ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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【ラーメンクライシス?】書を捨てよ町に出よう そうだ、ラーメン食べに行こう! 京都じゃなくってもね

< ラーメンはみんな大好きで国民食の代表なんですけどねえ ラーメン屋さん閉業ラッシュらしいです >

2003年の5月8日からコロナが5類扱いになりました。


とはいってもね、感染症法上の区別なんてウイルス自身には何の関係もないことですからね、われわれ一般人からしてみれば詳細なコロナ情報がなくなったっていうだけで、感染の脅威が消えたわけじゃないです。


都市部では、実はこんなに感染者がいると思われます、っていう予測の数字が発表されていますしね。


そんでもって、コロナ情報の代わりってことでもないんですけど、季節外れのインフルエンザ流行っていうニュースが取り上げられることが多くなってきている2023年の秋です。


新型コロナ株の変異は相変わらずどんどん進んでいるらしいんですけど、もう新しい変異株の名前とか、ガリガリと調べていかないと分らなくなってきましたね。


10月時点で発表されている最新のコロナ株は「ピロラ(BA.2.86)」って言うんだそうですけど、ニュースなんかでも、あんまり聞かない名前ですよね。ヤイヤイ報道しなくなったです。


イイことなのかワルイことなのか判断できませんけれど、5類扱いですからね、インフルエンザと同じ程度の感心しかない、つまりはコロナウイルスも隣人になったってことなんでしょうかね。


ウィズコロナ、アフターコロナってことに、もうなっちゃっているんだよお、って認識した方がイイのかも。


ただね「正しく恐れなさい」とか、訳知り顔でおっしゃられましても、なんか素直に納得できない感じがします。


インフルエンザもコロナも、真面目にワクチンを接種しても罹患するときはする。そういう理不尽の範疇にあるような災厄ですよね。
そういうものだっていうことに、今回のコロナパンデミックで気が付いた。


インフルエンザに関しては昔から、会社組織やプロジェクトなんかで「流行する季節の前にきちんと予防接種を受けてください」なんて口やかましく言っていたもんでしたが、2023年なんかは夏ごろからインフルエンザの流行が確認されていて、流行っていうのは季節だとか固定的な原因で起きるんじゃないってことが明らかになったですよね。


医療側も詳細に理解できていなかったのかもです。ウイルスの正体とかね。


しかもインフルエンザのワクチンって、その年に流行するだろうウイルスの型を「予測」して注射液の準備をするらしいですからね。ワクチン打っても感染する確率、高いわけですよねえ。


ワクチンで防ぐっていうの、無理なんじゃないの? 運に頼るしかないんでしょうか。
メディアの説明もガラッと変わっちゃって、個々人で免疫力維持に努めましょうとか言い始めましたですよ。

 

 

 


コロナもインフルエンザも罹患しないにこしたことはないんですけど、用心ばかりして日常生活に支障が出ちゃうと、いったい何のために生きているのか、正しく恐れるっていう程度問題の具体性がさっぱり分からんわ、っていうことになっちゃいますよねえ。しんどいところです。


3年も4年も自粛し続けて、これからもそうした生活が成り立つブルジョアジーなんてそんなにおおぜいはいないでしょうからね、5類扱いになったことをトリガーとして、みんなコロナ前の生活に戻ろうっていう行動になってきています。


っていいますか、なって来ているはずなんですけど、まだまだ戻ってないよ、っていう声が大きいのも現実。


とくに飲食店業界は、芳しくない状態が続いているみたいなんですよね。


居酒屋の大将が嘆いています。


客足がなかなか戻って来ていないんだよね。ピークが20時過ぎぐらいにあって、21時を過ぎたら閑古鳥っていう日々が続いててさ。コロナ前は21時過ぎからもうワンピークあったんだけどねえ。みんなイイコになっちゃって、さっさと帰って寝ちゃうんだろうかねえ、って言ってます。


それでも個人店の居酒屋さんはなんとかガンバって店を開けてくれていますけれど、2023年の夏あたりから急激に閉業店舗が目立つのがラーメン屋さんです。


都心に展開していたラーメンチェーン店は、幸楽苑とか日高屋が、値段をちょっと上げてガンバっていたんですけど、不採算店を閉店することにしたってことで、近所の日高屋でも張り紙一枚、長らくのご愛顧ありがとうございました、ってことで、あらら、閉店しちゃったのねってなってます。ザンネン。


