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【一日一万歩】って ちゃんと根拠あんの? それともただの呪文?

< 昔 歩け歩け運動っていうのがありまして ケネディ大統領の提唱らしいです >

以前に病院で、
「何か運動してますか」
「いやあっはっは」


「一日にどれくらい歩いてますか」
「にゃあっはっはっは」


ってことがありまして、そのやりとりからだいぶ時間は、っていいますか年数が経過しているんですけど、ドラッグストアで「歩数計」を買って来ましたです。


一番安いやつ。1,000円ちょっと。一応ちゃんと動いてくれてはいます。


買う時にドラッグストアの棚にいくつか並んでいて、ちょっと探したんですね、歩数だけ計測できればよくって、その他の、歩幅入れて消費カロリーだとか、距離数だとか、要らねっすって思っていたのもあるんですけど、探したのは「万歩計」
買ったのは「歩数計」なんですけど、探したのは「万歩計」です。


万歩計っていう名前で認識してましたけど、無かったんですね。
まあ、たかだか万歩計のこだわりのために、別の店に行こうって行く気にはなりませんでしたので、歩数計でテを打って、同じでしょって買ってきたんですが。
万歩計って高級店とか、スポーツ用品店じゃないと売ってないの? って思って調べてみましたらですね、商標登録だったんでした。

 

 

 


万歩計っていうのは、山佐時計計器株式会社 (YAMASA) の登録商標


オープン価格ってことでネットで調べてみたら、なあんと1,000円でお釣りがくるです。


失敗! まいっか、ではあるんですけど、確かに他のオムロンとかタニタとかは万歩計を名乗っていませんです。
ふううん、なるほど、商売なんですねえ。


歩数計っていう名称が先にあって山佐時計計器株式会社が万歩計って商品名を考え出したんでしょうか。
たぶんおそらく、そうなんでしょうねえ。じゃないと登録申請とかしないでしょうからね。


だとすると万歩計っていう名前を付ける背景っていうのに、何か謂れみたいなもんがあるんでしょうね、ってことで山佐時計計器株式会社のホームページを覗いてみました。

 

1998年、平成10年にWHO(世界保健機関)が生活習慣病の診断基準を「メタボリックシンドローム」っていう名前で発表してから、いまや日常的にメタボメタボの連呼を聞かない日はないって感じになっていますが、そういう世界的な健康運動っていうのは、メタボが最初じゃないんですね。


その昔、モータリゼーションの影響で、国民が全体的に運動不足になっているってことで、時のアメリカ大統領、ジョン・F.ケネディが提唱した「歩け歩け運動」


日本では1964年、一回目の東京オリンピックのあとに、国民の体力づくりってことで広まったみたいですね。


この時日本の医療関係者が提唱していた「1日1万歩歩きましょう」っていうのを定着させようっていう目論見から、山佐時計計器株式会社が「歩くための小道具」を作って欲しいって依頼を受けたんだそうです。


で、1965年に発売したのが「万歩メーター」


サラリーマン給与の10分の1っていう値段だったそうですから、ドエライ高級品です。


「万歩メーター」が「万歩計」っていう名前になったのは1984年のことみたいです。


「1日1万歩歩きましょう」っていう運動も徐々に浸透していったってことなんでしょうけど、なんかイメージとしては「一日一万歩」っていう運動より先に「万歩計」が存在していたような感じもあります。

 

 

 


いつからなのか、っとか意識せずに、みんな「一日一万歩」って言い始めましたよね。っていうか、そういうふうに言うよねって、みんなが知っています。


なんで一万歩? ってことを調べてみました。


一応の根拠はあるみたいです。


厚生労働省の「健康日本21(身体活動・運動 ) 」によりますと、

 

「推奨される1日当たりの身体活動エネルギー消費量は約300キロカロリー

 

ってことで、歩くっていう運動の消費エネルギーに当てはめて計算すると、それは「一万歩」歩くことに相当するっていうこと。
それが「一日一万歩」の根拠なんですね。アメリカの計算式だそうです。


ふううん、です。


特に異論とかないですけど、実際に歩数計を付けて計測してみますと、一万歩って、おいそれとは到達しない数値ですね。


ただですね、ベルトに付けて計測している歩数計がチープだからなのか、歩いていてもカウントされないこともけっこうあるんですね。
例えば、川べりの土手道なんかを歩いていて、アスファルトから外れて、雑草が生い茂っている場所を歩くと、衝撃が少なくなるのか、全然カウントされないってことがあります。


