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【高槻うどんギョーザ】大阪と京都に挟まれたベッドタウン 高槻市の食文化

< オタカクとまったり 気取ったりとか ぜんぜ~んナシでいけるのがイイでしょねえ >

例えば普段使いの町中華とか、毎日でも食べられるようなフツーの味がイイわけで、ラーメンとチャーハンと焼きそばが旨ければ、その店の味は自分に合っているってことになるでしょねえ。


ラーメンとチャーハンと焼きそばが満足できるクオリティであれば、他のメニューもたいがい満足度が高いってもんです。上手いは旨い。


そういう町中華を数軒、近所に知っていれば、なかなか上等な食生活を遅れる人生、なんじゃないでしょうか。


特長のある、とんがった味がイイってことも、そりゃね、ありますけれど、続かないです。毎日は食べられません。
フツーに旨ければ、それがベストでしょねえ。

 

 

 


ところがですね、フツーの味って言っても、実は土地によって特徴があったりするんですよね。


その土地の人にとっては当たり前の味、これって全国区の食べものでしょ。っていうのが、実はドローカルで、他の地域の人間は誰も知らないっていうことも、けっこうあります。話題になります。


すっかりネット社会になって、どんな情報でもあっというまに広がるようになっているんですけれども、その土地の人たちが、当たり前だ、全国区だって思っている食べものを、わざわざネットに乗っけるわけがないですもんね。


っていうことで、日本全国に埋もれている、実はスーパーユニークな食べものっていうのが、けっこう在るのかもしれないんですよね。


そんな日本の実情に思いをいたしたのかどうか分かりませんが、2021年から文化庁が「100年フード」っていう企画を始めています。

 

文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています」


だそうです。機運を醸成、とか言っちゃって、カッタイです。でも、イイことなんじゃないかって思います。
文化庁さん、ガムバッテね。


全国からの応募に対して「有識者委員会」が審査をするっていう流れらしいです。


有識者って誰やねん!? なんですけど、2021年には212件の応募に対して131件の認定。


なかなか厳しい審査ですね。ざる審査じゃなさそうです。


2022年は90件の応募に対して70件を認定しています。


この先も続けていくんでしょうね。応募の数は年々減っていくことが予想されますけれど、ぜひ盛り上げていって欲しい企画だと思います。


今のところ日本の「100年フード」は201件あるっていうことですね。


秋田県の「きりたんぽ」

福島県の「喜多方ラーメン

埼玉県の「草加せんべい

新潟県の「へぎそば」

福井県の「ソースかつ丼

山梨県の「ほうとう

愛知県の「きしめん

 

 

 

三重県の「四日市とんてき」

京都府の「松花堂弁当

兵庫県の「明石焼」

奈良県の「三輪そうめん

高知県の「カツオのたたき」

福岡県の「あごだし」

だとか、既に全国区の食べものも多い中、大阪府では「鉄板粉モン文化」の他に「高槻うどんギョーザ」っていうのが認定されています。


うどんギョーザ!?

 

 

「100年フード」に認定されている食べものの中でも、ダントツでユニークなんじゃないでしょうか。


だって、うどんギョーザですよ。なにそれ? って感じですよね。


ここまでユニークな名前ですと、ローカルフードとはいえ、さすがに高槻市の人たちも、それが全国区だとは思っていないでしょうね。


大阪と京都に挟まれたエリアの高槻市。その北部の家庭料理なんだそうです。うどんギョーザ。


高槻市の北部っていうことは京都に近い方になりますけど、もしかすると、コナモンの本場、大阪に近い方の高槻市民には馴染みがない、ってこともあり得るんでしょうかね。


でもまあ、「100年フード」に応募して認定されているんですから、少なくとも高槻市内では、知られた「ご当地グルメ」になっているんでしょうね、きっと。今は。


家で作る普通の餃子の餡に、茹でたうどんを適度に刻んで混ぜ込むだけ。
餃子の皮は使わない。
餃子の餡も、茹でうどんも、ご家庭の味で、っていうことでイイんでしょうね。


うどんを混ぜ込み終わったら、テキトーな大きさに形作って焼く。
ザッツイット!


餃子のタレでもイイし、ポン酢でも、まあね、ソースでもイイのかもです。しょースでもね。


焼き上がった見た目はちっちゃなお好み焼き。食べれば餃子。


餃子パーティーとか、けっこうやっている話も聞きますけど、餃子好きの人はチャレンジしてみる価値はかなり高そうな感じですよね。


味はマチガイナイっしょ!


皮で包むっていう作業が、スポンとそのままなくなるんですから、かなり時短ですし、皮から餡がはみ出しちゃって、っていうこともない。


かなり、よさげ、ですよねえ。


高槻市には「高槻うどんギョーザの会」っていうのが出来ています。

 

「高槻うどんギョーザは、元々高槻市の北部にて、昭和50年代半ばから愛されてきた、主婦の知恵から生まれた家庭料理なんです!」


だそうです。
主婦の知恵。なるほどねえ。


やってみたら、なかなかいけるじゃん、ってことで、うどんギョーザパーティーやったら、作り方も簡単だし、ご近所に広まった、とか、そういうことなんでしょうか。


なので、高槻市北部っていうエリアに限られていた時代が長かったのかもですね。


でも、「高槻うどんギョーザの会」も出来たし、「100年フード」にも認定されたし、うどんっていうことで「日本コナモン協会」の会長さんも推していますからね、一気に全国区になるかもです。

 

 

 


はい、「日本コナモン協会」っていうのがあるですよ。

 

「食卓を豊かにする粉を使った食べ物=コナモンコナモンの魅力を、おいしく、楽しく、健やかに探求し、コナモン文化の普及と継承を目的に、2003年5月7日コナモンの日日本コナモン協会は設立されました」


っていうことなんであります。


当然ながら事務所は大阪ですね。大阪市中央区難波千日前っていう、なんか正しい大阪の場所でしょねえ。知らんけど。


東京にもあるんですね、事務所。江東区の東雲(しののめ)。こりゃまたシブイ所に。。。
もんじゃ焼きの聖地、月島の近くですね。


コナモン文化。実は日本中にありますもんね。おいしく、楽しく、健やかに! イっすねえ。


高槻うどんギョーザ。また1つ、酒のアテが増えましたです。

 

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