ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【普通の人でも行ける避暑地】へええ そうだったのか っていう【千葉県勝浦市】

< きょうは32度までしかいきませんので過ごしやすいでしょう ええ~!? めっちゃ暑いやん >

もう閉業しちゃった町中華のマスターなんですけどね、ちょっと高さのある白いコック帽を頭にのっけて、ラードたっぷりのお腹でゆっさゆさ歩く人。


まあ、料理人はですね、どっちかって言いますと、そのご当人さまも美味しそうな店の方が旨い、って感じがしますけれども、もう疲れたから、って閉めちゃったんです。残念。


週に3、4回は通っていた店だったんですが、そこはですね、8月いっぱいは休みになるんです。
毎年の恒例行事。


ガラス戸の張り紙には、
「いつもご利用ありがとうございます。さて、今年も暑い夏がやって来ました。9月まで休暇です。また来てね」
ま、一応ね、毎年書き換えて、違う紙だったんだろうとは思いますけどね、常連客にしか伝わらないようなこんな文言を書いて、ホントに8月いっぱい休むんです。


毎週火曜日が定休日でしたし、年末年始も休むんですけどね、夏休みだけは特別だったんです。


「だってさ、暑いじゃん」
っていう理由なんですけど、奥さんとね、ハワイへ行くんだそうです。
もう20年来の夏のイベント、って言ってました。

 

 

 


「別に何もしないの。ハワイ行って、ビーチで寝てんの。休暇なんだから疲れるようなことは何んもしないで、ただビール呑んでごろごろしに行くの」


ふっふっふ。たぶん言葉通りの過ごし方なんだろうなって思います。
そんな感じのマスターなんですね。


でも、最近は7月前ぐらいから充分に暑いんだから、もっと早く行って、9月いっぱいぐらいまでごろごろしてくりゃイイじゃん、っとかね、そんなツッコミを入れる常連さんもいます。


「バカ言ってんじゃないよ。町のラーメン屋がそんなに休んでたら干上がっちゃうよ」


ま、そうなのかもです。値段も広さもごく普通の町中華でしたからね。
7月になると「冷やし中華はじめました」の張り紙を奥さんとケンカしながら張るんですね。


「ラーメン屋なんだから夏になったら冷やし中華やるの当たり前でしょ」


「別にオレの店なんだから、当たり前じゃなくたってイイじゃんか」


「もう材料も準備したんだから、イヤイヤじゃなくって笑顔でやりなさいよ笑顔で」


そうなんですよね、「はじめました」の張り紙を張ったから冷やし中華が出来るわけじゃなくって、ちゃんと下準備はしてあるんです。でも作りたくない。最後までブーブー言ってます。
客の居る、目の前でヤイヤイやってます。これもまた毎年の恒例行事。
みんなニヤニヤ見聞きしています。


コダワリの強いマスターですからね、タレは甘酢しょう油1種類なんですけど、上に乗っける具材がなかなかなんです。


キュウリの千切り、チャーシューの千切りがあるのに、さらにハムの千切り。


タケノコの千切り、ミョウガの千切り、オクラとオオバの叩き、梅肉。プチトマト。


で、その上に目玉焼き。玉子焼きの千切りとかじゃなくって目玉焼きです。しかも2個。
で、そこにキザミのり。


目玉焼きの焼き方はリクエストに応じてくれていました。

 

 

 


豪華なんだか変わり種なんだか、2000年代は800円でした。味はフツー。
でも、食感だとか風味だとかそんなんで好きな一品でした。


そんでもって、奥さん曰く、


冷やし中華は面倒くさいっていうんだけどね、なんのことはないでしょ、自分で面倒くさくしてんのよ。梅肉なんて無駄なくタネとるの、すごい手間なのよ」


そりゃそうですよねえ。


「そんで8月になったら冷やし中華作りたくないからってハワイ行くのよ」


んっはっは。でも、イイじゃないですか、豪勢じゃないですか。


「ウチなんてさ、ちっとも儲かってやしないんだからね、ハワイ行ったって買い物なんてできるわけじゃないんだよ。しょうがないからずっとゴロゴロしてんのよ。ずっとゴロゴロしてる日本人なんて、あたしたちだけなんだから」


ぶあっはっは。まあね、いろいろ言い分はおありでしょうけれども、避暑っていうんですか、一か月たっぷりとゴロゴロ出来る人生って、なかなかなレベルじゃございませんか。ね。
そういうのって思い切ってやらないと出来ないでしょうし、やっといた方がイイ人生だと思います。


