ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【パレイドリア現象】カレードリアとは何の関連もない人間の感覚

< ああ そういう名前が付いているんですねえ っていうアレの話 >

コロナ禍だ、戦争だって日が続いて、気分的にも、なかなか晴れやかな日々にはなりませんけれど、例えば5月は、薫風の季節ってことで本来的にはのびやかな気分になれる季節なんですよねえ。


芝生の上にごろ~んって寝っ転がって、青空にぽか~んって浮かぶ雲を、の~んびり眺めて、ゆる~い時間を過ごすっていう幸せが遠くなってしまった気がします。


おかあさんが公園で、ちっちゃな子どもと一緒に空を見上げて、
「ほうら、ゾウさんがいるよう。ね、ゾウさんみたいな雲だねえ」
っていう光景って、なんだか懐かしいものになってしまった感じでしょうかねえ。
子どもは空を見上げたまま、ぽか~んとしている場合もありますし、
「あ、あっちはワンワンがいる」
とかね、指さしながら、すぐにクリエイティビティの高い反応を示したりしてましたよねえ。


雲なんて、どんどん形を変えていきますからね、親子のコミュニケーションも素早く確認し合わないと楽しさの共有が出来なかったりします。
「さっきまではゾウさんだったの!」
とかやってたんじゃ、なんだか理不尽な空気感になっちゃいますもんね。


空の雲を見上げて、動物だったり、知り合いの顔だったり、ソフトクリームだったり、いろんな形を見てしまうのは、たぶんおそらく、人間だけなんでしょうね。


「パレイドリア現象」っていうみたいです。


心理現象のひとつなんだそうで、本来はそういう意味を持っていないものに対して、自分の知っているパターンを思い浮かべてしまう「視覚刺激」あるいは「聴覚刺激」のこと。


ん? 聴覚? って思う向きもあるかもですが、「空耳」ってあるじゃないですか、あれです。

 


それと、音楽を逆回転で再生すると、なんだか意味のある言葉に聞こえてくるなんていうのもありますよね。
アソビっていううちはイイんですけど、なんだかコワイことになってしまうのが多いです。
話題になることはイイとしても、そもそも逆回転で聞くことを想定されていない楽曲を逆回転再生させて、意味を求められてもねえ、ってクリエイター側は迷惑顔だと思います。


ま、空耳っていうのは、なんだかボンヤリ聞いていると、
「え? 今、△□って言った?」
とか、罪のないトンチンカンが生まれて、わっはっはってハッピーで終われることも多いですけどね。
空耳アワー」なんて番組もありました。ん? 今でもあるのかもです。


でもまあ、一般的な「パレイドリア現象」は視覚の方が多そうな感じでしょうか。


「ゆうれいの 正体見たり 枯れ尾花」っていうのもあって、「パレイドリア現象」なんていう言葉を知らなくたって、昔から、なあんかそう見えちゃうってことは誰にでもあったんですよね。


月ではうさぎが餅をついている。
これもまた「パレイドリア現象」でしょうね。


初めてそう聞いて、え? どこどこ? っていうことが子どものころあったとしても、いつの頃からか常識、みたいになっていますよね。
杵を持っているっていっても、ツルハシのように振り上げて使う形の杵じゃなくって、棒状の杵なんですよね。
絵本に描かれた餅つきうさぎの絵が、誰の頭の中にも入っているんじゃないでしょうか。


まあね、今どきの大人は、あんまり夜空の月を見上げるなんてことを、しなくなっているかもですけど。
一度そう見えてしまえば、そうとしか見えなくなりますよね。


でもですね、餅つきうさぎに見ているのが世界共通ってことじゃないんだそうで、いろいろですよ。


中国では、うさぎに見ているのは同じなんですが、餅をついているんじゃなくって、薬、薬草を挽いているんだそうです。
うさぎがいるんだよっていう、言い出しっぺがどう見るかっていう違いだけなのかもですけど、日本では餅っていう食べものですけど、中国ではクスリなんですね。


インドネシアでは、編み物をしている女性を見ているらしいです。
そういう見方も出来るのかなって思って、改めて見てみるんですが、ね、やっぱり、うさぎです。


インドではワニを見ているんだそうです。
あれですかね、うさぎの耳にあたる部分が、ワニが口を開けているように見えるっていうことなんでしょうか。
ん~。お月さまを見上げてワニですか。ありがたみが、って大きなお世話ですね、はい。


東ヨーロッパでは女性の横顔、北ヨーロッパでは本を読むおばあさん、南ヨーロッパではカニを見ているんだそうです。
本を読むおばあさん、ってなかなか優雅な見方かもですねえ。


アラビアでは、吠えるライオンを見ているんだそうで、ふうむ、ライオンですか、って思いますけど、やっぱりですね、餅つきうさぎです、日本の月にはうさぎです。

 


小学校の頃だったでしょうか、「ロールシャッハテスト」ってやりましたよね。
なんなん、これ? っていう紙についた左右対称の汚れ、シミみたいなおどろおどろしい形。
無意識の心理を分析するテストだっていうことなんですけど、あれって何がどう分かるものなんでしょうかね。


いろいろ調べてみたりはしたんですが、なんだかよく分からんなあっていう感じです。


人間にとって、絶対良くない存在の生き物の顔みたいに見えるのもあります。
点が3つあれば、人間の顔だって認識するのは、そういうプログラムが脳に組み込まれているから、なんだそうですね。
これにもまた名前が付いていて「シミュラクラ現象」っていうんだそうです。

 

 

3つの点のうち2つが目で、あとの1つは口ってことなわけですが、いろいろね、顔に見えるものってありますよね。
この「シミュラクラ現象」も「パレイドリア現象」の1つに数えられるそうです。


