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【日本は月見で溢れてる】夜空を見上げなくたって 月見ファンです

< 月月に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月 >

この歌は詠み人知らずなんだそうですけど、月が8回入っているんで、見るべき月は8月の月だよねえっていっているわけです。


旧暦の8月ですから、今のカレンダーでいうと8月の下旬から10月上旬ぐらい。
秋分の日を含んだこの時期は、昔から月を眺めるのにイイねって言われていたってことなんでしょうね。


昔から月を崇めるちゃんとした行事として「お月見」が行われていて、名月だねえとか言いながら日本の秋を感じる、なんだかホッとするような行事ですよね。
月を見上げて、しみじみと夜の深さを感じる。


今はほとんど廃れてしまった感のある「お月見」ですが、「十五夜」「中秋の名月」っていう言葉はしっかり残っていますよね。


十五夜の月が必ずしも満月じゃないって、知ってました?


2022年の十五夜は9月10日でしたね。満月の夜も9月10日で、十五夜と満月の夜は一緒でした。
ビルの間に赤く小さく低く上ってきた月を、スマホで撮影している人がけっこういましたよ。
都市生活者でも、お月見の気分っていうか、月を崇める気持ちはちゃんと今でも残っているんでしょうね。


しばらく経つと夜空に黄色く大きく高く、満月を見ることが出来ましたけれど、すぐに雲に隠れてしまいました。
虫の声をBGMとして、静かにじっと満月を眺めるっていうのは、昔話の世界でしかないなあって思っちゃいますね。
ガーガーブーブー走る車の音と、遠く聞こえてくる駅の案内アナウンスがBGMですからね、風情はとってもちっちゃいものになっています。


だいぶ前から縁側に月見だんごをお供えして、っていうのがたいていの家じゃ出来ませんよね。
縁側、ほぼ無い家ばっかりでしょ。月見だんごなんて、存在自体がどっかいっちゃった感じもします。

 

 

2023年は十五夜も満月も9月29日で一緒なんですが、2024年は十五夜が9月17日で、満月の夜が9月18日になるみたいなんですね。十五夜は「ほぼ」満月ってこと。


生活の中から月っていう存在はずいぶん遠くなっちゃってるなあ、って思って歩いていますと、「月見にかわって、おいしいよ」っていうのぼりばたがハタハタしています。


あれです、あの人です。「月に代わって、おしおきよ」のセーラームーン


セーラームーンって、かぐや姫の家来かなんかだったんでしたっけ? 全然ちゃう?


月見にかわって、何がおいしいのかっていうと、もうみなさんご存じかとは思いますが、モスバーガーの「月見フォカッチャ 520円」のことなんです。


モスバーガーはこれまで「月見」ってやってなかったですよね。初参戦はフォカッチャだそうです。


コマーシャルって不思議なチカラを持っていて、のぼりばたでしたけど、そっかあ、セーラームーンってモス派だったんだねえ、とか妙なところで感心したりしてしまいました。
いや、べつにあれですよ。セーラームーンとかよく知りませんし、フォカッチャとか言われても、なんやねんそれ、って感じではあるんですけど、興味を惹かれましたってことです。

 

 

 


フォカッチャは知らないけど、月見って言えばマクドナルドだよねえってことで、マックのメニューを確認してみました。


およよ、なんだかいっぱいあります。


スタンダードの「月見バーガー 360円」


「チーズ月見 390円」


「月見マフィン 340円」


「こく旨すき焼き月見 440円」


こく旨? すき焼き? ふううん。
でもってマックの月見はハンバーガーだけじゃないんですね。


「月見パイ 150円」


「安納芋のスイートポテト味の月見 マックシェイク 140円」


「栗のモンブランの月見 マックフルーリー 330円」


ええ~! このあたりになると、ただ名前の中に月を入れているだけで、月っていうイメージ、ゼロですよね。
ま、旨けりゃいいのさ、ってなもんではありますけどね。


ケンタッキーフライドチキンも負けていません。


「とろ~り月見フィレサンド 460円」


「とろ~りチーズ月見フィレサンド 490円」


「とろ~り月見和風カツサンド 460円」


「とろ~りチーズ月見和風カツサンド 490円」


ケンタの月は、みんな、とろ~り、みたいですね。


ウェンディーズにもあります。


「月見B.B.P.バーガー 790円」


「月見B.B.P.チキンバーガー 690円」


コメダ珈琲には「フルムーンバーガー 720円~790円」っていうのがありますね。店舗によって値段が違うみたいです。


こく旨、とろ~り、バーベキュー、フルムーンってことで、秋のハンバーガーは月見攻勢ですねえ。
って思ったら、ハンバーガーだけじゃないんでした。


お弁当のホットモット。


「月見焼鳥つくね重 590円」


「月見麻婆茄子弁当 550円」


月見っていっても温泉卵みたいですけどね。
お弁当に月見っていう名前が付いているのって、初めて見た気がします。

 

 

 


リンガーハットは「彩り月見ちゃんぽん 990円」
こちらも温泉卵ですね。


普段からハンバーガーはそんなに食べませんからねえ、月見事情にも疎いんですが、だいたい秋の限定メニューになっていますよね。

月見だから秋に限定しているんでしょうけど、結局タマゴなわけですから、定番メニューにしちゃってイイんじゃないかって思いますけどねえ。


マックの月見バーガーが出たときに、気にいったんで、しばらくして「月見バーガーください」って注文したら「あれは季節限定メニューでして」ってスマイルなしで言われて、ムッとした記憶があります。
ちゃんと見ていない方が悪い、ってことではあるんですけどね。


それよりなにより、日本の月見と言えば、なんといっても「そば」「うどん」でしょねえ。
こっちが本家本元、王道の月見で、一年中あります。


でもあれですね、富士そばも6月から値上げして、そばもうどんも20円値上がりです。


このところ富士そばも行っていませんが、天玉そばも520円になったのかな。
天ぷら、たまごも値上げの対象になっているとすると、もっと高くなっているでしょうかね。


一番近い富士そばは月見っていうメニューがなくって、かけそばと、トッピングの生卵っていう店で、なんでやねん、もっと月見を大事にせな、あかんやないの! って気もするですねえ。


富士そばの月見は、たしか360円だったと思うんで、6月からは値上がりして380円か390円でしょかねえ。


普通の蕎麦屋さんのメニューも値上がりしているとはいえ、こうして見てみますと、立ち蕎麦もそんなにリーズナブルってことじゃなくなってますね。


で、急に気が付いたんですけど、立ち蕎麦では月見だったり、天玉だったり、蕎麦で生卵食べてますけど、普通の蕎麦屋さんに入って月見蕎麦って食べないです。
天ぷら蕎麦は食べても、それに生卵を追加したりもしません。


ん~、蕎麦屋さんの月見っていくらんだろ?


秋じゃなくたって「月見メニュー」いろんな食べもの屋さんでやって欲しいです。

 

 

 


蕎麦屋さんで食べる定番メニューは「まいたけせいろ」であります。月見、関係なしであります。
まいたけは一年中ありますね。月だって、タマゴだって一年中あるんですけどねえ。


フォカッチャ、なんやねん!? こんど食べてみよっと。