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【一品贅沢】照っても降っても満足感のしあわせの下に居る コンビニ傘 100均傘からの卒業

<自分を大切にするという方法のその1つ ヘラルボニーという魔法の言葉と しあわせの傘>

2021年は長梅雨だそうで、コロナ自粛もあって「おうち時間」が無限に長くなりそうな気配もあります。


ま、しょうがないね、で済んじゃう人はイイとして、やっぱりね、たまにはお出かけしないとカビが生えちゃいそう、って思っている人も少なくないと思います。
雨でも傘差して、元気にお出かけ、です。無理してもですね。マスクしてね。


ところで、傘って何本持ってます?


しっかり母さん、きっちり父さんの家だと、そりゃあ家族分の本数に決まってるでしょ。ってことになるんだと思いますが、そうじゃない家もありますよね。
独り暮らしの場合ではどうでしょう。通勤カバンの中に入っている折りたたみ傘を含めると、1人で数本持っていませんか?


ちなみに私は、独りで6本持っています。折りたたみ2本を加えると、なんと8本も傘を持っています。改めて数えてみて自分でもビックリ。
なんだってこんな仕様になってしまったのか。傘を差すのはどんなに強い雨降りの日でも「1本」だけなのに。


考えるまでもありませんね。途中で降られるたびに買うからです。だって、安いから。


出かけるときに、降りそうだなあと思っても、降ってきたら買えばいっか、という意識。

 


玄関に立てかけてある6本の傘は全部ビニール傘です。透明なのが4本。白いのが2本。
100円が3本。あとは300円、500円。ちょっと大きめの白い傘が、確か700円だったです。


降られたタイミングでどこで買うかが決まってしまいますよね。


近くに100均があればちょっと小さくたって1本買います。コンビニがあればコンビニで。近くに100均もコンビニもないときはキョロキョロ探します。
急に降ってくると、あわてて店先に傘を並べだす店舗があるんですよね。助かるっちゃ助かるわけですが、商売ですねエ~。ちょっとお高め。
文房具屋さんで売っていた一番安い白い傘が700円だったのでした。


昔から傘はよく失くしました。朝は降っていても帰りには晴れている。で、降っていないので傘には気が回らない。なので、帰ってくるまで気付かない。なんとなれば帰って来て数日たっても傘を失くしたことに気付かない。
で、次の雨降りの朝、玄関に1本も傘がないことに気付いて大慌て、って人生であります。はい。
その段階ではもう、どこに忘れてきたのか、記憶の彼方、です。


昔は傘って、けっこう値段してましたよね。3,000円とか普通でした。かなり昔ですけれどね。


コンビニでビニール傘が売り出されたのは20年以上前になりますかね。300円という値段は結構インパクトありました。
で、不思議に、その安い傘は失くさない、忘れないんですね。ホント不思議です。
3,000円、5,000円の傘は失くすのに、300円傘は死守。ア・ホ・カ! ほんとポンコツ


そのビニール傘が一般的になったあたりから、玄関には数本の傘が並ぶことになったのでした。
世界の山ちゃん」でもらってきたロゴ入りのミニビニール傘も数年、場を占めていましたが、これは晴れていた日に友人が持っていきました。


で、今現在は6本が乱雑に玄関に場を占めているわけですが、そのビニール傘をしみじみと眺める事態になったのは沖縄が梅雨入りしたという発表のあった5月5日のことでした。


その日は東京も昼ぐらいから降ってきたんですが、友人の友人の店がリニューアル開店するということで、中野区の江古田へお呼ばれしたのでした。
スニーカーの靴ひもで編んだコースターを10個、新装開店祝いに持って、雨の中、マスク姿で300円のビニール傘を差して、久しぶりに電車に乗って出かけて行きました。


ダイニングバーなんですが、この日は制限時間1時間のノンアルパーティ。店側の夫婦以外は、まあ、顔なじみが7人ばかりが集まりました。
で、久しぶりに顔を合わせたわけなんですが、なんだかみんな「アダルト」な空気感を醸し出していたんですね、これが。


雨でしたし、ノンアルでしたから、静かな笑顔だったせいもありますが、集まった男女7人、それぞれに持ってきた傘が「コーキュー」そうでした。
なかでも、アラフィフのお姐さんは、気合の入った和服に下駄で、番傘で来ていたんですね。
カッコ良かったです。


番傘なんてホンモノをまじかに見たのは初めてでしたしね。
番傘とはいいながら、結構オタカイんだそうで、確かに、そりゃそうでしょうねという造りでした。


で、傘の話をひとしきり、みんなでしました。透明のビニール傘は私一人だったのであります。
コロナ禍の自粛生活になって変わったのが、日常の持ち物なんだそうです。傘はその一環。
誰もが同じ、というのがイヤになった。というのがああだこうだ話して出た結論でした。