写真週刊誌が華やかだった1990年ごろ、「人面魚」っていうのが話題になりました。


山形県鶴岡市にある善宝寺。このお寺にある「貝喰(かいばみ)の池」にいる金色のニシキゴイの頭部が人の顔に見えるってことで大ニュースになったんですが、このあとすぐに、うちにもいるよう、っていう情報が相次いで、コイってそんなような模様なんじゃんねえ、ってことになったんでした。

 


1996年のイグノーベル賞生物多様性部門を受賞したのは日本人の化石研究家、岡村長之助さんの研究結果でした。
本業は内科のお医者さんだったみたいです。愛知県の人。


市井の研究家として「人類および全脊椎動物誕生の地-日本」っていう本を自費出版しているんですよね。


そのイグノーベル賞を受賞した研究成果っていうのはですね、現在の生物は4億2500万年前にほとんどがミニサイズで出揃っていて、それから350倍に成長したっていうものなんですね。
イグノーベル賞です。


最初に北上山地シルル紀の地層から、なんと「9.2ミリメートルほどのアヒルの化石」を発見。
ん~。1センチメートル足らずのアヒル
「パレイドリア現象」じゃないんだよってことなんでしょうね。


シルル紀っていうのが4億2500万年前にあたるんだそうですが、アヒルに続いて、岩手県大船渡市から出土した石灰石から発見したのは「1ミリメートルに満たない大きさの人間」
ええ~!? アヒルよりちっちゃい人間?


なんですが、それだけじゃなくって「ゴリラ」「イヌ」「リュウ」「恐竜」のミニサイズも発見。
地球の生き物は、このサイズから350倍に大きくなったんじゃあ! っていう全く新しい「進化論」
ヒル、ほぼ怪獣じゃんね。


でも、岡村長之助さんは古生物学会に数回にわたって論文を発表。日本だけじゃなくって世界の大学にも論文を寄稿。
で、1983年に「人類および全脊椎動物誕生の地-日本」を自費出版


1996年のイグノーベル賞受賞っていうことなんですが、悲しいことに、1996年の受賞時に健在だったかどうかは不明みたいなんですね。
1901年生まれの大先生です。


超ミニサイズの「パレイドリア現象」ってことになるんだとしても、そのミニサイズの人間とかリュウとか、見てみたいものですが、写真とかも探せませんでした。


想像力って、思いっきり逞しい方がハツラツとした人生になるのかもねえ、って思いますけどねえ。

 

【ラッキーピエロ】函館エリアで大手チェーン店をおさえてナンバーワン! チャイニーズチキンバーガー!

< 函館っていえば五稜郭 ウニ イクラ ジンギスカンなんですけど 今はこれ >

「あすこのハンバーガー屋さんつぶれちゃったんだよね」
あ、そですか。


「けっこう気に入ってたんだけどなあ、人もけっこういっぱい入ってたんだよ」
ふううん、そですか。


「あのね、なんでそんなに反応ウッスイわけ。めっちゃ旨いハンバーガーだったんだよ。知らないの?」
ハンバーガーですかあ、そですかあ。


「だから~」

 


はい、そです。いつものごとくの焼酎バー、カウンターでの酒呑み話でございます。
泡盛の瑞泉と厚揚げでやっておりましたです。
隣りのオネエサンは赤ワインで肉巻きアスパラでした。


オネエサンの言っている「あすこ」っていうのがどこなのか、イマイチ分かっていませんねえ。
ハンバーガーってそんなにしょっちゅうは食べません。
たまあにマックかモスで買ってます。


でも、そういう系統、ファストフードのハンバーガーじゃないらしいんですよね。
え~、ハンバーガーってどんなんでもファストフードなんじゃないの?


「それが違うのよねえ。仕込みはちゃんと終わってるから作る時間はそんなにかかんないんだけど、お肉とか、すごくしっかりお肉なんだから」
ふううん、そなんですか。でもお高いんでしょ。


「1,000円から1,500円ぐらいかなあ。でもいろいろ付いてんのよ、サラダとかポテトとか」
1,500円もするんだったら、いろいろ付いていないと納得いきませんでしょねえ。
でもドリンクは別、だったそうです。


そんなオネエサンもしばらくご無沙汰だったそうで、ゴールデンウィーク明けに行ってみたら閉店ってことだったそうなんですけどね、オネエサンのおとぼけなところは、店の名前、忘れちゃった。なんていうんだっけなあ、なんですよ。


「カタカナ名前だったのよねえ」
たいていそうでしょねえ。ハンバーガー屋さんですからねえ。


「そうそう、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーにそっくりの味のがあってね」
アに言ってんですか。パッキーピエロって、アんですか?


「パッキーじゃなくって、ラッキーよ、ラッキー。ラッキーピエロ。知らない人なんていないわよ」
はあ、すびばせんねえ、ってなんでやねん! 知らんわ! 聞いたことないどお。


ラッキーピエロはね、函館のご当地ハンバーガーでね、いろいろユニークで人気があんのよね。ラッキーピエロハンバーガー食べる目的で函館行く人だっているんだよ。あたしだけどね」
ふううん、そですか。いや、函館ハンバーガーいったことないですよ。


ってなわけで調べてみましたですね。ラッキーピエロ


ハンバーガーチェーンのラッキーピエロは、函館エリアに17店舗を経営していて、ハンバーガー屋さんとしては函館ナンバーワン!
マクドナルド、モスバーガーをおさえてのナンバーワンですからね、意外にすごいんじゃないでしょうか。


