< そっかあ 本州から四国まで電車で直接行けちゃうんですねえ ナイスですう >
鉄分補給の旅、5回目です。
関西のさらに西側へ行ってみます。はい、いつも通りの鉄道旅、シミュレーションです。
中国、四国地方って全く土地勘、みたいなものを持っていませんです。
なんとなれば、鳥取県と島根県って、どっちが西でどっちが東側だっけ?
本州の一番西側って山口県、だよね。その東側って広島県、いや、岡山県じゃなかったっけ?
なんてな具合です。
まあ、なんせアホですからね。中国地方の皆さま、悪しからず。
日本の白地図に県名を埋めていっても、47全部をきっちり答えられる自信は、ないですねえ。情けないですねえ。
中国地方、四国ってただ遠いなあっていうイメージです。
でも遠くたって電車です。あくまでも地上移動。
なんでかっていうと、飛行機ってなんで飛んでるのか理解できていないからあ~。
今回も東京駅から出発です。
東京駅から新幹線で福山駅へ。
791.2キロメートル。210分。距離があるんで指定席で6,990円。
福山駅からJR副塩線で府中駅へ。
23.6キロメートル。42分。
府中駅で乗り換えて、同じJR副塩線で「上下駅」です。
26.7キロメートル。44分。ここまでの切符11,550円。
広島県府中市上下町上下っていうトコです。
この上下町の中心地が芦田川と江の川の分水嶺になっている峠なんだそうで、「峠」っていう字面から上下、ってなまえになったんだそうです。
なあんかね、ホンマかいなって感じもしますねえ。
もっと何か、今には伝わっていない由来ってのがあったのかもです。
きれいな白壁の街並みが見られるそうですね。
標高400メートルの蕎麦畑では良質な蕎麦が栽培されていて、上下蕎麦が名物らしいですねえ、イイですねえ。
蕎麦粉が半分、小麦粉半分の5割蕎麦だそうです。
お店で食べられるメニューは「上下ぎゅ~そば」
蕎麦粉をぎゅ~っとこねました、ってことじゃなくって、上下産の黒毛牛。
肉蕎麦ってことみたいですね。
ん~。肉蕎麦ならね、どこでも普通に食べられますけどね。
いやあ、でもやっぱり違うでしょねえ。「上下ぎゅ~そば」ですからねえ。
なんかね、寿司とのセットがウリみたいです。
ネーミングの勝利って気もしますけれど、これは「ぎゅ~」っと食べてみたいです。
で、「上下ぎゅ~そば定食」を食べたらですね、上下駅へ戻ります。
上下駅からJR副塩線で府中駅へ。
26.7キロメートル。44分。
府中駅で乗り換えて、またまたJR副塩線で福山駅へ。
23.6キロメートル。46分。
福山駅からJR山陽本線で岡山駅へ。
58.3キロメートル。49分。
岡山駅で乗り換えて、同じJR山陽本線で上郡駅へ。
53.8キロメートル。51分。ここまで3,080円。
上郡駅から智頭急行智頭線で「宮本武蔵駅」です。
30.6キロメートル。35分。810円。
しかしまあ、フルネームですよ。宮本武蔵。
ここは、その名の通り、剣豪宮本武蔵の生まれ故郷だそうです。
駅には宮本武蔵のデッカイ肖像画があって、無人駅でありながら降りる人を迎えてくれるみたいです。
駅近くにある「讃甘神社(さのもじんじゃ)」の祭りに、宮司の打っている太鼓のバチの動きから二刀流のヒントを得たっていうエピソードが知られていますが、この讃甘神社のあるのが岡山県美作市宮本です。
宮本村の武蔵(たけぞう)こそが、宮本武蔵ですもんねえ。
ここはぜひ寄ってみたいところです。
武蔵資料館、武蔵の生家なんかも近くにあるみたいです。
んでもってですね、やっぱり宮本武蔵ですからね、近くの「たけぞう茶屋」で「武蔵二刀流めん」っていうのを食べてみるべしって思いますね。
なんなんでしょ、「武蔵二刀流めん」
たけぞう茶屋には「武蔵二刀流麺作法」っていうのがあるんです。五箇条。
一:食する前に「エイ・ヤー」と気を入れ候。
二:姿勢を正にし二刀流に挑戦すべし。
三:右手に蕎麦、左手で饂飩を構え候。
四:箸に掛かった麺は一気に食し候。
五:汁は、両手で丼を持ち、背筋を伸ばし豪快に飲む。
なんじゃそりゃ!?