チェーン店の場合は、その場所の店舗に利益が上がらないっていう問題なんでしょうから、コロナの行動規制が無くなったんだけど客足が戻らないっていうことなんでしょうね。居酒屋さんと一緒。


みんなラーメン食べに行かなくなった。。。


でもまあ、日本人のラーメン離れっていうことではないと思います。


ラーメンなんてキライって人、いないでしょ。いたとしてもかなり少数派でしょねえ。みんな大好きですよね。
いろんなラーメンがありますしね。家系のラーメン専門店であれ、個人店の町中華であれ、ラーメン人気はコロナ前と変わらないと思うんですけど、前ほど頻繁には行かなくなってるってことなんでしょうかねえ。


材料費の値上がりが続いて、自分の店のメニューも値上げせざるを得なくなったのはどんな飲食店にしても同じこと。ラーメンも値上がりしました。
まあねえ、だいたい100円見当、上がってますかね、町中華なんかではね。


材料費、値上がりに継ぐ値上がりですもんね。夏場に2回連続して値上げっていう町中華もありました。


そこの大将が、ラーメンが100円も値上がりしちゃったら、やっぱり客足は遠のくよねえ。でもさあ、しょうがないんだよ。何から何まで、みんな値上がりしちゃってさ。ってしみじみ言ってました。


値上げせずに頑張っていたラーメン屋さんもけっこうあったんですけど、さすがにね、仕入れの値段、またかよ、何回目の値上げだよってことになって、もうムリですって、やめちゃう店が2023年になってから顕著に増えてきたみたいです。


仕入コストが高くなり過ぎたっていうこと以外にも、ラーメン屋さんの後継者問題があるみたいなんですよね。


経営者が高齢者だっていうのが閉業に至る根本的な問題で、材料費の値上がりってうのは単なるキッカケ、っていうことなのが現実なのかもしれないです。

 

 

 


日本全国のライダーたちがツーリングに訪れる北海道、札幌と函館の中間地点辺り、寿都郡黒松内町にあるラーメン屋さん「松龍」
ここはライダーの聖地としてメディアに取り上げられている有名店ですね。


この「松龍」が、2023年10月、41年続いていた店を閉じたっていうニュースが報道されました。


バイク乗りには知られた店でしたよねえ。
ここで食べたことはなくとも、北海道へツーリングへ行ったら、是非、寄ってみようっていうラーメン屋さん。


ご夫婦で営業されていた「松龍」なんですが、お2人とも80歳を過ぎて、もう限界かなって感じていたところへもって来て、大将が病気で倒れちゃった。
病は癒えたんだけど、もう店に立つ気力が、っていうことみたいなんですね。


全国に名前を知られた有名店ですから、こうして話題にもなりますけれども、メディア報道とは縁のない、いわゆる近所の町中華でも事情は同じなんですよね。ここ2年で近所の町中華が4軒も閉業してしまいました。


「来週いっぱいでオシマイにします。長いあいだ、ありがとございました」


ずいぶん急だねって、話を聞いてみたら、女将さんがうつむき加減で説明してくれました。


若い頃は倒れるまで続けようって思っていたんだけれど、いざ、そういう年齢になっちゃうと気が弱くなっちゃってね。子どもも2人、男と女といるんだけど、ラーメン屋を継ぐ気はなさそうだし、どうしようかねって話し合ってたときにね、八百屋さんね。うちは畑から直接届けてくれる農家さんと契約してたんだけど、その人もね、おじいさんになっちゃって、もう畑をたがやすのが辛くなって来ちゃってね、やめちゃうんだって。


それでね、いろいろ野菜を届けてくれるトコ、紹介してもらったりして探したんだけど、どこの野菜も気に入らないって、この人が納得しなくってね。


どうすんのって考えてたんだけど、麺も油も値上がりしちゃって、メニューもこの前値上げしたばっかりなのに、また値上げしないとやっていけないような世の中だし、この辺がシオドキかなって。


まだ身体は動けるんだけど、なんだか寂しいことになっちゃって。。。


ん~。畑仕事の方も老齢化で、材料も。そですかあ。。。シオドキ、ですかあ。。。

 

 

あくまでも客観的にとらえれば、この町中華が閉業しちゃうのは、年齢的な理由ってことになるんでしょうから、材料費の値上がりがなくともそうなってしまったのかもしれないですけれどね。