ご当地ハンバーガーってことなんでしょうけど、ちょっと変わって目立っているっていうレベルじゃなくって、地元の人たち、そして函館ですからね、観光客にも支持されているってことでしょう。


でもねえ、観光地お値段なんでしょうねえ、って思ったらですね。むしろ、お安いです。


オネエサンの言っていたとおり、「チャイニーズチキンバーガー」っていうのが人気ナンバーワンみたいなんですけど、380円です。
「たっぷり食べごたえ! デカウマサイズ」だそうです。お店のコピーね。
幅11センチメートル、高さがなんと14センチメートル。

 

 

白ごまたっぷりのバンズに、甘辛で特大のから揚げが3個、レタスとマヨネーズ。
そのままかぶりつくのは「アゴが無理!」だそうです。デッカイから揚げ3個って、なかなかボリュームもありそうですよね。
380円、安いじゃんね。


ラッキーピエロでチャイニーズチキンバーガーっていうのを地元ふうに言うと「ラッピでチャイチキ」だそうです。
んはは。ラッピです、ラッピ。チャイチキ~!


人気ナンバーツーは「ラッキーエッグバーガー」440円。ずっしりどっしりの330グラム!
120グラムのハンバーグ、甘めのソース、ミートパテ、トマト、そして目玉焼き。


目玉焼き! 幸運のたまご、ラッキーエッグです。イイですね。とってもそそられます。
なんかね、食べたことはないんですけど、1個で充分満足できそうな感じですよね。ドリンクを付けてもリーズナブル。ラッピ、エライ!

 


そんでもってですね、ラッピの人気ナンバースリーは「トンカツバーガー」だそうです。400円。
レタス、トンカツ2枚、ソース。


実になんともストレートにトンカツのハンバーガーみたいですね。よさげ。


「THEふとっちょバーガー」っていうのがありますよ。THEがついていますね。920円。
高さが15センチメートル超え。割り箸で立っているらしいです。

写真で見ると20センチメートルぐらいはありそうですけどね。


ノッポバーガー、じゃなくって、ふとっちょ、です。
ワッシャワシャ入っているレタス、目玉焼き、トマト、ミートパテにサンドされた北海道コロッケ。
へええ、って思って来ちゃいましたよ。
ふとっちょバーガーは数量限定みたいです。


オネエサンは、どんだけの種類をたべているんでしょうかね、メニューを見てみますと、カレー、オムライス、焼きそばっていうのもありますね。
いえいえ、バーガーじゃなくって、純粋に、単品でカレー、オムライス、焼きそばです。


ん~、シルクソフトっていうのもあります。ソフトクリームね。
ハンバーガー屋さん、ラッキーピエロねえ。


そですか。お店の作りも17店舗それそれにインテリアの工夫がしてあって、店舗巡りツアーなんかも人気らしいですよ。


にしてもですね、ラッピ、ラッキーピエロのマスコットキャラクターは「ハイ! ラッキーくん」っていうピエロですね。
店の名前がラッキーピエロなんですから、当然といえば当然なんですけど、ピエロ。
マクドナルドにもいましたよね、たしか、名前は「ドナルド・マクドナルド」


なんか最近見なくないですか? マックのドナルド。


「ハイ! ラッキーくん」に駆逐されちゃったんでしょうか。んなことはないんでしょうけど、ちょっと前までマックの店の前に人形があったり、メニューに写真があったりしてましたけどね。


ただですね、「ハイ! ラッキーくん」も「ドナルド・マクドナルド」も、涙メイクをしていないんで、めっちゃ細かいことを言うと、ピエロじゃなくってクラウンっていうことになるみたいです。


ま、その辺のことはどうでもよくって、ラッピのハンバーガーを種類いっぱい食べに行ってみたいです。
ラッピ17店舗ツアーを敢行して、食べまくりたい気がして来ましたです。
カレーとか、焼きそばもイイのかもですしねえ。

 


函館ねえ、五稜郭に行ったことはありますけど、函館ラーメン食べただけですねえ。


ラッピが出来たのっていつ? 1987年。ん~、五稜郭行った時にはまだ出来ていなかったですかあ。


しかしねえ、オネエサンは飛行機でラッピ行って、もしかすると日帰りするのかもですけど、飛行機に馴染めないオヤジとしては、やっぱり新幹線ですかねえ。
ホントはね、茨城県の大洗からフェリーで函館っていうのをやってみたいですけどねえ。


ラッキーエッグバーガーをテイクアウトして、ビールで、北海道の風に吹かれながら、ほよよ~んってしたいですねえ。


思~いっきりのんびりして、満足したいわけです。函館かあ。ラッピですかあ。

 

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【やっとかめだなも】ダガヤ ダガネ は言うけど ダナモは だあれも言わんがね

< 八十日目(やっとかめ) っていうのは どうやらアヤシイ説らしいって話 >

サンショウウオは考えた。
「なかなかカメにはなれんもんじゃのう」


このサンショウウオさんは、名古屋方面にお住いのようですね。
なんか聞いたことのあるような出だしでありますですね。あれでしょ、井伏鱒二の小説「山椒魚」ですよね。
でも、あれはですね、


山椒魚は悲しんだ」


でしたです。


サンショウウオさんっていうのは昔からなかなかご活躍なんですよね。悲しんだり、考えたり。

 


なにも日本のサンショウウオさんばかりがいろいろやっているわけじゃなくって、ヨーロッパ、チェコサンショウウオさんなんかは、言葉もしゃべりますようで、そのご活躍の様子は「山椒魚戦争」っていう小説に描かれておりますですね。カレル・チャペックです。


