<単純にイイことだと思いますが だからなんやねん! って感覚もありまっせ>
まん延防止等重点措置、真っただ中の東京でありますが、19時までの時間限定店呑み、楽しんでますか?
「目出度さも 低レベルなり 7時まで」って感じでしょうかね。
2人以上の利用は断ってくださいね、だとか、相も変わらずまったくシミュレーション能力のない東京都のエライさんたちにはあきれるしかないですね。
3人とか4人で来た客のグループに、2人までしかダメよ、とか言えるわけないでしょ! じゃ、こっちのテーブルに2人、そっちのテーブルに2人で別れてね、とか、何の意味があるんじゃ!
カウンターのみの店に常連が8人来て、それぞれは1人で来ているんだから問題なしだとしても、全員が顔馴染だったら8人で来ているのと一緒の状態になりまっせ、すぐに密、濃厚接触。
ふんとにねえ、センセたちって、なあんも考えていないと言いますか、こういうのをヘタな考え休むに似たりって言うんでしょうねえ。人数ばっかり集まりやがって。
それに7時までの時間制限だと営業的に回復に向かえないという店舗も多いんじゃないでしょうかね。
午前11時からオッケーですよっていっても、たいていの人はそんな時間から店に呑みに行けません。急いで仕事終わらせて、急いで店に駆け付けたって、せいぜい18時半です。ラストオーダーまで30分。
客も店も、誰も楽しくない、まん延防止等重点措置の東京です。
なのでみんな宅呑みですよ、相変わらずね。家でガッツリ呑みます。
こういう傾向は2020年の夏以降、かなり顕著なんだそうで「【路上飲み】【コンビニ角打ち】缶ビール 缶酎ハイ コンビニ脇でオダをあげる人々 コロナ禍の飲酒事情を考える」でも触れましたが、店で呑めなければみんな家で呑むわけですね。路上飲みしている人数なんて氷山の一角でしょ。
大多数の酒呑みは家の中でガッツリいってます。
なので、その弊害としてアルコール依存症が増えてきているんだそうです。依存症外来に訪ねてくる人は例年の数倍まで増えている。
依存症外来に行くって人にはちゃんと自覚があるってことですよね。自分の生活がアルコールに依存し始めているっていう自覚が。
いかんなあという思いがあるんですね。
なんでそうなったのか。
リモートワーク、テレワークが主体になった人たちにアルコール依存傾向が見られるということなんですが、勤務形態が変わった最初の頃はうれしがっていました。
朝の通勤地獄から解放されるというのが一番の理由でしょうね。それに通勤時間。平均1時間半といわれている東京近郊の通勤時間ですが、それが要らないので、その分寝ていられるという理由もあったでしょう。
さらに、全面テレワークとした会社なんかでは、コアタイムのないフレックス制を取り入れたところがほとんどで、夜明けとともに仕事を始めて、午後一には終わらせるというスタイルにしたという話も聞いたことがあります。
自分の思いのままに時間が使える、というところがうれしかったわけですね。
このままリモートワーク、テレワークが主になるんだったら、狭いのに高い家賃を払って東京都内に住む必要はないってことで、都心から電車で3時間、4時間という地域に住居を構える人も少なくないというニュースもありましたからね。
みんなニコニコ笑顔だったはずなのに、やがて気が付いてみれば依存症外来。
何が原因でっていうのには答えなんて今のところないんでしょうけれど、いろいろあったシガラミとか、会社の看板のプレッシャーとか、全く無駄話のない仕事空間とか。
身体の健康にとってのコレステロールと同様に、ある程度の規律、他人の目が無いと精神の均衡を保てない生き物なのかもしれませんよね。勤め人って。
で、酒に手を出し始める。最初はリモート会議が終わったら、フーって一息入れるために缶ビールを、ってな感じ。呑みたくなったらいつでも呑めます。その「自由」を享受したい。
そのうち、リモート会議のカメラに映らないように、パソコン脇に缶酎ハイを置くようになって。暗くなったら本格的に高級焼酎。いろいろこだわりだして、ちょっとばかり高級なグラスを買ってみたり。
独り暮らしであっても、家族と同居であっても、男でも、女でも、だんだんそうなっていく。
で、気が付くと、酒と仲良くなり過ぎている自分がいる。
それは理解できていて、そこから抜け出すことぐらい簡単だという気持ち、意思はあるはずで、酒ごときに生活を支配されたりなんかするはずないんです。
なので、少しなら呑んだってヘーキなんです。コントロールできるんです。そういう理屈になっているんです。
で、プシュってやったり、パカってやったりします。しあわせです。
そんでですね、なかなかですね、どうしてかですね、理屈通りにいかないのが酔っ払いってもんなんですね。
こうなってきますと、あれっ? ってんで依存症外来。なんだろうなあと思います。
こんなふうなコロナ禍の動向を心配したのが厚生労働省です。いろいろ様々揶揄されたりしていますけれど、ちゃんと国民を心配して、仕事をしているお役人さんたちもいらっしゃるんですね。
心配したのはスーさんとか、タムーじゃないと思います。知らんけど。
厚生労働省にも【東京を救ったかえるくん】がちゃんといるんだと思います。
「アルコール健康障害対策基本計画(第2期)」っていうのを出しました。
随分前に出されてはいたんですが、2021年3月に方針決定となって、夏ごろには通達されるんじゃないでしょうか。
