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【オンザライス】選手権初代王者は「藤五郎梅の梅干し」だそうで シュールでおまっ

< なんでものっければオンザライスなんですけど なんでもイイってことじゃないですよね >

ワンバンとかじゃなくって、しっかりごはんの上にのせる。
茶碗ごはんでも良し、どんぶりメシでもオッケー、皿の上のライスにだって、なんだってごはんの上にのっければ、何をのせたって、イエス、オンザライス! ってことなんでしょねえ。


「オンザライス選手権」


なんじゃそらっ! ってなことではあるんですが、こういうのはですね、やったもん勝ちです。最初にやったもんがエライんです。はい。


新潟県庁主催の「新潟米 オンザライス選手権」は2021年11月23日に決勝戦が行われて、初代王者は「新之助&藤五郎梅の梅干し」ってことに決まったみたいなんですね。
オメデトーございま~す!


新潟県産の米に一品のおかずを乗せ、そのおいしさや見た目の美しさを競う、っていうのが「新潟米 オンザライス選手権」の主旨なんだそうで、何でも来いの様々なおかずを受けて立つのは、新潟県産の米に限定されたイベント。

 

 

 


数年前ぐらいからでしょうか。一番旨い米は北海道産、っていうようなことがマコトシヤカに喧伝されるようになってきましたですよね。
地球温暖化の影響がこんなところにも出てくるんだなあって、ふむふむって受け取っていた情報だったんですが、何をおっしゃる道産子さん! ってことで、旧来からの米どころ、新潟県として企画したのが「新潟米 オンザライス選手権」ってことなんでしょうね。


米どころ、酒どころとして、ずっと日本に君臨して来たのが新潟県です。
このことについて異論を差し挟む余地はないでしょう。


最近は北海道産の米が旨いっていう評判で、それはそれでイイことなんだけど、ごはんはやっぱり新潟米ですよ、ってことのアピールはこれからも何かと続けていく必要があるってことで「オンザライス選手権」なんでしょうね。


ナイスアイディアだと思います。イっすよ「オンザライス選手権」興味深いです。


でもこれ、新潟米だけじゃなくって、将来的には北海道米の、あるいは宮城米、秋田、山形、日本全国の米どころごとに「オンザライス選手権」を開催して、高校野球よろしく全国大会とかに発展していってくれると面白いなって思います。


のっけるものについても、地域色が出てきたりして、ごはん食を広めるのにイイんじゃないの?
なんてことはとっくに考えていそうなのが、農林水産省、でしょうかねえ。


「新潟米 オンザライス選手権」決勝の審査員には、しっかり農林水産省公式YouTubeチャンネルプロジェクト「BUZZ MAFF(ばずまふ)」のメンバーも参加していますねえ。2人も。

 

この「新潟米 オンザライス選手権」は新潟米のごはんが主役で、5種類の新潟米が参加していて、まず、それぞれにマッチしたおかずを3品のっけての予選が行われるっていう、かなりホンキの選手権なんであります。

 

 

 


参加した新潟米の種類は「新潟コシヒカリ」「岩船コシヒカリ」「佐渡コシヒカリ」「魚沼コシヒカリ」の、御存じコシヒカリ4種と、2016年から販売開始された新潟米のニューブランド「新之助」です。


新之助」は温暖化も考慮した暑さに強い新種で、晩生品種ってことで収穫する時も暑さのピークを避けられるように考えられているんだそうで、新時代に合わせた新潟米。
やっぱりねえ、いろいろちゃんと考えておられるわけです。


でも、なんか引っかかるなあって思うのは「新潟米 オンザライス選手権」の優勝米がその「新之助」ですからねえ。


ん~? って意地悪く思わないでもないんですけど、どうなんでしょうね。食べたことがないどころか見たこともないっていうのが現状です。「新之助
食べたことあります? わりと大粒の米らしいですよ。
まあ、収穫量もまだそれほど多くはないのかもしれませんけれどね。


売り出したい気持ちとかには引きずられず、ゲンカクに行われたであろう「新潟米 オンザライス選手権」の詳細をみてみます。


まずは「新潟コシヒカリ」の予選。
のっけられたおかず3種は「サーモン塩辛」「卵黄の味噌漬け」「にいがた地鶏の塩麴焼き」


なるほど。これはオンザライス選手権のレベルの高さが感じられるラインナップ!


サーモンの塩辛ですかあ。食べたことないですう。


卵黄の味噌漬けは経験ありますけど、酒のアテにちょびちょびつまむって感じで勧められて味わったんですけど、オンザライスでいきますかあ。豪勢ですねえって思いますけど、食べにくくない?


ジューシーさがウリのにいがた地鶏だそうですけど、やっぱりこれもアテでいただいた方が、って気もします。


で、「新潟コシヒカリ」のオンザライス相棒は「サーモン塩辛」に決定。


次は「岩船コシヒカリ
同じコシヒカリでも、穫れる土地によって風味とかが違って来るんでしょうねえ。
のっけられたおかず3種は「鮭の焼漬け」「村上牛しぐれ煮」「はらこ」


むふふ、こらまた、どれも旨そうで、イイですねえ。


「岩船コシヒカリ」のオンザライス相棒は「鮭の焼漬け」が選ばれているんですけど、なんだかこれは、へええ? って思っちゃいますねえ。しぐれ煮とか、はらこ、鮭の卵の方がごはんに合うような気がするんですが、卵じゃなくって親の鮭の身を焼いてしょう油に漬け込んだっていう「鮭の焼漬け」
こりゃよっぽど旨いんでしょうねえ。これまた食べたことないですねえ。