インドネシアの生まれだっていうしゃべるサンショウウオさんなんですが、インドネシアの海で真珠取りの作業をします。
そして段々に数を増やしながら、海中の開発事業全体に従事するようになっていって、人間とサンショウウオさんとの生活が繁栄していきます。
で、まあ、いろいろあって、人間とサンショウウオさんたちの全面戦争に発展しちゃいます。


結論はほのめかされているだけっていう作品でした。


日本の中部地域のサンショウウオさんは、戦争するとか、そういうおっかない存在じゃないですね。


カメになりたいんです。
サンショウウオさんはカメさんになりたい。

 

愛知県、岐阜県辺りに生息しているサンショウウオさんたちは、「だなも」を目指しているんですよね、みんなが。


「だなも」って知ってます? そんなに全国的な知名度はないのかもですけど、あれです、名古屋開府400年記念でベールを脱いだカメさんです。


名古屋開府400年っていうのは2010年のことです。
ってことはですね、名古屋は1610年に開府されたんですね。


関ヶ原の闘いから10年。
大坂冬の陣の4年前に、徳川家康と九男の徳川義直清洲城に入って、名古屋城の築城を決定したことを名古屋開府としているみたいです。


築城の天才、加藤清正をはじめとした諸大名たちがお城を完成させて、大阪夏の陣を終えた翌年、1616年に義直が名古屋城に入って尾張藩が始まっているんですね。
でも開府は築城を決めた1610年ってことです。


名古屋の歴史、サンショウウオさんたちや、だなもさんたちも、ずっと見守っていたんでしょうね。


名古屋っていう地名は「那古野」「名護屋」とも書きますが、名古屋っていう書き方に正式に決まったのは1870年、明治3年のことだそうです。
なんかね、この辺に、薩摩、長州勢と元尾張藩士たちとの確執とかはなかったんでしょうかね。
地元の人たちのこだわりとか、無視しちゃって、一番画数の少ない字でエエがや! ナニ言うんじゃ!


その辺りの事情も、長生きしているサンショウウオさんたちやだなもさんたちに聞けば、実はね、って話がきけるのかもなんですけど、どうなんでしょう。誰かインタビューに行ってくれませんかね。

 


ちなみに関東地方では「ナゴヤ」って発音するときは「ナ」にアクセントがありますが、名古屋人のアクセントは「ヤ」にありますね。そですよね。


名古屋開府400年記念では「だなも」のほかにもキャラクターたちが出てきています。

 

名古屋の中を旅してまわっているっていう「はち丸」っていうキャラクターは、400年の旅人だそうで、お殿様キャラ。背中に背負った風呂敷包みの中には「かなえっち」っていう、ねがいボシキャラが入っていて、旅の途中で出会った人にプレゼントするんだそうです。
夢をかなえたい、っていう人に希望を与える「かなえっち」なんです。


で、やっぱり尾張名古屋は城で持つっていうぐらいですから、なごやジョウキャラもいます。名前は「エビザベス」


なんなん、その名前と言うなかれ。たぶんおそらく、名古屋城天守閣、金のシャチホコを「エビフリャー」に見立てたネーミングの「エビザベス」なんでしょうね。


って思ったら、解説には「はち丸のお友だちの、好奇心旺盛な女の子。あたまには仲良しのオスのキンシャチと大好きなエビフライを飾っている。現在、メスのキンシャチは名古屋をお散歩中」ってありますよ。


エビフリャーは片方だけなんですね。ふううん。
キンシャチって、オスとメスだったんですねえ。ふううん。
メスのキンシャチって、はち丸とは別行動で名古屋散歩しているんでしょうか。どなんでしょ。


でもって「だなも」は「やっとカメ」キャラです。


自然と平和、スローライフを求めて世界を旅している物知り博士。ってことでありまして、お殿様キャラのはち丸やメスのキンシャチが名古屋を旅しているっていうのに比べて、だなもは世界を旅しているんですね。さすがです。


そのうち、その辺で出会うかもです。名古屋以外でもですね。
ってことでですね、先日、茨城県、水戸の焼き鳥屋さんで会いました。


え? いや「だなも」さんとですね、並んで一杯やってきました。日本酒のヒヤがお好みだそうでございましたよ。


今や名古屋のマスコットとして認知されている、この「だなも」さんが、いつごろサンショウウオからカメになったのかはご当人も記憶にないんだそうですが、まあ、かなり昔のことなんだろうと思いますね。


今現在の名古屋、岐阜辺りのサンショウウオさんたちの「なかなかカメにはなれんもんじゃのう」っていうタメ息に、律儀に立ち会っているらしい「だなも」さんなんでありますが、「まだまだ修行が足らんがね」ってことらしいんですよね。


サンショウウオがカメになるための修業は、優雅な動きを身につけることから始まるんだそうです。


ところがこれがそもそも難しい。
サンショウウオさんたちは、ゆっくり動くことは出来ても、それが優雅な動きになっていない。
「たいていはな、ちんたらちんたらしとるだけだで、ありゃいかんわね」
なんだそうです。


優雅に幽玄さを持った動きで生活が出来るようになってくると、ある日、パッと閃くものがあるんだそうです。
そして、何度かそういう経験をしていると、ある時突然、ポンっとカメになる。


成りたい、ナリタイって思い続けて修行して、長い時間鍛錬し続けて、ある日突然、あっさりとカメになる。


「ああ、やっとカメ」

 

 

そのタメ息のような感動の声が人の耳に届いて、名古屋、岐阜方面では「やっとかめ」っていう言葉が浸透した。


言葉で説明するまでもなく、長いなが~い時間かかったなあってニュアンスは伝わっているので、人間たちも
そういうニュアンスで「やっとかめ」っていうようになりましたとさ。


じゃあ、「だなも」は?


