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【東京「町」歩き】23区 江戸川区編 江戸川区の「町」はチョウかマチか

< 東京都23区 東部に位置する江戸川区には 47の町名があるのであります >

「【「町」の読み方】あなたが住んでいるのはチョウですか? それともマチですか?」で、日本全国の「町」の読み方について、ちと調べてみたわけですが、全体として「町」の読みは「チョウ」の方が多かったのでした。

 

でもこの結果は市部や区部の中の「町」は対象外としてのデータでしたので、差し当たって、東京23区の区部の中の「町」の読みについて調べてみようと思い立ったわけです。


市町村合併などによって失われいく地名も少なくない現状ですが、「チョウ」と読むか「マチ」と読むかという以外にも、「町」という字の付かない「町」というのもありますし、知らない町名、不思議な町名というのも少なくないだろうと思います。


東京都23区、第4回目は「江戸川区」です。

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江戸川区の面積は49.90平方キロメートル。23区の中で4番目の大きさ。人口が69万6千人足らず。


区の木はクスノキ。区の花はツツジ


令和現在の江戸川区は、区外へ通勤している人の数の方が多くて、昼間の人口の方が夜より少ない区です。


東を流れる江戸川が区の名前の由来らしいんですが、江戸川を渡ると千葉県ですから、東京の東端ってことになるんですね。
関東圏以外の地域の人には聞き馴染みの無い区かもしれませんが、なかなか特徴の多い区なんです。


若い世代の多い区で、出生率中央区に続いて23区中第2位。


若い世代が多いから、というわけでもないでしょうけれど、公園の面積は23区内で第1位。17の大きな公園があって、19もの緑道、散歩コースがあります。なかなか人気の地域です。


ベビーカーを転がしたりするのにも良さそうですし、公園が多いからこそ若い世代が集まって来ているのかもしれませんね。公園という空間は、まさに都会のオアシス。そういうイメージがあります。


日本で最初の親水公園「古川親水公園」は江戸川6丁目。


葛西海浜公園」は2つの人工干潟を備えて、都内で唯一つ、ラムサール条約に登録されている公園です。


ラムサール条約っていうのは、あれですよ、「水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る」っていう湿地の保存に関する国際条約。
内容までは詳しく知らなくとも、なんか自然保護の条約なんだよねえ、ぐらいに聞いたことがあるんじゃないでしょうか。そういう公園です。


隣接している「葛西臨海公園」と合わせると120ヘクタール以上の広さで、都内随一の都立公園です。

 


なんか凄いなあ、広いなあって感じの江戸川区ですが、名産は「小松菜」です。


小松菜っていう野菜は、自分で料理をしないオヤヂでも、その名前を知っているぐらいのチョー有名野菜。
その小松菜は、ここ、江戸川区の発祥なんだそうです。


「【のらぼう菜】のらぼうおひたし のらぼうベーコン炒め のらぼう豆腐ピリ辛和え」の「のらぼう」と同じぐらいの時期に小松川で品種改良されて、出来たのが小松菜。


徳川8代将軍、吉宗は鷹狩好きだったそうですが、小松川での狩の、食事休憩の際に香取神社で添え物として出したところ、気に入って、名前を「小松菜」とした、という逸話が遺っています。


「小松菜」と名付けられる前、江戸中期までの名前は「葛西菜」


この葛西菜を品種改良して出来上がったのが小松菜らしいんですが、今でも江戸川区の名産品として、都内断トツの収穫量です。


小松菜って人気ありますよね。


じゃあ、元々の葛西菜っていう名前はどこから来たか。そりゃまあ、葛西っていう土地の菜っ葉だから、ってことみたいですね。


臨海公園も葛西です。「葛西臨海公園」ね。


平安時代にこの地域を支配していたのが葛西氏だったから葛西、という、まあ普通のネーミング。
葛西氏は鎌倉時代ごろから東北地方の沿岸地域に勢力範囲を広げて移動していったらしいんですが、地名としてはずっと残っているわけです。善政を布いていたんでしょうね。


「西葛西(にしかさい)」という駅があって、東西線東京メトロが入っています。


面白い名前ですよね。右から読んでも左から読んでも「西葛西」そういう自由さがウケて、ってことではないんでしょうけれども、この地域、外国人がやたらに多いです。不思議な雰囲気の地域です。


中国人も多いんですが、なんといっても特徴といえるのが「リトル・インディア」って呼ばれている地域。
インド人が多いんです。西葛西。サリーとターバンです。異国情緒たっぷり。


なので、本格インドカレーの店も多いんですね。インド人のお勧めが必ずしも日本人好みじゃないってところが面白いところです。何回か行ってますが、味というか風味を調整してくれる旨い店もありますよ。

 


江戸川区には「鹿骨(ししぼね)」という地名があります。


奈良時代、768年に奈良の春日大社が創建されますが、時の左大臣藤原永手」が四殿の社殿を造営するにあたって、茨城県鹿島神宮タケミカヅチノミコト。千葉県、香取神宮のフツヌシノミコト。大阪府枚岡神社アメノコヤネノミコト、ヒメガミの四神を勧請したそうです。


鹿島神宮からはタケミカヅチノミコトが多くの神鹿を引き連れて、1年かけて奈良まで行ったという伝説があって、途中、この地で病気で倒れた鹿を葬ったのが鹿見塚(ししみづか)で、土地の名前を鹿骨としたという由来があるそうです。


鹿見塚は今、神社になっています。


鹿骨通りというのがあって、何回か車で通ったことがあるんですが、春日大社と関連があったっていうのは驚きでした。こういう言い伝えがあったんですねえ。


鹿骨では花キ栽培が盛んで、台東区入谷で開催される朝顔市に出される朝顔はその60%が鹿骨産だそうです。

 


さらには、一之江や春江町が、愛知県の弥富市奈良県大和郡山市と並んで金魚の三大産地の1つに数えられています。


なんだか盛りだくさんの江戸川区


町名の数は47。「マチ 6」「チョウ 8」「町が付かない 33」でした。


「マチ 6」
西小松川町」「下篠崎町」「篠崎町」「南篠崎町」「東篠崎町」「篠崎町」


「チョウ 8」
興宮町」「一之江町」「二之江町」「宇喜田町」「清新町」「臨海町」「春江町」「鹿骨町


「町が付かない 33」
「中央」「松島」「松江」「東小松川」「大杉」「西一之江」「西瑞江」「江戸川」「松本」「上一色」「本一色」「小松川」「平井」「船堀」「北葛西」「西葛西」「中葛西」「南葛西」「東葛西」「北小岩」「西小岩」「東小岩」「南小岩」「瑞江」「東瑞江」「東篠崎」「新堀」「谷河内」「鹿骨」「東松本」「上篠崎」「北篠崎」「西篠崎」


「新堀(にいほり)」という町名がありますね。
「【東京「町」歩き】23区 荒川区編 荒川区の「町」はチョウかマチか」で取り上げました「日暮里」の旧名と同じですが、江戸川区の方はその名前通りの謂れがあって今にその名を引き継いでいるようですね。


池江璃花子大竹しのぶ亀梨和也後藤真希五月みどり雛形あきこ江戸川区出身ですよっていわれると、ああ、なるほどって感じがして来るところが不思議に面白いです。

 

< チョウかマチか >

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