< 気にし過ぎるのは かえってマイナスかもですけど なにかできること無いの? >
どうもね、コロナパンデミックって2023年になっても終わらないんじゃないかっていう雰囲気になって来ている、2022年の秋です。
本来は、っていいますかコロナ前であれば「実りの秋」「食欲の秋」って言って、ムフフな季節なはずなんですけどね。食料品は何から何まで値上がりが続いていますし、ちっともニッコリできない日々でありますねえ。
「健康食品」っていうのは相変わらずのブームですけど、このところ目立つのは科学的な製品。
ま、科学もどんどん進化しているっていうことなんでしょうけれど、時間が経つと、なんだか全然違う成分がもてはやされたりするっていうことも続いていますよね。
節操ないです。
そうやって変転していく科学成分じゃなくって、昔から言われている「身体にイイ食べもの」っていうのが、秋の実りの中に含まれています。
わりと普通に身の回りにある食材なんですね、これが。
身体にイイものを食べて、みんなが元気になるとお医者さんが困るっていうことを、シャレ半分で言い伝えている言葉がいくつもあります。
お医者さんが青くなるシリーズが知られていますね。
病院のお世話にならずに健康で過ごしませう! ってことで「医者要らず」をちょろっと調べてみました。
その1! 「りんごが赤くなると医者が青くなる」
りんごは、歯磨き要らずだとか、なにかと人間の身体にイイ果実っていうイメージがあります。
これは日本のことだけじゃなくって、世界的にリンゴのイメージはイイみたいなんですよね。
旧約聖書に出てくるアダムとイヴ。人間に知恵をもたらしてくれる禁断の果実がりんごでしたね。
スティーブ・ジョブズが起こした会社の名前はアップル。ちゃんとかじってあるマークでした。
でしたっていうか、大いに健在の会社ですけどね。
知恵がつくのかどうかは分かりませんが、りんごの食物繊維、各種のビタミン類、ミネラル、フラボノイドがイイことづくめってことだそうなんですよね。
10年ほど前のアメリカの記録に、8千人以上の男女を対象にした健康栄養調査っていうのがあって、1年間、毎日りんごを1個以上食べていた人の割合が9%あったそうです。1割弱の人が毎日1個以上のりんごを食べているっていうデータも、なかなかインパクトのあることだと思うんですが、りんごをそんなにしょっちゅう食べていない人と比較して、健康状態に差はなかったみたいです。
むむっ。りんご信奉者にとってはショックな調査結果、ですよね。
健康状態に差はない。りんごで健康、にはならない。
でも、りんごを毎日食べている人は、そうじゃない人より、ちょっとだけ1年間の医療費は少なかったそうです。
ま、なんとなくって言いますか、やっぱりって言いますか、りんごって身体に良さそうって言えそうですけど、べつにお医者さんが青くなるってほどじゃない、ってことですかねえ。
りんご信奉のことわざは各国に残っていて、イギリスでは「一日に一個のりんごは医者を遠ざける」スペインでは「毎日のりんご一個は医者の費用を節約できる」中国では「リンゴを食べると医者いらず」って言われているそうです。
身体においしいりんごの健康効果期待は世界的ってことですね。
ま、健康効果っていうことじゃなくても、りんごは旨いですけどね。
次! 「柿が赤くなると医者が青くなる」
柿はですねえ、酒呑みとしてお世話になっている果実なんでありますよ。
アルコール分解効果のあるタンニンと、利尿作用のカリウム。これが二日酔いに効くんです。
ガンガン頭痛のする朝に、都合よく柿があるっていうシチュエーションはそんなにあることじゃないですけど、友人の家で、旅館で、たまたま出してくれた朝の柿。最初は、なんでやねんとかいう思いだったんですけど、けっこう即効性もあって、ホントに目覚める感じがしました。
「箸洗い」とともに、大変お世話になりましたでございます。
ってまあ、これは健康っていう範疇には入らないかもしれない柿の効果ですけれどね。
柿のビタミンCはみかんの倍ぐらいあるんだそうですよ。
ビタミンAも豊富で、AとCの相乗効果で抗酸化作用、美肌維持が期待できるってことで、ま、これもお医者さんは青くならないでしょうけれど、生活習慣病の予防、むくみ改善だとか、身体にはイイ感じです。
柿、凄いぞ!
