ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【ゴミの分別】自治体ごとに違っていて 日本全体としての効果って ちゃんとあるの?

< キッチリ細かくやる人と アバウトになんとなくやる人の 両方がいる現実 >

夕方のゴミ取集場所に取り残されたゴミ袋に「ルール違反です」っていうシールが貼られているのを、何度も見て来ています。


春先になると「ルール違反です」が増える印象がありますね。
なぜなんでしょう。


春3月。その地域から転出する人が増える時期でもあるでしょう。


引っ越しの準備って、90回以上も引っ越しをしたっていう葛飾北斎でもない限り、慣れている人なんていないでしょうし、荷造りの段取りも予定通りにはいかなくって、引っ越しの前日になって慌ててゴミ出しをする、っていうことも考えられないではないです。


そんなことだと、その人がその地域のゴミ分別、種類ごとのゴミ出しの日を知ってはいても、まとめて出しちゃって「ルール違反です」ってことになるのかもしれません。


どうせ、もう引っ越しちゃうんだし、っていう思いもチラッとあるかもですしね。

 

 

 


あるいは転入してきた人。
この場合は、たぶんおそらく、転入届けを出すときに、ゴミの収集ルールを冊子なんかで案内されると思うんですけど、転入届けの手続き前にゴミを出すっていうことも普通にありそうです。


もう手続きを終えていて、一応理解したつもりでいるけれども「ルール違反です」ってことになる可能性、っていうのも充分にあり得ることだと思います。


っていうのは、ゴミの分別ルールが前に住んでいた地域、前の自治体とは違っていることの方が多いだろうからですね。


呑み屋さんでいろんな地域の人がカウンターに並ぶっていうシチュエーションに出くわすことって、けっこうあったりするんですけど、ゴミの分別の話になったりすると、けっこうその違いで盛り上がったりするんであります。


面倒くさいよね。あれでどういう効果があるんだろうね、っていう話が多いです。


ペットボトルの処理の仕方にも地域ごと、自治体ごとのルールが違うんですよね。


空になったペットボトルをそのままコンビニ袋とかに入れて出してオッケーっていう自治体があるかと思えば、キャップも別、ラベルも別。ペットボトル本体は洗って、つぶして、専用の袋に入れて出すっていう自治体もあるみたいです。

 

 

 

「ペットボトルってさあ、本体もキャップもラベルも、みんなプラスティックじゃんね」


「そうなんだけど、やっぱ、種類が違うんじゃないの」


「本体は、なんか、あれでしょ、リサイクルするんでしょ」


「知り合いにね、清掃工場で働いているやつがいるんだけど、燃やすって言ってたよ」


「え? 分別回収して、結局、燃やしちゃってんの?」


「たぶん、焼却施設がそういう能力、持ってんじゃないの」


「有害物質が出ないっていうやつ?」


「そしたらさあ、そういう自治体だったら細かい分別しなくてイイってことなのかなあ」


とかね、みんながみんな、ちゃんとした分別の知識を持っているっていうんじゃないんですけど、一応ね、みんな分別の意識は持っているんであります。酒呑みたちもね。


「ペットボトルのキャップだけ集めてる場所ってあるよね」


「あ、知ってる知ってる。女子大とかでもやってるね。あれ、予防接種だとか、そういうのに使うらしいよ」


「女子大でキャップから、なんか、そういう薬を……」


「ばあか。買い取ってくれる業者がいるってことでしょ」


「エコにもなるし、ボランティアにもなるってことねえ」


「でもさ、あれ、キャップ外すと、首にぐるりって残るよね。あれはイイのかね」


「ちょっとだから、見逃してねってこと、なのかな」


「そういうことにこだわり始めると、なんだか分別って意味ないような気もして来るんだよなあ」


「ペットボトルがいっぱい集まれば、首のぐるりも見逃せないボリュームになるよねえ」


物事は、何に限らずキッチリやらないと気の済まない人っていうのもいましてね、首周りに残ったプラスティックをニッパーで切り取って、キャップと一緒にして出すっていう人もいるみたいですけどね。


そこまで手間をかけて分別している人がいるかと思えば、なんとなくでイイんじゃないの、っていうようなツワモノもいらっしゃいます。

 

 

 


処分場の能力に差があるのは致し方のないことなのかもですけど、SDGsの取り組み方にしても、どうもね、抜本的な改革にはつながらないまま、もうすぐ目標達成期限の2030年ですよねえ。


いまさら言ってもねえ、って感じなんですけど、政治的指導力っていうのが、ちっとも働いていない感じの日本の現状です。


一応ね、環境省「3Rまなびあいブック」で、「リデュース(発生抑制・ゴミを減らす)」「リユース(再使用・繰り返し使う)」「リサイクル(再生利用・再資源化する)」っていう「3R(スリーアール)」なんてことを唱えてはいるんですよね。

 

自治体によってゴミの分別方法が違っていることについては、


「家庭から排出されるごみの処理は国ではなく市町村の仕事とされており、市町村が地域の実情等を踏まえて分別ルールを独自に定めることから、分別区分等に違いがあります」


ってことで、自治体に丸投げしてますよって、ふんぞり返っているんであります。


こういう考えを公然と発表しちゃっているっていうことは、何をかいわんや。「3R」なんて絵に描いたモチでしかないですよね。


っていう状況の中、ちょっと明るい方向のニュースを見つけました。


荏原環境プラントっていう会社が「プラスチックなどが混ざった混合ごみからプラスチック原料を取り出す技術を2030年にも実用化する」っていうものです。


この技術が実用化すれば、ゴミの分別をしなくとも、プラスティックのリサイクルが可能になるっていうことですんで、今現在のゴミ分別、回収のルールが変わる可能性がありそうです。


ゴミ全体をですね、熱してガス化する技術なんだそうです。
ガスとして取り出した成分は「エチレン」「プロピレン」なので、樹脂の原料になるっていう仕組み。

 

 

 


ゴミを出す方としては、可燃ゴミ、資源ゴミの区別をしなくてイイってことになりそうです。


実用化の目標がSDGsの達成期限と同じ2030年っていうあたりはご愛敬なのかもですけど、この日本企業の技術が世界のゴミ問題に与えるであろう好影響は、充分に明るい話題になりそうな気がします。


株、買い時でしょ。ん~、もう遅いかもですけどねえ。

 

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com