その提言の中の1つが「アルコールのグラム表示」です。
あわれな子羊たちよ、これを参考にして「適正飲酒」に励みなさい、ってことです。はい。
国税庁の管轄事項として、
2.不適切な飲酒の誘引の防止
(2)表示
○酒類業界は、20歳未満の者の飲酒防止の観点から、酒類と清涼飲料との誤認による不適切な飲酒を誘引することのないよう、引き続き、低アルコール飲料の酒類の容器に表示している「酒マーク」の認知向上を図る。
○酒類業界は、いわゆるストロング系アルコール飲料の普及が進んでいることや、1(4)①の「飲酒ガイドライン」の内容、活用・周知の状況も踏まえつつ、酒類の容器にアルコール量を表示することについて検討を行う。
としています。
「酒類の容器にアルコール量を表示すること」っていう部分がそれですね。
1(4)①の「飲酒ガイドライン」っていうのは、
1.教育の振興等
(4)広報・啓発の推進
①飲酒に伴うリスクに関する知識の普及の推進
○アルコール関連問題啓発週間等の機会を通じ、飲酒すべきではない者、女性や若年者、高齢者など特有の影響に留意すべき者など、飲酒に伴うリスクについて、対象に応じた正しい知識を普及し、不適切な飲酒の防止を図る。
っていうことなんであります。
お役所の書類を読むのって、めんどくさいです。脳みそを四角くしないといけません。
「いわゆるストロング系アルコール飲料の普及」ってあたりがミソなのかもしれませんが、各飲料メーカーもしっかり取り組んでいるようです。
実際に売られている缶や瓶に「アルコールのグラム表示」がなされるのには、もう少し時間がかかるようですけれども、ウェブ上では既に工夫がなされています。
たとえば、「【イソα酸】か【熟成ホップ由来苦味酸】か ビールの苦味に認知機能改善の期待」のずっと前からファンだったKIRINさんは、
「アルコール摂取量と処理時間」というページを公開していますね。
もう既にご存じの方も多いでしょうけれど「最近飲んだお酒の数量を書き入れて純アルコール量を計算しましょう」っていうページです。
まず「性別」をラジオボタンで選択します。
「お酒の種類」というのが列記してあって、当てはまる種類の「数量」を入力します。
全然難しくないように工夫されていて、例えばお酒の種類として「ビール(中ビン 500ml)」というのがあって、
入力する数量っていうのは、それを何本呑んだかってことです。
まあ中ビンだったら2本かなあ、ってことで「2」と入力します。
すると「純アルコール量」として「40.0g」と自動計算してくれます。
その後は焼酎かなあ、ってことで「焼酎(1合 180ml)」の数量欄に、ま、1合半ぐらいかなあって「1.5」と入力します。すると摂取した純アルコール量は「54.0g」と表示してくれます。
きょうはこれぐらいしといてやらあ、っていうことで「合計」ボタンをポチッ。
アルコール摂取量チェックリスト結果「多量飲酒です」どひゃあ。容赦ないです。
接種した純アルコール量は94.0g。
肝臓の平均処理能力は時間当たり5gなんだそうで、呑んだアルコール量が身体から消失するまでの時間は18時間49分ということまで教えてくれます。呑み過ぎじゃんね。多量飲酒。。。
面白いと思います。
もう1つ、現在の飲酒量が適切かという「飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)」というページもあります。
10個の質問にラジオボタン選択で回答していくタイプのテストです。
ポチッ、ポチッと選択回答して「判定ボタン」
飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)の評価は、合計10点。「危険な飲酒群です」うっそ~!
この「飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)」の「問題飲酒の重度判定」は4つのゾーン分けがしてありまして、
ゾーン4 0点「非飲酒群」
ゾーン3 1~9点「危険の少ない飲酒群」
ゾーン2 10~19点「危険な飲酒群」
ゾーン1 20点以上「アルコール依存症疑い群」
となっています。
まあね、10点なので、自己判断でオマケのセーフってことで、はい。KIRINさん、オマケしてくださいよ~。。。
で、「アルコール摂取量と処理時間」というページにある男女を選択するラジオボタンの存在。
これは肝臓機能の男女差もあるんですが、厚生労働省が提言している「適正飲酒量」にも男女差があるからなんですね。
それによれば、男性の適正飲酒量としての純アルコール量は「1日当たり40g以内」
そして女性の適正飲酒量としての純アルコール量は「1日当たり20g以内」なんだそうです。
なんで女は男の半分やねんって声が聞こえてきそうですね。
ちっちゃい男も居れば、デッカイ女も居るだろうに。ってことだと思うんですが、ま、国とか公的機関の決めごとっていうのはそんなもんです。
自己判断でイイと思います。実際問題、酒の強い弱いって、男女差じゃないですもんね。
呑み助の女性たち。叫びましょう。
うっせえ、うっせえ、うっせわ! 厚労省サマが思うより健康です!
早いトコ、全面解除になりますように。
でもまた感染者数、増えてきてますけれどねえ。。。
wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com