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【マスク外して美男美女】うんにゃ コスメ勝負じゃなくってイイんじゃないのかしらん

< 昼前の電車で キスマークイラストのマスクしているオヤジを見たですけど なにがしたいの? >

どうせマスクするなら、やっぱり周りを楽しくさせるようなこと、やりたいからあ~。
ってことなのかどうか分かりませんけれど、センス、ないでしょねえ。


まだみんなね、電車の中ではマスクです。
でも、通りを歩いていますと、ようやく、っていいますか、マスクをしていない人も増えつつありますね。


そんな感じで、なんとなくマスクに対する感覚がゆる~くなってきたってことでの「キスマークマスク」なんでしょうけれどね、センスのない宴会芸にしか感じられませんでした。


50歳ぐらいの中肉中背のオヤジなんです。
肌色無地に、毒々しい赤の口紅で、ちょっと口をすぼめた唇の形に描かれているウレタンマスク。


売っているものなのか、もしかすると自作?
って思っちゃうぐらいゲス、でした。


って、夜ね、その話を焼酎バーのマスターとしていたらですね、スーツ姿でノーマスクの女性がおひとり、カウンターの隣りに座りました。


これから舞台公演ですか、ってぐらいにハデハデな化粧の、見慣れない、お顔。


と、


「あ~、疲れた。マスター、ナマね」


「!」


思わずマスターと顔を見合わせてしまいました。


「どうしたのヨッコちゃん。派手な顔して」


ぶっはっはっは。でもその通りなんでした。よく知っているヨッコちゃんなんでしたが、見たことのないハデハデメークだったもんで、声を聞くまでまったく誰だか分かりませんでしたよ。


「なに2人ともビックリしてんのよ、失礼ね。あたしだって化粧ぐらいするんです」


ま、そりゃそうでしょうけれど、いつもとは全然違う顔になってますねえ。

 

 

 


そういえばですね、ヨッコちゃんと、この店で顔を合わせるようになったのは、コロナ直前ぐらいで、そのあと、店がしばらくお休みになってて、1年後ぐらいに久しぶり~って顔を合わせるようになって、ずっとマスク顔だったですもんね。


ま、呑んでるときは外してますけど、そんなにマジマジと顔を見るってこともないですからねえ。


アラフォー、中肉中背、パートナーは常に募集中っていうヨッコちゃんは、どっちかといえば可愛い系の顔立ち。
でも今のハデハデメークは、なんだかキリッと見せようっていうんでしょうか。美人系のメークに見えます。


にしても、前はそんな化粧じゃなかったよね。


「うちの会社、今月からオフィス内でのマスクは自由になったのよね。でもね、自由って言うんだけど、バカ部長がさ、外せっていう顔してるわけよ」


それは、どんな顔なんでしょう。バカ部長、ですかあ。


「周りの女子もどんどんマスク外し始めてね、マスクしてる方がなんだか悪者みたいになってきちゃったのよ」


ん~。なんとも日本的な話かもですねえ。


「で、みんなコスメを新しいのに替えちゃって、前とは違う化粧にしてんのよね。っていうかね、あたしもそうなんだけど、コロナの間中ほぼノーメイクでいたから、どんな化粧してたのか忘れちゃって。もう面倒だからいっそのこと全く新しいコスメで、リボーンメイクなのよ」


リボーンメイク!?
よっ! 生まれたてのタマゴ肌! じゃないですけどねえ。


マスターがクラッカーとレバーパテのお通しを置きながら、しみじみ言いましたね。


「ヨッコちゃんはさ、可愛い顔してんだから、さりげないっていうの? そういうさ、アッサリ系のメイクの方が似合うんじゃないかなあ。前、そんなだったでしょ」


ヨッコちゃんがこっちを向きましたので、そうだそうだ、大きく肯きました。


「会社でも言われたんだよねえ。キレイ系のメイクだねって。あのさ、美人と可愛いってさ、どう違うの?」


ははあ~ん、それはですね。って、知らんがなッ!

 

 

で、3人でしばし、美人、可愛い談義。


美人っていうのは、キツネ顔、ネコ顔で、可愛いっていう方は子ネコ顔、マンガのタヌキ顔。っていうのがとりあえずの、酔っ払いたちの結論。


「じゃあブスは?」


ヨッコちゃん、なに? 誰かを追い詰めたいの?


