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【エライ人の気分】ニセモノなのはバッジの方じゃなくって 本人たちの方かもなんだけどって話

<アタマのイイ人 勉強の出来る人 エライ人 大人になったらどういう人に成りたいですか? >

はいっ! ワンピースのルフィになって、七つの海を暴れまわりたいです。
ん~、ルフィっていう人は海賊ですからね、社会的にはイイ人じゃないんですよ。


はいっ! 大統領になります。
ん~、日本はね、大統領制じゃないんですよ。


とか、そんなマトモそうなことばっかり言ってるからロクな若者が育たないんじゃ! ぼけ~。
いや、誰に向かって文句言っているのか自分でも分かっていませんですけれどね。


いろんな事件があるのが世の中ってもんですよ、っていうのは理解していたつもりだったんですけど、それでも時々、へええ、って考えさせられちゃう事が起こります。


2022年8月末日、建造物侵入の疑いで逮捕された容疑者は22歳。


直接の逮捕容疑は、外務省への侵入。その後、国会議事堂、国交省経産省厚労省への建造物侵入の容疑で再逮捕されています。
報道で主に取り上げられているのは、日本の中枢部への侵入があまりにも簡単に実行されてしまっていることですね。


阿部元首相が奈良県で暗殺されたのは2022年7月8日。
容疑者が日本の中枢部各所へ侵入したのは8月25日近辺のことだったとされています。


警備体制、監視体制の見直しっていうのは、暗殺事件直後から実施されてきているはずなんですが、各省庁の建物の中に、強行突破するでもなく、全くの個人で、「議員バッジ」を付けただけでスンナリ出入りできてしまう。


報道されている内容がそのままだとしますと、霞が関、永田町の警備って、批判されるべきことではあるんでしょうけどね。
なにを、どう見直したのか。
見直しはしたけど、どう改善すべきか、なにも対策は出来ていないのか、アイディアが無いのか。
あるいは1ヶ月以上の会議中なのか。呑気なもんです。


でも、こういうのって今回の当局者だけの問題じゃないんでしょうね。

 

 

 


「平和ボケ」っていうことは、ひと頃盛んに言われていた単語ですが、今はその言葉すら忘れ去られているレベルになってしまって、日本人は誰も、自分が「平和ボケ」していることを認めたがらないんだろうって思いますけど、私自身も含めて、充分に「平和ボケ」しているってことなんでしょう。


渋谷神南で世の中を叱りまくっているチコちゃんも、もっと世の中的に危険領域に入っているような問題を積極的に取り上げてくれた方がイイのかもなあ、とか思ってしまいますよ。
しかるべき相手も、ちゃんと考えてね。


霞が関侵入容疑者の工夫は、スーツに「議員バッジ」だけなんだそうです。


国会議員が胸につけている議員バッジは正式名称「議員記章」っていうんだそうですが、そんなん、どうでもエエねん! みんながバッジって言ってんだからハッジでエエやろ! って感じの事件報道ではあります。
メディアの平和ボケも相当なレベルです。


ま、そこは事件には直接関係のないところなんですが、胸に付けてさえいれば建物の中に入れちゃうっていうバッジパスを実現させていたそのバッジ。


衆議院バッジは赤紫に金の菊紋章、参議院バッジが紺に金の菊紋章で、丸いポチっとしたものですね。


最初にこの事件のニュースを聞いたとき、容疑者はどこでそんな議員バッジを手に入れたんだろうっていうことが疑問でした。
実際に議員にならないと手にすることはできないモノでしょうし、偶然、道で拾ったとか、そういうことなのかなって思っていたらですね、なんとネットで売っているらしいんですよ。


はあ? って思いますよね。


大臣をはじめロクな議員がいないよねえ、って話はずっと前からあるにしても、仮にも日本国民の審判を経たうえでの国会議員さんたち。その証明であるところの「議員バッジ」
それがですよ、ネットで売られているっていう事実。なにしとんねん!?


全然そんなことを知りませんでしたけれど、ググってみますと、すぐに出てきますね。
ネットショッピングとかオークションとか、全くの門外漢ですので、初めて見開くページばっかりですけれど、んっはっは! て笑ってしまうしかない内容ですよ。


オークションページで、いきなり先頭に出てくるのが「非売品 選挙管理委員会 委員之章 現在2761円」
議員バッジじゃないんですけれど、非売品を売っているっていう堂々たる事実。
なんなんでしょうこれ。


衆議院議員記章風」っていうのが35000円で落札されたっていう記録のページもありました。
「風」なんですねえって思っていたら、ニュース記事の中に「ホンモノも出回っていますよ」なんていうことが書いてありますねえ。


いつ頃からこうしたことになっているのか、さっぱり見当もつきませんが、やっぱりこれ「平和ボケ」って言われても仕方のない現実なんでしょうねえ。
日本社会全体の劣化。


オークションなんかは、全然別の転売問題もあったりして注視していきましょう、なんてなことをネットの主査者側も消費者庁だとかも言ってましたけど、なあんもやってないってことですよね。


デジタルに関しては特に、有効な手立てを全然とれていないように感じます。


今回の建造物侵入事件について、警備の問題がメディアで取り上げられていましたんで、警備体制の問題は、阿部元首相の暗殺問題もありますから大きく見直されるんだろうなって思いますけど、それは警視庁、警察庁の問題で、議員バッジの管理が野放しになっている問題は、どこが対象省庁になるのかハッキリは分かりません。


少なくとも消費者庁って、消費者からの声を拾い上げるっていう待ちの姿勢ばっかりじゃなくって、調査するっていう外向きの仕事もやっているはずですよねえ。


そんなことはしていないんでしょうか。
ちゃんとやっているとしたら、そのアンテナに、この議員バッジ野放し問題って引っかかって来なかったのはなんでなんでしょう。
問題意識そのものが「平和ボケ」している?