ハワイって行ったことないですし、行く予定もないですけど、あれなんですってね、日本より気温は高くたって、湿度がないっていうんで、過ごしやすい。


日本人に人気の避暑地、リゾート地って、ことみたいですよね。縁ないですけど。


コロナ禍の夏は、どうされていたんでしょうか。そういう避暑生活を楽しんでおられた方々は。


2022年の夏には復活するんでしょうかね。
世界的に経済を回していくためには、復活が不可欠らしいんでございますけどね。


天気情報なんかを見ていますと、札幌と沖縄の最高気温が逆転していたりする2022年です。
コロナが終息したとして、また元のように戻るのかどうか、ちょっぴり不安に思ってしまいますね。第7波だし。

 

 

 


日本の避暑地っていうのはですね、日本に来て夏の高温多湿に耐えられなかったヨーロッパの金持ちたちによって開発されたっていう歴史があるんだそうですね。


明治21年にカナダ人によって開発されたのが長野県の「軽井沢」ですね。今となっては「旧軽井沢


明治22年にはアメリカ人によって宮城県七ヶ浜町に開発されたのが「高山国際村」
知ってます? ここ。日本三景、松島の中らしいんですけどね。
あまり聞こえてこない避暑地なんじゃないでしょうか。


それはなんでかっていうと、外国人所有制ってやつで開発されたんで日本人はお呼びじゃなかったってことなんでしょうね。
もちろん今は、ごく普通に一般に開放されているんですけど、ネームバリューは海外でのほうが高いのかもしれません。
日本でもハイソな方たちはご存じなんでしょうかね。


少し時代は下って大正9年になると、カナダ人が新潟県寄りの長野県信濃町野尻湖に「神山国際村」を開発します。
こちらも開発当初は外国人会員制。


2つの「国際村」の国際って中に日本は入ってない感じです。


カナダ人が避暑地を開発するっていうのは、分かりやすい感じもします。涼しそうですもんね、カナダ。知らんけど。


海外の金持ちたちの間では「山の軽井沢、湖の野尻湖、海の高山」って言うんだそうでございますよ。
はあ、さいでっか。さぞや涼しい、過ごしやすいトコでおまんのやろね。


と思ったらですね、今はそんなでもない、ってことみたいです。


そりゃあね、最高気温40度越えっていうのが、珍しくなくなってきた令和日本ですからね。
そういう北関東の辺りと比べれば、相対的に気温は低いのかもですけど、30度超えたら避暑地としては、なんだかなあ、ってことになるんでしょうね。


いや、今は、エアコンがありますんで。ってそれだったら、どこに居たって一緒ってことヤンケ!


令和日本の夏は、どこに行ったって猛暑、酷暑は免れようがありまっせん!


って思っていたらですね、こんなん出ましたあ~。


関東に、1906年に気象観測を始めてから、少なくとも2022年7月、現時点まで一回も35度を超えたことのない街がある。つまり100年以上、一日も猛暑日になったことが無い。


例年だったらそんなに驚かないかもですけど、2022年は6月25日に群馬県伊勢崎市で「40.2度」6月29日には「40.0度」を記録して、伊勢崎市ってそんな暑いの? って思った人も少なくなかったと思うんですけど、序の口だったんですよね。


7月1日、群馬県桐生市で「40.4度」群馬県伊勢崎市で「40.3度」山梨県勝沼で「40.2度」埼玉県鳩山町で「40.1度」埼玉県熊谷市岐阜県多治見市で「40.0度」
インフルエンザなんかで大人がこんな熱出しちゃったらアタマがどうかなってしまいますよ。


そんな異常な2022年の日本の夏。実際の路上の気温はもっと高いわけですからね。


同じ7月1日、その猛暑日を知らない街「千葉県勝浦市」の最高気温は、な、なんと「27.3度」


東京は連続9日間の猛暑日、とか言っちゃってヘロヘロになってたのに、勝浦市って30度いってないじゃん!
うらやまし~!


九十九里浜の少し南。房総半島がカクって曲がってる角の、ちょい西側。

 

ゴルフ場がいくつかあるのが、ちっと邪魔くさい感じはしますけど、別に避暑地です~、リゾートでござい~、って気取った感じはしませんね。
外房の漁師町の雰囲気。ま、漁村ってほど鄙びてはいなでしょうけどね。


普通に行ける避暑地なんじゃね!


外房線勝浦駅、東京駅から2時間ぐらいですね。ちと遠い、けれども。


涼しい理由とか、どうでもイイです。定期買って通おうかしらん。なめろう、旨いトコですしね。

 

 

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com