それと、SDGsっていうのもあるということなのでした。日本は世界で一番のビニール傘消費量なんだそうです。問題ですね。
ふううん、そっかア。です。繰り返しますが、透明のビニール傘は私一人です。乗り遅れていますね。

 


もう一つ出た結論。


傘を失くさくなったのは、安いビニール傘に固執しているとかいう、わけの判らない理由ではなく、年を取ったから、というものでした。


世の中に、そんなに夢中になってハシャグような出来事もなくなってきたので、傘を忘れなくなった。
ん~。そっかなあ? なんだか虚しいなあ。ではありますが、納得できる結論ではあるのでした。
そろそろコンビニ傘は卒業してイイんじゃない? ということになったんでありました。


で、家に帰って来て、玄関のビニール傘たち。お世話になりましたって、しみじみ眺める次第になったのであります。


「なんである。アイデアル」って植木等のコマーシャルがありましたね。昔ね。

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考えてみますと、傘っていうのにこだわったことがありません。何がイイ傘なのかとか、さっぱりです。
でもまあ、探してみたんであります。いろいろ。


こんなんメッケました。


ART UMBRELLA
バックサテンにHERALBONYの鮮やかなアートをプリントした、made in Japanの雨傘。手元からオリジナルで制作したこだわりの逸品です。

 

ファッションとかおしゃれとか、なあんも関心なく生きてきましたので、キャッチコピーの意味はブーフーウーですが、ページにある傘の写真が、なんとなく、好いなあ、なのでした。


で、ちまちまと調べてみました。


まず「バックサテン」って、なんなん?
A:バックサテンはサテンの種類の1つです。


そりゃそうでしょねえ。でも、サテンって聞いたことがあるような。茶店じゃないよね~。
A:サテンとは、織り物の三原組織の1つで、朱子織りのことです。


そですか。織り物の、サンゲンソシキ?
A:平織り、綾織り、朱子織りを織り物の三原組織といいます。織物というのは、たて糸とよこ糸を直角に交差させて作った布地の事をいいます。


ふううん。で、朱子織り、サテンの特徴って、どゆの?
A:たて糸、よこ糸、どちらかの糸の浮きが非常に少なく、たて糸またはよこ糸のみが表に表れているように見える織り方をされた布です。密度が高く地は厚いですが、柔軟性に長け、光沢が強いです。でも、摩擦や引っかかりには弱いです。
多くの種類があって、厚地でしっかりした風合いの「ベビー・サテン」、光沢が強くやや厚地の「パン・サテン」、裏面の光沢が強く織られている「バック・サテン」などがあります。


お、やっとバックサテンが出てきましたね。裏面の光沢ですか。そですか。


次に「HERALBONYの鮮やかなアート」ってなんでしょか?
A:HERALBONYは「ヘラルボニー」と読みます。


会社の名前?
A:そうです。株式会社ヘラルボニーという岩手県の会社の名前です。


何語?
A:「ヘラルボニー」という名前は、代表、副代表の自閉症の兄が小学校時代の自由帳に記していた謎の言葉で、会社としては「一見意味を持っていないものに、意味を持たせていく」という意味を込めています。


ふううん。特に岩手県の方言に由来した言葉でも無さそうですね。何か謎の意味があるだろうという思いがします。それってなんだかカッコイイかもです。


で、様々な障害を持った4人のアーティストたちのデザインを、バックサテンの生地にプリントしたのが「ART UMBRELLA」ってことなんですね。


細部にまでこだわったmade in Japan。


サイズは、定番的に持ちやすいスタンダードな60cm。紫外線防止加工により、90%前後の紫外線をカット。


Midori Kudo「(無題)」 ART UMBRELLA ¥35,200


Sanae Sasaki「(無題)」 ART UMBRELLA ¥35,200


Minami Takahashi「風のロンド」 ART UMBRELLA ¥35,200


Satoru Kobayashi「数字」 ART UMBRELLA ¥35,200


の4作品が受注受付を開始していますね。ん~。数字、が面白いかな。

 


どっちかというと女性受けするデザインでしょうかね。ビニール傘からの卒業としての値段として、ま、こういう感じでイイのかもですね。


300円のコンビニ傘からすると100倍以上です。贅沢です。傘だけに限ったこととはいえ、贅沢この上ない。


今、感じているのは、こういう「一品贅沢」って、常に身に付けたり持ち歩いたりするもんじゃなくって、傘なんかにするのが、オトナなのかもなあ、ってことです。


駅のホームで、傘でゴルフの素振りとかしちゃう人には、向いてないです。と思います。


オトナの「一品贅沢」「メード・イン・ジャパン」忘れないように気を付けないとね。高いんだから。


届くまでには少し時間がかかるようです。