次! 「トマトが赤くなると医者が青くなる」
これは主にヨーロッパ地域で言われている言葉だそうですけど、トマトはリコピンですね。
リコピンは強い抗酸化作用が知られています。
二日酔い覚ましにイイって言われている中に、トマトジュースのタバスコ入りっていうのがありますけど、個人的実感効果としては柿に圧倒的軍配です。
トマトジュースとビールで「レッドアイ」っていうのが、チョビブーム、だったりしますけどね。
トマトもね、お医者さんが青くなっちゃう要素って、あんまり感じられませんけど、まあ、健康食品に間違いは無さそうです。
さてさて、フランスには「美味しいパンとご馳走、それにうまいワインがあれば医者いらず」っていう言葉があるそうなんですけど、シアワセ感はありますけど、医者いらずかどうかは、ねえ。
いろいろ調べてみますと、世界共通で言われている感じなのは「腹八分目」ってことなんでした。「腹八分目に医者いらず」
消化器官への負担を減らして、腸内環境を悪化させないっていうのは人類共通の健康条件ってことになるんでしょうね。
まあねえ、満腹感を八分目で抑えられる精神力っていうのが、また、難しそうなことではあります。
ベルトをゆるめながら腹いっぱい食べて、ポンポンって叩いて「ふう~、食ったくった」っていうのが、一種、天国みたいな感覚もあったりするのが人間っていうもんでしょ。っていう気もしますですよねえ。
日本独自に昔から言われいる言葉には「梅はその日の難逃れ」っていうのがあります。
その日の難逃れってことなんで、朝に梅干しっていうのがイイんでしょうか。クエン酸ですよね。
「味噌は医者いらず」っていうのもあります。
大豆はしっかり今の健康ブームに乗っているって言いますか、牽引している食品だって言えそうですけど、煮たり炊いたりした大豆食品より、発酵させて作った味噌は消化がイイ上に、タンパク質の吸収にも優れているんで、健康食品の優等生みたいなんですよね。
味噌にもいろいろ種類がありますけど、朝のみそ汁は「赤味噌」がイイんだそうですよ。
「赤味噌」は代謝を促進する効果があって、朝に摂れば身体のエネルギーを効率的に使えるってこと。
で、夜は「白味噌」
「白味噌」には精神安定効果のあるギャバが多く含まれているんだそうで、ストレスを取り去って安眠効果も期待できる。
へええ、そなんですねえ。「白味噌」
そう言えば永谷園のインスタントみそ汁って「あさげ」「ゆうげ」って味噌が違っていましたもんねえ。
「ひるげ」ていうのもあったですよ。
で、永谷園の「あさげシリーズ」っていうのを見てみました。
そしたらですね、あれ? ですよ。
具材はフリーズドライの「板麩」「わかめ」「ねぎ」で、3つとも同じみたいですけど、肝心の味噌ね。
「あさげ」は合わせ米味噌ですよ。朝なのに赤味噌じゃないです。
ん~。永谷園には永谷園なりの、合わせ味噌にした理由があるんだと思いますけどねえ。
まあ、たしかに、全国共通で人気の高いみそ汁は合わせ味噌、なのかもですねえ。
じゃあ「ゆうげ」はどうかっていいますと、これは白味噌ですよ。
ちゃんと安眠効果を期待しての「ゆうげ」なんであります。「ゆうげ」エライ! のかなん?
そして、デッカイスーパーとかじゃないと置いていないっていう噂もある「ひるげ」なんですけど、なんと「ひるげ」は赤味噌なんでありました。
健康効果を狙って永谷園の「あさげシリーズ」に頼るんだとすれば、朝に「ひるげ」で、夜に「ゆうげ」っていう選択になりますね。
でもですね、ホントに「ひるげ」って売り場にないっていう店が多いんですよ。
どうですか、みなさんのいつも行く店に置いてます? 「ひるげ」
永谷園の発表としてシリーズの販売割合は「あさげ」6割、「ゆうげ」3割、そして「ひるげ」が1割ってことですから、実際に流通しているボリュームが違うんですね。
そんなにしょっちゅう「あさげシリーズ」のお世話になっているわけじゃないんですけど、呑んだ次の日の朝だとか、酒の汁物のアテとしては「赤だし」が旨いんでありますよ。
でも、そっかあ、これはどこか近くの店で「ひるげ」を置いている店を確保しておく必要がありますねえ。
永谷園さん、「ひるげ」と「あさげ」の味噌、交換しませんか? ん?
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