これはですね、「△□だなもし」の「し」の音が消えてしまったもので、古くに使われていた丁寧語、らしいです。
似た言葉に愛媛県の「ぞなもし」がありますね。
夏目漱石の「坊ちゃん」にいっぱい出てきます。


坊ちゃん先生が東京弁でワアワア授業を進めると、
「先生、あんまり早うてようわからんけれ、もうちとゆるゆるやってくれんかなもし」
っていうことで、生徒から注文が付きます。
やって下さいませんかということを申し上げさせていただきます。っていうニュアンス。


なので「やっとかめ」は「久しぶり」「しばらくだね」ってニュアンスですが、「やっとかめだなも」っていうふうに「だなも」が付きますと、「まことに久しぶりでありますことを申し上げます」っていう、非常に丁寧なニュアンスになるわけです。


そういうふうに、相手に敬意を払った人間関係が失われたのは、戦後のことなんだそうです。
はい、だなもさんが言ってましたから、間違いないです。


なので、今は「だなも」なんて言う名古屋人、岐阜県民は居ません! っていう意見が出てくるってことらしいんですよ。
じーさんばーさん世代も戦後派になってもうたからねえ、ってだなもさんは嘆いておられましたです。

 


っていうことですので、みなさん、サンショウウオさんを見かけましたら、修行の邪魔をせず、「やっとかめ、だなも」って心の中で唱えて静かに応援してあげませう!


だなもさんが呑んでいたのは、よく冷えた「上善如水(じょうぜんみずのごとし)純米吟醸 生酒」でした。


やっぱりね、サンショウウオさんだったですからね。キレイに澄んだ酒じゃないと、ダメなんでしょねえ、知らんけど。

 

【パノラマ】っていう新しい視界を考え出したのは誰なんでしょ?

< 自由視点映像「ボリュメトリックビデオ」の原点になっているのが「パノラマ」? >

2022年の4月29日金曜日、ゴールデンウィークのスタートの日。
日本プロ野球阪神巨人戦の中継放送に「自由視点映像」っていうのが取り入れられて話題になりました。


「ボリュメトリックビデオ」っていう最新鋭の3D映像技術だそうですが、実際に放送されるのは世界初。


ほほう、何かとデジタル世界では遅れが指摘されることの多い日本ですが、やるじゃないですか。ね。
まだ実験段階、みたいなことなんでしょうけれど、この試みは3連戦、30日と5月1日の試合でも放送されました。


実験した側は、ネットでの反応を含めてだいぶ貴重なデータ収集が出来たでしょうから、これからの充実、発展に向けて大いに期待したいところです。


「タイムスライス」の技術を動画のまま再生出来るように発展させたような技術なんだろうと思いますが、クロマキー合成の精度のための撮影カメラ位置、台数だとか、例えば野球っていうスポーツに特有、最適なフォーマットを構築し直したりすることと、自由視点動画が3秒後ぐらいに実現出来ることは確認されたとして、どこにその自由な視点を据えればスリリングなのかっていう演出法面での工夫もこれからなんでしょうね。

 

 

 


チャレンジは大事でしょうし、まったく新たなディレクションセンスも必要とされてくるんじゃないでしょうか。
アナウンサーの言う「ここにカメラは置けませんからねえ」っていうレベルじゃない、アスリートの躍動を伝えていただきたいところです。


コンピュータの性能が上がるっていうことと同時に、それを使いこなすっていうのが望まれますが、新しいものを初めて目にする感動と違和感は「ボリュメトリックビデオ」に始まったことじゃなくって、かなり前からあるんでしょうね。


人類はそうした感動と違和感を経て、今の段階まで文化を育てて来たって言えるのかもです。
「ボリュメトリックビデオ」にしても、その技術的なパフォーマンスよりも、まず先んじるアイディアがあってこそだと思います。


同じ映像系として探ってみますと「パノラマ」っていう画像の見せ方っていうのも、当時の人たちに人気を博したってことから、そのアイディアはスーパーな才能を感じさせてくれます。


自然界にはあり得ないとしても、遮蔽物のない見晴らしの良い風景、その全景を目の前に見せてくれるパノラマは、世界中で「パノラマ館」が作られて、ブームになったんだそうですからね。人気だったわけです。
日本では明治時代に「上野パノラマ館」「浅草日本パノラマ館」が作られて、昭和の頃までかなり集客があったみたいなんですよ。


「パノラマ」って誰が考え出したんでしょうか。


ちょっと調べてみますとですね、ん~、そのアイディアの源泉みたいなことを考え出しますと、2人、あるいは3人が出てきます。
ハッキリしません。


でもまあ、ここは先を急がずに、なんで「パノラマ」っていう新しい映像表現が生み出されたのか、っていうところから考えてみます。


考え出したのが誰であるのかは特定できないとしても、「パノラマ」が18世紀末ごろのイギリスに登場してきたのは間違いなさそうなんですね。


18世紀。啓蒙思想から始まった世紀っていえるのかもしれません。
日本では17世紀末に「元禄文化」が隆盛を極めて、やがて徳川幕府が財政困窮していく時期ですね。
大岡越前守、徳川吉宗享保の改革田沼意次重商主義的政策のころです。