これも縦割り行政の悪い部分が出ているのかもですけど、各省庁への出入りチェックに関して、議員バッジを付けていれば身分証の確認だとかは無いのが習慣化しているってことみたいなんですけど、いってみれば、そうした慣習としての特権に目が届いていないってことになるのかもしれません。


少なくとも警視庁、警察庁消費者庁は仕事をちゃんとやっていないっていう判断もありそうです。

 

 

 


まあね、こうした問題って「想定外」ってことではあるんでしょう。


そんなに悪い考えを持った人なんて、そうそういるもんじゃないから、っていう古き良き昭和時代の根拠のない安全神話、安心生活っていうのに、なんでだか慣らされちゃっていますよねえ、我々は。


そうした古き良き、って表現されている時代にだって犯罪者はたくさんいたんでしょうし、いろんな凶悪犯罪もあったんでしょうけれどねえ。
そういう事実があったとしても自由の方が数倍大事でしょ。
です、その通りです。
ダメダメ規制は無い方が、絶対イイです。


ですが、それは国民の意識がちゃんとしてることが前提条件ってことになりますよね。
コロナ前には日本の民度が高いっていう評判になって、そうでしょそうでしょ、って気分よく思っていたんですが、そうでもない人だって、いっぱいいるんだよっていう事実をヒシヒシと感じざるを得ない、きょうこのごろです。


この「議員バッジ」問題もあっさり忘れさられていくんでしょうねえ。


容疑者の犯行動機は「エライ人の気分を味わいたかった。承認欲求を満たしたかった」っていうものなんですよ。


この容疑者にとって日本のエライ人って国会議員なんですね。


間違いだ、とかそういうことじゃないです。ただ、この容疑者のエライっていう概念に疑問を感じざるを得ないところはありますよ。
どういう理由で国会議員をエライ! って思っているんでしょうか。

 

エライですけど、なにか?

国会議員に限らず、政治活動に関わる人って、本来的にはこの国の問題を解決しようっていう志があって、個人的な活動、運動だけじゃ問題解決にならないから、国のトップから働きかけるために立候補して、地域の住人たちの支持を受けて議員さんになるわけで、エライから当選しているんじゃなくって、議員になって、何事かを立派にやり遂げて初めて「エライ人」なわけですよね。


ここ最近、そんな議員さんは何党であれ居ないような気がします。ちっともエラクない人ばっかりです。
っていうか、それ以前の段階で、日本にとって何をどう解決すべきなのかっていう、問題認識自体できていないよに感じます。


どういう経歴の容疑者なのか、ちっとも分かりませんし、知りたいとも思いませんけれども、22歳でしょ。
自分のアタマでちゃんと考えたことがあるんでしょうか。


「承認欲求を満たしたかった」っていうのは、各省庁門前にいる警備員さんたちから敬礼されて、建物の中に「バッジパス」で入れることで満たされることなんでしょうか。
そういうことが出来ている自分自身に満足したいっていう欲求なんでしょうかね。

 

 

 


一期だけでしたけど、国会議員になった気分を味わってみたかったって言ってた人もいますけど、あの人がどんな問題意識を持っていたのか知りませんが、一応ちゃんと選挙で当選しているんですから、今の選挙制度に問題は大ありだとしても、どこからも文句を言われる筋合いのもんじゃないですよね。


ただ、そういう人はかなり正直なんであって、分かりやすい能天気なんですけど、そういう素顔なんか見せることなく悪辣な考えしか持っていないような議員さんもいるように思いますし、正義感があって一所懸命なんだなっとは思うんですけど、自分のアタマで考えてないでしょ、っていう議員さんも少なくないのが、現在の日本。


今回の容疑者が政界をどう見ていたのか分かりませんけれど、その辺には興味もなく、政策言舌、選挙、だとかいう途中経過を取っ払って、議員として各省庁に入って、挨拶をされること。自分が気持ち良くなること。


それが、それだけが目的だったとしたら、っていうかホントにそれだけみたいなんですけど、人間的にお粗末だって言わざるを得ませんし、そういう人間が簡単に議員バッジを手に入れることができるシステムと、議員バッジの管理体制。そして胸にバッジを付けてさえいれば、バッジパスで官庁に出入りできてしまうっていう慣習。


統一教会問題ほどではないにしても、日本って、自分の平和ボケを自覚して、もう一度気合を入れ直さないと失われた40年は、ただただ50年目に向かって流れていくだけかもですよねえ。


デジタル庁、なにしとんねん!
トバッチリだ、とか言わずに、全面的に網掛して全部の省庁にデジタルの道具提供と意識改革を実現してくださいませ。


ソトナカプロジェクトの、みなさんも、革命意識ぐらいな強さで変革方向に実績をあげていただくことを期待しますです。


ま、外野からは好き勝手言えますけど、ひとつ、よろしく願い申しあげます。

 

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