マスターが遠い目になって言います。


「そういえばさあ、ブスっていう歌、あったよね」


「なにそれ!? そんな歌、あるわけないじゃん」


「いや、ありましたねえ。桃井かおりが歌ってましたよ」

 

とか、美人、可愛い、ブス論議は、後からの参加者もありまして、なんだか思ったより盛り上がりましたです。


要はですね、その3つのカテゴリーしかないわけじゃありませんし、どう判断するかっていう基準は他人側にも自分側にもあって、人それぞれでしょねえってことになったんでありました。


ヨッコちゃんも、一応、納得。


「そうかもねえ。最近さ、男子が化粧してんのを見るんだけど、会社のね。あんた、化粧したってしなくたって変わんないでしょ、って思うことあんのよね。でも当人はこだわってやってんのよ。女も同じだよねえ」


ずいぶんキビシイ目で観察してらっしゃるようです。

 

 

 


マスクを早く外せるようになるとイイねえ、なんてみんな言っていたんですけど、いざ外してイイよ、ってなったら、あれ? ってなって、軽くパニック状態になっているのかもですよね。


まあね、最近は男性でも営業関係の人たちなんかは、化粧する人も増えて来ているんだそうですけど、それは健康そうに見えるための化粧なんだそうですね。美男子に化けるためじゃないそうです。


そういう技術とか、専用のコスメっていうのが、なんだかちゃんとあるんだそうです。


でも女性の場合は、長年の習慣っていいますか、大人になったら化粧するのが当たり前っていう文化、ありますもんね。


化粧の教室っていうのを、みんな通って来るって聞きます。
ソトヅラの作り方。


でも、だいたい2つのグループに分かれていて、バッチリ化粧して、さ、戦闘態勢、準備完了! っていう女性と、ま、ルージュとか、色付きリップぐらいでいっか、っていう女性。


オフィスでもリモートでも、コロナ禍のあいだは、バッチリ派は目元だけ。
リップだけ派は、ほぼノーメイク。
だったらしいですね。大きめのマスクが必須アイテム。


ヨッコちゃんみたいに、マスクを外して、化粧するんだったら、新しい自分に挑戦してみたいっていう感覚になるのも、化粧とかさっぱり分かりませんけれども、なんとなく理解できるような気もします。


リボーンメイクね。うまいこと言うもんです。


ま、それはそれとして、美人に化ける必要のある職業の女性っていうのも、まあ、いるんでしょうけれども、たいていの場合は、無理に飾り立てない方がよろしいようにお見受けしますですよ。


そりゃ、あれですよ、美人にあこがれる気持ちっていうのは誰にでもあるでしょうし、男も最近、そういうタイプ、美人じゃなくって美男子にね、あこがれて、いろいろ顔をいじるっていう人も増えて来ているらしいですからね。


個人的には、美人っていうのって、時代の流行りなんじゃないかって思いますけどね。
国によっても違いますもんね。


昔から言う「日本三大美人県」っていうのがあります。
秋田県京都府、福岡県。


誰が言い始めたんでしょうね。


否定するつもりは毛頭ありませんけれども、不合理だなって思います。


誰が日本全国を回って、女性の顔の比較をして歩いたんでしょうか。


小野小町だ、佐々木希だっていうんで秋田県なんでしょうけれども、小野小町の姿なんて誰も知りませんし、他の都道府県にだって美人は、いらっしゃいますよ。ホントに。当たり前のことでしょ!


平成、令和の時代になって、日本人は、生まれ故郷からほかの土地に移り住んでいる人って少なくないですよね。


例えば東京や大阪の都市圏に移り住んで、美人さんですねえ、どこ出身ですか、って話になって、秋田です。ああ、三大美人県ですもんねえ。っていう会話って今でも成り立っているんでしょうけどね。


日本中のどこで生まれたって、今現在どこに住んでいたって、美人さんはどこにでもいるでありますよ。


男性に対しても同じような感覚を持っていましてね、世の中の趨勢とは外れたものになるんですけど、カツラね。


有名なメーカーが商売してらっしゃるんで、反対するってことでもないんですけど、髪の毛がなくなったら、なくなったままでも、ハゲ散らかしていてもイイんじゃないかって思うですよね。


日本人でカツラを付けていた方がイイでしょ、っていうのは、見られるのが仕事の草刈正雄ぐらいのもんじゃないでしょうか。カッコイイ人ですからね。


電車の座席で、頭頂部が見える格好で酔いつぶれているオッサン。
どういう技法の増毛なのか、アタマに血が滲んでいるのを見たりしますと、そこまでしますか、って、大きなお世話を感じざるを得ません。


ま、個人の自由ではありますけどね。

 

 

 


顔パンツなんていう表現もあるマスク。


イイじゃないですか、外したとして、無理に張り切って化粧しなくたって。


化粧が必要な仕事、商売っていうのはあるでしょうけれど、化粧に頼る必要のない生き方が、男女とも、自然だと思いますけどねえ。


この次に会う時のヨッコちゃんのメイク。どんなリボーンになっているのか。
これまた大きなお世話ながら、ちょっと気になっております。

 

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