用協会(DKJP)」が申請して、2019年に日本記念日協会から認められているんだそうです。
DKJPっていう略称は、だじゃれ活用ジャパン、なんでしょか。


「世界を救うのはダジャレだぜ!」っていうことで、様々な活動をしていますよ。


たしかにね、世界を救うチカラだとか、そいう面をダジャレ、オヤジギャグは持っているのかもしれません。と思いたいです。


明るい話題に恵まれていない昨今、くっだらねえ~、って言いながら、むははって思わず笑っちゃう場を提供してくれるのはテレビのバラエティ番組じゃなくって、職場や居酒屋さんで連発されるダジャレ、オヤジギャグなのかもですよねえ。


全然面白くなくたって、その場が和みますし、それよりなにより、言っている本人が楽しそうでイイ感じです。


ゆるい前頭葉がしあわせを呼ぶのかもです。


♪なんちゃってねえ


ごきげんさ~ん、で行きまっしょい!

 

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