イギリスでは1728年に世界最初の百科事典「サイクロペディア、または諸芸諸学の百科事典」が発行されています。


この人類の知識体系を一つの書物にまとめるっていう動きは、イギリスだけじゃなくって、ヨーロッパに普及します。


モンテスキューの「法の精神」が1747年に発行されたフランスでは、1751年から1772年までっていう21年の時間をかけて「百科全書」を完成させます。


こうした百科事典の編集をリードしていた人たちは「啓蒙思想家」って呼ばれることが多いです。


ウィキペディアの存在を知っている我々の時代からすると、ピンとこない感じもあるんですが、体系だった人類の英知が集められているってトンデモナイことなんだろうと思いますよ。
それまで教会のお坊さんたちに限られていたような「学問」が、大学だとか、意欲さえあれば一般にも広まっていって、中世の終わりってことになるんですよね。


世界の変化は徐々にではあったのかもしれませんが、全面的に起こっていって、平等論、人民主権論だとかの考え方によって「市民革命」が、従来の方法論とは違った農作業によって「農業革命」が起こります。


市民革命としては、1776年に「アメリカ独立宣言」そして1789年には「フランス革命」が始まっています。


そしてなんといっても、18世紀といえば「産業革命」です。
農業革命の成功によってヨーロッパの人口が安定して増えたそうで、「産業革命」の成功に欠かせない労働力を供給したって考えられています。


近代の始まりは全体的に、一気にやってきた感じだったんんじゃないでしょうか。

 

 

 


これまでになかった何物か、全く新しいものを創り出そうっていう意識は全てのジャンルに渡って浸透していったんだろうと思われます。


そんな時代的空気感の中から登場してきたのが「パノラマ」ってことなのかな、って思います。


いくつかの説があるんですよね。


1785年にスコットランドの画家「ロバート・パーカー」が考え出して、1792年に内部から見られる円筒内に風景画としてパノラマを実現させた、っていう説。


1788年にイギリスの美術家「リチャード・パーカー」によって考えられて、半円形の背景画の前に植物、人物模型を配して広さを実感できるパノラマを実現させた、っていう説。


2人ともパーカーなんで、疑っちゃうところが出て来ちゃうんですけど、まあね、どっちも正解だっていうことも充分に考えられます。
ロバートの方のパノラマは簡易的なパノラマ館を彷彿とさせるものがありますけど、リチャードの方のパノラマは「ジオラマ」を連想させる感じですよね。


パーカーっていう名字は、そんなに珍しいものじゃないでしょうから、ね、2人がちゃんと存在していて、それぞれ独自にパノラマのアイディアを思いついたってことは、否定できないですね。


ざっと調べてみたところでは、ロバートはスコットランドって記されていますが、リチャードの方はイギリスです。
このイギリスっていう表記は日本独特のものなんでしょうけれど、イングランドのことなのか、連合王国っていう意味で言っているのか判別できないですね。

 

 

イングランドウェールズスコットランド北アイルランド。イギリスっていう表記であれば連合王国のことでしょねえ、とは思うんですが、一方がスコットランドなんで、リチャードのイギリスっていうのが詳細にどこなのかを知りたかったんですが、調べきれませんでした。


同じスコットランドの人だってことになれば、長い時間のうちにどっちかが誤記で、同一人物でしょって気もするんですが、ん~、分かりませんね。


さらにもう1つっていうか、もう1人、絡んでいそうな事実があるんでございますよ。


パノプティコン」っていうのがあるんです。


たぶんおそらく、「パノプティコン」のパノっていうのと、「パノラマ」のパノって一緒ですよね。
「パノラマ」を「広い眺望」って訳すとすると、「パノプティコン」は「全展望監視システム」ってことなんでそうです。
そうなんです、「パノプティコン」って刑務所のシステムのことなんです。


刑務所の建物の真ん中に監視塔があって、ぐるりが中庭。
囚人の独房がその中心に向かって放射状に仕切られて配列されているっていうアイディアで、映画なんかで出てくることのある建物ですね。


少ない人数で多くの囚人を監視できるっていう省エネの考え方。「パノプティコン


広く全体を見るっていう観点からすると、どうもね、根っこにあるのは「パノラマ」と同じなんじゃないかって気がしますね。
発想の根源。


パノプティコン」っていうシステムを考え出したのは、イギリスの哲学者「ジェレミ・ベンサム
またしてもイギリスです。


詳細は分かりませんでしたが、1791年に「パノプティコン」っていう本を出しているそうです。
ベンサムのこのアイディアはすぐにイギリスで採用されることはなかったみたいなんですけど、後にアメリカを初めとしてどんどん作られるようになったシステムなんですね。


この新しい近代の視点っていうアイディアを、だいたい同時期、18世紀末に2人、あるいは3人が同時に、産業革命の主役、イギリスで、思いついたっていうこともナイでもないでしょうけど、なにか、現在の記録に残っていない、通底するアイディアっていうのがあるような気もするんですよね。


無名のアイディアマン。
今のVRとかにも繋がっているアイディアですよねえ。

 

 

 


全然関連性とかないんですけど、同時代の日本のアイディアマン「平賀源内」が獄死したのは1780年のことだそうです。


世界的に18世紀は「電気」の世紀でもあります。


まもなく21世紀も4半世紀を迎えます。
「ボリュメトリックビデオ」の自由視点っていう、人類が新しく手に入れた観点は、これまでとは全然違ったスポーツを生み出す可能性もありそうですし、スポーツ界のみじゃなくって、考えもつかないような使われ方が登場してくるんじゃないかなって、ちょっと楽しみです。


アタマのイイ若者たちの新しいアイディアに期待しますです。
はい、完全に他力本願! へへっ。

 

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【サポカー限定免許】って 意味無くないですか?