町中華。改めて思い浮かべてみますと、ほとんどの店が高齢化、老齢化、しちゃっていて、跡継ぎ、いなさそう。
どこの町中華でも、老齢化ってけっこう深刻な状況なのかもです。


一方、町中華じゃなくって家系のラーメン屋さん、あるいは家系っぽいラーメン屋さん。
中年ぐらいの経営者。老齢化っていうにはまだ余裕がある感じのラーメン屋さんの閉業が目立っているのは、3年間のコロナ生活が影響しているんだそうです。


コロナっていっても感染の影響じゃなくって、支援金。


町中華とはチョット違って、ラーメンのみで勝負している店ってありますよね。数種類の麺類だけっていうのが多い感じ。他のメニューはあっても餃子とライス程度。チャーハンとか生姜焼き定食っていうメニューのない専門店。
こうしたラーメン専門店っていうのは、かなり生き残り競争の厳しい業界なんだそうで、1年もてばまずまず成功。3年以上続けば大成功なんだそうです。


そんな厳しい競争をしているラーメン屋さん業界にもコロナ禍はやってきて、営業時間の短縮要請が出たり、消毒用のアルコール、パーテーションの設置やらで想定外の設備投資をしないといけないことになったうえに、行動自粛は客の生活行動をも変えてしまって、とにかく客が来ない。


コロナ禍での商売あがったり、な状況だったんで、国は無利子融資、支援金を出して支えたんですよね。


融資は無利子とはいえ返さなといけません。その返却のタイミングが2023年で、借金返せるほど売り上げが上がらないんで閉業、っていう事情もあるみたいなんですが、業界的には相次ぐラーメン屋さん閉業をもっとシビアに見ていて、コロナ禍の3年間に、コロナ禍がなくたって閉業に追い込まれていたであろう店が、支援金によって生き延びてきたっていう実情があるってことなんですね。


行動規制がなくなって客足が戻ってくるはずが、そうならない店が多くあるのは業界的には当然のことだって判断しているみたいです。


とっくに閉業しているべき店が生き残ってしまっているのが実情で、多くの店が閉業しているのは、淘汰されるべき店が、ここに来て一気に消えていっているんだ。当然だっていう見方。


キビシー! ラーメン屋さんとして生き残っていくためにしのぎを削っている。激烈競争社会なんですねえ。

 

 

 


でもですね、ちょこちょこ通っていた煮干し系のラーメン屋さん。
土日や祝日には行列のできる店で、スープがなくなり次第終了っていう8年も続いている人気店だったんですが、突然の閉業。


この店は材料費の値上がりが原因だって言ってました。


ラーメン一杯を1000円以上の値段で提供しないといけないような状態になってきて、なんだかなあっていう気持ちになったから、っていうことなんでした。


安くて旨いものの代表がラーメンでしょ。気軽にニコニコ食べて欲しい。1000円オーバーじゃダメでしょ。ラーメン屋のオヤジとして、そのサービス精神、仕事人としての気持ちの帳尻が合わなくなっちゃった。


こういう方面にガンコな職人気質。ま、こういう日本人もまだいるんであります。
で、そういうラーメン屋が閉業しちゃうのは、かなり残念です。


ニューヨークなんかではラーメン一杯が3500円ぐらいするらしいです。普通のラーメンがですよ。
煮干しラーメンの大将は、そういうのって笑うしかないよね、っていって、ホントに笑ってました。


2023年も、まだまだいろんなものの値上げラッシュが続くらしいです。


旨いラーメン屋さんは是非続いてほしいですけど、ラーメン一杯が1500円とかになっちゃうと、やっぱり手が出せない高級品になっちゃいますよねえ。


順当な値段なんてないんでしょうけれど、町中華だとラーメン一杯が700円ぐらい。専門店で900円から1200円ぐらいな感じでしょうか。気軽に食べられる限界の値段。


特製とかいってもですね、なんのことはないラーメン一杯が1200円って、今の段階で充分に高いです。高級品の仲間入りです。


でもまあねえ、自然淘汰とは言いながら、これ以上、必要以上にラーメン屋さんが減ってしまわないように、カップラーメンの回数を減らして、店のラーメンを食べて応援しようかなって思ったのであります。


生活変容ってやつが、強制的にやって来ているのかもです。なんだかなあ。。。

町のラーメンを応援しませう!

 

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