続いては「佐渡コシヒカリ
そうそう、これ聞いたことがありますよ。個人の好みはあるだろうけど、佐渡コシヒカリが旨いって。


その「佐渡コシヒカリ」にのっけられたおかず3種は「いかの塩辛」「佐渡バター」「佐渡牛の焼肉」


おお、これは佐渡バターで決まりでしょ。しょう油かけかけして、バターがじわっと溶けだしたところに箸を突っ込んでわしわしと、って思ったら、「佐渡コシヒカリ」のオンザライス相棒は「いかの塩辛」だったんでありました。スタンダード、かもですねえ。


続いて「魚沼コシヒカリ
特にコシヒカリの食べ比べっていうのをしたことはありませんが、コシヒカリって言えば魚沼産だって聞いていますねえ。


前に六本木のドンキの近くに新潟産米のごはんに特化した定食屋さんがあって、なんやねん! っていうぐらいごはんの量が少ない店だったんですけど、そこの店長が「コシヒカリっていうのはね、魚沼産のことなんだよ」って言ってましたよ。魚沼産がホンモノっていう自負でしょねえ。


自慢するだけの旨いごはんだったんですけど、ボリュームが2歳児用程度だったのが残念でした。
なるべく多くの人に魚沼産を味わってほしいので、大盛り、お代わりはご遠慮ください、っていうシステム。
ホントに旨いごはんだっただけに残念な思いだったんですねえ。


その店で定食食べてから、コンビニおにぎり、とかね、そうなっちゃうんで2回しか行きませんでした。
アンテナショップ的な役割だったのか、すぐになくなっちゃいましたけどね。


ですので、正真正銘魚沼産100%ごはんは食べたことありますですよ。


その「魚沼コシヒカリ」にのっけられるおかずの種目は「きりざい」


いきなり、知らんがなですよ。なんなん? 「きりざい」


農林水産省「子どもの食育 日本各地の郷土料理」によりますと、

 

「きざんだ野菜と混ぜると納豆が食べやすい」


ってことだそうでありまして、野菜を切るからサイキリで、きりざいってことみたいです。


みじん切りにする野菜の種類に決まりはなさそうですけれど、ダイコン、ニンジン、野沢菜、しその実漬けが農林水産省のページでは例としてあげられていました。
それに納豆、しょう油と、いりゴマを入れてかき混ぜるのが「きりざい」

 

きりざい by農林水産省

 

納豆が苦手っていう人はたいてい、ニオイがダメってことなんでしょうけど、きりざいならニオイもなくって、栄養バランスも抜群ってことだそうで、関西系の納豆苦手な人、イイかもですね。


「魚沼コシヒカリ」にのっけるおかず2種目は「かぐらなんばんみそ」


またまた、知らんがなですよ。
こういうトコが「オンザライス選手権」の本領発揮ってことになるんじゃないでしょうかね。
聞いたこともない食べものって、とっても興味深いです。


「かぐらなんばんみそ」新潟県の特産だそうですが、地場野菜のトウガラシの一種「神楽南蛮」っていうのがあって、それをみじん切りにして砂糖を加えて炒める。しんなりしてきたら赤味噌しょう油、みりん。照りが出てきたら「かぐらなんばんみそ」完成ってことで、けっこうびん詰めが人気商品になっているみたいですね。
丸い辛味なんだそうです。ふううん、です。食べてみたいですう。


おかず3種目は「新潟県産豚の角煮」
ふむう。オンザライスじゃなくって、別皿で出してもらった方が、って思っちゃいますけど。角煮。


で、「魚沼コシヒカリ」のオンザライス相棒は「かぐらなんばんみそ」に決定。


そしてそして、新潟米期待のニューフェイス新之助」です。


のっけられたおかず3種は「藤五郎梅の梅干し」「なす漬け」「タレかつ」


藤五郎梅っていうのは、藤五郎さんが漬けた梅干しってことじゃなくって、そういう名前の梅の品種だそうです。


タレカツっていうのは、薄いトンカツを甘いしょう油ダレにくぐらせた「新潟のソウルフード」なんだそうですけど、そなの? 知らんですねえ。薄いの? ふううん。タレしみで旨いんでしょうねえ。


で、「新之助」のオンザライス相棒は「藤五郎梅の梅干し」ってことで、決勝戦に並んだ顔ぶれは、


「サーモン塩辛 オンザ 新潟コシヒカリ


「鮭の焼漬け オンザ 岩船コシヒカリ


「いかの塩辛 オンザ 佐渡コシヒカリ


「かぐらなんばんみそ オンザ 魚沼コシヒカリ


「藤五郎梅の梅干し オンザ 新之助


これねえ、間違いなくどれも旨いでしょねえ!


オンザライスのおかずたちは、全部が酒のアテにも旨いでしょねえ。合いますねえ。

 

 

 


コロナパンデミックの中で開催された第1回の「新潟米 オンザライス選手権」では「新之助 & 藤五郎梅の梅干し」が栄冠を手にしたわけですけど、2022年、第2回、やるんでしょうか。


オリンピック並みに4年に1回開催とかになるんでしょうかねえ。


農林水産省さん、ぜひ「オンザライス選手権」、日本各地で開催して、日本一のオンザライス組み合わせを発表するとこまでやっていただきたいです。


地産地消が一番旨いでしょ、とはいえ、その土地のごはんと、よその土地のおかずが、ああらビックリ、ベストマッチってことだって充分考えられるでしょうし、そういう地方各地を巻き込んだ食のイベントって、インバウンドにも貢献するんじゃないでしょうか。
日本のコメの、ごはんの宣伝にもなるっしょ!


つぎは北海道版「オンザライス選手権」是非、お願い申し上げ、奉ります~。


腹へってきたです。きりざいで白米ごはんが食べたいですよ。佐渡バターも食べてみたいですう。

 

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