< 日本のエライ人たちって ガンクビ揃えて 何を決めてくれてんでしょか >

琉球王朝王家の居城「首里城」が焼失してしまったのは2019年10月31日のことでした。
今現在、再建に向けて沖縄県はもちろん、日本ばかりじゃなくって、世界各国からの支援を受けてさまざまな活動が進められていますね。


首里城の焼失は1453年、1660年、1709年、1945年に次いで5度目のことなんだそうですが、沖縄のステータスシンボルです。ぜひ精確な再建が一日も早くなされることを祈念します。


この首里城守礼門が表面に描かれた日本銀行券って覚えてますか?
裏面には源氏物語「鈴虫」の場面が描かれていました。


ああ、そういえば、って感じで思い出す人も多いと思うんですけどね、そです「二千円札」ですね。
「弐千円」って書かれていましたですよ。


かなりの違和感を持って受け止められていた記憶の二千円札ですが、最近、見ませんね。
どうなったんでしょう。

 

 

 


2000年7月19日に2千円札の発行が開始されて、この年7億7千万枚、15億4千万円分。そして2003年に1億1千万枚、2億2千万円分が発行されて以来、新規製造はされていないみたいなんですね。


平成のころは、時々見かけて、っていうかお釣りに紛れて渡されて、おお、あったね、これ、って感じでした。
お釣りを渡す店の人にしても「これ、ほら、2千円だからね、ちゃんと数えてね」
とかね、けっこう面倒くさい存在ではありましたよ。


金銭に関しては「1」と「5」っていう区切りの種類でずっと生活して来ていますからね、「2」は小さくない違和感でした。


でもですね、自動販売機で使えませんでしたし、ATMでも認識しないし、払い出されもしませんでした。
準備不足っていうか、当初から2千円札の必要性については疑問符が付けられていましたよね。
で、結局消費活動には浸透せず、もう20年近く新規製造されていないっていうのは、なんなんでしょ、施策的に失敗ってことですよね。


って言いながら、沖縄県のATMではちゃんと対応できているみたいですけど、結局流通しませんでしたっていうんじゃ、沖縄県民としちゃあ、気イ悪いですよね。紫式部さんもイイ顔してないと思いますよ。


なんだって国民の意識調査とかロクにやらないまま2千円札なんて発行したんでしょ。


海外の円対応のATMだと、偽札って判断されちゃうこともあるらしいですからね、完全に失敗でしょねえ。


西暦2000年は「ミレニアム」っていうことで、お祭りムードでメディアに扱われていましたですね。
さらには、沖縄サミットが2000年7月21日から23日まで開催されました。


なんかね、この日にちだけから振り返ってみますと、沖縄サミット開催に2千円札の発行が間に合っていますし、アイディアがいつ頃からあったものなのかは分かりませんが、ミレニアム、2000年期っていうことの2000円、サミットの会場、沖縄ってことだけで、急遽発行したっていう感じもしますね。
安直。。。


誰が旗振りして決めたんでしょね。
エライ人が自分の実績を作りたいだけだったんでしょうか。


「1」と「5」っていう金額区切りの中に「2」を持ってこようっていうんであれば、2円玉はまあ、費用対効果として製造しないにしても、なんで「20円玉」「200円玉」「2万円札」を用意しなかったのか。
そんな検討をしたような話は聞きませんでしたよ。


やっぱり制度として「2」を根付かせようっていうことじゃなくって、単にお祭り気分のゴリ押しだったのかもですね。


何もしてくれない方が、物事がスムースに進むんですけど、って突っ込みたくなるタイプのエライ人、居るんでしょねえ。あっちにも、こっちにもねえ。


2016年1月に交付が開始された「マイナンバーカード」
総務省の「マイナンバーカード交付状況について」を見てみますと、2022年4月1日時点での普及率は日本全国で「43.3%」

 

都道府県別で見てみますと、宮崎県が56.4%で第1位。兵庫県48.3%、奈良県47.4%と続いていまして、東京都は47.2%で第4位に付けています。
まあ、順位がどうっていう問題じゃないですけど、第2位以下が5割に達していないっていう現状なんですね。


マイナンバーカードを取得しましょうっていうキャンペーン、コマーシャルは盛んにやってますけどね、なんか説得力ないですね。
「コンビニで住民票がとれます」っていうのが最大のウリっていう印象です。


住民票が必要になるような社会活動って、普通の人はそんなにありませんよね。

 

 

 


行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」っていうやつで、マイナンバーカードを運用することが決められたらしいんですけど、どなた様方がお決めになったんでございましょうか。


国民一人ひとり、お役所で働く人たち。誰も恩恵を受けていないんじゃないでしょうか。
かなり早い時期に取得しましたけど、一回も使ったことないです。


このマイナンバーカードの普及率の低さ、人気の無さは、官民、どっちにとってもメリットが無いってことが原因でしょねえ。


国のネットワークが出来上がっていないんですから、何か企画を上げたとしても実現されそうにない。デジタル後進国の悲しさでしょうかねえ。
日本のデジタル環境の足元を見る力がエライ人たちに無いってことなのかもですよ。


そういえばこのところデジタル庁の動きが報道されませんけれど、何してるんでしょうか。


意見を聞くべき人の選定自体、どうなんでしょ、って思っちゃいますけどね。


まだあるんですよ。


2017年2月24日は金曜日だったんであります。
何のことかって言いますとですね、この日からジャジャーン! って始まったのが「プレミアムフライデー
覚えてますよね。


経済産業省経済団体連合会が推進した「個人消費喚起キャンペーン」


「月末の金曜日には仕事を15時に終えて街に繰り出しましょう」っていうことでしたね。消費喚起ですからね。


経済産業省経済団体連合会博報堂も加わって、たくさんのエライ人たちで決めたキャンペーンみたいなんですけど、これはもう完全に「バカげた」企画でしたね。
ばあ~か、バーカッ!