大きめのどんぶりに「蕎麦」と「うどん」が一緒に入っていて、短めの箸一膳と長めの箸一膳が付いて配膳されるんだそうです。
ん~。エイ、ヤー、ですか。
でもまあ、普通に食べて宮本武蔵駅に戻ります。
宮本武蔵駅から智頭急行智頭線で佐用駅へ。
13.4キロメートル。14分。430円。
佐用駅からJR姫新線で播磨新宮駅へ。
23.8キロメートル。29分。
播磨新宮駅で乗り換えて、同じくJR姫新線で姫路駅へ。
22.1キロメートル。30分。
姫路駅からJR山陽本線で加古川駅へ。
15.7キロメートル。10分。
加古川駅からJR加古川線で「日本へそ公園駅」へ。
36.1キロメートル。56分。ここまで1,980円。
無人駅で、駅舎もないんだそうです。ええ~?! です。
日本の東西、そして南北のほぼ中央。東経135度と北緯35度の交差地点にある「日本へそ公園」
兵庫県西脇市がアピールしている日本のへそっていう場所の最寄り駅です。
ここは横尾忠則さんの出身地でもあるらしいです。
この辺にはですねえ、「播州ラーメン」っていう名物があるんですよね。
けっこう甘めのしょう油ラーメンってことなんですが、写真で確認する限りではシンプルで昭和な感じのしょう油ラーメンですね。
むしろね、こういうラーメンがイイですよねえ。
店によっても味付けが違うらしいですので、3軒くらいハシゴして試してみましょうか。
そんなに食べられないかなん???
日本へそ公園駅からJR加古川線で加古川駅へ。
41.1キロメートル。54分。
加古川駅からJR山陽本線で姫路駅へ。
15.7キロメートル。11分。
姫路駅から新幹線で岡山駅へ。
88.6キロメートル。24分。時間は短いので自由席、1,760円。
岡山駅からJR四国の南風っていう電車で瀬戸内海を渡って「後免駅」へ。
168.9キロメートル。149分。指定席、1,360円。ここまでの切符5,760円。
高知県南国市駅前町っていうトコです。
土佐くろしお鉄道との共同使用駅なんだそうで、他にもJR四国のいくつかの線も入っているみたいですね。
元は「御免」っていう字面だったそうなんですよね。
江戸時代に荒れ地だったこの地域を開拓するために入植者を募るにあたって、いろんな税や役を免除したっていうことからのネーミングらしいです。
南国市は坂本龍馬の家系が続いていた土地なんだそうで、龍馬由来のグルメで街おこしってことをやっているんですよねえ。
そのメニューが「ごめんケンカシャモ鍋」
いや、別にシャモがケンカして、ごめ~んってことじゃなくってですね、この後免地域で育てられている100%の純血種シャモなんだそうです。
今はどこでも混血種のシャモなんだそうですが、後免では純血にこだわっている。
なんで?
そこが坂本龍馬にちなんだ料理ってことなんですね。
1867年、慶応3年、京都の近江屋で坂本龍馬と中岡慎太郎は、好物だった「シャモ鍋」を食べようと注文して、使いの者がシャモを買いに出ている間に、襲撃されて命を落としています。
近江屋事件です。
坂本龍馬が食べるはずだったシャモ鍋。
その頃のシャモをそのまま残して、坂本龍馬の無念を晴らそうっていうのが「ごめんケンカシャモ鍋」っていうことなんです。
純血種ならではの旨味、そして野性味あふれる歯ごたえ。
それが「ごめんケンカシャモ鍋」だそうです。
シャモの飼育には時間がかかるんで、成長を早めようっていうんで交配させてどんどん雑種になっているのが現状なんだそうですが、後免のケンカシャモは、龍馬の時代の味。
100%の純血種は、ちょっと違いますよってことですからね、是非チャレンジしたいです。
で、シャモ鍋を堪能したら、サクッと帰ります。
後免駅から南風で岡山駅へ。
168.9キロメートル。140分。指定席、1,360円。
岡山駅から新幹線で東京駅へ。
732.9キロメートル。197分。指定席、6,990円。キップ代は12,140円。
全行程2,361.7キロメートル。20時間5分。5万4,210円の旅でした。
でもねえ、もっとゆっくり吞み食べしながらぐるぐるしたいもんです。
コロナがねえ。。。全然ねえ。。。
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