あとは、部屋の中だと、まずまともにはカウントされないです。
部屋ったって、ゴーテイなもんですからね、積読山脈のせいでカニ歩きしてますからね。
そうでなくとも、部屋の中を歩く時って、外を歩いているようには足を動かしていないんだなって気付きました。いつのまにか身に付いている、集合住宅の中での歩き方になっているんだろうと思います。


でもまあ、歩数計でカウントされた数値は盛られたものには成り得ないわけで、それで計測すれば運動量としては多くなるんだから、イイじゃんって考えでイイのかなって結論です。


今はね、アップルウォッチだとか、スマホの専用アプリだとか、イイのがいろいろあるんでしょうけど、このままで、って思っています。


ただね、根拠の説明としては何も非難するべきところのない厚生労働省のページだったんではありますが、その文体がですね、最近のページには珍しいくらいのオカタイお役所文言なんでありました。


まあね、ここ2年ぐらいの厚生労働省はコロナ禍でテンテコマイなのかもですが、少なくとも「健康日本21(身体活動・運動 ) 」のページの文言は、かなり時代がかっています。


遠くない過去に更新された内容じゃない、つまり前の東京オリンピックの頃から更新されていない可能性が高い印象ですね。
半世紀以上前の理論が今現在でも、正しく当てはまるのか、違う効率的な理論とかが出てきていないのか、運動方法の充実発展性について政府としての独自取り組みはないのか、とかね、ツッコミどころをたっぷり感じてしまうコンテンツになってしまっているんじゃないでしょうかね。

 

 

 


平均的な歩幅で、平均的なスピードで歩いた場合、日本の成人男性の場合、歩幅70センチで10分で1,000歩ぐらいなんだそうです。
ってことは、10分で700メートル歩くわけです。


一万歩歩くってことは100分、1時間40分かけて7キロメートルです。
皇居の外周を1周半ぐらいの距離です。


自分の家から歩いて出かけて、歩いて戻って来るっていうふうに考えますと、片道3.5キロメートル。
新宿駅から渋谷駅までの直線距離が、だいたい3.5キロメートルです。


片道はわりとヘーキで歩けるかもですが、帰りは電車でっていう感じかもですよ。

 

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一万歩っていう歩数にこだわってもあんまり意味は無くって、年齢に会った、効率的なウォーキングをしましょうって提唱している人もいますね。


ちょっとハアハアいうぐらいの早歩きとゆっくり歩きの組み合わせがイイとか、なるべく階段の上り下りを取り入れるのがベストだとか、朝より夕方に歩くのがイイだとか、いろんなオススメがあります。
8,000歩も歩けば充分だとかね。


ぶらぶらと散歩をしていますと、ノルディックウォーキング、ポールウォーキングをしている集団とすれ違うこともあったりして、ブームなのかなあって思うんですけれど、なんで集団でやるの? ポールもってカチャカチャ歩くのが恥ずかしいから? とか余計なお世話を感じたりもしますけどね。


以前よりは、ジョギングしている人とか、ウォーキングしている人って増えたようにも感じますね。


メタボはいかんよっていう意識が浸透していることは間違いないですよね。
チャレンジします? 一日一万歩。


日常生活の活動、起居動作、歩行なんかの移動動作、食事動作、排泄動作、整容動作、衣服・靴の着脱の更衣動作、入浴動作、コミュニケーション能力だとかに障害が出てしまうことを「ADL障害」っていうらしいんですが、一日一万歩歩けば障害が出難くなりますよ、とか、「長寿遺伝子」が元気になりますよ、っていうことなんでありますよ。


でもねえ、毎日とか、まず無理じゃんねえって思いますけど、あれですかね、外回りの営業の人たちって、カル~クこなせちゃってるんでしょうかねえ。


まあねえ、歩かないよりは歩いたほうがよろしいんでしょうけどねえ。


イチマンポ~って唱えるだけじゃ、ま、意味ないでしょねえ。


時々じゃダメなんでしょか!? 一万歩、片道3.5キロメートルねえ。。。

 

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