月末の締め処理で金曜日がピークになっている人って、経理関係の部署だけじゃなくって、たくさん居るんですよ。
3月なんて年度末っていうのも重なるし、15時に仕事を切り上げられる人って、ごく一部でしょ。


でもですね、巻き込まれましたよ、これ。
大会社のプロジェクトに関わっていた時だったんですけどね、プレミアムフライデーのニュースはみんな聞いていましたけれど、他人ごとでした。


ところが、2月24日、当日「15時になりました。止むを得ない仕事を抱えている人以外は退社しましょう。本日は金曜日、プレミアムフライデーです。繰り返します、……」
っていう社内放送が流れました。

 

全社放送するようなことなのか? って思いましたけど、社内通達っていうもんがあるんでしょねえ、部長命令で打ち合わせの場所が変更になったんですね。
第3会議室から居酒屋に変更です。居酒屋で会議。


はあ??? 開いてないでしょ。って思ったら、幹事役の人がちゃんと居て、予約済み。


この時期15時から開けていた店舗がたくさんありました。
ええ~? って思ったんですが、もちろん会議中はアルコールなしです。


ですが、居酒屋の大テーブルです。周りでは「昼から呑めるねえ」なんて声が聞こえて来て、厨房からは香ばしい匂いが漂って来ます。なんたって居酒屋なんですからね。
30分ぐらいでお開きになりました。会議なんて出来ません。


その後、そのままそこで吞んでいる人も居ましたけど、その人たちは、居酒屋会議を企画した当人たちでしょねえ。


そこまでして浸透させたかったプレミアムフライデーだったんですが、翌週からは社内放送に反応する人は居なかったです。
「15時になりました。止むを得ない……」うっせえわ! でした。


早く帰れば消費活動につながる、ってどんな頭で考えたアイディアなんでしょ。


いわゆる声の大きい権力側の人たちって、どうなっているのかまったく不可思議です。
ばあ~か、ばっかりなんでしょか。
2022年現在ではプレミアムフライデーの「ぷ」の字も聞きません。

 

 

 


んでもって2022年5月13日に「道路交通法が改正」されました。


深刻な事故が多発している高齢ドライバーに対する対策が盛り込まれた改正なんですが、2つあるポイントの1つは、すんなり納得できるんですが、もう1つは、はあ? です。
ご自分で何を言っているのか、ご理解なさっておられますか? って感じ。


納得できる方の改正は「運転技能検査制度」の導入です。


75歳以上のドライバーは運転免許を更新するにあたって、実車を使っての運転技能試験を受けなけれないけないっていうものですね。
75歳以上全員じゃなくって、3年の間に「信号無視」「速度超過」「安全運転義務違反」だとかの11の違反行為を犯している記録のある人のみです。


運転技能試験に合格しなくとも、ある期間内であれば再度試験を受けられるみたいですが、大前提にあるのが高齢者に免許返納を勧めることなんでしょうから、ドライバーに自覚してもらうっていう意味では有効なんじゃないでしょうか。


75歳っていう線引きが妥当なものなのか、年齢による線引き方法が有効なのかどうかっていう疑念はありますけどね。


ただね、生活のために必要な移動手段としての車、車の運転っていう問題が別個に有りますからね。
高齢者の運動神経、認知力に対して公的な判断が入るってことは必要だとは思いますけど、生活手段としての自動車っていうことに関して、横断的な解決方法を早急に見つける必要がありますよね。


自動運転車の自治体による運用って、安全性を担保したうえで実現されるのっていつごろになるんでしょうか。
ドローンの活用だって考えてイイような気がします。


さて問題なのは、もう1つの「サポカー限定免許」ってやつです。


警察庁の「サポートカー限定免許について」を見てみますと、

「運転免許を受けている方は、その方の申請により、運転することができる自動車の範囲をサポートカーに限定する条件を付与することができます」
とありますね。


なんだか「お得ですよ」みたいなニュアンスを感じてしまいます。


でも「サポートカー限定条件を付与できる免許は、普通免許のみです」なんでございますね。
ま、この辺は、そうでしょねえって感じです。


でも、いろいろ他のページも読んでみますと、サポカー限定免許の対象になるサポートカーっていうのは2020年4月以降に性能認定を受けた車両のみです。
2022年5月っていうタイミングを考えますと、サポカー限定免許を取得するためには「新車購入」が必須ってことになるわけですね。


え、でもほら、後付けでも付けられるんでしょ「衝突被害軽減ブレーキ」とか「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」とか。


そうなんですよね、今乗っている車に後付けでこうした安全装置が付けられるんですけど、後付けした車はサポカー限定免許の対象にはならない。
なんででしょ。最初から付いている安全装置と後付けでは、その安全性能に差があるんでしょうか。


差があるんだとしたら、そもそも後付けの安全装置を許可してイイんでしょうか。


新車販売台数を伸ばしたいっていう業界からの圧力が警察庁に働いてでもいるんでしょうか。


それにですね、サポカー限定免許の人がサポカー以外の車を運転すると、違反になるそうですよ。


だったらサポカー限定免許なんて要らないんじゃないですか?


さらに言えば、サポカー限定免許なんて持ってなくたって、サポカーには乗れるんですよ。


免許返納を促したいっていう前提があるとはいっても、それってまるで意味が無いでしょ。
なんかね、個人的に当事者になるにはまだ間がありますけど、早晩、消えてなくなる気がしますね。サポカー限定免許。


日本のエライ人たちって、なんだかポンコツ度合い、高くないですか。ずっと前からですけどね。


ばあ~か! ふんとにもう。。。

 

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